海街diary

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海街diary / 綾瀬はるか
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「海街diary」 の解説・あらすじ・ストーリー

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解説・ストーリー

吉田秋生の大ヒット漫画を「そして父になる」の是枝裕和監督が映画化。鎌倉の古い一軒家に暮らす3姉妹が、腹違いの妹を迎え入れ、それぞれに複雑な想いを抱えながらも日々の暮らしを通して家族としての絆を紡いでいく1年の物語を、鎌倉の四季折々の美しい風景とともに綴る。主役の四姉妹には綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すず。鎌倉の古い家に暮らす幸、佳乃、千佳の香田三姉妹。ある日、15年前に不倫の末に家を出て行った父の訃報が届く。葬儀に参加した三姉妹は、そこで腹違いの妹すずと出会う。三姉妹から父を奪ったすずの母は既に他界していて、身寄りのないすずの今後を心配した幸は、別れ際に“鎌倉で一緒に暮らさない?”と提案する。こうしてすずは三姉妹とともに鎌倉で中学生活を送ることになるが…。 JAN:4988632503792

「海街diary」 の作品情報

作品情報

製作年: 2015年
製作国: 日本
原題: OUR LITTLE SISTER

「海街diary」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

キャスト・スタッフ

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本能寺ホテル

ロボコン  ROBOT CONTEST

学校の怪談 物の怪(もののけ)スペシャル

ユーザーレビュー:50件

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1〜 5件 / 全50件

父の遺産

投稿日:2015/12/09 レビュアー:ミルクチョコ

鎌倉に暮らす長女・幸(綾瀬はるか)、次女・佳乃(長澤まさみ)、三女・千佳(夏帆)の香田家3姉妹のもとに、ある日、家を出ていった父の訃報が届きます。葬儀に出席するため山形へ赴いた3人は、そこで異母妹となる14歳の少女すず(広瀬すず)と対面。父が亡くなり身寄りのいなくなってしまったすずを放っておけなくなった幸は、鎌倉で一緒に暮らそうと提案します。

複雑な感情を抱きながらもしっかり者を演じる4女を、似た性格の長女は放っておけなかったのでしょう。幸はすずにかつての自分を見たのかもしれません。

初めは遠慮がちだったすずも、一つ屋根の下で3姉妹と生活していると、次第に打ち解けていき、それぞれの悩みや喜びも分かち合える関係に。いつしか4人は本物の姉妹のような関係なるものの、3姉妹の母親(大竹しのぶ)が登場すると流れが変わります。
そして、とたんに長女の幸の表情も険しくなります。
お葬式で始まり、お葬式で終わるような物語は、愛憎入り混じった血縁関係のややこしさと愛おしさが、よく描かれていると思います。
劇的な事柄がないのに、多くを語らずしてしっかりと何気ない日常を切り取って見せてくれるのは、是永監督らしい家族の映画でした。

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ほんわかと包み込むように優しい映画

投稿日:2015/11/05 レビュアー:飛べない魔女

原作コミックにはまっていたので、映画も楽しみにしていました。
キャストはまあまあイメージ通りかな?
特にすずを演じた広瀬すずちゃん、可愛いいですね。
まさにコミックのなかで描かれていたすずそのもので、びっくりしました。
真っ直ぐでピュアな感じが良く出ていました。
四姉妹(末っ子は腹違い)のそれぞれのキャラも際立っていて良かったです。
クスリと笑えるシーンあり、ググッとくるシーンあり、
爽やかな気持ちになれる作品でした。
女優陣の自然な演技も良かったです。
特に樹林さん、出番は少ないですが、映画の流れを締めてくれていました。
流石ですね。

四姉妹の四季折々を鎌倉の風景の変化とともに描いています。
これと言った大きな盛り上がりというのが無いので、途中で退屈と感じる人もいるかもしれませんね
あと、致し方ないとは思うのですが、原作コミックファンとしては、描ききれてない部分が惜しい気がしました。
特にすずを引き取ろうと決断するまでの過程が曖昧で唐突な気がしたのです。
あそこは本当はもっといろいろあって、すずの居場所がないと感じたサチの決断なのですが、
映画ではその心情の変化が判りづらかったですね。
鎌倉らしい風景が意外と少ないな、とも感じました。
人間関係の描き方も中途半端だっところをみると、もしかして続編ありきの作品なのでしょうか?

