黄金の帝国

過去のドラマばかり見てきたので、最新モノをとこれを見始めましたが
これがまたもや、DVD販売側の意図なのかネット配信は２４話なのにディスクは１７枚？
と言う事は、１話の内容が中途半端に終わってるんですよね。
見てて不自然さを覚えてしまいます。
この頃この手の、DVDの販売・レンタルディスクが多くなってる気がしますが・・・。
ディスク２枚まで見ましたが、内容は面白いんですがどうも話の最後の切れ方に違和感。
見たいと思う内容なのに、なぜなんでしょうか？

昨日の敵は今日の友、今日の友は明日の敵、どんでん返しに次ぐどんでん返し。そういう意味では非常に面白かった。が、結末の後味の悪さも一入。韓ドラの財閥物の権力争いは見慣れた光景とは言え、ここまで徹底したのは初めて見た。単なるドラマとしての誇張なのか、韓国社会ではよくあることなのか、実のところはわからないが、少なくとも日本よりも遥かに階級差のきびしい社会ではあるのだろう。主要な登場人物のすべてが敗者であるという、人生の虚しさしか残らない救いの無い結末は、長時間このドラマに付き合った視聴者には辛すぎた。また、すべて自分で決めて、その結果の責任も自分で取ると言い続けていたテジュの責任の取り方が、ああいう形だったのは納得が行かない、と最初は思っていたが、結局、彼も疲れ果ててしまったんだろうと思うと、必然のような気もしてきて哀れでもあった。が、別の責任の取り方を選択してくれていたら、少しは救いもあったのにと思うと、やはり残念な気がした。

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底辺からのし上がって来た野心家チャン・テジュと、父の残した会社を守るため家族間の欲深い争いにまみれていくうち野心家にならざるを得なかった会長の次女チェ・ソユンとの戦い。
有利になるためなら今日の味方が明日には敵になるといったように財閥たちの醜い権力闘争があからさまに描かれていきます。
昔は優しくて思いやりのある長男でしたが父が事故に逢い、その手術代が払えないから父を助けることができなかった忘れられない過去の傷、お金がない故に屈辱を身にしみて感じて生きてきた。
それからというもの彼は変貌する。
その頭脳と大胆さを見事に発揮し、次第に力をためていきます。
けれどその前に立ちふさがるのは大企業のソンジングループ。テジュはその黄金の帝国の頂点にたとうという野心を持ち始めます。
家族なら和気藹々となる食卓ででも本心を見せないやり取りが続いていく。
あいつは自分にとって味方なのか、敵なのか。。。
そしてそのゲームから蹴落とされていく者がひとりまたひとりといなくなる。
悪役をあまり見たことがなかったコ・スさんがのっけからのなかなかの強かな悪役ぶりにはかなりの衝撃度でした。
家族間で起こる継承争いにまんまと入り込み、上り詰めていく様は人間の懲りない欲望を垣間見せられます。
そんな醜い利害関係ばかり計算する人物ばかりの中で真摯にテジュを愛し、彼のためならどんな犠牲もかまわないユン・ソルヒ（チャン・シニョン）
彼女の愛が深くて悲しくてならない。