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MUD ?マッド? / マシュー・マコノヒー

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「MUD ?マッド?」 の解説・あらすじ・ストーリー

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解説・ストーリー

「テイク・シェルター」のジェフ・ニコルズ監督が、危険な逃亡犯と絆を結んでいく2人の少年のひと夏の冒険と成長をビターに描いた青春サスペンス・ドラマ。少年役は「ツリー・オブ・ライフ」のタイ・シェリダンと新人ジェイコブ・ロフランド。共演に「マジック・マイク」のマシュー・マコノヒー。南部のアーカンソーに暮らす14歳の少年エリス。ある日彼は、親友のネックボーンとミシシッピ川に浮かぶ島へと探検に繰り出す。そこで2人は、怪しげな男マッドと遭遇する。彼は愛する女性ジュニパーのために殺人を犯して追われる身で、この島でジュニパーと落ち合い、一緒に逃亡する準備をしていると告白する。エリスはその話に引き込まれ、愛する2人の逃亡を成功させようとマッドに協力するのだったが…。 JAN:4562262283394

「MUD ?マッド?」 の作品情報

作品情報

製作年:

2012年

原題:

MUD

「MUD ?マッド?」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

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ディア・ファミリー 〜あなたを忘れない〜

恋は邪魔者

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U−571

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1〜 5件 / 全28件

MUDとの出会いで学んだものと忘れがたい夏の出来事。

投稿日:2014/05/11 レビュアー:MM3

カンヌで好評だった映画だし、最近ノッてるマコノヒー主演
しかも、監督が「テイクシェルター」のジェフ・ニコルズ。
これは期待しちゃいます。

その期待に十分応える映画でした。

「スタンドバイミー」が比較に出されるようですが
私は「スタンドバイミー」と「パーフェクトワールド」を
ミックスしたような印象を受けました。

14歳の少年エリスとネックボーンは
ある日洪水で打ち上げられたボートの中に人が生活してる気配を見た。
マッドというミステリアスな男が住んでいたのです。

マッドはなにやらわけありで、この2人の少年達に
いろいろ用を頼む。

マッドという男は何者なのか、なぜこんなところで生活しているのか。
その謎を解く話、というよりは
少年2人とマッドの交流、この夏の出来事を経て成長する少年の物語という感じ。

マッドにも事情があり、少年にも家庭や色恋の事情あり。
特にエリスは両親の関係がよろしくないことから
このマッドに少し理想の父像をダブらせていたのかも。

そしてマッドの事情を知った2人は
ピュアな気持ちで応援し始める。
そこに世間体というものは皆無。
ほんとにこの男に幸せになってほしいという気持ちの現われ。

しかし、後半に事件が待っている。

細かくは書かないけど、
人気を避けてひっそり生活してきたマッドが
人目をはばからずに奔走する姿は
ちょっと目頭が熱くなりました。

そして、マッドにも少年達にもショックな事実を目の当たりにし
気力をなくし、彼らの関係もそろそろ潮時か・・・
なんて思いながら観ていたら
また少年達のピュアさが心を打つんですよね。

短い夏の間に彼らの間に芽生えた友情、もしくはそれ以上の絆にグッとくる。

序盤こそ静かにはじまったものの、
中盤以降の盛り上がりと、感情に訴えかける感じが凄いんですよね。

その上、マコノヒーはまたしてもすばらしく、少年達も好演。

いやあ、よかった。

そして、マイケルシャノンがあんな姿になってるのもちょっとツボでした。

このレビューは気に入りましたか? 8人の会員が気に入ったと投稿しています

ヘルプミーロンダ

投稿日:2014/07/01 レビュアー:裸足のラヴァース

予告編は今一つ面白くなさそうだったけど これも「テークシェルタ」と同じにシンプルで奇妙な味わいの映画で 
何故か長いのに惹きつけられる なかなかのってこない推理小説みたい

前作「テークシェルタ」が シェルターそのものが物語の発想の元にあったような作りとすると こちらも木の上の
名無しのボートがそれにあたるのか 木の上のボートもシェルターも一見役立たずの物が活用されるわけで共通する 
それをマクガフィンと言っちゃ簡単なんだけど それが具体的なアクションにつながってゆく 労働行為だ 深刻なテーマ
を扱っているようで 単純な行動が基本 この場合はラストがそうであるようなアクション映画となっていきますか

