ダブル・ボーダー

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ダブル・ボーダー / ニック・ノルティ

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「ダブル・ボーダー」 の解説・あらすじ・ストーリー

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解説・ストーリー

「48時間」のウォルター・ヒルが、再びニック・ノルティ主演で描いたハード・アクション。テキサスとメキシコの国境に程近いとある町を舞台に、麻薬大国を築こうと目論む組織と、それに単身挑むレンジャーの男。そして政府特殊部隊との三つ巴の戦いを描く。

「ダブル・ボーダー」 の作品情報

作品情報

製作年: 1987年
製作国: アメリカ
原題: EXTREME PREJUDICE

「ダブル・ボーダー」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

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1〜 5件 / 全5件

テキサス・レンジャー ネタバレ

投稿日:2014/02/18 レビュアー:忙中有閑

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ショップの「本当に面白い映画」コーナーは結構楽しみにしていて、行くと必ず覗いて見ることにしています。要は「古い」映画で「見逃していた」(当時の)話題作や、懐かしい監督や俳優の作品に巡り合うことも多いんで、同じような作品ばかりでガッカリさせられることが多い「新作」より楽しめる確率が高い。本作はジャケ写のニック・ノルティがエラく若くてカッコいいし、女優は名前思い出せないけど美人なんで、後は解説も読まずに借りましたが、後から監督はあのSFホラーの傑作「エイリアン」シリーズの製作、コメディタッチのサスペンス「48時間」(エディ・マーフィーのデビュー作。1982年。ニック・ノルティはこの作品でも主演してる)などの監督や脚本で確かなエンターテインメントの手腕を発揮したウォルター・ヒルだと知りました。そして脚本には(ウィキには「原案」と出てました)あの「ダーティ・ハリー」シリーズや「地獄の黙示録」の脚本を書き、「風とライオン」「ビッグ・ウェンズデイ」では監督、脚本を兼任したジョン・ミリアスの名前も。こりゃ面白く無いワケが無い。なんでこんなの見逃してたんだ?って不思議だったけど、1987年製作と言えば私が海外勤務してた頃だから無理も無い。あの頃は私の映画鑑賞歴の空白時代なんです。
なかなか面白い映画だったことは確かです。子供の頃親友同士だった二人の白人男が現在は片やテキサス・レンジャー、もう片方は国境のメキシコ側に巣食う麻薬密売ギャングの棟梁。「正義」と「悪」の対立だけで無く、二人は一人のメキシコ女の「愛」をも争う「一触即発」の間柄だけど、男同士の「友情」は確固として続いていてお互いを尊敬し合ってる、という1987年にしてはエラく古めかしい設定で、二人がラストで女の前で古式豊かな「決闘」始めて、女はただ「やめて〜」と取り乱す、というあたりは「まんま」アナクロ気味で失笑を買う。しかし基本ガン・アクション映画の割に最近の「ただのドンパチ」とは全然違って「映画らしい」と私には思えます。ちょっと「唐突」感はあるけどFBI(?)の密命を帯びた特殊部隊が登場して二人の「即発」の「一触」になる、という「エピソード」でも特殊部隊の頭目と部下たちの葛藤までキッチリ描くんで納得感がある。
ところで、全くの偶然ですが先週ジョニデ主演の「ローン・レンジャー」観てレビューも書いたんですが、今回も「テキサス・レンジャー」のオハナシなんでちょっと興味を引かれてウィキで調べてみたんですが、かなりビックリしましたね。アメリカが「合衆国」で「警察」は各州政府が管轄する「州警察」があり「連邦」捜査権限を持つFBIとは別組織になってる、というところまでは日本人でも理解出来るけど、それらとは別に「保安官(「選挙」で選ばれる一種の「政治家」)というのもいて、本作にも登場しますが同様に「公安、治安」を担っている。その上さらにテキサスには独自に「レンジャー」がいて、カウボーイ・ハットに腰拳銃で胸にバッジを着けてて、ほとんど「アナクロ」の極致みたいだけど、本作が製作された1987年にも、今日現在も立派に存在してる。一つの州に4つの「逮捕権」を持った公権力が存在してるワケで、それだけ州民は「安全」かと言えば、そう単純なものじゃないと思うんですね。言わば4つの「正義」が存在してるワケですからね。正義と悪の衝突より正義同士の衝突のほうが怖い、というのは歴史が証明してます。「悪」の為に命賭けるヤツは稀ですが「正義」の為に命張るヤツは後を絶たない。この映画でも銃で戦って死んで行くのは皆自分なりの「正義」を掲げてるんですね。
この映画、原題は「Extreme Prejudice」です。直訳すれば「究極の偏見」で一見何のことやら意味不明で私も最初は主人公2人の白人のメキシコ人への差別意識のことかと思ったんですが、違うでしょうね。Prejudiceはニュアンス的には日本語の「思い込み」に近い。各人各様の「正義」への「思い込み」を「テキサス・レンジャー」に象徴させたかったんじゃないか?って私の「思い込み」ですかね(笑)。

