そこのみにて光輝く

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そこのみにて光輝く / 池脇千鶴
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「そこのみにて光輝く」 の解説・あらすじ・ストーリー

2010年に映画化された「海炭市叙景」のヒットによってにわかに脚光を浴びている不遇の作家、佐藤泰志の同名小説を「夏の終り」の綾野剛主演で映画化。閉塞感漂う北の町で無為で無気力な日々を送っていた主人公の運命が、社会の底辺で行き場を失った一組の姉弟との邂逅によって少しずつ動き出していく姿を、切なくも優しい筆致で描き出す。共演は池脇千鶴と菅田将暉。監督は「オカンの嫁入り」の呉美保。ある出来事をきっかけに仕事を辞めてしまい、無為な毎日を過ごす男、佐藤達夫。ある日、パチンコ屋でチンピラ風情ながら無垢で憎めない青年、大城拓児と知り合う。彼は海辺に建つ粗末なバラックに家族と暮らしていた。そこで拓児の姉、千夏と運命的な出会いを果たす達夫だったが…。

「そこのみにて光輝く」 の作品情報

製作年: 2013年
製作国: 日本

「そこのみにて光輝く」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

そこのみにて光輝くの詳細

  • 旧作
収録時間: 字幕: 音声:
120分 1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
2:リニアPCM/ステレオ/日本語
レイティング: 記番: レンタル開始日:
R-15 TCED2352 2014年11月14日
在庫枚数 1位登録者: 2位登録者:
46枚 3人 1人

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ユーザーレビュー:41件

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1〜 5件 / 全41件

閉塞感の中の煌き

投稿日:2014/11/10 レビュアー:ミルクチョコ

芥川賞候補に幾度も名を連ねながら受賞がかなわず、41歳で自ら命を絶った不遇の作家・佐藤泰志の唯一の長編小説の映画化。
生きる目的のない青年と、家族とともにバラックに住む女。そんな男女の痛ましくも切ない愛のかたちを映し出す。

仕事中の事故がトラウマになり生きる目的を失い、自暴自棄な生活を送る達夫(綾野剛)。家族の生活を背負わされて自から不幸を背負い込む千夏(池脇千鶴)。
そして二人を結びつける拓児(菅田将暉)は家族思いだけれども、ちょっと短絡的なのがたまに瑕。
不器用な生き方しかできない彼らが、地方都市の閉塞した世界から抜け出せない喘ぎと焦燥の中で、やっとつかみかけた未来すら簡単に崩れ落ちてしまいます。

家計を支えるために風俗嬢をしていた千夏と達夫はある時再会し、達夫は拓児とつるんで、千夏の商売をやめさせようとします。
現実から逃避してきた達夫が、求め合うように出会った千夏とのヒリヒリとした愛。千夏を目の前にして前向きになろうとする姿がいいです。
それぞれのしがらみがあまりにも重く、人生のどん底で、もがき苦しむ彼らの姿がとても愛おしく感じました。
姉思いの拓児が起こしてしまった事件。
どん詰まりの彼らを救済するかのように差し込む光が、悲しいながらも不思議とこの先にある希望を感じさせてくれました。

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菅田将暉にはまる

投稿日:2015/01/05 レビュアー:パープルローズ

事故で部下を死なせてしまった自責の念から、採石場での仕事を辞めて流れてきた達夫(綾野剛)。
何をするでもなく、無為な日々を過ごしていた達夫は、パチンコ店で拓児(菅田将暉)と知り合う。
拓児は傷害事件を起こして借釈放中の身。
拓児の姉千夏(池脇千鶴)は、寝たきりの父親を抱え、売春で生計を立てていた。

熊切和嘉監督の「海炭市叙景」と同じ原作者の小説を基に、
函館を舞台に社会の底辺でもがきながら生きる男と女の人間模様を描いた作品です。
熊切監督も、この映画の呉美保監督も、大阪芸術大学の出身。
そのほかにも山下敦弘監督や石井裕也監督もいらっしゃって、名門ですね。
「海炭市叙景」もこの映画もどちらも素晴らしいのですが、
この作品は女性監督ならではの演出が光っていたところがよかったです。

特にうまいなと思ったのが「ホタルブクロ」。
拓児は「祭りで売るんだ。」と言って、ホタルブクロの苗を育てていて、その苗を達夫に持ち帰らせます。
そして、自分が達夫のアパートに行ったときにはちゃんと水をやって世話をしてるんだけど、
恋仲になった達夫と千夏が達夫のアパートで将来の話をしているときには、そのホタルブクロは枯れてしまっている。
ふたりがようやく手にしたかすかな希望。
それが打ち砕かれてしまいだろうことを暗示しているのが、ホタルブクロでした。

そして、特筆すべきなのが菅田将暉。
NHKの朝の連続ドラマ「ごちそうさん」に主人公の息子役で出ていたので、顔は知っていましたが、こんなにすごい子だったとは。
なんでも「おいしい、おいしい。」と食べるところが気持ちいい。
笑った時に見える茶色い歯。そして、怒り。
綾野剛、池脇千鶴のふたりを完全に食っていました。

ここから逃れることはできない。ここにいるしかない。
けれども、ここで輝く方法がきっとあるはず。そんなことを感じるラストでした。
去年みた邦画の中ではこれがいちばんよかったです。