「テーク」のマイけルシャノンもマヒューも 何か心理的なふくらみやメッセを持つ人物ではなく いかにもなアメリカ映画のキャラなのだろう

河と船と岸辺のむつかしいロケーションもよくこなしている 登場人物それぞれの家族の または男女関係の裏付けもよし 
愛の物語 大人の諸事情は子供たちの目を通して描かれる 少年たちは大の男が女につまずいて それでも孤独に戦わなくては
ならぬことがあるのを学ぶだろう 単純なキャラと言ってはマヒューに失礼だったかな

このレビューは気に入りましたか? 7人の会員が気に入ったと投稿しています

信じたい!それを信じたまま大人になりたい・・・

投稿日:2014/06/10 レビュアー:パンケーキレンズ

個人的に好きな映画祭、「未体験ゾーンの映画たち」にもラインナップされてましたね♪

少年たちの視点を中心にしながら
大人たちの世界の不条理さが、ヒリヒリと描かれ
現実の厳しさと、近い未来への希望が混在する
地味ながらもなかなか魅せられたヒューマン・ドラマでした

マッド(マコノヒー)が、島に身を潜めてるとあって
ストーリー的には、コレだ!っという吸引力が(前半は)なく
しかも、けっこう会話劇な部分が多いのですが
ハウスボートと島
少年の家庭とマッドとの出会い
など、対照的な環境をじっくり描くことで
終盤の“ヘビ事件”以降が、ものすごい味わいを醸しだしてくれます♪

愛し合う二人・・・

男の強さ・・・

なんでもよかった・・・

信じれるモノがほしかったのでしょう

家庭環境に恵まれず、女性との付き合い方も分からず
だから少年は盗みを犯してまで、手に入れたかった何かがあったのかもしれません

それが

もう少しで手が届きそうな所で、崩れ去る、過酷さ・・・

涙を流してマッドを罵倒するところから、銃撃戦へとながれこむ
終盤の巻き返しがすごく好きです♪

暗殺者(サム・シェパード)と、ダイバー(マイケル・シャノン)が
ああいう形で終盤に食い込んでくる
そのあまりに映画的なところが、愛しいくらいw

望んでもなかなか手に入らない、理想的な人生
でも立ち止まらずに漕ぎ出そうっていう、強いメッセージを最後のシーンで感じました

電柱の影から恋人を見つめる、マコノヒーの優しすぎる表情が印象的だったな〜

現実的な形として見えなくても
見えないところで結ばれた、固い絆
そこにこそ、本当の愛が描かれていたのかもしれません
血の繋がらない親子の関係がいくつかありましたしね
夫婦、友情・・・
いま振り返れば、過酷な現実の中に、いくつも愛が存在していた映画だったような
そんな気がしてきました

このレビューは気に入りましたか? 7人の会員が気に入ったと投稿しています

スタンドバイミーと較べるのは酷♪

投稿日:2014/12/30 レビュアー:カマンベール

スタンドバイミーに少し似ている・・・意見もあるみたいだけど、
決定的にドキドキしない、ワクワクしない、トキメカナイ。
リバー・フェニックスも居ない。あの有名な主題歌も無い。
長い長い鉄橋を追いかけてくる・・迫る蒸気機関車も来ない。
マッドは少しもヒーローじゃない。
リースウィザースプーンはヒロインでもマドンナでもない。
マッドの後見人のサム・シェパードいわく、幼い頃からの腐れ縁なんでしょう?
少年がマッドの伝言を渡す。
[それからどうするの?]将来の展望が無い・・とか言うのね。
将来を考えるような女性に見えなかったけど。
少年と島に隠れているマッドとの交流に少年の境遇。
ボートハウス暮らしに不満を持つ母。
別れを迫られる父。少年がガールフレンドと思い込む
年上の先輩女性との交流。
それにしても唐突に銃撃戦になる。
そして、ラスト。
犯罪は犯罪。少年の成長物語なら、もう少し教育的結末
でも、良くないですか?
ロマンが無いわ。マッドが一緒にメキシコへ逃げよう・・と伝言を
渡しても
[将来の展望が無い]とか言うんだよね。
ヤクザかなんかのオンナのセリフとも思えない。
将来考えるならマッドを追って、わざわざモーテルに
長々滞在する?
お正月料理を作りながら見てたけど、
ウィザースプーンの元彼だか、悪い友達も見張ってた割には、
かなり出遅れてたよね。

