トップ・オブ・ザ・レイク

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トップ・オブ・ザ・レイク / エリザベス・モス

全体の平均評価点:(5点満点)

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「トップ・オブ・ザ・レイク」 の解説・あらすじ・ストーリー

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解説・ストーリー

『ピアノ・レッスン』のジェーン・カンピオン監督と『英国王のスピーチ』のスタッフが手掛けたミステリードラマ第3巻。病気の母親を見舞うため実家に戻って来ていたロビンに、トゥイの自殺未遂事件を機に応援要請が掛かる。第5話と最終第6話を収録。

「トップ・オブ・ザ・レイク」 の作品情報

作品情報

製作年: 2013年
製作国: イギリス/オーストラリア/ニュージーランド
原題: TOP OF THE LAKE

「トップ・オブ・ザ・レイク」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

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「人間の体は賢い」

投稿日:2014/11/02 レビュアー:まみもぉ

慣習に縛られた閉鎖的で広大な土地。
生まれ育ったそこは第二の母体で、臍の緒、絆を切ってそこから再び生まれ出て行くということは、
今でも至難な人間技なのだと思う。悲劇が伴う。
大抵は有耶無耶になってしまう悲劇。

TVで観るミステリードラマなんだから、ここまで奥深くしなくても…と思った。
続けて各話一気に見たりせず、一話ずつぼちぼち見たらさらっと楽しめたのかもしれない。
悪い意味合いで使われる方が多い、”獣のような人間”。
このドラマの登場人物は、いい意味で獣のような人間だらけでした。
それが重い根源。
ぬかるんだ泥雪道を歩いているみたい。
進んでいくほど一歩一歩が重くなってしんどさが増し、たどり着けない実感と共に希望が疲弊していく。
GJの言葉でそんな折々救われはした。
「赤ん坊こそ本物の教師だ。彼から学べ。」去り際の彼女の置き台詞には感無量。
なびく長い髪が枝葉のごとく、歩くことが許された老樹のような存在感でした。

観終わってまだ、トゥイのあの唸り声が耳についています。
すごい迫力だった。ビョークの歌声と重なった。
彼女の声はTop of the lakeを抉るように響いていました。
あの底に確かに何かあるのだけれど、見ることはできない。
けれど、見えないものは見えないままの方がいい。

ジェイミー役の彼が、とても魅力的だったことが現実的な私的救い。
彼の骨の部屋も素晴らしかった。
どこかの画面での再会が楽しみです。





 

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引き込まれて全7話イッキ見! ネタバレ

投稿日:2014/02/22 レビュアー:みなみ

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エリザベス・モスが本作でテレビ・ミニシリーズ主演女優賞を受賞したと聞き、見てみたら
ニガテな重い話にもかかわらず、かなり引き込まれて全7話をイッキ見してしまいました。

ニュージーランド南部の湖のある美しい田舎町が舞台。アジア系12歳の少女トゥイが行方不明になり
女性捜査官(エリザベス・モス)が捜査を開始する。
少女は妊娠していた。父に性的虐待を受けていた疑惑が!?…などと重い内容なのですが
人物描写が細やかでスムーズな展開、いろいろ考えさせられる問題もあり、かなりハマリました。

美しい山と湖に囲まれた町だけど、閉鎖的。
人間関係が密なことが裏目に出て、ボスのような存在の人間が君臨したり、犯罪の温床となったり
警察が住民となぁなぁになって機能しなかったりなど、現実にもありそうで怖い。
そこに宗教的集落も出現する。(似たようなことが日本でもありましたね)

最終回で二つの真実が明らかになります。一つは予想できたけど、オチにはビックリ。
イギリスBBC製作らしい、重厚なサスペンスドラマでした。

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ジェーン・カンピオンの壮大なドラマ

投稿日:2014/03/23 レビュアー:カマンベール

ピアノレッスンのジェーン・カンピオン監督作品。ホリー・ハンターも出演。
美しいニュージーランドの風景を背景に12歳で妊娠中で失踪した少女、
その父親マット。過去に傷を持つロビン刑事を主役に腐敗した町の深い
闇が白日にさらされて行く。

トゥイ(少女)の行方とお腹の子の父探し。
町を牛耳る麻薬カルテルの摘発。
警察組織の癒着。
ロビン刑事の過去のトラウマ。

内容は盛りだくさんで息もつけない展開です。


ロビン刑事役のエリザベス・モス(苦手だけどね)
はまっています。
ホリー・ハンターは、傷ついた女性たちのコミューンの
教祖(?)としてカリスマ性で作品を引き締めています。
枯れた老女のようで新境地でしょうね。

