エンダーのゲーム / エイサ・バターフィールド
エンダーのゲーム
/ギャヴィン・フッド
平均評価点:
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全体の平均評価点: (5点満点)
(44)
解説・ストーリー
オースン・スコット・カードによるSF小説の名作を「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」のギャヴィン・フッド監督で実写映画化したヒューマン・アドベンチャー大作。人類の命運を託され、少年戦士として過酷な訓練に立ち向かう主人公エンダーの葛藤と成長を描く。主演は「ヒューゴの不思議な発明」のエイサ・バターフィールド。謎の地球外生命体の侵攻を受け、辛くも絶滅を免れた人類は、さらなる侵攻に備え、優秀な子供たちを選抜し、エリート戦士の養成に乗り出す。そんな中、宇宙戦争を終結させる者との期待を背負い生まれた少年エンダーは、やがて地球軌道上の訓練施設“バトル・スクール”へと送られる。そこで情け容赦ない試練を課されていくエンダーだったが…。 JAN:4959241752390
オースン・スコット・カードによるSF小説の名作を「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」のギャヴィン・フッド監督で実写映画化したヒューマン・アドベンチャー大作。人類の命運を託され、少年戦士として過酷な訓練に立ち向かう主人公エンダーの葛藤と成長を描く。主演は「ヒューゴの不思議な発明」のエイサ・バターフィールド。謎の地球外生命体の侵攻を受け、辛くも絶滅を免れた人類は、さらなる侵攻に備え、優秀な子供たちを選抜し、エリート戦士の養成に乗り出す。そんな中、宇宙戦争を終結させる者との期待を背負い生まれた少年エンダーは、やがて地球軌道上の訓練施設“バトル・スクール”へと送られる。そこで情け容赦ない試練を課されていくエンダーだったが…。 JAN:4959241752390
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「エンダーのゲーム」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
オースン・スコット・カードによるSF小説の名作を「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」のギャヴィン・フッド監督で実写映画化したヒューマン・アドベンチャー大作。人類の命運を託され、少年戦士として過酷な訓練に立ち向かう主人公エンダーの葛藤と成長を描く。主演は「ヒューゴの不思議な発明」のエイサ・バターフィールド。謎の地球外生命体の侵攻を受け、辛くも絶滅を免れた人類は、さらなる侵攻に備え、優秀な子供たちを選抜し、エリート戦士の養成に乗り出す。そんな中、宇宙戦争を終結させる者との期待を背負い生まれた少年エンダーは、やがて地球軌道上の訓練施設“バトル・スクール”へと送られる。そこで情け容赦ない試練を課されていくエンダーだったが…。 JAN:4959241752390
「エンダーのゲーム」 の作品情報
「エンダーのゲーム」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
エンダーのゲームの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
114分 |
日・英 |
英:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーデジタル5.1ch |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
VWDR1527 |
2014年05月21日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
16枚
|
2人
|
0人
|
英:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーデジタル5.1ch
【Blu-ray】エンダーのゲーム(ブルーレイ)の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
114分 |
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
VWBR1527 |
2014年05月21日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
17枚
|
0人
|
1人
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エンダーのゲームの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
114分 |
日・英 |
英:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーデジタル5.1ch |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
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VWDR1527 |
2014年05月21日
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在庫枚数 |
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16枚
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2人
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英:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーデジタル5.1ch
【Blu-ray】エンダーのゲーム(ブルーレイ)の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
114分 |
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レンタル開始日: |
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VWBR1527 |
2014年05月21日
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ユーザーレビュー:44件
救世主になれるか?
オースン・スコット・カードが1977年に発表し、アメリカSF界権威のヒューゴー賞とネビュラ賞をダブル受賞し多くの小説や映画に多大な影響を与えて来た作品の映画化です。
異星生命体の攻撃に対し、人類の先頭に立つのは一人の少年です。
2070年、異星人の侵攻を受けた地球は、衛星軌道上に「戦いを終わらせる者」を育成するバトルスクールを設立し、世界中から優秀な子どもたちを集めています。訓練長官のグラッフ大佐(ハリソン・フォード)は、抜群の成績を残した少年エンダー(エイサ・バターフィールド)こそが戦争を終結させることができると確信し、幼いながらも総司令官として抜擢します。
何でしょうこの中途半端な展開は。
SF映画に重要なワクワク感が全くないのが致命的です。
溢れ者の主人公が周りを巻き込んでのし上がっていくのですが、一見ピュアな少年に見えて、実は内面に凶暴性やカリスマ性も秘めていて、周りは彼のことを「凄い子どもだ」と言っていますが、どこが凄いのかさっぱり分かりません。
ここからもう置いてきぼり感が否めません。
ゲーム感覚の実践訓練が繰り返し描かれ、眠っていた才能を開花させて、奇想天外の作戦で戦う彼は孤独なエリートなんでしょうか?