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最高!(ネタバレあり) ネタバレ

投稿日:2014/06/10 レビュアー:カサブランカ

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・ 恋に憧れ、愛を信じる14歳の少年
恋や愛がどういうものなのかまだはっきりとは分かっていないけど、なんとなく憧れがあり、愛し合う2人はずっと幸せに暮らすものだと信じている少年エリス。
舞台が都会であれば、今時そんなピュアな中学生がいるのか?と思ったかもしれないが、アーカンソーの田舎の川の岸辺で父の仕事を手伝うエリスの生活の様子を見ていると、エリスの純粋さにも納得がいく。

ネックボーンがエロ本をボートの中で見つけて大喜びしている時のエリスの反応も、興味はありながらもまだそういうものへの照れや気後れが少しあるような、微妙なニュアンスを伝えている。

そんな純粋なエリスには大人たちの微妙で複雑な問題がまだ理解できない。厳密に言うとうっすら分かってはいるけど、その現実をまだ受け入れられない。
なぜ両親が別居するのか? なぜ父親は母親とちゃんと話し合わないのか?
マッドとジュニパーはなぜ一緒になれないのか? トムおじさんはなんでジュニパーのことを悪く言うのか?
父親が「愛を信用するな」と言うけど、どういう意味なのか?

メイ・パールをいじめる高校生の男を殴ったらメイ・パールと付き合えることになって喜ぶエリス。
だから自分のガールフレンドのはずのメイ・パールが男といるのを見つけると、メイ・パールに振り向いてもらうためにまたその男に殴りかかるも、反撃にあってボコボコにされ、メイ・パールにも拒絶されるエリス。
「プレイスビヨンドザパインズ」でライアン・ゴズリングが今の夫を殴ってしまうシーンを思い出した。どちらも映画の中に入って、「やめとけ!」と止めてかかりたくなるほどに見ていてせつないシーンだった。

・ エリスの父シニア
エリスの父親が非常にいい。
ただの暴力オヤジやアル中オヤジだったらもっと話はある意味単純だったかもしれないが、彼はそうではなく、家族を養うために真面目に働いている。
不器用で古風な男だが、息子を立派な人間に育てる責任を果たそうと威厳をもって努力している。
エリスが両親と会話する言葉からも、よく教育されてきたことが分かる。

ただ同時に彼の抱える弱さや自分ではどうしようもない事のなかで苦悩していることも分かってくる。
家族を養う責任を果たさなければと思っているけど、思ったように収入が伸びない。
でも自分にできる仕事はこれしかないし、街に住むのは性に合わない。
妻の気持ちも分かるが、自分はこういう風にしか生きられない。
ブロークバックマウンテンのヒース・レジャーを思い出す。

そんな父親の弱さが一番あらわれてしまうのが、エリスを叱るシーン。
盗みをしたエリスを叱るのはいいのだが、かなり感情的になっている。
自分の“生計の手段”が奪われそうになっている父にとって、息子が他人のそれを盗んだことがいつも以上に許せなかったのだと思う。
さらに妻との仲がうまくいっていないとやはり子育てにも影響してくるもので、なぜか妻と言い争いになり、そのまま怒りを理不尽にエリスにぶつけ、
家が解体されるというエリスには何の責任もないことへのイライラをエリスの首をつかんでぶちまける父。
妻に頭をはたかれ、我に帰る父。そして妻からの男として絶対言われたくないとどめの一言。
責任感のある良い父親だからこそのせつないシーンだ。

・ただの悪い奴はいない
マッドも、エリスも、エリスの両親も、メイ・パールも、ジュニパーもみんな根はいい人で、でも自分の弱さとか周りの環境とかいろいろなことのために、誰かを傷つけてしまったり、失敗したりしてしまう。
マッドが殺した男の兄貴や父親も、単純な悪としては描かれていない。

