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大岡昇平による戦争文学の傑作を「鉄男」「六月の蛇」の塚本晋也監督が執念で映画化した衝撃の問題作。凄惨を極めた太平洋戦争末期のフィリピン・レイテ島を舞台に、一人の敗残兵が極度の飢えに襲われた中で体験する戦場の狂気とその地獄絵図を通して、人間の尊厳をめぐる問いと戦争の本質に迫っていく。主人公は塚本監督自らが演じ、その他のキャストにはリリー・フランキー、中村達也、森優作。日本軍の敗北が決定的なレイテ島。結核を患った田村一等兵は野戦病院行きを命じられ、部隊から追い出される。しかし病院でも追い返され、舞い戻った部隊でも入隊を拒否される。行き場を失い、激しい空腹に苦しみながら果てしない原野を彷徨い始めた田村だったが…。 JAN:4988105971479
大岡昇平による戦争文学の傑作を「鉄男」「六月の蛇」の塚本晋也監督が執念で映画化した衝撃の問題作。凄惨を極めた太平洋戦争末期のフィリピン・レイテ島を舞台に、一人の敗残兵が極度の飢えに襲われた中で体験する戦場の狂気とその地獄絵図を通して、人間の尊厳をめぐる問いと戦争の本質に迫っていく。主人公は塚本監督自らが演じ、その他のキャストにはリリー・フランキー、中村達也、森優作。日本軍の敗北が決定的なレイテ島。結核を患った田村一等兵は野戦病院行きを命じられ、部隊から追い出される。しかし病院でも追い返され、舞い戻った部隊でも入隊を拒否される。行き場を失い、激しい空腹に苦しみながら果てしない原野を彷徨い始めた田村だったが…。 JAN:4988105971479
製作年: |
2014年 |
---|---|
製作国: |
日本 |
原題: |
FIRES ON THE PLAIN |
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
87分 | 日:ドルビーデジタル5.1ch | |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
PG-12 | DB9878 | 2016年05月12日 |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
30枚 | 0人 | 0人 |
収録時間:
87分
字幕:
音声:
日:ドルビーデジタル5.1ch
レイティング:
PG-12
記番:
DB9878
レンタル開始日:
2016年05月12日
在庫枚数
30枚
1位登録者:
0人
2位登録者:
0人
DVD
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
87分 | 日:ドルビーデジタル5.1ch | |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
PG-12 | DB9878 | 2016年05月12日 |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
30枚 | 0人 | 0人 |
収録時間:
87分
字幕:
音声:
日:ドルビーデジタル5.1ch
レイティング:
PG-12
記番:
DB9878
レンタル開始日:
2016年05月12日
在庫枚数
30枚
1位登録者:
0人
2位登録者:
0人
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太平洋戦争末期のレイテ島で、ひたすら人間の極限状態を描いていく話。
手足が飛び散り内臓がぶちまけられる描写はなかなかの凄惨さで見てるのが辛い映画でこれが見られるだけで戦争って怖い。という反戦映画だと思いました。
戦争映画に塚本監督色が散りばめられていて、高速で揺れるカメラワークに耳をつんざく爆音で圧倒されてしまいました。
主人公の兵隊がただ歩き続けていくロードムービーで、その中で主演の塚本晋也監督自身が痩せこけて目をぎょろぎょろさせて演じていて緊張感いっぱいで、リリー・フランキーさんがいつものようにひょうひょうとしたお芝居をしているのもよかったし、中村達也さんの伍長役もよかったです。
