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各地の映画祭で評判を呼び、ホラーファンの間で世界的に話題となったオーストリア発のサイコロジカル・スリラー。整形手術を受け、顔全体に包帯を巻いて帰ってきた母親の不可解な振る舞いに、次第に疑念が深まり恐怖に囚われていく双子の兄弟が辿る衝撃の顛末をスタイリッシュな筆致で描き出す。本作の製作を務めたウルリヒ・ザイドル監督の“パラダイス3部作”で脚本を担当したヴェロニカ・フランツが、ゼヴリン・フィアラとともに脚本・監督を手がけた。2016年1月〜3月開催の<未体験ゾーンの映画たち2016>にて上映。 JAN:4988166100351
製作年: |
2014年 |
---|---|
製作国: |
オーストリア |
原題: |
ICH SEH ICH SHE/GOODNIGHT MOMMY |
監督: |
ヴェロニカ・フランツ 、 ゼヴリン・フィアラ |
---|---|
製作: |
ウルリッヒ・ザイドル |
出演: |
スザンネ・ベスト 、 スザンネ・ヴェスト 、 エリアス・シュヴァルツ 、 ルーカス・シュヴァルツ 、 ハンス・エッシャー 、 クリスティアン・シャッツ 、 エリアス・シュワルツ 、 ルーカス・シュワルツ |
脚本: |
ゼヴリン・フィアラ |
撮影: |
マルティン・ゲシュラハト |
各地の映画祭で評判を呼び、ホラーファンの間で世界的に話題となったオーストリア発のサイコロジカル・スリラー。整形手術を受け、顔全体に包帯を巻いて帰ってきた母親の不可解な振る舞いに、次第に疑念が深まり恐怖に囚われていく双子の兄弟が辿る衝撃の顛末をスタイリッシュな筆致で描き出す。本作の製作を務めたウルリヒ・ザイドル監督の“パラダイス3部作”で脚本を担当したヴェロニカ・フランツが、ゼヴリン・フィアラとともに脚本・監督を手がけた。2016年1月〜3月開催の<未体験ゾーンの映画たち2016>にて上映。 JAN:4988166100351
製作年: |
2014年 |
---|---|
製作国: |
オーストリア |
原題: |
ICH SEH ICH SHE/GOODNIGHT MOMMY |
監督: |
ヴェロニカ・フランツ 、 ゼヴリン・フィアラ |
---|---|
製作: |
ウルリッヒ・ザイドル |
出演: |
スザンネ・ベスト 、 スザンネ・ヴェスト 、 エリアス・シュヴァルツ 、 ルーカス・シュヴァルツ 、 ハンス・エッシャー 、 クリスティアン・シャッツ 、 エリアス・シュワルツ 、 ルーカス・シュワルツ |
脚本: |
ゼヴリン・フィアラ |
---|---|
撮影: |
マルティン・ゲシュラハト |
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
99分 | 日・吹 | 独:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーデジタルステレオ |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
FMDR9685 | 2016年04月02日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
11枚 | 0人 | 0人 |
収録時間:
99分
字幕:
日・吹
音声:
独:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーデジタルステレオ
レイティング:
記番:
FMDR9685
レンタル開始日:
2016年04月02日
在庫枚数
11枚
1位登録者:
0人
2位登録者:
0人
DVD
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
99分 | 日・吹 | 独:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーデジタルステレオ |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
FMDR9685 | 2016年04月02日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
11枚 | 0人 | 0人 |
収録時間:
99分
字幕:
日・吹
音声:
独:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーデジタルステレオ
