ＥＡＲＴＨ　ＴＯ　ＥＣＨＯ　アース・トゥ・エコー

「シャザム」で脚本を担当したヘンリー・ガイデンの、2014年脚本作品。
前編一人称視点（POV）で撮られているためブレがひどくて、目が辛い。
（普通のカメラで十分な気もします・・）

高速道路建設のために退去を余儀なくされ、もうすぐ離ればなれになってしまう親友同士の少年３人がいた。
明日は引っ越しという日、街中の携帯電話に不可解な画像が映し出される。建設会社はこの現象が工事の影響だといい、携帯電話を無理やり回収しようとする。
そのことに疑念を抱いた少年タックは、携帯に映った画像がある場所への地図だと気づき、親友アレックス、マンチと共に、地図が指し示す30キロ先の闇深き砂漠へ自転車で向かう。
そこで彼らが発見したのは、ただのガラクタかと思いきや、遥か彼方の宇宙からやってきた未知の物体だった・・・！
（この物体が竹から生まれたかぐや姫・・じゃなくて、錆びた金属管にセットされたネコ型ロボット？みたいなこじんまりした愛嬌がある物体。泣いたり念動力みたいな能力があるから物体というより生物。彼らは「エコー」と名付けて親しみを感じるが・・）
建設会社を装った研究所がエコーを爆破させようとするが、少年たちが頑張って無事に宇宙へ返そうとする話。
親には何も出来ないと言われ、実際無力感でいっぱいの少年たちが、エコーを救助して
研究所の悪から町を守り、達成感と充実感でいっぱいになる。
夜、自転車で飛び出すのも危ないし、無免許で車を走らせるのもイケナイけど、おかげさまで町が無事でサンクス！かな。若き日の無謀な経験、心の宝物だよね。

どこかで見たようなお話ですがなかなか面白かった。
グーニーズとＥＴを混ぜたようなお話。

子供が主人公のお話はほのぼのとしていいですね。

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　引っ越しが決まってバラバラになることが決まっている少年たちが謎の現象を追いかけたら、ロボットみたいな宇宙人と出会って彼を返そうと頑張る【ET】的な話。

　高速道路建設が決まって立ち退きが決定している住宅街で過ごしてきた主人公たち少年が携帯電話の届いたメッセージを頼りに砂漠に行ったら…。というジュブナイルものの王道を行くような設定でわくわくしそうな設定でした。

　が、どこかで見たことあるようなありきたりな設定で新鮮さがなくて、少年たちの友情としても追いかけてくる悪そうな大人たちも怖くなく憧れのヒロインとの淡い恋としてもどれもが中途半端で90分間が退屈でした。
　
　かといってクライマックスの飛行シーンも気持ちのいい盛り上がるものではなかったです。こういうシーンこそ現代的な映像表現で見たことないような映像で盛り上げてくれそうですが、クライマックスも何度も見たことあるかのような映像。

　これなら普通に【ET】とか見ればいいのではないかと思いながら見てしまう映画でした。

ETオマージュのジュヴナイルSF×POV。楽しくなくはないけど、エコーの造形や能力、性格づけは今一つ。性急な話の進め方と子供たちの描写が４人平等な分だけ薄いのも、意図したほど感動を呼ばない結果に。ヴィジュアル面では驚くような発想はなかった。30点。

僕はＥ・Ｔ＋スタンド・バイ・ミーかなと思いました。

カメラワークが例の手持ちカメラ風にひたすらブレるので
そういうのに弱い人はご注意を。

キャラクターは可愛いし、楽しんで観られます。
でも、ストーリーや骨組みは借りてきた感があり、
作品としてぬるさはあるので
そのつもりで鑑賞した方が良いかもです。