ビッグマン

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

カン・ジヒョク「カン・ジファン」は孤児で市場の人たちを家族のように思っているチンピラ。
喧嘩っぱやく度々警察のお世話になっている。そんな彼が、突然財閥一家に迎えられる？？
ヒョンソングループ会長の長男が、ダメージがひどい心臓を手術しなければならなくなって、赤の他人であるジヒョクに白羽の矢がたつのです。
会長はジヒョクをただ利用して捨てようと思っていたのに、思わぬ方向に事態が展開。予測不能なその男は、危機に瀕するヒョンソン流通の救世主となり、、、、、。
悪い奴ら（ヒョンソングループ）が血も涙もないため、何も持たない主人公ジヒョクが次々と苦境を脱し悪人を驚かせる展開がとっても痛快！
彼が人々の心を掴み、正しい方向に導いていく「熱いリーダー」として、成功していくのを見るのが楽しかったです。
悪役はヒョンソングループ会長から次第に、長男ドンソク「チェ・ダニエル」へとシフト。
「金持ちＶＳ市井の人々」の構図がハッキリしていて、企業もの、恋愛ものとしてもバランスよく、テンポがいいので見ていて肩に力が入らず見られるのではないでしょうか。

「カン・ジファン」は、エネルギッシュな主人公ジヒョクにぴったりでとても魅力的。
ヒロインのミラ「イ・ダヒ」は今回は芯は強いけれど繊細な女性の役。これが意外にもとても上手で、ますます今後目が離せない女優さんになるなと思いました。
いつもスマートでカッコイイ「チェ・ダニエル」ですが、今回は歪んだ悪役を上手に演じていて、やっぱりこの人はイイ。
脇役では、冬ソナでは次長だった「クォン・ヘヒョ」が、ジヒョクを支える片腕としてとてもいい味を出していました。
また母親代わりの食堂経営者を「ソン・オクスク」がさらっと演じていましたが、このドラマはキャスティングが本当に良かったと思います。

正直に一生懸命生きる人たちが報われ、金より人を大切にするような「世の中」がいつか来るといいと、希望を持たせてくれるドラマ。
オススメです！！

ほんとに、ここまで命を狙われ何度も死にかけ、最後にこの世に戻ってくるときの勢いのあつ男の役はないかもしれないと思いました。
カン・ジファンのこんな役もめったに明愛し、チェ・ダニエルのこんな怖い八雲初めて、だから別の意味で引き込まれました。
たくさんの彼らの作品を見た方には、ぜひというくらいおすすめです。

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

ヒョンソン財閥のドンソク（チェ・ダニエル）は事故に遭い、そのせいで心臓移植が必要となる。
父親は息子を助けるため、学もなく、親もいない孤児院育ちのチンピラ、ジヒョク（カン・ジファン）に目をつけ、この名も知らぬ男を息子のドナーにするため策略。
彼を襲わせ、脳死状態に追い込み心臓移植にこぎつけようとする。
権力あるからと好き勝手するこの展開には驚きを隠せませんが、ここですんなりとは終わらない。
脳死状態から息を吹き返したジヒョク。
ここから彼の人生が一転、ヒョンソン財閥の生き別れた長男としてドンソクが回復するまで社長の座に座ることになります。
この降ってわいた出来事に戸惑いながらも、熱いハートとその底なしのバイタリティで人々の心を掴んでトラブルを回避し、結果を出し始めます。
周りの助けを得て、人を引き付けるという彼の才能が開花する。
それに焦るのは、回復し戻ってきたドンソク。最初はとるに足らない相手だと思って馬鹿にしていたがいずれ自分の足をすくわれる事になろうとは・・・
真っ直ぐな正義感を貫き通し、財閥相手に闘い、チンピラから見事なリーダーになっていくジヒョクが痛快です。
大きな権力に立ち向かっていく勇気には拍手もの。
そんなジヒョクをカン・ジファンさんが生き生きと演じていてまさにはまり役といえます。
彼にすべてを奪われることになるドンソクはチェ・ダニエルさん。
初めての悪役でしたがこれがもう腹立たしさにムカムカ。こんな切れまくる錯乱するチェ・ダニエルさんの悪役ぶりは初めてでした。

とにかくジヒョクを信じて温かく見守る市場のみんなに心がほっこりさせられます。人情の深さにウルウルさせられる。
そしてジヒョクを支えて協力するク・ドッキョ（クォン・ヘヒョ）や恋人ドンソクとジヒョクの間で心揺れるソ・ミラ（イ・ダヘ）。
ジヒョクに出会った人々すべてがことごとくジヒョクの心に触れて彼を好きになっていく所が見てて嬉しくなる。
どこに産まれるかで人生が決まってしまう社会なんてつまらない。。。