レイティング:
記番:
FMDR9685
レンタル開始日:
2016年04月02日
在庫枚数
11枚
1位登録者:
0人
2位登録者:
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実はルーカスは死んでいた!というヒネリはあるが、この映画はどんでん返し映画ではない。
ルーカスの死は終盤ではっきり明言されるよりも前に気付けるように作られている。
母親がエリアスにしか目線を合わせていなかったり、ルーカスが言ったことはエリアスが繰り返すまで母親には聞こえていなかったり。
ルーカスはエリアスにしか見えない存在だけど、「シックスセンス」のような幽霊的なことではなく、エリアスの頭の中ではまだルーカスは生きている(ルーカスの死を認められない)ということだと思う。
ルーカスの死因は「事故」であること以外には分からないけど、母親の顔の大けがの原因と同じであるはず。
またエリアスはルーカスの死に責任を感じているようで、その苦しさゆえに「ルーカスはまだ生きている!」と信じ込むようになったのかもしれない。
エリアスが父親のことを話したときの母親の反応や、結婚式の写真が外されていることからすると、事故よりも前に父親は離婚などによって出て行ってしまったことがうかがえる。
ルーカスの存在に怪しさは感じながらも、前半は母親が見た目も含めてほんとに怖ろしく描かれるので、母親も完全には信頼できず、どちらを信じればいいのか分からないスリルが上手に表現されている。
ミスリード(というかサービス)が2度あるが、どちらも明らかに夢でありミスリードであることが分かりやすく示されるので悪質ではないし、エリアスはそんな悪夢を見るぐらい思いつめていることも示されている。
それ以外の母親の異常性を示すかのようなシーンも、後で冷静になって考えると説明できるものがほとんど。
ルーカスを無視するのは、しばらくエリアスに付き合って“フリ”をしてきたが、先に進むため、またエリアス自身のためにも“フリ”をやめようと決意していることが分かる。
日光を避けたり、動物好きだったのにエリアスに動物に触れるなと命じたりするのも、整形外科医からの指示に従っているだけと考えられる。
またそれまでテレビなどに出演して見られる立場にあり美しさにも自信のあった母親にとって、顔全体に大けがをしてしまうのはかなり精神的にもキツいだろうし、客が来ても会いたくないと思ったり、子どもに醜い顔を見られたくないと思うのも自然だといえる。
夫のいない状態で寂しくなった母親が夜1人で何をするかも子どもには分からないので、トランシーバーから聞こえる寝室の音がエリアスには異常なもののように聞こえてしまう。
ちょっと母親が厳しすぎ、乱暴すぎな気もするけど、子どもを失った悲しさを夫のいない1人の状態で背負わねばならず、エリアスは母親を困らせるばかりで、さらに自分の整形手術が成功するかどうかの心配などもあり、ストレスが極限まで来ていたんだと考えるとああなってもしょうがないのかもしれない。
ただひとつだけ気になるのは、エリアスが夜中にゴキブリを母親の口に入れるシーン。
あれはこの映画のルールで考えると現実に起きたことのはずだし、けっこうショッキングな出来事だけど、翌朝には何もなかったかのようになっているし、エリアスも怒られない。
あれはちょっと悪質なミスリードだと思う。
異常なのは母親ではなくエリアスなんだと観ている側が確信しはじめる後半になると、映画のジャンルが変わるのもおもしろい。
ここからは侵入・監禁もののスリルと、虐待の痛みと、母と子の悲しいすれ違いのドラマなどが入り混じった、見ていてほんとにツライ展開になる。
その虐待に使われる道具がどれも、前半のエリアスの微笑ましい日常に登場したものばかりなのがすごくコワイ。
歯のフロスをがんばってやっていたエリアスが、その同じフロスであんな怖ろしい事をやっていたり、虫の死骸を焼くのに使っていた虫眼鏡を母親の顔に向けたり。
子どもであるがゆえに雑で無計画なのが逆に怖ろしい。
後先考えず接着剤で閉じてしまった母親の口を危なっかしい手つきでまた切り開くシーンの緊張感はすごい。
エリアス自身、時折自分のやったことの結果に驚いたり、戸惑ったりしているのが分かる。
エリアスが何か悪い事や怖ろしい事をするときには、ルーカスからの指示や承認を受けている。
ルーカスのために!ルーカスがそう言うから!という思いが、恐ろしい事への抵抗を弱めているように見える。
最後の燃える家全体を映したショットもすばらしい。
