劇場版　稲川怪談　かたりべ

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OVでのフェイクドキュメンタリーですが、最近は色々な作品が手掛けられています。
有名なのは白石晃士監督の作品群ですが、今回は新進気鋭の大畑創監督による作品。
モキュメンタリーとして「ほんとうにあった○○〜」をドキュメンタリー寄りとすると「コワすぎ！〜」はドラマ寄り。
この作品は「コワすぎ！〜」に近い部類になるのでしょうか。
これも最近のこういった作品の傾向かと思います。

座長の緊迫の演技は、元祖リアクション芸人のイメージがあって、怖さよりも何故か微笑ましい気分になります。
「かたりべ」と言う題名通り、後世に怪談を伝える使命感（？）での「語り部」としての稲川淳二って存在が
大きな役割をもってクローズアップされています。
一つの怪談が持つ世界と現実の世界が交差する様な、パラレルワールド展開が内容の中心です。
妄想キャリブレーションってアイドルグループ（？？よく知らないのですが．．．。）が
稲川怪談のパチンコ用の再現ドラマ撮影って設定で、廃校でロケを行っている場所に座長が訪れて、
怪奇現象が連発するのですが、これのメイキング撮影画像がメインの画像になります。
これが映像的に色々趣向がなされているのですが．．．。
自分はカメラ酔いがするので、POVを見るといつも気分が悪くなるのですが、今回も例に漏れずアウトでした。

今回は、ダークサイドな稲川淳二が描かれていましたね、これは怪談の暗黒面に捉われた「かたりべ」って事なんでしょうか。
「お前たちだって、見たいんだろ〜」ってセリフが、怪談ファンの微妙な心理に呼び掛けている様に聞こえます。
ストーリと関係なく劇中語られる座長の人生に関わった怪談（恐らく生き人形の話だと思いますが．．．。）
自身の寿命が尽きた際に、その後日談が後世に伝えられるとの事ですが、「語り部」としての稲川淳二の
生き様を感じさせられます。

稲川いい加減にしろ！(／_;)/あまりのひどさにビックリでした、とうとうここまでやるようになってしまったのか！稲川本当に最低ですあまりのひどさに五分でみるの止めた！新作枠返せ稲川〜

語ってません。

実写版デビルマン以来だな！稲川恥ずかしくない？

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悪いレビューもありますが、初めから稲川さん流のジョークと思って見ていると、腹立たなくて済むと思います。アイドルの子たちに稲川さんは悪者、ひどい人だと言わせながらストーリーが進んでいくとこらへんが、何かとても稲川さんらしい感じがして、心の中でニヤニヤしながら特に後半は笑って見ました。見終わって、ああ、いい現実逃避ができたな〜、スカッとした、という感じです。ひょっとしてコメディに分類した方がよいかもしれませんね。