エンダーは自分の中の両極端な性格に悩んだりと、一応少年の葛藤を描いてはいるのですが、それにしてはリアリティがなさすぎです。
もう少し描写を丁寧に描けば良いのに、エンダーの成長が視覚的に見えないのが、残念でした。
戦闘シーンは具体的な状況が分かってこそ楽しめると思うのですが、彼が立てる作戦の内容も、映画を観ているだけではよく分かりません。
大人たちが、少年たちに重い使命感を与え、少年が救世主になるのを求めるのもどうなんでしょうね?
このレビューは気に入りましたか?
24人の会員が気に入ったと投稿しています
The enemy's gate is down!
投稿日:2014/04/03
レビュアー:ぴよさん
文句無しSF小説の傑作と言える『エンダーのゲーム』 オースン・スコット・カードによる
この小説は、「異星人と、選ばれし少年少女の殲滅戦」という直球SFの体を見せながら、
例えば同期の作家と言えるウィリアム・ギブスンの作品群が、まごう事なく新しいSFの文法で
語られていたのに比べ、どこか、SF的でない。
それは物語のほとんどが、少年たちの成長譚、そして組織やリーダーが形作られるストーリー
で占められているからだ。SF的要素は、その舞台設定に過ぎないといってもいいくらい。
ハインラインの『宇宙の戦士』が、SF版アメリカ軍隊物語のようであったように、この作品は
その系譜にあって、最先端の戦争や軍隊が、もはや肉体的でなく、コンピューター・ゲームのよう
になる現実を予見したものだった。(発表は1985年。元となる短編は1977年)
“サード”としての少年、エンダー・ウィッギンが特殊な才能を見出され、部隊を率いるコマンダーに
育っていく姿が描かれていく。(庵野秀明らが影響を受けていないはずはない)
必要とされるのはヒーロー的な正義の力ではなく、「勝つために最善の方法をとることの出来る」能力。
エンダーは考え、ゲームに勝ち、結果に悩む。実際の戦闘に対して、疑問を持つ少年として描かれる。
無重力バトル・ドームでのシュミレーション戦、身体一つに、ショックガン一丁のみの武装。
彼らはチームを組み、戦略を練って、チーム対戦を繰り返す。『ENDER`S GAME』…まさにこれは
ゲームのようだ。 行われている訓練は3Dバトルゲームで、仲間を集って、それぞれの役割に徹して
部隊を自分達で育てていく。そういった過程が、実際の部隊構築にフィードバックされていく。
ここではメインの戦争自体に現実感が無い。原作でも映画でも、実際の異星人・バガーとの戦闘は
詳しく描かれず、ボカされる。途中そんな戦争は実在しないのではないか、と思ってしまうほどだ。
(だがそのボカシにはもちろん「意味」がある)
エンダーがプライベートにプレイしているゲーム内の世界も、現実にリンクしている。何重かに
“ゲーム”が入れ子になっている構造だ。
正直、監督ギャヴィン・フッドによるこの映画化には、不満が残る。冒頭、戦争の経緯が雑な説明で
片付けられるあたりから、不安はつのっていく。上官たるグラッフ大佐(H・フォード)が、やたらと顔を
出してきて、どうにも重みに欠ける。演出までがゲーム的といっていい。均質なステージをペタペタと
重ねて見せられる感じなのだ。
意図した演出かもしれないが、まるで本編が別にあって、そのダイジェスト版を見せられているような
感覚になってしまう。
客観的に観て、誰もが「おお」と驚くような映像も見られない。原作を壊さないように、細心の注意
が払われていることだけは理解出来るが、それ以上でも以下でも無い。
もしかすると何の先入観も無く、現代のゲームに慣れた若い人が観た方が、この映画は面白く観られる
のかもしれない。先のギブスンもそうだが、この辺のSFの、映画化しやすそうで実際にはイマイチうまく
いかない、という現象は何なのだろう。映像化を念頭に置いて書かれた文章を読んで、さらにその映像を
読者が想像する。その二重の期待に、映画作家が応えられないということだろうか。 さて?