エリアスがずっと探していた母親とやっと出会えてハッピーエンドみたいに終わるけど、すごく後味が悪い感じもすばらしい。
「ババドゥック」に近い雰囲気の映画だと思うけど、決して超常現象や心霊現象に頼らずに(夢シーンは大目に見たとして)、日常の普通の出来事を別の視点から見るとこれだけ不気味で不穏になることを示しているのは、この映画のほうが優れている所だと思う。
このレビューは気に入りましたか? 8人の会員が気に入ったと投稿しています
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
ずーっと気になって気になって。
設定上、実動はほとんどエリアス担当なんですが、その後ろでルーカスがいっつも笑いをこらえてる。それがもうほんとにイヤなんですよw
ママ役の女優さんがガシガシ本気の芝居かましてる目の前で、くくっと笑いをこらえるなんて。
このクソガキ感ハンパないですww
最後にビミョーに実はそーなんです的な感じはあるにはあるんで、演出だとは思いますが、
そのへん、最後の最後まで、いや、観終わってなお、でもビミョーって思わせるところがいい意味で「悪い余韻」を残してくれます。
後、ママの美容整形の理由。
他様のレビューなり紹介記事には十中八九「美容整形」と書かれてるんですが、
「美容整形」っていえばあーた、美しい人がさらに美しくなるためにするのが常道で、
そう言い切っちゃうんであれば「勝手に田舎に引っこんで、離婚して、美容整形して、
ヒステリーになってる」イヤーなママ像が速攻出来上がっちゃうんですが、
このママは自分大好きなんですよね。
でも多分自分と思われる全身アート写真はぼんやりとしたものばかりが飾ってあるし、
”そこそこ”売れてる中堅MCっていうのも離婚っていうのも
男の影が無いのでほんとビミョーなんですよね。
配達人が驚くほど大量のレンチン食品を買い込んだりしてて料理もほとんどしない、
そういう面からみればいいママとは言えないのかもしれないけど、
落ち着いてる時の子供たちとの遊び方もかなり根気があるようだし、
そのママがど田舎の一軒家に子守りも置かずに入院して美容整形するう?
でね、洗面所のシーンですよ。
庭で遊ぶ我が子たちをじーっと眺め、洗面所の鏡に自分の裸体を映してみる、
子供らが遊びに行って1人残った風通しのいい居間の姿見に薄絹を着けて映ってみる、
それは、自画自賛ではなく何かの確認作業のように見えたりもするわけで。
森の全裸シーンは子供が見た悪夢ですからね。
決定打はけしてエリアスのせいじゃないというラストの台詞。
彼女の美容整形はやむを得ない理由があってそれが”エリアスのせい”が原因だとする事が、
一番収まりがいいような。でも、どの角度から見ても情報の決定打が無い。そのへんが実に巧い。
あとあの太郎さんね。
あのでかい太郎さんは、往年の名作「燃える昆虫軍団」で虫(人)文字とか書いてた時は作り物っぽくて大好きだったんですが、海外の洞窟とかに実際にいる種だと聞いた時はぞっとしましたが。
イマドキはペットとかでも飼われているそうで。
子供はひょいっと手で持つし、ママは平気で瓶に入ったのをぶちまけるし、
オーストラリアではあれが標準なんですかね。
予告編はよく編集されてましたねぇwあの売り方はどうかと思いますw
往年の「ザ・チャイルド」(1976年)の怖さと重なりますが、全くの別物です。
大人が発想する子供の残酷さは、これまで何本もあったんですが、
本作は子供が発想する子供の残酷さなので、天井無しの怖さがあります。
顔面攻撃が執拗でハンパないので、閲覧にはご注意を。
このレビューは気に入りましたか? 4人の会員が気に入ったと投稿しています
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
オーストラリアのサスペンスホラー。
ジャケ写の顔に包帯をした女性にひかれ、世間の方かも高いようなので見てみましたが、私はイマイチでした…
顔に包帯を巻いて帰ってきたママを迎える、9歳の双子の少年たちは、「このママは本物ではないのでは?」と思い始める…
彼女は果たして本当のママなのか、スリリングに展開していくのかと思いきや、冒頭ですぐわかってしまいます。
わからなくてもそのあと何回もヒントを示すので、たいていの人は途中で読めてしまう…
映像は美しいのですが単調だし、わかっているのにずーっと引っ張るのは無理がある気がしますね。
終盤は意外に過激になってびっくりしたけど、全体的にはイマイチでした。
このレビューは気に入りましたか? 4人の会員が気に入ったと投稿しています