敗走兵たちの狂気の日常とそんな異常事態の中でも関係のない綺麗な景色。あの大自然の前で意味のない殺し合いをしていて、戦争は人間ではなくなってケダモノになっていってしまうということ。生き残ってから家人が目を疑う行動をしてしまって心に重度の傷を負ってしまう。
戦闘シーンも迫力あって、低予算とは思えない本当に怖い映画でした。
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監督・脚本・編集・撮影・製作・主演:塚本晋也(2015年・日本・87分・カラー・字幕なし)
原題:Fires on the Plain
原作:大岡昇平『野火』
本作は、先の大戦から70年の節目となる2015年に公開された。大岡昇平の『野火』は1959年に市川崑監督によって映画化されているが、塚本監督は本作をリメイクではなく、あくまで原作から感じたものを映画にしたのだと言う。
第二次世界大戦末期のフィリピン・レイテ島。日本軍の敗戦が色濃くなる中、田村一等兵(塚本晋也)は肺病を患い、部隊を追われ野戦病院へと送られた。しかし、病院には無数の負傷兵がおり、その上食料も足りていない。田村は病院からも追い出され、部隊に再入隊も認められず行き場を失ってしまった。
同じような兵隊たちが、野戦病院近くの林にゴロゴロしており、田村はその中の二人組と知り合いになった。
一人は足を負傷した安田(リリー・フランキー)で、もう一人は永松(森優作)という若い男。永松は、安田とは親子ほど年齢が離れて見えた。田村はこの二人組と後に恐ろしい状況下に置かれることになるのだが、百聞は一見に如かず。ご自身の目で確認して欲しい。
市川崑監督版とでは、「モノクロ」と「カラー」という映像の違いがある。
フィリピンロケも行ったらしいが、現地の空の青さや木々の緑の色の濃さが、妙に目立って違和感さえ感じてしまった。物語の内容としては、市川監督は船越英二が演じる主人公・田村の精神的な面の描写を重視したのに対し、本作では直接的に映像として見せるという形を取っていた。特に終盤においては顕著だったと思う。
先ず「サルの肉」を食べるシーンでは、船越英二は歯がボロボロで食べられない。塚本晋也は意識朦朧とする中で肉の正体を分からないままに噛んで飲み込んでいる。
サル狩りは専ら永松の仕事で、銃で仕留めた後、切り落とされた手首足首の様子がカラー作品では生々しすぎる。カラーでは想像力を働かすまでもなく、直接的に情報として飛び込んでくる。
市川版にはなかったシーンだけれど、塚本版では安田が永松と田村に向けて投げた手榴弾が、田村の左肩の肉を削り取る。他人の肉なら口にはしないが、これは自分の体から落ちた破片だとばかりに田村は頬張るのだった。この後、足を負傷しているはずの安田が、二人の前から姿を消し、永松は作戦を立てる。
リリー・フランキーの演じる安田の狡猾ぶりは、市川版の滝沢修の比ではない。確かに聞き覚えのある声なのに、直ぐにはリリー・フランキーだとは気づかなかった。
もう1点。市川崑監督版にはなかったシーンがある。本作の田村は日本に帰還している。妻が田村の部屋に食事を運んで去ると、田村は奇妙な儀式を始めるのだ。
原作では、これまでの映像が実は田村の手記だったことが明かされ、この奇妙な儀式についても語られている。そして、最終的に彼は狂人として精神病院に入院することになる。
オリジナルでも本作でも、現地の女性を田村が撃ち殺してしまうシーンはあったが、それは恐怖心から撃ってしまったのであって、戦闘員ではない女性を殺してしまった後悔の念を彼がずっと引きずっていたことは描かれていない。
カニバリズムの部分が前面に描かれているけれど、それを積極的に行なう者と拒否する者の違い、飢餓、孤独、極限状態は、如何に人から人間らしさを奪うのか?など善悪とは違う意味合いで考えてみたいと思った。
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ユーザーレビュー:27件
投稿日
2016/03/05
レビュアー
片山刑事※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
太平洋戦争末期のレイテ島で、ひたすら人間の極限状態を描いていく話。
手足が飛び散り内臓がぶちまけられる描写はなかなかの凄惨さで見てるのが辛い映画でこれが見られるだけで戦争って怖い。という反戦映画だと思いました。
戦争映画に塚本監督色が散りばめられていて、高速で揺れるカメラワークに耳をつんざく爆音で圧倒されてしまいました。
