ラヴレース

1972年製作のポルノ映画「ディープ・スロート」（72）で一世を風靡した女優リンダ・ラブレース（アマンダ・セイフライド）の半生を描いた実録ドラマ。
リンダはバーの経営者チャック（ピーター・サースガード）と知り合って、すぐに結婚。夫のチャックは、売春容疑で逮捕され、保釈金や借金で行き詰った彼は、妻であるリンダをポルノ映画へ出演させてひと儲けしようと思い付き、リンダはポルノ映画「ディープ・スロート」に主演することに。たった7日間で撮影された同作は大ヒットを記録。彼女は一躍時の人となるものの、チャックの束縛に怯える日々は続くのでした。

リンダ・ラブレースが「ディープ・スロート」に出演し、セックスシンボルに祭り上げられ、一躍有名人になるまでが前半。
後半は同じ話をリンダ目線で描き、事の真相を映し出していきます。彼女の受けたDVの酷さと周囲の無理解がより鮮明になります。
彼女自身は普通の女性で、ポルノ業界にいたのは、わずか１７日間にすぎず、性の解放者として脚光を浴びる一方で夫のDVや、母親との軋轢に悩み続けたラブ・レースの素顔を知ると名声とは裏腹に彼女が手にしたもののあまりの小ささに驚きでした。一見、頑張っていたように見えた笑顔も、夫の脅迫の恐怖からだったのかもしれません。

そして、夫チャックから何とか逃れて、離婚。自伝を書いて、同じように虐げられた女性を擁護し、反ポルノの活動家となったのは、知りませんでした。今までの生活を振り向かずに生き方を変える勇気に感服してしまいます。
清純派のアマンダ・セイフライドが、思いっきりのヌードを披露。７０年代ファッションに身を包んだ彼女がポルノスターとして輝きを浴びる体当たりの演技も良かったです。
敬虔なカトリック信者のお母さんがシャロン・ストーンだったのは最後まで気付きませんでした。

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アメリカのポルノ映画史上最大のヒット作品「ディープ・スロート」の主演女優リンダ・ラブレースの自叙伝に基づいた映画です。
ドキュメンタリー「インサイド・ディープ・スロート」は観たのですが、
「ディープ・スロート」そのものはさすがに観る勇気が出ませんでした。（DISCASにあるんですが・・・。）

リンダ（アマンダ・セイフライド）は、借金を背負った夫に頼まれてポルノ映画に出演。
一躍スターダムをかけあがってゆくのだが・・・。

リンダにインタビューするレポーター役で、クロエ・セヴィニーがほんのちょっとだけ出演していますが、
クロエといえば思い出すのが「ブラウン・バニー」のビンセント・ギャロとの「あの」シーン。
アマンダ・セイフライドがもろにそういうことをするシーンはありませんが、
かわりにクロエを登場させることであのシーンを連想させようとしてるんでしょうね。

アマンダ・セイフライド、よくこんなキワモノ的な映画に出演したもんだと思いながら観てたんですが、
その裏で何があったのかが明らかになるにつれて、これはただのキワモノ映画ではないと思い始めました。

とにかく夫がクズのような奴。
妻に「あんなこと」を教えたのはともかくとして、その「特技」と生かすべくポルノに出演させる。
少しでも反抗しようものなら、壮絶な暴力。
お金は一切自分で管理して、借金をどんどん増やしていって。
果ては妻に売春まがいのことまでさせる。
クズ男を演じるならこの人しかいません。ピーター・サースガード！！ハマってます。

さらにリンダの母親は保守的かつ厳格で、妻は夫に従うべきという考えの持ち主。
リンダに救いの手を差し伸べる人は誰もいない。
あまりに酷すぎて、リンダが気の毒で、涙が出ました。

さらには彼女がポルノ業界にいたのはたった１７日間なんだそうですが、
彼女の過去は決して忘れ去られることなく、いつまでもついて回ります。
これも、最近の「リベンジポルノ」の問題に通じるところがありますね。

彼女が支配的な夫からどうやって逃れ、理解ある男性にめぐり合い、家庭を築いたのか、
そのへんがあまり描かれていないのは残念ですが、それでも意味のある作品だと思いました。

「PLAYBOY」のヒュー・ヘフナー役にジェームズ・フランコ、映画の共同出資者役にクリス・ノースが出演しています。
リンダの母親役がシャロン・ストーンだったとは、最後まで気がつきませんでした。

