ブレイキング・バッド　ＳＥＡＳＯＮ　３

目を背けたくなるシーンはあっても、目のやり場に困るシーンというのは大人になってからはご無沙汰でした。
だから、なんとも妙な感動、というか感激。。ウォルターの白いブリーフ姿。
別になにかをねらってそうしてるんでなく、日常のごくありふれたよくあるシーンでのその格好・・だからこそ？目のやり場に困ってしまうのだと、
どうでもいい自己分析。
ともあれ、お話しはブリーフとは関係なく、個性的で面白い。
じわじわっとはまっていきました。

各話オープニングの”ほのめかし”が好きです。
推理な想像力が刺激されて膨らんでココチいい。
ちょうどいい頃合にまた、繰り返されたりする。
下手に狙ってると見せかけといて、急所ど真ん中に撃ち込んでこられるみたい。
で、まぐれあたりですからな、やれやれポーズ。
よ〜く練りこまれ掻き回され”調理”されてる連ドラです。

感情移入はまったくできないのに愛着わきまくる、主人公のふたり。
なんでそうそこまでお互い執着するんだか…
でも、あのハエや赤ん坊のあやし唄でほのめかされて納得してしまう。
そう○○があれば歳の差なんて。
いっしょに攪拌されてしまいます。
ただいまは、半妖なマリーにすっかり同調（彼女の行動には思い当たる節がありすぎてコワイ）してしまっていて、
視界はムラサキ。そしてこの先、S４の添加物は何でしょう・・

一介の化学教師だったウォルターが、末期ガンを宣告されて残される家族のために大金を作ろうと、必死に悪人に変わろうとしたシーズン１。
ドラッグビジネスを広げていく中でグッドマンやガスなどの悪人にいいように翻弄され、ウォルターはその末期ガンが奇跡的に回復するも妻に自分が悪事に手を染めてることがバレて別居することになり大金を残す意味がなくなり、相棒ピンクマンは愛する人をそのドラッグで失い、さらにその娘の死が引き金となり悲惨な飛行機事故を招いたシーズン２。
もうこの2人にドラッグ精製をつづける意義・気力がなくなったところで本シーズンは始まる。

このシーズン３の影の主役はなんといっても、シーズン２でウォルターたちに手助けをして「善きパートナー」であったマフィアの大物ガス。彼が徐々に本性を表し始める。またシーズン２でちょっと物足りなかったウォルター・ピンクマンの糞コンビの、まさに生き残りをかけたサバイバルがこのシーズン３から始まる・・・

あとこのドラマの内容とは関係ないが、本作品のメインライターとして一躍脚光をあびたヴィンス・ギリガンがてがけた作品"Battle Creek"が2014年にCBSにて放映開始されるので、こちらも非常に楽しみ。

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　ウォルターのある行動で大惨事にまで発展してしまう。さらにはスカイラーに麻薬密造を知られてしまって離婚迫られたり、上司と浮気したり。さらにはトゥコの従兄弟がウォルターの命を狙い始めたり、相変わらず負のスパイラルっぷりが激しくなっていく話。

　前シリーズの衝撃的な終わりから始まり、どんどんとウォルターに迫る障害がでかくなっていきます。因果関係の描かれ方が素晴らしくて、忘れていた出来事や人物が後半に意外な形で繋がったりするのが面白いです。
　ウォルターも問題がいっぱいだし、ジェシーは自分で麻薬を売ろうと麻薬絶ちのセミナーの人に麻薬を売ろうとして親しくなる女性がいるけど、その女性から子どもが組織の手先になっていると聞かされて……。とか。スカイラーは夫の悪事を知って、これまたいろんな問題を起こして、更には洗車場でビジネスを始めようとする。ハンクはカメ爆弾のトラウマでなかなか転勤できない。そんな中、殺し屋に狙われて……。ここの銃撃戦もカッコいいです。
　弁護士のソウルも笑えるし、ガスの無表情は怖いし、ガスの部下の孫を大事にするマイクも魅力的です。

　完璧なビジネスマンであるガスがしだいにウォルターを必要としなくなって行く後半。シーズン1ではあれほど人を殺害するのを恐れていたのに、自分たちの障害になる人物を排除していく姿が怖いです。
　次のシリーズが楽しみになることが間違いないクオリティのドラマで面白かったです。
　

シーズン３のウォルターは完全にイッちゃってます。
奇行が目立つ^^;
その反面、やはり天性の頭の良さを持ち合わせているので、要所要所で感心させられます。
色んな意味で死と隣り合わせの人生。
さすがに彼も変わってきて当たり前。
ジュニアの運転練習を見ていたウォルター。以前は両足を使って運転する息子に、決まり通りにやるよう注意していたが、今では【安全に運転できれば良い】というまでに変化。
これを【柔軟】と呼ぶか【悟り】と呼ぶかは人それぞれでしょう。
色んな経験をして、良くも悪くも洗練されてきたウォルター。
シーズンラストでは衝撃の展開を迎え、次シーズンが待ち遠しい！
完全にウォルターワールドにハマッています。。。

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ウォルターってなかなかキレる人物だと思っていたけど、ガスも負けてはいない。
ジェシーを追い出し、新しい助手をつけたのには理由があった。
そうだよねぇ。作り方さえ分かったらウォルターは必要ないのだ。
いちいち注文をつけてくる頑固オヤジはお払い箱にして操縦しやすい人物に精製を継がせる方が効率的。
それは考えなかったなぁ。。。
でも我らがウォルターはしっかりと考えていたのだ。
だとすると、超過分の麻薬をおまけでつけていたのはご機嫌取りだったのだろうか。
自分を使う事のメリットをアピールしていたのか。
そんな事も全然分からないジェシーが勝手に動いた事により、事態は悪化。
とうとうウォルターの抹殺指令が出されてしまいます。
ここから生き抜く事は容易ではない。
一気に急展開をみせたラスト。
２人は生き残る事が出来るのでしょうか。
俄然面白くなってきました。