いろいろ悩ましい思いはあるが、結局のところ…「「敵のゲートは下だ!」」が観られただけで、もう
じゅうぶん満足だったりする(笑)
このレビューは気に入りましたか?
18人の会員が気に入ったと投稿しています
50点(凡作)
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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何か有名な小説を実写化したらしいが、つまんなかった。
異星人との戦いを強いられた近未来の地球。
その宇宙戦争を「終わらせる者」を育成している教官役がハリソン・フォード。
世界中から優秀な子供達が集められ日々過酷な訓練が続く。
「エンダー」とは、主役の少年の名前であり、終わらせる者の意味をも合わせ持つ。
前半の訓練はそれなりにオモロ味を感じられた。
が、ず〜っと訓練ばっか・・
いつまでも訓練ばっかしてっと114分の映画が終わっちまうぞ?
と思っていたら本当に終わっちまったよ・・
訓練自体が戦争だった?だなんて、ふざけるな!!!だぜ。
本来ならば、少年がウジウジしながら成長して行く「葛藤」を重点的に描くべきである。
いくら優秀だからって子供の先読みが100%的中、って有り得ねえよ!
全体的に機械的かつ無機質な内容となっており人間味など全く無い。
な〜んでこんな演出にしちまったんだ?
訓練ばっかで飽き飽きしてたら、盛り上がりも無いままオチもふぬけて最悪!ハァ・・
まあ、映画はさて置き、この原作は1977年米国のSF雑誌に掲載された短編小説らしい。
苛烈な戦況下に生きる10代の葛藤と成長が描かれていて、このテーマは日本アニメにも多大な影響を与えているとされる。
つまり、エヴァも影響されたのかもね^^
このレビューは気に入りましたか?
13人の会員が気に入ったと投稿しています
テーマパークで遊ぶガキんちょみたい
原作は壮大な話なのかもしれないけど
ぶっちゃけこの映画の印象は「テーマパークで遊ぶガキの話」
前半は「無重力空間でのサバイバルゲーム」で遊び
後半は「超豪華テレビゲームの“戦艦vs蟻”」で遊ぶ、みたいな。
で、楽しく遊んでたつもりが・・・みたいな後味悪いオチで面白さはビミョー
話の流れは原作をかなり端折っているのか、相当展開が早い。
リクルートされたエンダー君が、あれよあれよという間に出世して
宿舎も仲間もコロコロ変わるもんだから登場人物の名前と顔を覚えられない。
だから今一つ映画の世界に入っていけない感じ。
ぺトラは唯一の女の子、ボンゾーはチビのくせにスゲー偉そう
てことで覚えられたけど、それ以外の奴はエキストラと大差ない・・
設定面では
ハリソン君が子供を訓練する理由について何かウダウダ言ってたけど
本当の理由は「子供向けの小説だから、作者が主要キャラを読者層と同じ子供にした」
てだけのこと。ここをツッコんではいけない。
それよりも、エンダー君の「敵が二度とはむかう気にならないように、倒した後さらにダメ押しする」
といういかにもアメリカンな思考にドン引き・・
こういう考え方が反撃する力のない日本に二発も原爆を落とす決断につながるんだね
と思うとエンダー君のことを好きになれなかった。
それにこいつシスコンだし、指揮官になったらスゲー偉そうだし・・・やっぱこいつ嫌い。
で、そのエンダー君に対して
「お前には絶対敬礼しない!!」と言ってた黒人の鬼軍曹が
30分後には指揮官になったエンダー君に媚びまくりで敬礼していたのがすごく切なかった(笑)
このレビューは気に入りましたか?