もっと言うと兄貴と父親が雇った賞金稼ぎたちも、ただの悪として描くつもりを感じなかった。
彼らを脇役の“悪いやつら”として片づけるのは簡単だし、世にたくさんあるアクション映画ではそうやって扱われている。
でもこの映画では、ほんとに短いシーンだけど、賞金稼ぎたちが集まるモーテルの場面にすらなぜか哀愁のようなものを感じた。
たしかに怖そうなんだけど、けっこう年齢層高めだし、プロ意識を感じない気の抜けた顔してるし。
「彼らもこうやってしか生きられない人たちなんだ」というような優しい視点で描かれている気がした。

・マッドの魅力
これはもうマシュー・マコノヒーの魅力。最高。最近のマコノヒーの映画はほんとに外れが無い。
エリスを抱えて病院へと疾走するシーンは泣いた。
お願いだからドラッグとかで早死にしないでほしい。ずっとこの人の映画を見ていたい。


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MUD ?マッド?

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MUDとの出会いで学んだものと忘れがたい夏の出来事。

投稿日

2014/05/11

レビュアー

MM3

カンヌで好評だった映画だし、最近ノッてるマコノヒー主演
しかも、監督が「テイクシェルター」のジェフ・ニコルズ。
これは期待しちゃいます。

その期待に十分応える映画でした。

「スタンドバイミー」が比較に出されるようですが
私は「スタンドバイミー」と「パーフェクトワールド」を
ミックスしたような印象を受けました。

14歳の少年エリスとネックボーンは
ある日洪水で打ち上げられたボートの中に人が生活してる気配を見た。
マッドというミステリアスな男が住んでいたのです。

マッドはなにやらわけありで、この2人の少年達に
いろいろ用を頼む。

マッドという男は何者なのか、なぜこんなところで生活しているのか。
その謎を解く話、というよりは
少年2人とマッドの交流、この夏の出来事を経て成長する少年の物語という感じ。

マッドにも事情があり、少年にも家庭や色恋の事情あり。
特にエリスは両親の関係がよろしくないことから
このマッドに少し理想の父像をダブらせていたのかも。

そしてマッドの事情を知った2人は
ピュアな気持ちで応援し始める。
そこに世間体というものは皆無。
ほんとにこの男に幸せになってほしいという気持ちの現われ。

しかし、後半に事件が待っている。

細かくは書かないけど、
人気を避けてひっそり生活してきたマッドが
人目をはばからずに奔走する姿は
ちょっと目頭が熱くなりました。

そして、マッドにも少年達にもショックな事実を目の当たりにし
気力をなくし、彼らの関係もそろそろ潮時か・・・
なんて思いながら観ていたら
また少年達のピュアさが心を打つんですよね。

短い夏の間に彼らの間に芽生えた友情、もしくはそれ以上の絆にグッとくる。

序盤こそ静かにはじまったものの、
中盤以降の盛り上がりと、感情に訴えかける感じが凄いんですよね。

その上、マコノヒーはまたしてもすばらしく、少年達も好演。

いやあ、よかった。

そして、マイケルシャノンがあんな姿になってるのもちょっとツボでした。

ヘルプミーロンダ

投稿日

2014/07/01

レビュアー

裸足のラヴァース

予告編は今一つ面白くなさそうだったけど これも「テークシェルタ」と同じにシンプルで奇妙な味わいの映画で 
何故か長いのに惹きつけられる なかなかのってこない推理小説みたい

前作「テークシェルタ」が シェルターそのものが物語の発想の元にあったような作りとすると こちらも木の上の
名無しのボートがそれにあたるのか 木の上のボートもシェルターも一見役立たずの物が活用されるわけで共通する 
それをマクガフィンと言っちゃ簡単なんだけど それが具体的なアクションにつながってゆく 労働行為だ 深刻なテーマ
を扱っているようで 単純な行動が基本 この場合はラストがそうであるようなアクション映画となっていきますか

「テーク」のマイけルシャノンもマヒューも 何か心理的なふくらみやメッセを持つ人物ではなく いかにもなアメリカ映画のキャラなのだろう

河と船と岸辺のむつかしいロケーションもよくこなしている 登場人物それぞれの家族の または男女関係の裏付けもよし 
愛の物語 大人の諸事情は子供たちの目を通して描かれる 少年たちは大の男が女につまずいて それでも孤独に戦わなくては
ならぬことがあるのを学ぶだろう 単純なキャラと言ってはマヒューに失礼だったかな