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しゃべる前に何を言うか頭のなかでまとめろよ・・って思わされた

投稿日:2019/08/22 レビュアー:勇光

ウォルター・ヒルの映画だというので期待したが、ちょっとなあって感じだった。
麻薬捜査関係の特殊部隊チームが出て来て、これが地元警察のニック・ノルティや麻薬組織のボスのパワーズ・ブースとからんでドンパチするのだが、2つのストーリーラインが最期まで交差しない。最期はただめちゃくちゃにドンパチして終わり。原案がジョン・ミリアスとなっているが、脚本は別の人の名前になっており、それも2名も名前が出ているところをみると、話をまとめられないうちに撮影に入ったのかも。
マリア・コンチータ・アロンゾだとか、リップ・トーンだとか、マイケル・アイアンサイドだとか、クランシー・ブラウンだとか、なつかしい顔ぶれがけっこう出演してるのでそこは楽しめたけど、それだけだった。

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ウォルター・ヒルは西部劇大好き ネタバレ

投稿日:2016/02/07 レビュアー:さっちゃん

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 ウォルター・ヒルって本当に西部劇が好きなんだなと思う映画です。なんせ主人公がテキサス・レンジャーというところから、もう、その匂いがプンプンしていますよね。それは他の作品でも窺えて、例えば『ザ・ドライバー』では主役のライアン・オニールがラストの対決で使う拳銃をコルト・ピースメーカーにしてみたり、『48時間』なんて、まるでサドル・パルもののノリで撮ってましたもんね。だから『ロング・ライダース』を撮れたときは狂喜乱舞したんじゃないかと思います。あれは西部劇としても良くできた作品でした。
 で、本作では舞台がテキサス、主人公がテキサス・レンジャー、彼と対決する麻薬王は、かつての親友という西部劇の設定を、そのまま現代に持ち込んだ格好になっております。「西部劇だよ。悪いか?」と開き直った感さえあります。ただ、そこに絡んでくるのが政府の特殊部隊。作戦中あるいは訓練中の事故により死亡した筈の軍人で固めた、政府にとって都合の悪い案件を闇に葬るための汚れ仕事専門の部隊です。彼らが狙うのは麻薬王キャッシュの持つ極秘情報。この設定は、ひょっとしたら『地獄の黙示録』からのインスパイア(パクリという感じもありますが)かなと思いました。
 脚本にジョン・ミリアスが噛んでいることも無関係ではないでしょうが、舞台がテキサスであり、バンバン差別的な表現が出てきます。そういった描写が嫌いな方は避けた方がよろしいかと思います。主人公のテキサス・レンジャー隊員ジャックには渋くなったニック・ノルティ、いつも持っているのがウィンチェスターM92のカービン・モデルです。これも西部劇の要素と思わずニンマリしてしまいます。昔の親友で麻薬王のキャッシュにパワーズ・ブース、相変わらず凶悪な目付きですが、今回は少しのユーモラスと哀愁を漂わせて男の対決を盛り上げてくれます。彼らの確執に絡む特殊部隊の隊長ハケット少佐にはマイケル・アイアンサイド。冒頭から、あの悪そうな顔が出てきて期待を盛り上げます。この人、悪党ばっかり演っている訳ではないのに、何だか嫌な奴という役が多いんですよね。案の定、終盤になって悪党の本性を暴露します。
 ジャックとキャッシュの対決を不可避なものにする、もう一人がメキシコ人のサリータ。演じるのはマリア・コンチータ・アロンゾ。ポール・バーホーヴェン版の『トータル・リコール』ではヒロインでした。野生的な美人です。彼女は昔、キャッシュの恋人だったのですが、キャッシュがメキシコで麻薬王になるときに捨てられ、今ではジャックとつき合っているという関係です。その他にもジャックの後見人的な保安官にリップ・トーンと全体に渋い俳優が揃っております。