7人の会員が気に入ったと投稿しています
待ちに待った映画化 既視感にある理由とは
1977年オースン・スコット・カードは「エンダーのゲーム」短編版で作家デビューを果たし、翌年のジョン・W・キャンベル新人賞を受賞。
SF作家として順調な滑り出しをみせ、1985年に長編版「エンダーのゲーム」を発表。翌86年の続編「死者の代弁者」で2作連続のヒューゴー賞とネビュラ賞のダブル受賞の快挙。
80年代半ばはソ連崩壊前の東西冷戦、最後の緊張期でした。レーガン大統領の時代ですね。
「エンダーのゲーム」は少年・少女の子どもたちが見た戦争の非情さと残酷さ、さらには人間の持つ根本的な暴力性を描いています。
主人公のエンダーはわずか10歳。ここに衝撃がありました。
映画のなかで、なんとなく既視感を感じる場面があるでしょう。
昆虫型エイリアンとの長き宇宙戦争を終わらせる使命を課せられた少年エンダー。
殺さなければならない戦いに苦悩しながらも厳しい訓練に耐えながら成長していく姿はニュータイプにも重なりそうです。
日本でも小説を読んで「ちくしょう、やられた」と感じた小説家やアニメ、ゲームのクリエイターは多かったと思います。
不遇な生い立ちながら、隠れた才能の開花により訓練校でのいじめ。無重力空間での模擬戦闘を知力による勝利。
シミュレーションゲームでの昆虫型エイリアンとの戦闘シーンなど、固唾を飲みながらも見たことあるようにも感じてしまいました。
といっても、つまらないわけじゃないですよ。
ラストはエンダーのショックがわかります。見た目でなく理解できる可能性ならばのショックは計り知れません。
原作と異なるのは兄と地上のエピソードがバッサリなところ。
エンダー役のエイサ・バターフィールドくんはイメージ通り。「ヒューゴの不思議な発明」の少年です。
姉役は「リトル・ミスサンシャイン」の眼鏡を外したアビゲイル・ブレスリン。大きくなったなぁ。
脇はハリソン・フォード大佐と刺青ベン・キングズレーが渋いです。
無重力空間の模擬戦闘は「ゼロ・グラビティ」に負けてませんよ。SFファンなら必見の1本です。
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5人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
救世主になれるか?
投稿日
2014/05/13
レビュアー
ミルクチョコ
オースン・スコット・カードが1977年に発表し、アメリカSF界権威のヒューゴー賞とネビュラ賞をダブル受賞し多くの小説や映画に多大な影響を与えて来た作品の映画化です。
異星生命体の攻撃に対し、人類の先頭に立つのは一人の少年です。
2070年、異星人の侵攻を受けた地球は、衛星軌道上に「戦いを終わらせる者」を育成するバトルスクールを設立し、世界中から優秀な子どもたちを集めています。訓練長官のグラッフ大佐(ハリソン・フォード)は、抜群の成績を残した少年エンダー(エイサ・バターフィールド)こそが戦争を終結させることができると確信し、幼いながらも総司令官として抜擢します。
何でしょうこの中途半端な展開は。
SF映画に重要なワクワク感が全くないのが致命的です。
溢れ者の主人公が周りを巻き込んでのし上がっていくのですが、一見ピュアな少年に見えて、実は内面に凶暴性やカリスマ性も秘めていて、周りは彼のことを「凄い子どもだ」と言っていますが、どこが凄いのかさっぱり分かりません。
ここからもう置いてきぼり感が否めません。
ゲーム感覚の実践訓練が繰り返し描かれ、眠っていた才能を開花させて、奇想天外の作戦で戦う彼は孤独なエリートなんでしょうか?
エンダーは自分の中の両極端な性格に悩んだりと、一応少年の葛藤を描いてはいるのですが、それにしてはリアリティがなさすぎです。
もう少し描写を丁寧に描けば良いのに、エンダーの成長が視覚的に見えないのが、残念でした。
戦闘シーンは具体的な状況が分かってこそ楽しめると思うのですが、彼が立てる作戦の内容も、映画を観ているだけではよく分かりません。
大人たちが、少年たちに重い使命感を与え、少年が救世主になるのを求めるのもどうなんでしょうね?
The enemy's gate is down!
