ホビット　決戦のゆくえ

「ロード・オブ・ザ・リング」へと続く「ホビット」シリーズ3部作の最終章。
ビルボ・バギンズ、トーリン・オーケンシールドら旅の一行は、邪竜スマウグからドワーフの故郷を奪還することに成功するものの、怒りに燃えるスマウグは町を襲います。スマウグから取り戻した財宝に執着するトーリンは、友情や名誉も犠牲にしても財宝を守ろうとし、その行為をいさめようとするビルボは危険な選択をせねばならなくなります。

ドワーフの祖国を取り戻す冒険は、巨大な竜や冥王サウロンの復活によって信じがたい大決戦に突入。
黄金の山を巡って様々な種族が覇権を争うなか、それぞれが内なる欲望をむき出しに。
巨大な竜、スマウグが解き放たれた前作から、今作のスマウグの退場が呆気ない気はしますが、五種族入り乱れての乱戦は圧巻。
ビルボがどれほどトーリンとの友情を大切にしているか、財宝や権力より平和で牧歌的な暮らしを望むホビット族がどれほど世界の希望となっているか、仲間との絆や裏切り、自己犠牲のドラマにホロリとしました。
さらにこれから60年後の「ロード・オブ・ザ・リング」の顛末を知る者としては、ここで語られる何気ないセリフが既視感に襲われました。
でも、これで最後かと思うとちょっと淋しいですね。

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　ドラゴン蘇えっててんやわんやになったり、相変わらず仲の悪い種族のいざこざがあったりするけど。結局、悪役たちがワラワラ現れてみんなで協力して戦争する話。

　相変わらずの戦闘シーンはすごい迫力で映画の半分近くは戦っていました。飽きがこないようにいろんな人たちがいろんなバリエーションで戦っていて、もう駄目だもう駄目だからの援軍どーん!　というお決まりのパターンが何回も出てきて盛り上がりました。

　ただ3部作の最後としては、前作前々作であった冒険はもう完了してしまっていて、後は黄金を巡ってのドワーフ、エルフ、人間の罵り合い。いっつも喧嘩してますこの人たち。これだけ長く描いていたのに、主人公以外の登場人物たちのエピローグが皆無なのも哀しかったです。結構しっかり描かれてた人物があっさりと消えてしまってその後がどうなったのか知りたかったです。クリーチャーとかもどーんと登場したのにあっさりいなくなったりして一体何だったんだろう?　と不完全燃焼でした。
　戦闘シーンも長すぎて、一体何分戦うんだろうと時計ばかり気になってしまいました。

　あれだけ旅をしていた仲間たちなのに、そんなに描かれずに。ドワーフの王様が黄金に目がくらんだだけで、そこからの復活も何がきっかけで改心したのかとかもよくわからなかったです。
　とはいえ、大迫力で面白い映画でした。

収録時間が長いこのシリーズの中では短めの１４５分というのが良かった。

前作のおさらいもないまま本編に突入し、少し戸惑いました。
序盤から迫力のある戦闘シーンの連続で、目を放すひまがありません。
戦争の描写は凄まじく、手に汗握るものでした。
しかし、わくわくする楽しい？冒険は今回は無く、中盤からひたすら戦争です。
少し残念・・・。
三部作の中では一番評価が難しいです。
「ロード・オブ・ザ・リング」のラストと比べればスケールダウンしてるかな？
という印象も持ちました。
「ホビット」を先に作って「ロード・オブ・ザ・リング」へつなげた方が良かったと思いました。

と、酷評も完成度は高く、面白い。
泣かせどころもいっぱい。


続けて「ロード・オブ・ザ・リング」が観たくなりました。

８０点

前作がかなり中途半端な終わり方でアレッて感じでしたので、あまり期待できないなと思いつつ・・・
ありゃりゃ、クライマックスに向けてストーリーが大きく展開をします。
ドラゴンもあっけなく倒され、そのまま簡単に話しが終わるかと思いきや、各種族入り乱れての大混戦となります。

それにしてもエルフの金ピカ鎧軍団かっこよかった。
あまり活躍しなかったけど・・・（笑

かなり原作に忠実なつくり。
オークやトロルの数の多さの割にあれって部分があったのが残念ですが、息もつかせぬ展開であっという間に観終わってしまいました。

今度3作続けて見てみたいと思います。
面白かったです。

『ホビット』三部作における完結編です。

前回のおさらい的なストーリーもないまま、
ノンストップで展開される疾走感は素晴らしく、
冒頭から圧倒されてしまいました♪

前作はコントみたいな掛け合いをしていた邪竜スマウグも
今回は、その暴虐性をいかんなく発揮し、
街を焼き尽くして人々を絶望の淵に立たせます。((>д< ;)))


そして、舞台はドワーフ軍、エルフ軍、
さらにオーク軍を交えた大規模な戦争へと移り変わります。

だけど、火種となるのが、ただの石だというのは
フランス革命の『首飾り事件』を彷彿としておもしろいのですが、
そこには戦略も戦術もなく、持てる兵力を投入して
正面からぶつかり合うだけという薄っぺらさにガッカリします。(;´д｀)

城塞破砕器代わりに頭から突っ込んでいくトロルなど、
ファンタジーならではの見応えのあるシーンもありましたが、
結果的に気合と根性で乗り切る感じは
良くも悪くも男の子向けなんだなぁという印象です。


その後もバトル、バトルの連続で
正直、途中でうんざりしましたが、
とはいえ、見終わった後の達成感は並ならぬものがあり、
あー。とうとう終わったんだなぁ。という
心地よい疲労感に浸りました。(*´∀`*)