お引越し

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お引越し / 中井貴一

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「お引越し」 の解説・あらすじ・ストーリー

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解説・ストーリー

相米慎二監督がひこ・田中の同名小説を映画化。京都の小学6年生・漆場レンコは、ある日両親が離婚を前提としての別居に入り、母・ナズナとふたり暮らしになった。両親の離婚に実感の沸かないレンコだったが、次第に行き場のなさを感じ始め…。

「お引越し」 の作品情報

作品情報

製作年: 1993年
製作国: 日本

「お引越し」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

キャスト・スタッフ

関連作品

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共演NG

国士無双

江戸三国志

ロボジー

ユーザーレビュー:2件

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1〜 2件 / 全2件

相米慎二、田畑智子、桜田淳子、中井貴一。

投稿日:2015/04/05 レビュアー:ちゅく

「お引越し」!

待ってました。

主演の田畑智子さんは、当時、何歳だったか。
1980年生であれば、12歳のときでしょう。

彼女の「ちち」を演じるのは、中井貴一さん。
「はは」は、桜田淳子さん。

両親が、うまくいっていないことを、レンは知っている。
彼女は、家の中で、バリケードを築き、デモストラクションを行う。

抵抗。

「ちち」と「はは」が、うまくいかなくなった理由は、この映画では、描かれない。

観客は、置いていかれるが、「レンコ」が一生懸命、ストライキをする以上、
味方になってやろうという気になる。

「ちち」は家をでていく。

「はは」は、レンを余計に可愛がりたくなるが、そこに夫の顔をみる。
その一瞬の眼の奥にあるものをレンは感じてしまう。

「はは」なる桜田淳子さんが名演。沸き上がるものを抑える声、肩。

「ちち」はレンをバイクの後ろに乗せ、レンは「ちち」の背にしがみつき、
ふたりは、京都の家から、峠を越えて、琵琶湖に、花火を見にいくのだ。
ここで、音楽が響くが、とても印象が深い。(三枝成彰さんの曲)

レンは、花火大会の途中、行方不明になる。


滋賀県大津市の瀬田には「船幸祭」という行事があります。
建部大社の祀りで、毎年、8月の終わりに行われる、陸、水、火を抱合した祭りです。

建部大社は、近江の圀一ノ宮(滋賀県で最も古く格式のある神社。日本武尊を祀る。天智天皇を祀る近江神宮よりも古い。)。

現在の「船幸祭」は、昼に神輿が旅所を巡り、大神輿を載せた「御座船」を先頭に、船団が瀬田川下流の御旅所へ向かいます。
午後7時、船団は帰路瀬田浜へと向かい、瀬田の唐橋に近付くころ、花火が上がるのです。


映画は、この「船幸祭」をドキュメントとして描いたものではありません。
けれども、この祭りが、「お引越し」の重要な局面の背景になっていることは、確かです。

レンは、火と水の中で、初潮を迎え、深い眠りにつき、みずうみ(琵琶湖)の畔の知らぬ家で、家霊を守る「おんば」(おばあさん)の手の中で覚醒するのです。

この映画、「お引越し」のエンドロールで、少女は、いろいろな旅芸人、道化と一緒に遊びながら、女へと変貌していく。

フェリーニ……。いや、そんな類推は、止めときましょう。

相米慎二という映像詩作家の名作です。

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「どこ行くの?」「家が二つ、それでええやんか!」

投稿日:2015/12/02 レビュアー:ちゅく

「お引越し」(1993年、相米慎二監督)。

2回目の感想です。

1回目はセルVHS(ケイエスエス)で見ました。

ディスカスでは、一位登録で、半年くらいで「抱き合わせ」でやっと借りられました。

画質は、このDVDのほうが、いい。
でも、どの媒体で、見ても、この傑作は、変わらないと思った。

「大人がこんなところでなにしてんの?」

「漆場(うるしば)レン」は、箪笥に入って、出てくるが、
「ある時とつぜんな、ここの部屋とむこうの押し入れがつながってしまうんや」
という。

「はは(ナズナ)」(桜田淳子)は、離婚届けに先に印を押してはいるが、追い出した「ちち(コウイチ)」のことを、好きなので、
深酒をして、帰宅する。
だらっとしている「チチ」の中井貴一さんは、若い。ふたりで、バイクで、琵琶湖へ行く場面。

母と一人娘の生活が始まる。
「何がケイヤクや。何がトウバンや。いわれんかって。わかってるわ。」

レン(田畑智子)の、一つ一つのセリフが、詩になっている。

でも、もうこれ以上、書くまい。

田畑智子は、いい女優になった。
脇役に徹している。
それで、いいと思う。

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お引越し

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相米慎二、田畑智子、桜田淳子、中井貴一。

投稿日

2015/04/05

レビュアー

ちゅく

「お引越し」!