入力内容に誤りがあります。
内容をご確認のうえ、修正いただきますようお願いいたします。
ユーザーレビュー:32件
投稿日
2016/05/11
レビュアー
カサブランカ※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
実はルーカスは死んでいた!というヒネリはあるが、この映画はどんでん返し映画ではない。
ルーカスの死は終盤ではっきり明言されるよりも前に気付けるように作られている。
母親がエリアスにしか目線を合わせていなかったり、ルーカスが言ったことはエリアスが繰り返すまで母親には聞こえていなかったり。
ルーカスはエリアスにしか見えない存在だけど、「シックスセンス」のような幽霊的なことではなく、エリアスの頭の中ではまだルーカスは生きている(ルーカスの死を認められない)ということだと思う。
ルーカスの死因は「事故」であること以外には分からないけど、母親の顔の大けがの原因と同じであるはず。
またエリアスはルーカスの死に責任を感じているようで、その苦しさゆえに「ルーカスはまだ生きている!」と信じ込むようになったのかもしれない。
エリアスが父親のことを話したときの母親の反応や、結婚式の写真が外されていることからすると、事故よりも前に父親は離婚などによって出て行ってしまったことがうかがえる。
ルーカスの存在に怪しさは感じながらも、前半は母親が見た目も含めてほんとに怖ろしく描かれるので、母親も完全には信頼できず、どちらを信じればいいのか分からないスリルが上手に表現されている。
ミスリード(というかサービス)が2度あるが、どちらも明らかに夢でありミスリードであることが分かりやすく示されるので悪質ではないし、エリアスはそんな悪夢を見るぐらい思いつめていることも示されている。
それ以外の母親の異常性を示すかのようなシーンも、後で冷静になって考えると説明できるものがほとんど。
ルーカスを無視するのは、しばらくエリアスに付き合って“フリ”をしてきたが、先に進むため、またエリアス自身のためにも“フリ”をやめようと決意していることが分かる。
日光を避けたり、動物好きだったのにエリアスに動物に触れるなと命じたりするのも、整形外科医からの指示に従っているだけと考えられる。
またそれまでテレビなどに出演して見られる立場にあり美しさにも自信のあった母親にとって、顔全体に大けがをしてしまうのはかなり精神的にもキツいだろうし、客が来ても会いたくないと思ったり、子どもに醜い顔を見られたくないと思うのも自然だといえる。
夫のいない状態で寂しくなった母親が夜1人で何をするかも子どもには分からないので、トランシーバーから聞こえる寝室の音がエリアスには異常なもののように聞こえてしまう。
ちょっと母親が厳しすぎ、乱暴すぎな気もするけど、子どもを失った悲しさを夫のいない1人の状態で背負わねばならず、エリアスは母親を困らせるばかりで、さらに自分の整形手術が成功するかどうかの心配などもあり、ストレスが極限まで来ていたんだと考えるとああなってもしょうがないのかもしれない。
ただひとつだけ気になるのは、エリアスが夜中にゴキブリを母親の口に入れるシーン。
あれはこの映画のルールで考えると現実に起きたことのはずだし、けっこうショッキングな出来事だけど、翌朝には何もなかったかのようになっているし、エリアスも怒られない。
あれはちょっと悪質なミスリードだと思う。
異常なのは母親ではなくエリアスなんだと観ている側が確信しはじめる後半になると、映画のジャンルが変わるのもおもしろい。
ここからは侵入・監禁もののスリルと、虐待の痛みと、母と子の悲しいすれ違いのドラマなどが入り混じった、見ていてほんとにツライ展開になる。
その虐待に使われる道具がどれも、前半のエリアスの微笑ましい日常に登場したものばかりなのがすごくコワイ。
歯のフロスをがんばってやっていたエリアスが、その同じフロスであんな怖ろしい事をやっていたり、虫の死骸を焼くのに使っていた虫眼鏡を母親の顔に向けたり。
子どもであるがゆえに雑で無計画なのが逆に怖ろしい。
後先考えず接着剤で閉じてしまった母親の口を危なっかしい手つきでまた切り開くシーンの緊張感はすごい。
エリアス自身、時折自分のやったことの結果に驚いたり、戸惑ったりしているのが分かる。
エリアスが何か悪い事や怖ろしい事をするときには、ルーカスからの指示や承認を受けている。
ルーカスのために!ルーカスがそう言うから!という思いが、恐ろしい事への抵抗を弱めているように見える。
最後の燃える家全体を映したショットもすばらしい。