投稿日
2014/04/03
レビュアー
ぴよさん
文句無しSF小説の傑作と言える『エンダーのゲーム』 オースン・スコット・カードによる
この小説は、「異星人と、選ばれし少年少女の殲滅戦」という直球SFの体を見せながら、
例えば同期の作家と言えるウィリアム・ギブスンの作品群が、まごう事なく新しいSFの文法で
語られていたのに比べ、どこか、SF的でない。
それは物語のほとんどが、少年たちの成長譚、そして組織やリーダーが形作られるストーリー
で占められているからだ。SF的要素は、その舞台設定に過ぎないといってもいいくらい。
ハインラインの『宇宙の戦士』が、SF版アメリカ軍隊物語のようであったように、この作品は
その系譜にあって、最先端の戦争や軍隊が、もはや肉体的でなく、コンピューター・ゲームのよう
になる現実を予見したものだった。(発表は1985年。元となる短編は1977年)
“サード”としての少年、エンダー・ウィッギンが特殊な才能を見出され、部隊を率いるコマンダーに
育っていく姿が描かれていく。(庵野秀明らが影響を受けていないはずはない)
必要とされるのはヒーロー的な正義の力ではなく、「勝つために最善の方法をとることの出来る」能力。
エンダーは考え、ゲームに勝ち、結果に悩む。実際の戦闘に対して、疑問を持つ少年として描かれる。
無重力バトル・ドームでのシュミレーション戦、身体一つに、ショックガン一丁のみの武装。
彼らはチームを組み、戦略を練って、チーム対戦を繰り返す。『ENDER`S GAME』…まさにこれは
ゲームのようだ。 行われている訓練は3Dバトルゲームで、仲間を集って、それぞれの役割に徹して
部隊を自分達で育てていく。そういった過程が、実際の部隊構築にフィードバックされていく。
ここではメインの戦争自体に現実感が無い。原作でも映画でも、実際の異星人・バガーとの戦闘は
詳しく描かれず、ボカされる。途中そんな戦争は実在しないのではないか、と思ってしまうほどだ。
(だがそのボカシにはもちろん「意味」がある)
エンダーがプライベートにプレイしているゲーム内の世界も、現実にリンクしている。何重かに
“ゲーム”が入れ子になっている構造だ。
正直、監督ギャヴィン・フッドによるこの映画化には、不満が残る。冒頭、戦争の経緯が雑な説明で
片付けられるあたりから、不安はつのっていく。上官たるグラッフ大佐(H・フォード)が、やたらと顔を
出してきて、どうにも重みに欠ける。演出までがゲーム的といっていい。均質なステージをペタペタと
重ねて見せられる感じなのだ。
意図した演出かもしれないが、まるで本編が別にあって、そのダイジェスト版を見せられているような
感覚になってしまう。
客観的に観て、誰もが「おお」と驚くような映像も見られない。原作を壊さないように、細心の注意
が払われていることだけは理解出来るが、それ以上でも以下でも無い。
もしかすると何の先入観も無く、現代のゲームに慣れた若い人が観た方が、この映画は面白く観られる
のかもしれない。先のギブスンもそうだが、この辺のSFの、映画化しやすそうで実際にはイマイチうまく
いかない、という現象は何なのだろう。映像化を念頭に置いて書かれた文章を読んで、さらにその映像を
読者が想像する。その二重の期待に、映画作家が応えられないということだろうか。 さて?
いろいろ悩ましい思いはあるが、結局のところ…「「敵のゲートは下だ!」」が観られただけで、もう
じゅうぶん満足だったりする(笑)
50点(凡作)
投稿日
2014/04/15
レビュアー
ホヨマックス
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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何か有名な小説を実写化したらしいが、つまんなかった。
異星人との戦いを強いられた近未来の地球。
その宇宙戦争を「終わらせる者」を育成している教官役がハリソン・フォード。
世界中から優秀な子供達が集められ日々過酷な訓練が続く。
「エンダー」とは、主役の少年の名前であり、終わらせる者の意味をも合わせ持つ。
前半の訓練はそれなりにオモロ味を感じられた。
が、ず〜っと訓練ばっか・・
いつまでも訓練ばっかしてっと114分の映画が終わっちまうぞ?
と思っていたら本当に終わっちまったよ・・
訓練自体が戦争だった?だなんて、ふざけるな!!!だぜ。
本来ならば、少年がウジウジしながら成長して行く「葛藤」を重点的に描くべきである。
いくら優秀だからって子供の先読みが100%的中、って有り得ねえよ!
全体的に機械的かつ無機質な内容となっており人間味など全く無い。
な〜んでこんな演出にしちまったんだ?