ラスト近くの湖、山、空からの捜索は
スケールがでっかくアクション大作並みです。

人間ドラマを堪能しました。

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総評

投稿日:2014/09/10 レビュアー:ぽんぽん玉

ながら見はオススメできません。頭の使う作品です。
サラ〜っと見てしまうと、面白くなーいと思ってしまうでしょう。
この作品は、状況を丁寧に説明してくれるものではありません。
常に、どっちともとれるような映し方をしているのです。
登場人物1人1人の内面まで掘り下げていないので、見る側が個々の心の葛藤を想像し、物語の語られない部分を埋めていく作業が必要です。
そして、1人1人の人物像をしっかりと作り上げた上で見ていくと、彼らの言動が理解できる。
反面、解釈が違えば、まるで別の物語として映るでしょう。
そういう意味でもなかなか見応えのある作品です。
秋の夜長に、1人でじっくりと鑑賞する事をオススメします。
想像力を膨らませれば膨らませるほど、この世界にどっぷりと浸かる事が出来ると思います。

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父親は誰?(VOL3のレビュー) ネタバレ

投稿日:2014/09/10 レビュアー:ぽんぽん玉

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色んな解釈が出来るラストを迎えた今作。
一体、トゥイの子の父親は誰だったのでしょう。
額面通りに捉えればマット。
これならば、寒空の元、数ヶ月も森に隠れ住んだ理由も納得できる。ルーク達の証言もあるしね。
反面、マットは【12歳の子が妊娠なんてあり得ない】と本気でトゥイを心配していた。
そして、トゥイ自身も【何でお腹に赤ちゃんがいるの?】と困惑していた。
ラストで判明した茶色い部屋の存在が物語るもの。
それは、アルが子供達を家に招き、レイプドラッグを飲ませて意識を無くさせ、男達にレイプさせていたという事実。
トゥイもまた、同じようにレイプされ、その結果の妊娠だったとすれば、彼女やマットの困惑も理解できるのだ。
でもこの場合、ルーク達の証言と矛盾するし、それ以前に、命懸けでマットの元から逃げたトゥイの行動が説明できない。
人それぞれ解釈は変わってくるのでしょう。
個人的には後者であると考える。アルは茶色い部屋の存在を隠す為に、赤ん坊の父親がマットだと嘘をついたのだ。すでにマットは死んでいるしね。
後は、トゥイが逃げた経緯。純粋に、ドラッグ精製の元締めである父親からの逃亡なのか?
うーん。色々考えさせられるなぁ。。。。
見終わってからジワジワとくる作品ですね。

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「人間の体は賢い」

投稿日

2014/11/02

レビュアー

まみもぉ

慣習に縛られた閉鎖的で広大な土地。
生まれ育ったそこは第二の母体で、臍の緒、絆を切ってそこから再び生まれ出て行くということは、
今でも至難な人間技なのだと思う。悲劇が伴う。
大抵は有耶無耶になってしまう悲劇。

TVで観るミステリードラマなんだから、ここまで奥深くしなくても…と思った。
続けて各話一気に見たりせず、一話ずつぼちぼち見たらさらっと楽しめたのかもしれない。
悪い意味合いで使われる方が多い、”獣のような人間”。
このドラマの登場人物は、いい意味で獣のような人間だらけでした。
それが重い根源。
ぬかるんだ泥雪道を歩いているみたい。
進んでいくほど一歩一歩が重くなってしんどさが増し、たどり着けない実感と共に希望が疲弊していく。
GJの言葉でそんな折々救われはした。
「赤ん坊こそ本物の教師だ。彼から学べ。」去り際の彼女の置き台詞には感無量。
なびく長い髪が枝葉のごとく、歩くことが許された老樹のような存在感でした。

観終わってまだ、トゥイのあの唸り声が耳についています。
すごい迫力だった。ビョークの歌声と重なった。
彼女の声はTop of the lakeを抉るように響いていました。
あの底に確かに何かあるのだけれど、見ることはできない。
けれど、見えないものは見えないままの方がいい。

ジェイミー役の彼が、とても魅力的だったことが現実的な私的救い。
彼の骨の部屋も素晴らしかった。
どこかの画面での再会が楽しみです。





 

引き込まれて全7話イッキ見!

