ファースト・タイム　素敵な恋の始め方

　主人公ふたりが、とっても素直で、いい子すぎて、瑞々しい恋する気持ちに何だかすごく共感してしまった。家族もすてきで、特にデイヴのちっちゃな妹ステラがおしゃまでとっても可愛い。出番が少ないのが残念。デイヴの友人たちもユニークで好感がもてる。

　シンプルでストレート、どこか古めかしいけれど、ほほえましくて、とっても爽やかな映画。へんに凝った複雑な作品よりもずっといい。こんな映画大好きだ。

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実に生真面目に「恋愛」と「青春」を描いた作品。
この丁寧な「語り」は好感が持てます。

恋愛初心者の２人。高校生ですよ、まだ。
初々しい2人の出会い、ほんの少しの駆け引き、そして初めてのメイクラブ。
初めてだから、まぁ、もろもろ恥ずかしい事やら、予想外の事やら、あったんかなー？
で、落胆？後悔？

・・・って、言ってみればありきたりの恋バナなんだけど、
２人の心情にとことん寄り添って、観てるこっちが恥ずかしくなるくらい、
赤裸々に掘り下げて描いた本作。
軽いテイストながら筆致は純文学的で、キャメロン・クロウなんかを思い出す。

白眉なのは、途中で彼らに声をかけてくるヒスパニック系の男子グループの描写。
「パーティはどこでやってる？」なんて、ホントに気楽に、毎日をただ楽しんでいるだけ
って感じの若者たち。
ところが、翌日、主人公らは目にする。道路で横転して大破した車を。
あの男の子たちだ。生死は分からない。

若いからって未来が永遠に続く訳じゃないという、人生の真実を突き付けられた瞬間だった。
こんな風にさらりと「死」にも言及してみせて、青春のかけがえの無さを
鮮やかに立ち上がらせているところに感心した。

恋なんて遠い日の花火・・・ってな大人の皆さんにもオススメです。

ルックスはイケてる２人なのに、恋愛には奥手同士。
恋のはじまりは、瞬間的なもので、理屈ではない。
直感的なフィーリング。序盤にそれは現れます。
そこからの成り行きも、本当に起こるような流れ。
ごくごく自然体で、造られた感じや違和感がなく、すんなり感情移入できますよ。

春は、恋がしたくなりますよね。
この映画観て、恋の楽しさを思い出しました。
地味に良作です。

アメリカのティーンエイジャー(高校生)の、
以外とウブでぎこちない初恋(初体験含む)ストーリーが、
以外にも胸キュンで、共感出来ましたよ。

主役のデイブはメイズランナー・シリーズのディラン・オブライエン。
女の子は「トゥモローランド」のブリタニー・ロバートソン。
二人とも、初々しくて可愛い！！

コンドームをデイブが持って行くか・・・迷いに迷うあたり・・・
(結局、ブリタニーが持っていたのを使います)
女の子にとっては、一生の一大事(ここで妊娠でもしたら、
運命狂っちゃうもんね！！用意して正解だよね！！)
コンドームの下りはめちゃ笑って涙が出ました。

二人とも経験が無いから、めちゃ空想と現実が、かけ離れているあたり、アメリカのティーンエイジャーも、こんなウブな子がいたとは？

お互い付き合う彼女、彼氏がいるのに、
凄く惹かれ合う気持ちが、共感出来ました。

彼女の年上のミュージシャン系の彼氏・・・超ウザかったのと、
彼女の自室のオブジェだかアートだかが、
超気持ち悪くて、眠れない部屋(居心地最悪！！)

初体験が《ほぼすべて》って映画だけど、
ディラン・オブライエン、メイズランナーよりずっと
高感度高かったです。

恋愛に奔放なイメージのお国柄って感じの中で真面目な二人がかわいらしく感じました。
家族も素敵でした。
青春だなと思いました。