 さて、クライマックスはキャッシュが国境線のメキシコ側に打ち立てた王国が舞台となります。独立記念日というのはメキシコのそれなのか王国のそれなのかがイマイチ判然としませんが、とにかく町中が大騒ぎで、その喧騒に紛れて少佐たちは王国の襲撃にかかります。この特殊部隊の強襲の場面は、ちょっとサム・ペキンパーの『ワイルド・バンチ』のクライマックスを連想させる大殺戮シーンとなっております。
 その戦いが収束した後、ジャックとキャッシュとの最後の対決があります。やはり西部劇ならラストは1対1の決闘でなければしまりませんからね。直前の大人数での殺し合いが動とすれば、この対決は静と言えましょう。睨み合った二人が一瞬で決着をつける。この緊迫感はたまりません。
 この手の作品ですから最後は”趣味の時間”とまいりましょう。まず、ジャックが日常的に携帯しているのが45口径のコルト・コマンダーです。最後の対決のときもシャープな銃撃を見せてくれます。撃鉄を上げてサム・セフティをかけたコック・アンド・ロックという携帯方法をとっているのもリアリティがあります。長物は先にも書きましたがウィンチェスターM92で、銃身長は16インチくらいの短めのものを使っております。一方、キャッシュは最後の対決の際は、S&WM29”44マグナム”の3インチくらいの短銃身モデルを使っております。銃口近くのフロントサイト両側にガスを上に逃がして銃身の跳ね上がりを抑制するスリットが入っています。あと、特殊部隊はイングラムM10とMP5サブマシンガン、M16などを使います。一人、AUGアサルトライフルを使っていたのは意外でした。麻薬王国の私兵は雑多で、M16系が多いのですがAKを持っている兵士もおり、要所にはブローニングM1919マシンガンの2連装タイプが配置してあり、特殊部隊は作戦当初にそれらを奪取もしくは破壊するようにしていました。まぁ、その方面が好きな方にはお奨めです。

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ダブルボーダー ネタバレ

投稿日:2014/10/14 レビュアー:片山刑事

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 冒頭、死んだはずの軍人たちが集合し始めるところから物語は始まります。幽霊部隊がある密命を帯びて、アメリカとメキシコ国境で麻薬王国を築く男を狙います。
 主人公のテキサスレンジャーは無骨な男でこの麻薬組織のボスとは子どもの時からの知り合いで、主人公の恋人はそのボスの愛人でもあり、1人の女をとりあった仲。

 主人公と麻薬組織のボスとの友情がありつつの激突という葛藤なんかもなく、密命を帯びた軍人たちのミッションとしての面白さもあんまり感じることがなかったです。6人いましたが、メインの役以外の人は見わけつかなかったです。
 主人公は主人公で捜査をし始めたときに相棒が殺されて復讐に燃えるのかと思いきや、話はヒロインを巡っての戦いになっていくという。その間に軍人たちがちょこちょこと描かれていくので、かなり冗長に感じてしまいました。
 密命を帯びた軍人たちの上官が真の目的がクライマックスになってわかりますが、これまたショボい……。そのためにこれだけ引っ張ったの?  
 ヒロインを巡る男たちとその間に動く軍人たち。という構図が目的や行動の動機はわかりやすく描かれているのに、イマイチ盛り上がれない構図になってしまいました。麻薬王国のボスを殺しに来た軍人たちとそれに協力するテキサスレンジャーと麻薬組織の戦いという描き方をしたほうが盛り上がるのではないかと思いながら見てました