投稿日

2014/02/22

レビュアー

みなみ

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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エリザベス・モスが本作でテレビ・ミニシリーズ主演女優賞を受賞したと聞き、見てみたら
ニガテな重い話にもかかわらず、かなり引き込まれて全7話をイッキ見してしまいました。

ニュージーランド南部の湖のある美しい田舎町が舞台。アジア系12歳の少女トゥイが行方不明になり
女性捜査官(エリザベス・モス)が捜査を開始する。
少女は妊娠していた。父に性的虐待を受けていた疑惑が!?…などと重い内容なのですが
人物描写が細やかでスムーズな展開、いろいろ考えさせられる問題もあり、かなりハマリました。

美しい山と湖に囲まれた町だけど、閉鎖的。
人間関係が密なことが裏目に出て、ボスのような存在の人間が君臨したり、犯罪の温床となったり
警察が住民となぁなぁになって機能しなかったりなど、現実にもありそうで怖い。
そこに宗教的集落も出現する。(似たようなことが日本でもありましたね)

最終回で二つの真実が明らかになります。一つは予想できたけど、オチにはビックリ。
イギリスBBC製作らしい、重厚なサスペンスドラマでした。

ジェーン・カンピオンの壮大なドラマ

投稿日

2014/03/23

レビュアー

カマンベール

ピアノレッスンのジェーン・カンピオン監督作品。ホリー・ハンターも出演。
美しいニュージーランドの風景を背景に12歳で妊娠中で失踪した少女、
その父親マット。過去に傷を持つロビン刑事を主役に腐敗した町の深い
闇が白日にさらされて行く。

トゥイ(少女)の行方とお腹の子の父探し。
町を牛耳る麻薬カルテルの摘発。
警察組織の癒着。
ロビン刑事の過去のトラウマ。

内容は盛りだくさんで息もつけない展開です。


ロビン刑事役のエリザベス・モス(苦手だけどね)
はまっています。
ホリー・ハンターは、傷ついた女性たちのコミューンの
教祖(?)としてカリスマ性で作品を引き締めています。
枯れた老女のようで新境地でしょうね。

ラスト近くの湖、山、空からの捜索は
スケールがでっかくアクション大作並みです。

人間ドラマを堪能しました。

総評

投稿日

2014/09/10

レビュアー

ぽんぽん玉

ながら見はオススメできません。頭の使う作品です。
サラ〜っと見てしまうと、面白くなーいと思ってしまうでしょう。
この作品は、状況を丁寧に説明してくれるものではありません。
常に、どっちともとれるような映し方をしているのです。
登場人物1人1人の内面まで掘り下げていないので、見る側が個々の心の葛藤を想像し、物語の語られない部分を埋めていく作業が必要です。
そして、1人1人の人物像をしっかりと作り上げた上で見ていくと、彼らの言動が理解できる。
反面、解釈が違えば、まるで別の物語として映るでしょう。
そういう意味でもなかなか見応えのある作品です。
秋の夜長に、1人でじっくりと鑑賞する事をオススメします。
想像力を膨らませれば膨らませるほど、この世界にどっぷりと浸かる事が出来ると思います。

父親は誰?(VOL3のレビュー)

投稿日

2014/09/10

レビュアー

ぽんぽん玉

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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色んな解釈が出来るラストを迎えた今作。
一体、トゥイの子の父親は誰だったのでしょう。
額面通りに捉えればマット。
これならば、寒空の元、数ヶ月も森に隠れ住んだ理由も納得できる。ルーク達の証言もあるしね。
反面、マットは【12歳の子が妊娠なんてあり得ない】と本気でトゥイを心配していた。
そして、トゥイ自身も【何でお腹に赤ちゃんがいるの?】と困惑していた。
ラストで判明した茶色い部屋の存在が物語るもの。
それは、アルが子供達を家に招き、レイプドラッグを飲ませて意識を無くさせ、男達にレイプさせていたという事実。
トゥイもまた、同じようにレイプされ、その結果の妊娠だったとすれば、彼女やマットの困惑も理解できるのだ。
でもこの場合、ルーク達の証言と矛盾するし、それ以前に、命懸けでマットの元から逃げたトゥイの行動が説明できない。
人それぞれ解釈は変わってくるのでしょう。
個人的には後者であると考える。アルは茶色い部屋の存在を隠す為に、赤ん坊の父親がマットだと嘘をついたのだ。すでにマットは死んでいるしね。
後は、トゥイが逃げた経緯。純粋に、ドラッグ精製の元締めである父親からの逃亡なのか?
うーん。色々考えさせられるなぁ。。。。
見終わってからジワジワとくる作品ですね。

1〜 5件 / 全8件