訓練ばっかで飽き飽きしてたら、盛り上がりも無いままオチもふぬけて最悪!ハァ・・
まあ、映画はさて置き、この原作は1977年米国のSF雑誌に掲載された短編小説らしい。
苛烈な戦況下に生きる10代の葛藤と成長が描かれていて、このテーマは日本アニメにも多大な影響を与えているとされる。
つまり、エヴァも影響されたのかもね^^
テーマパークで遊ぶガキんちょみたい
投稿日
2014/05/23
レビュアー
QWERTY
原作は壮大な話なのかもしれないけど
ぶっちゃけこの映画の印象は「テーマパークで遊ぶガキの話」
前半は「無重力空間でのサバイバルゲーム」で遊び
後半は「超豪華テレビゲームの“戦艦vs蟻”」で遊ぶ、みたいな。
で、楽しく遊んでたつもりが・・・みたいな後味悪いオチで面白さはビミョー
話の流れは原作をかなり端折っているのか、相当展開が早い。
リクルートされたエンダー君が、あれよあれよという間に出世して
宿舎も仲間もコロコロ変わるもんだから登場人物の名前と顔を覚えられない。
だから今一つ映画の世界に入っていけない感じ。
ぺトラは唯一の女の子、ボンゾーはチビのくせにスゲー偉そう
てことで覚えられたけど、それ以外の奴はエキストラと大差ない・・
設定面では
ハリソン君が子供を訓練する理由について何かウダウダ言ってたけど
本当の理由は「子供向けの小説だから、作者が主要キャラを読者層と同じ子供にした」
てだけのこと。ここをツッコんではいけない。
それよりも、エンダー君の「敵が二度とはむかう気にならないように、倒した後さらにダメ押しする」
といういかにもアメリカンな思考にドン引き・・
こういう考え方が反撃する力のない日本に二発も原爆を落とす決断につながるんだね
と思うとエンダー君のことを好きになれなかった。
それにこいつシスコンだし、指揮官になったらスゲー偉そうだし・・・やっぱこいつ嫌い。
で、そのエンダー君に対して
「お前には絶対敬礼しない!!」と言ってた黒人の鬼軍曹が
30分後には指揮官になったエンダー君に媚びまくりで敬礼していたのがすごく切なかった(笑)
待ちに待った映画化 既視感にある理由とは
投稿日
2014/04/02
レビュアー
恋次郎
1977年オースン・スコット・カードは「エンダーのゲーム」短編版で作家デビューを果たし、翌年のジョン・W・キャンベル新人賞を受賞。
SF作家として順調な滑り出しをみせ、1985年に長編版「エンダーのゲーム」を発表。翌86年の続編「死者の代弁者」で2作連続のヒューゴー賞とネビュラ賞のダブル受賞の快挙。
80年代半ばはソ連崩壊前の東西冷戦、最後の緊張期でした。レーガン大統領の時代ですね。
「エンダーのゲーム」は少年・少女の子どもたちが見た戦争の非情さと残酷さ、さらには人間の持つ根本的な暴力性を描いています。
主人公のエンダーはわずか10歳。ここに衝撃がありました。
映画のなかで、なんとなく既視感を感じる場面があるでしょう。
昆虫型エイリアンとの長き宇宙戦争を終わらせる使命を課せられた少年エンダー。
殺さなければならない戦いに苦悩しながらも厳しい訓練に耐えながら成長していく姿はニュータイプにも重なりそうです。
日本でも小説を読んで「ちくしょう、やられた」と感じた小説家やアニメ、ゲームのクリエイターは多かったと思います。
不遇な生い立ちながら、隠れた才能の開花により訓練校でのいじめ。無重力空間での模擬戦闘を知力による勝利。
シミュレーションゲームでの昆虫型エイリアンとの戦闘シーンなど、固唾を飲みながらも見たことあるようにも感じてしまいました。
といっても、つまらないわけじゃないですよ。
ラストはエンダーのショックがわかります。見た目でなく理解できる可能性ならばのショックは計り知れません。
原作と異なるのは兄と地上のエピソードがバッサリなところ。
エンダー役のエイサ・バターフィールドくんはイメージ通り。「ヒューゴの不思議な発明」の少年です。
姉役は「リトル・ミスサンシャイン」の眼鏡を外したアビゲイル・ブレスリン。大きくなったなぁ。
脇はハリソン・フォード大佐と刺青ベン・キングズレーが渋いです。
無重力空間の模擬戦闘は「ゼロ・グラビティ」に負けてませんよ。SFファンなら必見の1本です。
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