あと、生しらす丼が食べたくなること請け合いですよ。

このレビューは気に入りましたか? 9人の会員が気に入ったと投稿しています

静かな映画でした

投稿日:2016/07/17 レビュアー:kazupon

2年くらい前、何のTV番組だったか忘れたけれど、今注目のコミックは?の問いに『海街diary』と答えた人がいて、出演者の中でも「あれ、素敵な話だよね」との声が多かったのです。
それから程無く映画化の話を聞いて、あの人、先見の明があったな。。。と思いました。
物語の内容は、よくあるお話。
父親が他所に女性を作って家を出て、それっきり。
そして、14年の年月が過ぎたある日、三姉妹のもとにその父の訃報が届く。
鎌倉に住む三人の娘たちの反応はと言えば、父親と別れた時のそれぞれの年齢によって思いは様々でした。
父親の葬儀のために山形まで行ってみると、そこには父の2番目の結婚の時に儲けた“すず”という中学生の女の子が出迎えてくれます。
喪主は、父の3番目の妻でした。
三姉妹の長女・幸は、すずとその妻を見て、父を看取ったのはこの中学生の女の子だと直ぐに察し、継母と上手くいってない事も感じ取ります。
そして、幸は葬儀後、鎌倉への帰り際に「鎌倉で一緒に暮らさない?」とすずに聞くのでした。
よくある話と書きましたが、自分たちを捨てた父の―云わば浮気相手の子供を姉妹が引き取るという展開は、決してよくある話ではありませんね。
この長女・幸役の綾瀬はるかが、今までにないしっかりした大人の女性を演じ、女優としての新境地になったのではないでしょうか。
また、三姉妹の腹違いの妹・すずを演じた広瀬すずちゃんは、透明感のある素直な演技で本当に好感が持てました。(すずちゃんの声が可愛らしい!)
三姉妹の母(大竹しのぶ)と幸との舌戦も凄まじく、皆が互いに本音で話したら、少しは分かり合うことができるのか、あるいは、もっと凄まじいことになるのか?
それは分かりませんが、こんな母と父の子供である三姉妹が、よくぞ真っすぐにしっかりと育ったものだと思いました。
幸曰く「お父さんは、優しいけれどダメな人」という言葉と、葬儀で三番目の妻に言った「私が挨拶しましょうか?」が何故か印象に残ってしまいました。
特別な何事かが起きるわけでもなく、淡々と静かな物語でした。
海辺のシーンでのラストも「え?これで終わり?」と、ちょっと意外でした。
それでも何となく心に余韻が残るのは、それぞれの観客にどこかしら共感する場面があったからだと思います。
両親の離婚や血のつながらない家族との生活に思いを馳せたり、家を出て行った父親の心情が理解できたり・・・

このレビューは気に入りましたか? 4人の会員が気に入ったと投稿しています

鎌倉の見える丘

投稿日:2016/03/11 レビュアー:裸足のラヴァース

冒頭 衣衣の朝の長澤まさみの生足が 早くもこの映画のイメージと
直ぐに続く小津的なるもののイメージを壊してしまう ここは
サーヴィスショットでは無い重要なショットだ

さて舞台は「そして父になる」にある高級マンションとも電器店とも
違う ここもまた心地良い場所 何の問題も無い最高の住処ではないか
しかし そうゆロハスな物語では無いはずだ

省略 ないないずくしのシネマであるね 主人公の一人すずは人生の
決断を瞬間的に決意する すずはママを平然と捨てるとゆうか画面に
出さない 葛藤は省かれる 丘の上で話題になる姉妹が見ている海の
彼方 鎌倉方面をカメラは切り返さない 写真の話題は写真を見せず
隠れた主人公の父は写真にさえ出てこない 長澤のカレシはあっとゆま
に消え去り 加瀬亮は恋人の予感だけ所在無げだ 父そして男達は
徹底的に排除されて行く 「そして父」での多幸症的リリーフランキー
は ここでは風吹ジュンに懸想するだけの独り身を囲っている

さておばあちゃんの梅の木はそんな中にあって 無視されず しっかり
話の後に カメラが切り替えしてくれる つまり自然食は重要な
ファクターなのだが このロハスはボクはいただけないな ある種の
妥協 観客向けサーヴィスか 長澤の生足ショットと相殺になるのだ

