Ｌ・ＤＫ

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　学校イチのモテ男クンで、常に女性に対して「○○してやるよ」と大橋巨泉さんなみの上から目線な男の子とひょんなことから同居することになった女の子が、当然、嫌い嫌いから好き好きになっていく話。

　原作が少女マンガだので、リアリティとかの視点で突っ込んではいけない映画で。
　そんな好きでもないイケメンさんと同居することになって、最初は喧嘩ばかりしてるけど。だんだんラブ同居になっていくという。展開に突っ込みどころもこれといってないし、わかりやすいほどデフォルメされたキャラクターたちがわかりやすいリアクションで進めていくので見やすくて面白かったです。
　ラブファンタジーでイケメンさんたちが上から目線でありえないような人ですけど、やっぱりイケメンさんって何やっても許されるのか?　と絶望的な気持ちにさせてくれる映画でした。完全な悪人もいなくて、少し傷つく人もいますが。全員善人ってのも年齢層に向けての映画で成功していると思いました。

　けれどもやっぱり突っ込んでしまう映画で、いきなりモテ男クンは主人公の親友の告白に対して「ウザい」とバッサリしてしまって、完全にイヤなやつにしか見えないですけど。主人公は「親友に対して酷い」と言いながらも、結局好きになっていく。「ブルータス、お前もか」と残念な気持ちでした。
　とにかくこのモテ男さんは、主人公に対してパーソナルスペースがほとんどなくて、後ろからいきなりザッと抱きしめたり平気でやっちゃうのが尊敬の眼差しで見つめていました。
　同居するきっかけが料理中の火事でファイヤーしてしまって、スプリンクラーが作動して水浸しになるので、同じ部屋に住むという。スプリンクラーがあるアパートってすごいなと思いながら見てました。

　イケメンさんは他にもいて、同じアパートに住む料理人のお兄さん。このお兄さんも主人公のことが好きなのかな?　という。イケメンさん同士で「○○、俺もらっていいか?」というこの手のジャンル映画で確実にあるやりとりをこの作品もありますが、カッコいいです。
　この料理人のお兄さんがクライマックスでは可哀想な役回りで、よくよく考えたら。主人公の親友の作戦で、主人公とイケメンさんがウジウジしてた背中を押すコロガリを発動させますが。このイケメン料理人さんがエサみたいにされて可哀想でした。
　イケメンさんの元カノも主人公の障害としての記号的な人物なので、その後の救いが描かれないのが残念ですが、そこまで描いてたら長くなってしまうので仕方ないのか。

　主人公が男の子の誕生日のために料理を作りますが、その料理が物凄い量でスゲーなと驚く映画で面白かったです。そして、高校生って今はみんなスマホ持ってるんだ。料金、親が払ってるのかな?　とか勉強になる映画でもありました。

原作を知っていたのですごく楽しみでした。主役二人以外少し設定が違う気がしました。でも、素敵にまとまってると思います。主役二人のしぐさや表情が良かったです。一生懸命原作に近づこうとしているのが伝わってきました。柊聖くんは男性としては完璧な男の子なので演じる山崎賢人くんは大変だろうなと思いました。大家さん役の白石美帆さんかわいらしかったです。お子さんもすごくかわいかったです。
壁ドンなどのドキドキさせるシュチュエーションなどもあり見ごたえがありました。

漫画を読んでいるのですごく親しみがわきました。女子高生とかティーンが見るともっとドキドキして楽しめるのかなと思いました。剛力彩芽ちゃんもかわいかったです。

アパートで一人暮らしをする高校生の葵（あおい）が
あることがきっかけとなり学校一のイケメン・柊聖（しゅうせい）と
同居することになるという王道ラブコメです♪(*´∀`*)

ただし、原作は壁ドンブームの火つけ役とも言われた
今も連載中の渡辺あゆ先生の人気漫画ですが、
キャラクターの印象が原作イメージと違っていたり、
映画だけのオリジナルキャラクターもいたりして
決してファン向けの作品ではなかったです。


じゃあ、原作は抜きにして
単体の恋愛映画としてはどうなのかというと、
ぜんぜんキュンキュンしないし、やっぱりイマイチ。

同居生活なんて、そのワードを聞いただけで
ごはんが三杯は食べられそうなシチュエーションなのに、
ちっとも仲が進展しないわりには
いつの間にか好きになっていたりして
見てる方は完全においてけぼり…

同居中の具体的な恋愛描写なんてちっともなくて、
一緒に勉強したり、料理したり、まるでホームドラマのようだし。

ベタでもいいから手が触れ合って、あっ。ってなったり。
あっ。ってなったりすらないって…どうなの！？

しかも、同居生活がバレたらやばいって感じでもなく、
バレたらバレたでいいじゃん。みたいな空気がどこかにあって
ドキドキした緊張感が伝わってきません。(;´д｀)


どうせ原作を再現するつもりがないのだったら、
せめて刺激的な内容にしてほしかったなぁ。(*´д`*)〜з

そういう意味では、毒がなくて安心して観れるので
むしろ大人向けなのかも…？

壁ドンとか、有名になりましたが、他にも胸キュン要素が散りばめられています。まあ、ちょっとムリな設定ではありますが、葵の一途な気持ちや、萌の友達思いな感じなど、ウルッとしてしまいました。っていうか、皆、いい人？主役のお二人よりも、わきを固める面々のほうが、演技力ありな感じでしたが、それは置いといても、山�ｱ君のツンデレ&笑顔、剛力さんの笑顔&涙の表情など、やっぱり主役だけに、演技お越えた魅力があるかなと思いました。

申し訳ないけど、こんな恋愛映画作っていたんじゃ、韓国映画に勝てないよ