連続ドラマＷ　「予告犯−ＴＨＥ　ＰＡＩＮ−」

筒井哲也さんの同名漫画の映画化作品の1年後を描いたオリジナルドラマ。

1年前に”予告犯”が世間をにぎわせたという設定だけを引き継いだ作品の為、
どのような作品に仕上がっているのか不安を感じていましたが、
林民夫さんの脚本と主演の東山紀之さんのイメージが見事にハマった
WOWOWらしい良作ドラマに仕上がっていました。

1話完結の構成で1〜3話までが単独の公開裁判を扱い、
裏表のある人間の姿を暴き、ネット社会における公開処刑を行っていきます。
”3話目で少しやり過ぎなのでは？”と危ぶみ始めたところで、
4話目から素顔を晒し、公開裁判を行う意図を説明し始めます。
DISCASイントロにある”18年前の横浜母子殺害事件の真実を語ること”につながっていくのですが、
全てのつながりが明らかになってからの4話から最終話への怒涛の裁判展開に釘付けになりました。

映画版『予告犯』との関連性はほとんどありませんが、
映画版以上に作品にこめたメッセージに共感できる作品と感じました。

インターネット上で「公開裁判」を行い、判決は多数決で募集する。「新聞紙」という裁判官（東山紀之）は実際の裁判官でもあり「巨大な悪の勢力」と戦っているらしい。

1人目の被告は「痴漢の冤罪」の被害者で、女子高生三人に金目当てではめられた。「複数の証言」という「最も悪質な手口」を用いた犯罪で、この手なら簡単に相手を陥れる事が出来るのを知っている様子。
裁判では、痴漢被害者を主張する被害者の「三日続けて痴漢被害にあった」という「多額の示談金を貰うた」という詐欺の疑いを退け「実刑」にされた。

特にインターネット上では、このような「詐欺」は、簡単に行われています。私の体験ですが、インターネットゲームの中で「複数のメンバーで貶す」「女の子のふりをして誘う」「悪者に仕立てる」等日常茶飯事で、「人間のクズ」とサークル内で貶されていたメンバーがいたので、その複数のメンバーが「フクアカ（一人が行っている）だ」と訴え、サイト側に報告すると、　仕舞いに私もはめられ（その犯人達は放置で）ナント私まで「書き込み停止」になった事があります。

この１件の他
とある「いじめ被害者のコミュニティ」で、一人ぼろガスに貶されていたメンバーがいたので事情を調べると、そのメンバーは、過去に「メンバーの誰かを通報した事がある」とのこと。で貶していた側は何度もアカウントを消しては作り、消しては作りしているヤカラで、「罪を捏造し貶している」らしき悪質なメンバーでした。これも私は通報しました(~_~;)
それを複数のメンバーで書き込むのでたちが悪い。


「予告犯」での「痴漢の冤罪被害者」は、元々IT会社勤務で過去に「同僚のハッキング」を通報したらしい。そのような「正義感の強い人物」を、「闇の勢力」が「超能力的な組織力」で排除しようとしている。とも思える、くらい私も「超能力的な複数による罪の捏造」を体験してます。
まるで蟻の巣に入ってしまったかの様な現象です。
闇の勢力とは、蟻の巣や蜂の巣のような「女王の脳波に支配され、動物は破滅させられるのみの世界」

冤罪裁判による「処刑」は、通説では「共産圏」世界で、過去の歴史にもありますし現在も北朝鮮などではある様子、政府の要人でも突然死刑になる（しゅくせい、と言う様子（漢字は禁止用語らしく書き込めない））。日本でもあるようです。ただ「知ったら放っておかない」というのが「日本」ではあると思いますが…
「新聞紙」という、存在は大変重要であり、逆に「新聞紙を排除したい人達」という存在もいると思われます（私も広報関係の仕事を長年務めたので）。
その闇の勢力が近年増加してきた気がしています（汗）