信じたい!それを信じたまま大人になりたい・・・

投稿日

2014/06/10

レビュアー

パンケーキレンズ

個人的に好きな映画祭、「未体験ゾーンの映画たち」にもラインナップされてましたね♪

少年たちの視点を中心にしながら
大人たちの世界の不条理さが、ヒリヒリと描かれ
現実の厳しさと、近い未来への希望が混在する
地味ながらもなかなか魅せられたヒューマン・ドラマでした

マッド(マコノヒー)が、島に身を潜めてるとあって
ストーリー的には、コレだ!っという吸引力が(前半は)なく
しかも、けっこう会話劇な部分が多いのですが
ハウスボートと島
少年の家庭とマッドとの出会い
など、対照的な環境をじっくり描くことで
終盤の“ヘビ事件”以降が、ものすごい味わいを醸しだしてくれます♪

愛し合う二人・・・

男の強さ・・・

なんでもよかった・・・

信じれるモノがほしかったのでしょう

家庭環境に恵まれず、女性との付き合い方も分からず
だから少年は盗みを犯してまで、手に入れたかった何かがあったのかもしれません

それが

もう少しで手が届きそうな所で、崩れ去る、過酷さ・・・

涙を流してマッドを罵倒するところから、銃撃戦へとながれこむ
終盤の巻き返しがすごく好きです♪

暗殺者(サム・シェパード)と、ダイバー(マイケル・シャノン)が
ああいう形で終盤に食い込んでくる
そのあまりに映画的なところが、愛しいくらいw

望んでもなかなか手に入らない、理想的な人生
でも立ち止まらずに漕ぎ出そうっていう、強いメッセージを最後のシーンで感じました

電柱の影から恋人を見つめる、マコノヒーの優しすぎる表情が印象的だったな〜

現実的な形として見えなくても
見えないところで結ばれた、固い絆
そこにこそ、本当の愛が描かれていたのかもしれません
血の繋がらない親子の関係がいくつかありましたしね
夫婦、友情・・・
いま振り返れば、過酷な現実の中に、いくつも愛が存在していた映画だったような
そんな気がしてきました

スタンドバイミーと較べるのは酷♪

投稿日

2014/12/30

レビュアー

カマンベール

スタンドバイミーに少し似ている・・・意見もあるみたいだけど、
決定的にドキドキしない、ワクワクしない、トキメカナイ。
リバー・フェニックスも居ない。あの有名な主題歌も無い。
長い長い鉄橋を追いかけてくる・・迫る蒸気機関車も来ない。
マッドは少しもヒーローじゃない。
リースウィザースプーンはヒロインでもマドンナでもない。
マッドの後見人のサム・シェパードいわく、幼い頃からの腐れ縁なんでしょう?
少年がマッドの伝言を渡す。
[それからどうするの?]将来の展望が無い・・とか言うのね。
将来を考えるような女性に見えなかったけど。
少年と島に隠れているマッドとの交流に少年の境遇。
ボートハウス暮らしに不満を持つ母。
別れを迫られる父。少年がガールフレンドと思い込む
年上の先輩女性との交流。
それにしても唐突に銃撃戦になる。
そして、ラスト。
犯罪は犯罪。少年の成長物語なら、もう少し教育的結末
でも、良くないですか?
ロマンが無いわ。マッドが一緒にメキシコへ逃げよう・・と伝言を
渡しても
[将来の展望が無い]とか言うんだよね。
ヤクザかなんかのオンナのセリフとも思えない。
将来考えるならマッドを追って、わざわざモーテルに
長々滞在する?
お正月料理を作りながら見てたけど、
ウィザースプーンの元彼だか、悪い友達も見張ってた割には、
かなり出遅れてたよね。

最高!(ネタバレあり)

投稿日

2014/06/10

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カサブランカ

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・ 恋に憧れ、愛を信じる14歳の少年
恋や愛がどういうものなのかまだはっきりとは分かっていないけど、なんとなく憧れがあり、愛し合う2人はずっと幸せに暮らすものだと信じている少年エリス。
舞台が都会であれば、今時そんなピュアな中学生がいるのか?と思ったかもしれないが、アーカンソーの田舎の川の岸辺で父の仕事を手伝うエリスの生活の様子を見ていると、エリスの純粋さにも納得がいく。