ほとんど冗談のような「東京家族」の様に 電車や葬儀やら海岸が
出て来ても 山田洋次がイメージの小津を安直に信じるのとは違い
イメージとしての小津から遠い映画を目指しているのだからね
それは父の不在に象徴されるのだが その機械的消去は是枝的だ
ファザコンが物語を綾瀬とすずに焦点化される

「父」が生物学的父親が父を見出す話とすると こちらは女たちが
新たに 父や母や兄弟を再創造する それを生きんとするのだ

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「死ぬ事が分かっていても綺麗なものを綺麗と思えるのが嬉しい」 ネタバレ

投稿日:2016/01/29 レビュアー:alterd

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良い映画だった。

片や西の高級住宅地芦屋だが、東の高級住宅地鎌倉に住む四姉妹が織りなす物語と言えば「細雪」を連想した。
淡々とした日常を丁寧に描くという意味では小津映画にも似ていた。
そういえば、枯れた演技のリリー・フランキーは笠智衆といった所か。

物語は、人が好く女に振り回された父親が別の女性と家庭を持っていた仙台からの訃報で始まる。
葬式に参列した姉妹はそこで腹違いの妹と出会う、彼女は父親の連れ子だったので仙台で肩身が狭かった。

そこで、看護師で気の強いしっかり者の長女は妹を鎌倉に引き取る事にした。
だが、実はその長女も心の病を持つ妻を持った医者と不倫関係にあった。

次女は男と酒が好きで華はあるがだらしない女で長女と事ある毎に口喧嘩をしていた。
しかし、大して身が入ってなかった銀行受付から課長付きの営業職に替わり世間の厳しい現実に触れ仕事への姿勢が変わる。

三女は変わり者だが登山で足の指を6本失くしたスポーツ店店長の事をどうやら好きらしい。

腹違いの妹は素直な性格でサッカーが巧いが感情を押し殺して生きている。

それらの話の回りに風吹 ジュンが長く経営を続ける海辺の食堂の話が絡む。
風吹 ジュンの遠くへ行っていたろくでなしの弟が突然財産分けを言い出し食堂を売れと迫る。
おまけに風吹 ジュンは終末医療が必要な病に侵されていた。

食堂経営を存続させる為に融資を検討していた課長が言った
「なんであんな良い人がなぁ」「神様が何もしてくれないんだったらオレ達がなんとかしないとなぁ」という言葉が印象的だった。

「どの家にも何かはある」と言われるように理想の人生を歩める人はほとんど居ないだろう。
ありきたりだが、ぐだぐだの人生でも少しの思い遣りがあれば救われる事を描けていたように思う。

「死ぬ事が分かっていても綺麗なものを綺麗と思えるのが嬉しい」というセリフも印象的だった。

長女を演じた綾瀬はるかと腹違いの妹の広瀬すずが特に良かった。
次女の長澤まさみも巧くは無かったが華のある感情豊かで軽めのキャラクターには合っていた。

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父の遺産

投稿日

2015/12/09

レビュアー

ミルクチョコ

鎌倉に暮らす長女・幸(綾瀬はるか)、次女・佳乃(長澤まさみ)、三女・千佳(夏帆)の香田家3姉妹のもとに、ある日、家を出ていった父の訃報が届きます。葬儀に出席するため山形へ赴いた3人は、そこで異母妹となる14歳の少女すず(広瀬すず)と対面。父が亡くなり身寄りのいなくなってしまったすずを放っておけなくなった幸は、鎌倉で一緒に暮らそうと提案します。

複雑な感情を抱きながらもしっかり者を演じる4女を、似た性格の長女は放っておけなかったのでしょう。幸はすずにかつての自分を見たのかもしれません。

初めは遠慮がちだったすずも、一つ屋根の下で3姉妹と生活していると、次第に打ち解けていき、それぞれの悩みや喜びも分かち合える関係に。いつしか4人は本物の姉妹のような関係なるものの、3姉妹の母親(大竹しのぶ)が登場すると流れが変わります。
そして、とたんに長女の幸の表情も険しくなります。
お葬式で始まり、お葬式で終わるような物語は、愛憎入り混じった血縁関係のややこしさと愛おしさが、よく描かれていると思います。
劇的な事柄がないのに、多くを語らずしてしっかりと何気ない日常を切り取って見せてくれるのは、是永監督らしい家族の映画でした。