 銃撃戦で撃たれても撃たれてもなかなか死なないキャラクターたちは面白かったです。
 この映画の原案であるジョン・ミリアスが書いた【地獄の黙示録】と同じくジョゼフ・コンラッドの小説【闇の奥】の影響を濃く受けてるのがわかって流れが同じでそういう視点で見て面白いですし、クライマックスはウォルター・ヒルの師匠のサム・ペキンパーの【ワイルドバンチ】みたいで面白かったです。だいぶ縮小版ですが。
 そしてクライマックスに敵地へと向かう主人公と6人の軍人たち。これはジョン・ミリアスが好きな映画【七人の……】?

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岩かナイフみたいなニック・ノルティ ネタバレ

投稿日:2014/08/16 レビュアー:山ノ下馳夫

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【原題】 EXTREME PREJUDICE 意味 極端な偏見をもって暴力的に情け容赦なく、暗殺するという意味の俗語
【物語】 テキサスとメキシコの国境の近くにある街。数年前から急激に街が麻薬に汚染されている。テキサス・レンジャーのジャックは汚染と戦っていた。街を汚染している組織のボスはジャックの幼馴染みのキャッシュだった。キャッシュはジャックの買収を持ちかけるがジャックは拒否する。 キャッシュはジャックを罠にかけ殺そうとするが、ジャックを殺す事は出来なかった。しかしジャックの父親代わりであった保安官が死に二人は仇敵となる。 その頃、街に政府の秘密工作員達が潜入し、組織の資金や帳簿がある銀行の貸し金庫を襲撃する。 襲撃犯を逮捕したジャックはキャッシュが政府と関わりがあったことを知る。 キャッシュは元恋人で現在はジャックの恋人を連れメキシコの本拠地へ戻る。ジャックは秘密工作の部隊と一時的に協力し、キャッシュとかたをつける為、メキシコに乗り込む。 ジャックと部隊はキャッシュの本拠地に襲撃を計画する、しかし隊員たちは今回の作戦が強引で、いつもと違い何か隠された意図があると感じていた。そしてジャックはキャッシュの本拠地に乗り込む。

面白い。主人公のニック・ノルティが良い。最初から最後まで一回も表情が変わらない。岩か金属で出来たテキサス・レンジャー。48時間とはうってかわり痩せている。ナイフみたいだ。 銃も良い、ニック・ノルティが使うのは、ウィンチェスターライフルとM1911。 二回ほど銃撃戦があるが両方等もカミソリみたいに切れ味がいい。 ラストは組織とジャックと秘密工作部隊の銃撃戦。秘密工作員たちは仲間割れになり、何巴かもわからない状況になる。 銃と男たちの馴れ合わない友情。女も出てくるがおまけだ。