主人公の兵隊がただ歩き続けていくロードムービーで、その中で主演の塚本晋也監督自身が痩せこけて目をぎょろぎょろさせて演じていて緊張感いっぱいで、リリー・フランキーさんがいつものようにひょうひょうとしたお芝居をしているのもよかったし、中村達也さんの伍長役もよかったです。
敗走兵たちの狂気の日常とそんな異常事態の中でも関係のない綺麗な景色。あの大自然の前で意味のない殺し合いをしていて、戦争は人間ではなくなってケダモノになっていってしまうということ。生き残ってから家人が目を疑う行動をしてしまって心に重度の傷を負ってしまう。
戦闘シーンも迫力あって、低予算とは思えない本当に怖い映画でした。
投稿日
2023/01/23
レビュアー
kazupon※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
監督・脚本・編集・撮影・製作・主演:塚本晋也(2015年・日本・87分・カラー・字幕なし)
原題:Fires on the Plain
原作:大岡昇平『野火』
本作は、先の大戦から70年の節目となる2015年に公開された。大岡昇平の『野火』は1959年に市川崑監督によって映画化されているが、塚本監督は本作をリメイクではなく、あくまで原作から感じたものを映画にしたのだと言う。
第二次世界大戦末期のフィリピン・レイテ島。日本軍の敗戦が色濃くなる中、田村一等兵(塚本晋也)は肺病を患い、部隊を追われ野戦病院へと送られた。しかし、病院には無数の負傷兵がおり、その上食料も足りていない。田村は病院からも追い出され、部隊に再入隊も認められず行き場を失ってしまった。
同じような兵隊たちが、野戦病院近くの林にゴロゴロしており、田村はその中の二人組と知り合いになった。
一人は足を負傷した安田(リリー・フランキー)で、もう一人は永松(森優作)という若い男。永松は、安田とは親子ほど年齢が離れて見えた。田村はこの二人組と後に恐ろしい状況下に置かれることになるのだが、百聞は一見に如かず。ご自身の目で確認して欲しい。
市川崑監督版とでは、「モノクロ」と「カラー」という映像の違いがある。
フィリピンロケも行ったらしいが、現地の空の青さや木々の緑の色の濃さが、妙に目立って違和感さえ感じてしまった。物語の内容としては、市川監督は船越英二が演じる主人公・田村の精神的な面の描写を重視したのに対し、本作では直接的に映像として見せるという形を取っていた。特に終盤においては顕著だったと思う。
先ず「サルの肉」を食べるシーンでは、船越英二は歯がボロボロで食べられない。塚本晋也は意識朦朧とする中で肉の正体を分からないままに噛んで飲み込んでいる。
サル狩りは専ら永松の仕事で、銃で仕留めた後、切り落とされた手首足首の様子がカラー作品では生々しすぎる。カラーでは想像力を働かすまでもなく、直接的に情報として飛び込んでくる。
市川版にはなかったシーンだけれど、塚本版では安田が永松と田村に向けて投げた手榴弾が、田村の左肩の肉を削り取る。他人の肉なら口にはしないが、これは自分の体から落ちた破片だとばかりに田村は頬張るのだった。この後、足を負傷しているはずの安田が、二人の前から姿を消し、永松は作戦を立てる。
リリー・フランキーの演じる安田の狡猾ぶりは、市川版の滝沢修の比ではない。確かに聞き覚えのある声なのに、直ぐにはリリー・フランキーだとは気づかなかった。
もう1点。市川崑監督版にはなかったシーンがある。本作の田村は日本に帰還している。妻が田村の部屋に食事を運んで去ると、田村は奇妙な儀式を始めるのだ。
原作では、これまでの映像が実は田村の手記だったことが明かされ、この奇妙な儀式についても語られている。そして、最終的に彼は狂人として精神病院に入院することになる。
オリジナルでも本作でも、現地の女性を田村が撃ち殺してしまうシーンはあったが、それは恐怖心から撃ってしまったのであって、戦闘員ではない女性を殺してしまった後悔の念を彼がずっと引きずっていたことは描かれていない。
カニバリズムの部分が前面に描かれているけれど、それを積極的に行なう者と拒否する者の違い、飢餓、孤独、極限状態は、如何に人から人間らしさを奪うのか?など善悪とは違う意味合いで考えてみたいと思った。
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野火