ネックボーンがエロ本をボートの中で見つけて大喜びしている時のエリスの反応も、興味はありながらもまだそういうものへの照れや気後れが少しあるような、微妙なニュアンスを伝えている。

そんな純粋なエリスには大人たちの微妙で複雑な問題がまだ理解できない。厳密に言うとうっすら分かってはいるけど、その現実をまだ受け入れられない。
なぜ両親が別居するのか? なぜ父親は母親とちゃんと話し合わないのか?
マッドとジュニパーはなぜ一緒になれないのか? トムおじさんはなんでジュニパーのことを悪く言うのか?
父親が「愛を信用するな」と言うけど、どういう意味なのか?

メイ・パールをいじめる高校生の男を殴ったらメイ・パールと付き合えることになって喜ぶエリス。
だから自分のガールフレンドのはずのメイ・パールが男といるのを見つけると、メイ・パールに振り向いてもらうためにまたその男に殴りかかるも、反撃にあってボコボコにされ、メイ・パールにも拒絶されるエリス。
「プレイスビヨンドザパインズ」でライアン・ゴズリングが今の夫を殴ってしまうシーンを思い出した。どちらも映画の中に入って、「やめとけ!」と止めてかかりたくなるほどに見ていてせつないシーンだった。

・ エリスの父シニア
エリスの父親が非常にいい。
ただの暴力オヤジやアル中オヤジだったらもっと話はある意味単純だったかもしれないが、彼はそうではなく、家族を養うために真面目に働いている。
不器用で古風な男だが、息子を立派な人間に育てる責任を果たそうと威厳をもって努力している。
エリスが両親と会話する言葉からも、よく教育されてきたことが分かる。

ただ同時に彼の抱える弱さや自分ではどうしようもない事のなかで苦悩していることも分かってくる。
家族を養う責任を果たさなければと思っているけど、思ったように収入が伸びない。
でも自分にできる仕事はこれしかないし、街に住むのは性に合わない。
妻の気持ちも分かるが、自分はこういう風にしか生きられない。
ブロークバックマウンテンのヒース・レジャーを思い出す。

そんな父親の弱さが一番あらわれてしまうのが、エリスを叱るシーン。
盗みをしたエリスを叱るのはいいのだが、かなり感情的になっている。
自分の“生計の手段”が奪われそうになっている父にとって、息子が他人のそれを盗んだことがいつも以上に許せなかったのだと思う。
さらに妻との仲がうまくいっていないとやはり子育てにも影響してくるもので、なぜか妻と言い争いになり、そのまま怒りを理不尽にエリスにぶつけ、
家が解体されるというエリスには何の責任もないことへのイライラをエリスの首をつかんでぶちまける父。
妻に頭をはたかれ、我に帰る父。そして妻からの男として絶対言われたくないとどめの一言。
責任感のある良い父親だからこそのせつないシーンだ。

・ただの悪い奴はいない
マッドも、エリスも、エリスの両親も、メイ・パールも、ジュニパーもみんな根はいい人で、でも自分の弱さとか周りの環境とかいろいろなことのために、誰かを傷つけてしまったり、失敗したりしてしまう。
マッドが殺した男の兄貴や父親も、単純な悪としては描かれていない。

もっと言うと兄貴と父親が雇った賞金稼ぎたちも、ただの悪として描くつもりを感じなかった。
彼らを脇役の“悪いやつら”として片づけるのは簡単だし、世にたくさんあるアクション映画ではそうやって扱われている。
でもこの映画では、ほんとに短いシーンだけど、賞金稼ぎたちが集まるモーテルの場面にすらなぜか哀愁のようなものを感じた。
たしかに怖そうなんだけど、けっこう年齢層高めだし、プロ意識を感じない気の抜けた顔してるし。
「彼らもこうやってしか生きられない人たちなんだ」というような優しい視点で描かれている気がした。

・マッドの魅力
これはもうマシュー・マコノヒーの魅力。最高。最近のマコノヒーの映画はほんとに外れが無い。
エリスを抱えて病院へと疾走するシーンは泣いた。
お願いだからドラッグとかで早死にしないでほしい。ずっとこの人の映画を見ていたい。


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