死霊館

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ふん、実話な訳ないじゃん。。。

山の古びた一軒家に一家が引っ越して来たが、どうも訳あり物件のようだ。
愛犬が死に果て、夜な夜な何者かに脚を引っ張られたり、地下室から物音が聞こえたり・・
この家には「何かがいる」と悩み
心霊現象を科学のチカラでメスを入れて解決して来た悪魔研究家の夫妻を呼ぶ事に。
家中にカメラや録音機を設置し泊り込みで幽霊屋敷の謎を解明しようとしたのだったが・・

「インシディアス」や「パラノーマル・アクティビティ」みたいな臭いが・・
ってか「パトリック・ウィルソン」は幽霊屋敷系ばっかに出るつもりなのかしら？
２０１４年１月公開の「インシディアス第２章」にも出演するし＾＾

「詰め込み感」はあるも「来るぞ来るぞ」で来ず「ジワジワドッカーン」
つまり洋画なのに和ホラーテイストにしたのは好感が持てる。
突然の大音量で驚かされるのは嫌だけど、必要最小限の活用術なので無駄使い無し。

要するに、今さら「悪魔の棲む家」であるが、オモロかったので何も言う事なし！

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田舎の古い家に引っ越してきた夫婦と５人の娘。なぜか犬が家に入りたがらない。時計が夜中の３時７分で止まってしまう。
その後、次々と怖い出来事が起こり、一家は心霊研究家夫妻に調査を依頼するが…

…と、よくある物語ながら、さすがジェイムズ・ワン監督♪なかなか怖いです。
ドアが勝手にあいたり、家のどこかで音がしたり、ちらっと何かが見えたりするのは、自分も経験があるし、ぞーっとしますよね。
（「いや、風よ」「見間違いよ」と自分に言い聞かせて、気を落ち着かせるというパターン）
でも、「イスが逆さになって天井にくっつく」なんて大ワザをやられたら、怖くなくなっちゃいます^^;　ありえないから笑っちゃう。

霊能者をヴェラ・ファーミガがやってて、なかなかよかったですね。説得力がありました。
夫役のパトリック・ウィルソンは若干うさん臭い感じがしますが、監督のお気に入りなんですよね。「インシディアス」にも出てるし。

悪魔モノはやっぱり日本人にはピンとこないけど、今回面白かったのは、「悪魔が媒体としてモノに乗りうつる」という考え方。
たとえば人形なら、「悪魔にとってそれが相性がよく居心地がいいから乗りうつっているので、人形を処分しても意味がなく、
かえってそこにとどまらせておいた方が安全だ」という説明に妙にナットク。

悪魔の最終目標はもちろん、モノじゃなくて人間に乗りうつること。

「まず自分の存在を示す→次に攻撃する→そして憑依する」の三段階で来るという理論も興味深かったです。
そういえば「ポゼッション」などの他の映画の悪魔憑きもその段階を経てますね。勉強になりました。

本作は７０年代の実話を元にしているらしいですが、その頃は「エクソシスト」も公開され、
この手の話が多く出回っていたのでしょうね。

家族の結束で魔女を追い払うという理想的な展開のうえに、
この一家はキリスト教信者ではなく、教会も悪魔祓いの許可を一瞬ためらうというシーンもあり、
もしかして「信心深く、心を強く持ったら、悪魔は来ないよ」という教訓映画？？

そんなわけで、興味深いところはあったものの、それほど怖くはなく、
やっぱり私は、悪魔よりもイカれた人間のほうが怖いかも…;

作中のウォーレン夫妻、実在（現役）なんですね。透視能力のある妻と悪魔研究家の夫。
超常現象ハンター夫婦…；
紹介されていた夫婦の家にある悪魔関連資料部屋。とても魅惑的な部屋です。
こういう部屋でゆっくりと珈琲を頂きたい。

登場するアナベル人形がとっても、ジェームズ・ワン！でした。　
そのアナベルが仕掛けてくるグロ痛を期待して見始めたら、理路整然と真面目な除霊の展開。
腹の虫がおさまらない逆恨み霊が悪魔化し、
罪なき普通の家族にとり憑いてひどいことをし始めて…そして登場するウォーレン夫妻。

先読みできるそれからの、よくあるお話だからこそワン監督の演出手腕が味わえたと思います。
不自然な驚かせ方はせず、真面目にこつこつと恐怖させてくれた。
子供部屋定番の何もないわけないオーソドックスなクローゼットの演出も上手い。
ベラ・ファーミガの落ちっぷり、お見事でしたが、やっぱり、かくれんぼ。
音の鳴らし方。細かくドキッとしました。
悪魔祓いのシーンは噛みごたえある美味しさ。
キャロリンにとり憑いていた悪魔と本人が似ているところがリアルで、
誰の中にもいて、今はじっとしているだけの存在を我が身に感じてゾクゾクな快感。鳥肌立ちました。
ラストも小細工せずに真面目で、実話風のエンディングロールも新鮮でした。

当初『ワイルド・スピード』7作目の監督と聞いて、え？えぇ〜!!。そして、
ポール・ウォーカーの急逝という悲劇で、彼なしでのシリーズ続編での製作は無理だと確信してたのですが、
今作観てワン監督なら…と予想外の期待も持たせてもらえたホラー映画でした。

正直言ってストーリーは今更な感じの
超オーソドックス、ストレートすぎる悪魔モノ。

あやしげな屋敷に家族がやってくる
↓
おかしな現象見る
↓
！！！！

これだけなんですけどね、これがなかなか怖いというか、
怖がらせ上手、脅かし上手なんですよねえ。。。。。


この現象を科学的に検証＆解決しようとやってきた研究家夫婦に
ヴェラ・ファーミガとパトリック・ウィルソン。

もう、この2人最近どうも、ミステリーorホラーのイメージが強くなってしまった（笑

美男美女なんですが、
なんていうか、ホラーに異様にハマる俳優さん・・・・

終わり方も嫌いじゃないし
そこそこ「うわ！」ってビビッたりもしたんだけど、
あまりにオーソドックスで
見てる間は楽しめるんですが、
しばらく経つと
覚えてるのはヴェラとパトリックの姿だけですな・・・・・

すみません

面白かった『インシディアス』に続くジェームズ・ワンのオカルト・ホラー。
意外にオーソドックスな除霊もので、物語に新鮮味はないがなかなか怖い。
特に除霊師夫妻の娘に危機が迫り、おばあさんが役に立たなそうなあたりはひじょうに緊迫感があった。
こういう映画に肝心の、幽霊屋敷の造形や、内部での行ったりきたりには惹かれなかった。
中盤、単調さが感じられて、退屈が忍びよる。
ヴェラファミーガが壁の裏側を落下するところは印象的だが、ついた先であまり面白い展開にならないのだ。
もう一工夫あるといいなあと思うシーンが続き、あっさりしている。
そのあっさり感が実話ベースという所以なのかもしれないが、馬鹿馬鹿しいまでにくっきりと悪魔を登場させた『インシディアス』に及ばなかった。
出演者も取り立てた印象は残さない。55点。