ほんわかと包み込むように優しい映画

投稿日

2015/11/05

レビュアー

飛べない魔女

原作コミックにはまっていたので、映画も楽しみにしていました。
キャストはまあまあイメージ通りかな?
特にすずを演じた広瀬すずちゃん、可愛いいですね。
まさにコミックのなかで描かれていたすずそのもので、びっくりしました。
真っ直ぐでピュアな感じが良く出ていました。
四姉妹(末っ子は腹違い)のそれぞれのキャラも際立っていて良かったです。
クスリと笑えるシーンあり、ググッとくるシーンあり、
爽やかな気持ちになれる作品でした。
女優陣の自然な演技も良かったです。
特に樹林さん、出番は少ないですが、映画の流れを締めてくれていました。
流石ですね。

四姉妹の四季折々を鎌倉の風景の変化とともに描いています。
これと言った大きな盛り上がりというのが無いので、途中で退屈と感じる人もいるかもしれませんね
あと、致し方ないとは思うのですが、原作コミックファンとしては、描ききれてない部分が惜しい気がしました。
特にすずを引き取ろうと決断するまでの過程が曖昧で唐突な気がしたのです。
あそこは本当はもっといろいろあって、すずの居場所がないと感じたサチの決断なのですが、
映画ではその心情の変化が判りづらかったですね。
鎌倉らしい風景が意外と少ないな、とも感じました。
人間関係の描き方も中途半端だっところをみると、もしかして続編ありきの作品なのでしょうか?

あと、生しらす丼が食べたくなること請け合いですよ。

静かな映画でした

投稿日

2016/07/17

レビュアー

kazupon

2年くらい前、何のTV番組だったか忘れたけれど、今注目のコミックは?の問いに『海街diary』と答えた人がいて、出演者の中でも「あれ、素敵な話だよね」との声が多かったのです。
それから程無く映画化の話を聞いて、あの人、先見の明があったな。。。と思いました。
物語の内容は、よくあるお話。
父親が他所に女性を作って家を出て、それっきり。
そして、14年の年月が過ぎたある日、三姉妹のもとにその父の訃報が届く。
鎌倉に住む三人の娘たちの反応はと言えば、父親と別れた時のそれぞれの年齢によって思いは様々でした。
父親の葬儀のために山形まで行ってみると、そこには父の2番目の結婚の時に儲けた“すず”という中学生の女の子が出迎えてくれます。
喪主は、父の3番目の妻でした。
三姉妹の長女・幸は、すずとその妻を見て、父を看取ったのはこの中学生の女の子だと直ぐに察し、継母と上手くいってない事も感じ取ります。
そして、幸は葬儀後、鎌倉への帰り際に「鎌倉で一緒に暮らさない?」とすずに聞くのでした。
よくある話と書きましたが、自分たちを捨てた父の―云わば浮気相手の子供を姉妹が引き取るという展開は、決してよくある話ではありませんね。
この長女・幸役の綾瀬はるかが、今までにないしっかりした大人の女性を演じ、女優としての新境地になったのではないでしょうか。
また、三姉妹の腹違いの妹・すずを演じた広瀬すずちゃんは、透明感のある素直な演技で本当に好感が持てました。(すずちゃんの声が可愛らしい!)
三姉妹の母(大竹しのぶ)と幸との舌戦も凄まじく、皆が互いに本音で話したら、少しは分かり合うことができるのか、あるいは、もっと凄まじいことになるのか?
それは分かりませんが、こんな母と父の子供である三姉妹が、よくぞ真っすぐにしっかりと育ったものだと思いました。
幸曰く「お父さんは、優しいけれどダメな人」という言葉と、葬儀で三番目の妻に言った「私が挨拶しましょうか?」が何故か印象に残ってしまいました。
特別な何事かが起きるわけでもなく、淡々と静かな物語でした。
海辺のシーンでのラストも「え?これで終わり?」と、ちょっと意外でした。
それでも何となく心に余韻が残るのは、それぞれの観客にどこかしら共感する場面があったからだと思います。
両親の離婚や血のつながらない家族との生活に思いを馳せたり、家を出て行った父親の心情が理解できたり・・・