男性客も多かったな、やっぱりこの映画（笑

そりゃ、アマンダがポルノ女優を演じるつーんだもんね。
脱ぎっぷりもなかなかだしね。

てっきり、ポルノ界のスターになった
「栄光話」かと思いきや
これ、逆だったのね。

リンダ・ラヴレースを知らなかったので
よくあるサクセスストーリーかと思ってましたわ。

厳格な両親に育てられ、
その窮屈さゆえに現実逃避、
逃避した相手がマズかった・・・・っていう。

救いの手を差し伸べたように見えた
バーのオーナー、チャック（サースガード）ですが、
この人がもーーーーーーーーーー
感じ悪いし、どんどんヤなやつに（苦笑

ピーターサースガード
こんな印象の役が続いてるなあ・・・・
彼が出てきただけで
「あ、もしかしてコイツ・・・？」
って思っちゃうくらい
イメージこびりついちゃってる。

ラヴレースがいかにして有名になったか、
一方、その裏にはどんなことがあったのか。

もう、正直言って
有名になったのも、悲惨な目にあったのも
ぜんぶあの方が・・・・・・
って思いますわ。

もちろんラヴレースの若さゆえの無知無謀もいけないんだけど
そこへ付け込むチャック・・・・

17歳の肖像のサースガードの役柄と被る・・・・・

ポルノ全面肯定でもなく、否定でもない
脱ぎっぷりはいいけれど、エロ映画方面には脱線してない。
むしろ、1人の男に出逢ったがために
波乱万丈の人生を歩まざるを得なくなった女性の物語という感じ。

描き方によってはもっとドロドロ劇になりそうな気もするけど、
ドロドロしてるのはサースガードだけだったｗ

想像してた内容といい意味で違ってたので
興味が持続しましたが、
ちょっとメリハリなくて、体感時間が長かったように思います。

しかし、アマンダのスタイルには惚れ惚れしますな。

男子眼福映画でもありますね。

アマンダ・セイフライドが伝説のポルノ女優を演じたこの映画♪

アマンダの脱ぎっぷりはいいですね！
綺麗なおっぱいしていますｗｗｗ
彼女のファンの人は、充分楽しめるんじゃないでしょうか♪

ただ、そうじゃない私としては
上半身裸のシーンがあるにしても、ポルノ撮影シーンなんてあってないようなもんで
もっと体当たり演技っていうか
アマンダの一皮むけたところを観たかっただけに
ちょっと物足りない・・・

そういうのもあって
リンダを一躍スターポルノ女優に押し上げた“秘技”ってのも
ものすごくボヤけた描き方しかしてないし
拍手喝采、女性もこぞって鑑賞した伝説のポルノ映画
その当時の熱狂ぶりってのが、全く伝わってこないんですよね

しかも、意外と、暗い・・・ｗ

華やかな舞台の影に、不幸な話ってつきもので、それを生き抜いた女性の話

ダンナ役がピーター・サースガード
母親役がシャロン・ストーン（←絶対分からんっ！！）
「プレイボーイ」のヒュー・ヘフナー役にジェームズ・フランコ
と、リンダを幸せに出来そうな人は一人も出てきませんっ！ｗ

人生の宝くじに当たると同時に
サイテーの男にも当たってしまったリンダの半生

それを形良くなぞってるものの、描き込みがちと弱く
困難を生き抜く女性の姿ってのを、もうちょっと強く描いて欲しかったかな

「ふ〜ん」止まりの伝記ドラマで終了しました・・・

エロ系の面白い話かと思いきや、ＤＶ夫にひどい目にあわされる女性の話。
ディープ・スロートと聞くとＸ-ファイルを思い出す。ひとつのポルノ映画の題名が２０年後のテレビ番組の登場人物の名になったわけだが、こんなことは他のポルノ映画にはない。いかにヒットしたかということだろう。その主演女優の自叙伝をもとにつくったと思われるこの映画は、「ディープ・スロート」の話題性をつかってなんぼかでもカネを稼ごうという感じの作品にみえる。アマンダが主演したおかげで最後まで観たが、途中でやめようかと何度も思った。
ちなみに、この映画では、リンダは１７日間しかポルノ女優をしなかったとなっているが、ウィキによれば、ディープ・スロートの前にもいくつかの短編ハードコア・ポルノに出演し、その後も多くのソフトコア・ポルノに出演したようだ。どこまでが本当の話なのかはよくわからない。