待ってました。

主演の田畑智子さんは、当時、何歳だったか。
1980年生であれば、12歳のときでしょう。

彼女の「ちち」を演じるのは、中井貴一さん。
「はは」は、桜田淳子さん。

両親が、うまくいっていないことを、レンは知っている。
彼女は、家の中で、バリケードを築き、デモストラクションを行う。

抵抗。

「ちち」と「はは」が、うまくいかなくなった理由は、この映画では、描かれない。

観客は、置いていかれるが、「レンコ」が一生懸命、ストライキをする以上、
味方になってやろうという気になる。

「ちち」は家をでていく。

「はは」は、レンを余計に可愛がりたくなるが、そこに夫の顔をみる。
その一瞬の眼の奥にあるものをレンは感じてしまう。

「はは」なる桜田淳子さんが名演。沸き上がるものを抑える声、肩。

「ちち」はレンをバイクの後ろに乗せ、レンは「ちち」の背にしがみつき、
ふたりは、京都の家から、峠を越えて、琵琶湖に、花火を見にいくのだ。
ここで、音楽が響くが、とても印象が深い。(三枝成彰さんの曲)

レンは、花火大会の途中、行方不明になる。


滋賀県大津市の瀬田には「船幸祭」という行事があります。
建部大社の祀りで、毎年、8月の終わりに行われる、陸、水、火を抱合した祭りです。

建部大社は、近江の圀一ノ宮(滋賀県で最も古く格式のある神社。日本武尊を祀る。天智天皇を祀る近江神宮よりも古い。)。

現在の「船幸祭」は、昼に神輿が旅所を巡り、大神輿を載せた「御座船」を先頭に、船団が瀬田川下流の御旅所へ向かいます。
午後7時、船団は帰路瀬田浜へと向かい、瀬田の唐橋に近付くころ、花火が上がるのです。


映画は、この「船幸祭」をドキュメントとして描いたものではありません。
けれども、この祭りが、「お引越し」の重要な局面の背景になっていることは、確かです。

レンは、火と水の中で、初潮を迎え、深い眠りにつき、みずうみ(琵琶湖)の畔の知らぬ家で、家霊を守る「おんば」(おばあさん)の手の中で覚醒するのです。

この映画、「お引越し」のエンドロールで、少女は、いろいろな旅芸人、道化と一緒に遊びながら、女へと変貌していく。

フェリーニ……。いや、そんな類推は、止めときましょう。

相米慎二という映像詩作家の名作です。

「どこ行くの?」「家が二つ、それでええやんか!」

投稿日

2015/12/02

レビュアー

ちゅく

「お引越し」(1993年、相米慎二監督)。

2回目の感想です。

1回目はセルVHS(ケイエスエス)で見ました。

ディスカスでは、一位登録で、半年くらいで「抱き合わせ」でやっと借りられました。

画質は、このDVDのほうが、いい。
でも、どの媒体で、見ても、この傑作は、変わらないと思った。

「大人がこんなところでなにしてんの?」

「漆場(うるしば)レン」は、箪笥に入って、出てくるが、
「ある時とつぜんな、ここの部屋とむこうの押し入れがつながってしまうんや」
という。

「はは(ナズナ)」(桜田淳子)は、離婚届けに先に印を押してはいるが、追い出した「ちち(コウイチ)」のことを、好きなので、
深酒をして、帰宅する。
だらっとしている「チチ」の中井貴一さんは、若い。ふたりで、バイクで、琵琶湖へ行く場面。

母と一人娘の生活が始まる。
「何がケイヤクや。何がトウバンや。いわれんかって。わかってるわ。」

レン(田畑智子)の、一つ一つのセリフが、詩になっている。

でも、もうこれ以上、書くまい。

田畑智子は、いい女優になった。
脇役に徹している。
それで、いいと思う。

1〜 2件 / 全2件