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いつかは心身とも輝く中にネタバレ

投稿日:2019/06/27 レビュアー:なんの因果

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芥川賞候補になりながら、不遇のまま41歳で自死した佐藤泰志。
生き急いだ佐藤の唯一の長編小説にして代表作の「そこのみにて光輝く」。
達夫(綾野剛)は採石場で働いていた時の事故がトラウマとなり、悪夢にうなされる日々、
パチンコ屋に通い無為な毎日を過ごしていた。
そこで出会ったのが大城タクジ(菅田将暉)。ひょうきんで人懐こいタクジは自宅へ誘う。
真新しい高層ビルの裏のゴミ焼却場の近くのバラック小屋。
そこには寝たきりの父、父にかまいきりの母、生活のためイカ工場で働き、夜は体を売って生きている姉・千夏(池脇千鶴)がいた。
そこのみにての「そこ」とは、どん底の底だろうか。しかし「光輝く」と、珍しく希望のある動詞がついている。
千夏にしてみれば、これ以上のどん底はない。這い上がれるきっかけもない。家族に消耗されるために生きてるようなものだ、(高齢化で病気の父と収入のない母、弟は社会不適合者で監察中、所得のある25パーセントで一家を養うのだ)
その池脇千鶴の演技が素晴らしい。綾野剛と初めて目があった時、セリフはなかったがお互いに恋に落ちたとわかった。
脱ぐ時も脱がされる時もあるが、女性の体がこんなに美しく撮れてる(実際美しいのだろうが)のは驚きだ。
ヘンなポーズをするわけではない、ただ(肌色のふっくらした存在)がそこにある。
肌だから肌色というのか、肌がツルツル・・(あ、ナニ云ってんのワシ、ご乱心召されたか・・)
ハッ!!なにをさておき。この作品では、重要な事を言わねばならぬ!
菅田将暉はじめ、皆様の「函館弁」が素晴らしい!
(いや、元々函館弁というものがあるとも知らず素晴らしいもないもんだが。)
(それに素晴らしいと言われて喜ぶべき案件なんだろうか?)
北海道といえばきれいな標準語という事で言葉も女性も東京よりきれいと言われて久しいです。
(すみません、北海道の知人に気を使いました)
が、函館という観光地でもあり文化発祥の地、26万人を有する中核市、全国から人が集まり北島三郎が♪はるばる来たぜ、ハァ〜コダテェー♪と歌う(サブよりやっぱGLAYっしょ?)
その函館のナマリがなんと北東北のズーズーした方言と共通してるとは!
(地理的に近いのだから不思議はないのですが、函館ってメジャーでしょ、東北はマイナーだし)おぉぉぉ!
わたくし、マイナー因果の耳に菅田将暉の言葉が懐かしく響く。「んだべゃ」「〜でばぁ」
これは方言指導のスタッフは大変良い仕事をしましたね。初出は1985年ですから、この位でいいと思いますよ。
(ただ、何云ってるかわからない・・方もおられるかもしれません)。はい、映画に戻ります。
自分の生きたいように生きれなくて絶望だけの千夏。過去のトラウマで言葉だけでなく感情さえ失っている達夫。二人のもどかしい愛を、あっけらかんとしたタクジがつなぐ。
光もささないようなどん底でも、それでも希望はあると思わせる作品でした。

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閉塞感

投稿日:2015/01/05 レビュアー:ぴぴぴ

舞台は函館の海に近い、さびれた町。
閉塞した静かな空気感の中、二人の男女を中心にストーリーが淡々と描かれていく。

評価が高い作品なので、かなり期待してみましたが、私には?でした。

特に前半は間延びしたような静かさで、テンポ感もない中
過去にとらわれて前に進めず腐った生活をしている綾瀬剛演じる主人公に
魅力を感じることができず、観るのをやめてしまおうかと思ったほどだった。

この作品でよかったのは、菅田将暉の演技。
整った顔立ちで、どちらかというと優等生向きの俳優さんかと思いきや、
姉や家族思いの、愛すべきチンピラを、ごく自然に演じていた。
歯まで、きたなく汚して。
この弟の存在はこの作品に唯一動きや活力を与えている、非常に重要な役回りであった。

一番?だったのは、脳梗塞で寝たきりとなった、父親に対する娘の行動。
絶対にありえない。
そして、それを止めようともしない、母親。
母親はもう、追い詰められておかしくなってしまっているという設定なんだろうが、どうも理解できない。
とにかく父親にまつわるエピソードが、そのつどあざとく感じたし、非現実的だった。
貧しさとか、不幸のどん底とか、社会の底辺のようなものを表現したかったのだろうが、
現実にはそうはならないんじゃないか、とかなり違和感がのこった。
原作はまだ未読ですが、男性の作家さんの作品なので、女性とは視点が違うのかもしれません。

ラストの海辺で二人が見つめあい、少し微笑むような表情をするのも
この状況で、そんな場合じゃないだろう、と思わず突っ込みそうになってしまいました。

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これは頂けない。

投稿日:2014/12/31 レビュアー:monchan

底辺で生きる人間たちに対する作り手の実感や思いのようなものがまるで感じられない。アル中、パチンコ、売春、認知症、近親姦、etc.、とりあえず想像の域で底辺のイメージをこれでもかと並べてはみたものの、肝心の人間に魂が入っておらず、結果、鼻白むエピソードが闇雲に延々と続く。本当の意味で人間同士がぶつかり合っていない。もがいていない。綾野のタバコと一緒で、すべてがフリだ。原作は未読だが、たぶん根本的な視点・論点が違うのではないか?自称映画評論家の無責任な評価を鵜呑みにしてはならない。皆さんもつまらんものはつまらんと正直に言いましょう。こんな作品を容認していると邦画が益々劣化してしまう。

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