エリアスがずっと探していた母親とやっと出会えてハッピーエンドみたいに終わるけど、すごく後味が悪い感じもすばらしい。
「ババドゥック」に近い雰囲気の映画だと思うけど、決して超常現象や心霊現象に頼らずに(夢シーンは大目に見たとして)、日常の普通の出来事を別の視点から見るとこれだけ不気味で不穏になることを示しているのは、この映画のほうが優れている所だと思う。
投稿日
2016/06/18
レビュアー
夜子※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
ずーっと気になって気になって。
設定上、実動はほとんどエリアス担当なんですが、その後ろでルーカスがいっつも笑いをこらえてる。それがもうほんとにイヤなんですよw
ママ役の女優さんがガシガシ本気の芝居かましてる目の前で、くくっと笑いをこらえるなんて。
このクソガキ感ハンパないですww
最後にビミョーに実はそーなんです的な感じはあるにはあるんで、演出だとは思いますが、
そのへん、最後の最後まで、いや、観終わってなお、でもビミョーって思わせるところがいい意味で「悪い余韻」を残してくれます。
後、ママの美容整形の理由。
他様のレビューなり紹介記事には十中八九「美容整形」と書かれてるんですが、
「美容整形」っていえばあーた、美しい人がさらに美しくなるためにするのが常道で、
そう言い切っちゃうんであれば「勝手に田舎に引っこんで、離婚して、美容整形して、
ヒステリーになってる」イヤーなママ像が速攻出来上がっちゃうんですが、
このママは自分大好きなんですよね。
でも多分自分と思われる全身アート写真はぼんやりとしたものばかりが飾ってあるし、
”そこそこ”売れてる中堅MCっていうのも離婚っていうのも
男の影が無いのでほんとビミョーなんですよね。
配達人が驚くほど大量のレンチン食品を買い込んだりしてて料理もほとんどしない、
そういう面からみればいいママとは言えないのかもしれないけど、
落ち着いてる時の子供たちとの遊び方もかなり根気があるようだし、
そのママがど田舎の一軒家に子守りも置かずに入院して美容整形するう?
でね、洗面所のシーンですよ。
庭で遊ぶ我が子たちをじーっと眺め、洗面所の鏡に自分の裸体を映してみる、
子供らが遊びに行って1人残った風通しのいい居間の姿見に薄絹を着けて映ってみる、
それは、自画自賛ではなく何かの確認作業のように見えたりもするわけで。
森の全裸シーンは子供が見た悪夢ですからね。
決定打はけしてエリアスのせいじゃないというラストの台詞。
彼女の美容整形はやむを得ない理由があってそれが”エリアスのせい”が原因だとする事が、
一番収まりがいいような。でも、どの角度から見ても情報の決定打が無い。そのへんが実に巧い。
あとあの太郎さんね。
あのでかい太郎さんは、往年の名作「燃える昆虫軍団」で虫(人)文字とか書いてた時は作り物っぽくて大好きだったんですが、海外の洞窟とかに実際にいる種だと聞いた時はぞっとしましたが。
イマドキはペットとかでも飼われているそうで。
子供はひょいっと手で持つし、ママは平気で瓶に入ったのをぶちまけるし、
オーストラリアではあれが標準なんですかね。
予告編はよく編集されてましたねぇwあの売り方はどうかと思いますw
往年の「ザ・チャイルド」(1976年)の怖さと重なりますが、全くの別物です。
大人が発想する子供の残酷さは、これまで何本もあったんですが、
本作は子供が発想する子供の残酷さなので、天井無しの怖さがあります。
顔面攻撃が執拗でハンパないので、閲覧にはご注意を。
投稿日
2016/04/12
レビュアー
みなみ※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
オーストラリアのサスペンスホラー。
ジャケ写の顔に包帯をした女性にひかれ、世間の方かも高いようなので見てみましたが、私はイマイチでした…
顔に包帯を巻いて帰ってきたママを迎える、9歳の双子の少年たちは、「このママは本物ではないのでは?」と思い始める…
彼女は果たして本当のママなのか、スリリングに展開していくのかと思いきや、冒頭ですぐわかってしまいます。
わからなくてもそのあと何回もヒントを示すので、たいていの人は途中で読めてしまう…
映像は美しいのですが単調だし、わかっているのにずーっと引っ張るのは無理がある気がしますね。
終盤は意外に過激になってびっくりしたけど、全体的にはイマイチでした。
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