鎌倉の見える丘

投稿日

2016/03/11

レビュアー

裸足のラヴァース

冒頭 衣衣の朝の長澤まさみの生足が 早くもこの映画のイメージと
直ぐに続く小津的なるもののイメージを壊してしまう ここは
サーヴィスショットでは無い重要なショットだ

さて舞台は「そして父になる」にある高級マンションとも電器店とも
違う ここもまた心地良い場所 何の問題も無い最高の住処ではないか
しかし そうゆロハスな物語では無いはずだ

省略 ないないずくしのシネマであるね 主人公の一人すずは人生の
決断を瞬間的に決意する すずはママを平然と捨てるとゆうか画面に
出さない 葛藤は省かれる 丘の上で話題になる姉妹が見ている海の
彼方 鎌倉方面をカメラは切り返さない 写真の話題は写真を見せず
隠れた主人公の父は写真にさえ出てこない 長澤のカレシはあっとゆま
に消え去り 加瀬亮は恋人の予感だけ所在無げだ 父そして男達は
徹底的に排除されて行く 「そして父」での多幸症的リリーフランキー
は ここでは風吹ジュンに懸想するだけの独り身を囲っている

さておばあちゃんの梅の木はそんな中にあって 無視されず しっかり
話の後に カメラが切り替えしてくれる つまり自然食は重要な
ファクターなのだが このロハスはボクはいただけないな ある種の
妥協 観客向けサーヴィスか 長澤の生足ショットと相殺になるのだ

ほとんど冗談のような「東京家族」の様に 電車や葬儀やら海岸が
出て来ても 山田洋次がイメージの小津を安直に信じるのとは違い
イメージとしての小津から遠い映画を目指しているのだからね
それは父の不在に象徴されるのだが その機械的消去は是枝的だ
ファザコンが物語を綾瀬とすずに焦点化される

「父」が生物学的父親が父を見出す話とすると こちらは女たちが
新たに 父や母や兄弟を再創造する それを生きんとするのだ

「死ぬ事が分かっていても綺麗なものを綺麗と思えるのが嬉しい」

投稿日

2016/01/29

レビュアー

alterd

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良い映画だった。

片や西の高級住宅地芦屋だが、東の高級住宅地鎌倉に住む四姉妹が織りなす物語と言えば「細雪」を連想した。
淡々とした日常を丁寧に描くという意味では小津映画にも似ていた。
そういえば、枯れた演技のリリー・フランキーは笠智衆といった所か。

物語は、人が好く女に振り回された父親が別の女性と家庭を持っていた仙台からの訃報で始まる。
葬式に参列した姉妹はそこで腹違いの妹と出会う、彼女は父親の連れ子だったので仙台で肩身が狭かった。

そこで、看護師で気の強いしっかり者の長女は妹を鎌倉に引き取る事にした。
だが、実はその長女も心の病を持つ妻を持った医者と不倫関係にあった。

次女は男と酒が好きで華はあるがだらしない女で長女と事ある毎に口喧嘩をしていた。
しかし、大して身が入ってなかった銀行受付から課長付きの営業職に替わり世間の厳しい現実に触れ仕事への姿勢が変わる。

三女は変わり者だが登山で足の指を6本失くしたスポーツ店店長の事をどうやら好きらしい。

腹違いの妹は素直な性格でサッカーが巧いが感情を押し殺して生きている。

それらの話の回りに風吹 ジュンが長く経営を続ける海辺の食堂の話が絡む。
風吹 ジュンの遠くへ行っていたろくでなしの弟が突然財産分けを言い出し食堂を売れと迫る。
おまけに風吹 ジュンは終末医療が必要な病に侵されていた。

食堂経営を存続させる為に融資を検討していた課長が言った
「なんであんな良い人がなぁ」「神様が何もしてくれないんだったらオレ達がなんとかしないとなぁ」という言葉が印象的だった。

「どの家にも何かはある」と言われるように理想の人生を歩める人はほとんど居ないだろう。
ありきたりだが、ぐだぐだの人生でも少しの思い遣りがあれば救われる事を描けていたように思う。

「死ぬ事が分かっていても綺麗なものを綺麗と思えるのが嬉しい」というセリフも印象的だった。

長女を演じた綾瀬はるかと腹違いの妹の広瀬すずが特に良かった。
次女の長澤まさみも巧くは無かったが華のある感情豊かで軽めのキャラクターには合っていた。

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