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ダブル・ボーダー

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テキサス・レンジャー

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2014/02/18

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ショップの「本当に面白い映画」コーナーは結構楽しみにしていて、行くと必ず覗いて見ることにしています。要は「古い」映画で「見逃していた」(当時の)話題作や、懐かしい監督や俳優の作品に巡り合うことも多いんで、同じような作品ばかりでガッカリさせられることが多い「新作」より楽しめる確率が高い。本作はジャケ写のニック・ノルティがエラく若くてカッコいいし、女優は名前思い出せないけど美人なんで、後は解説も読まずに借りましたが、後から監督はあのSFホラーの傑作「エイリアン」シリーズの製作、コメディタッチのサスペンス「48時間」(エディ・マーフィーのデビュー作。1982年。ニック・ノルティはこの作品でも主演してる)などの監督や脚本で確かなエンターテインメントの手腕を発揮したウォルター・ヒルだと知りました。そして脚本には(ウィキには「原案」と出てました)あの「ダーティ・ハリー」シリーズや「地獄の黙示録」の脚本を書き、「風とライオン」「ビッグ・ウェンズデイ」では監督、脚本を兼任したジョン・ミリアスの名前も。こりゃ面白く無いワケが無い。なんでこんなの見逃してたんだ?って不思議だったけど、1987年製作と言えば私が海外勤務してた頃だから無理も無い。あの頃は私の映画鑑賞歴の空白時代なんです。
なかなか面白い映画だったことは確かです。子供の頃親友同士だった二人の白人男が現在は片やテキサス・レンジャー、もう片方は国境のメキシコ側に巣食う麻薬密売ギャングの棟梁。「正義」と「悪」の対立だけで無く、二人は一人のメキシコ女の「愛」をも争う「一触即発」の間柄だけど、男同士の「友情」は確固として続いていてお互いを尊敬し合ってる、という1987年にしてはエラく古めかしい設定で、二人がラストで女の前で古式豊かな「決闘」始めて、女はただ「やめて〜」と取り乱す、というあたりは「まんま」アナクロ気味で失笑を買う。しかし基本ガン・アクション映画の割に最近の「ただのドンパチ」とは全然違って「映画らしい」と私には思えます。ちょっと「唐突」感はあるけどFBI(?)の密命を帯びた特殊部隊が登場して二人の「即発」の「一触」になる、という「エピソード」でも特殊部隊の頭目と部下たちの葛藤までキッチリ描くんで納得感がある。
ところで、全くの偶然ですが先週ジョニデ主演の「ローン・レンジャー」観てレビューも書いたんですが、今回も「テキサス・レンジャー」のオハナシなんでちょっと興味を引かれてウィキで調べてみたんですが、かなりビックリしましたね。アメリカが「合衆国」で「警察」は各州政府が管轄する「州警察」があり「連邦」捜査権限を持つFBIとは別組織になってる、というところまでは日本人でも理解出来るけど、それらとは別に「保安官(「選挙」で選ばれる一種の「政治家」)というのもいて、本作にも登場しますが同様に「公安、治安」を担っている。その上さらにテキサスには独自に「レンジャー」がいて、カウボーイ・ハットに腰拳銃で胸にバッジを着けてて、ほとんど「アナクロ」の極致みたいだけど、本作が製作された1987年にも、今日現在も立派に存在してる。一つの州に4つの「逮捕権」を持った公権力が存在してるワケで、それだけ州民は「安全」かと言えば、そう単純なものじゃないと思うんですね。言わば4つの「正義」が存在してるワケですからね。正義と悪の衝突より正義同士の衝突のほうが怖い、というのは歴史が証明してます。「悪」の為に命賭けるヤツは稀ですが「正義」の為に命張るヤツは後を絶たない。この映画でも銃で戦って死んで行くのは皆自分なりの「正義」を掲げてるんですね。
この映画、原題は「Extreme Prejudice」です。直訳すれば「究極の偏見」で一見何のことやら意味不明で私も最初は主人公2人の白人のメキシコ人への差別意識のことかと思ったんですが、違うでしょうね。Prejudiceはニュアンス的には日本語の「思い込み」に近い。各人各様の「正義」への「思い込み」を「テキサス・レンジャー」に象徴させたかったんじゃないか?って私の「思い込み」ですかね(笑)。

しゃべる前に何を言うか頭のなかでまとめろよ・・って思わされた

投稿日

2019/08/22

レビュアー

勇光

ウォルター・ヒルの映画だというので期待したが、ちょっとなあって感じだった。
麻薬捜査関係の特殊部隊チームが出て来て、これが地元警察のニック・ノルティや麻薬組織のボスのパワーズ・ブースとからんでドンパチするのだが、2つのストーリーラインが最期まで交差しない。最期はただめちゃくちゃにドンパチして終わり。原案がジョン・ミリアスとなっているが、脚本は別の人の名前になっており、それも2名も名前が出ているところをみると、話をまとめられないうちに撮影に入ったのかも。
マリア・コンチータ・アロンゾだとか、リップ・トーンだとか、マイケル・アイアンサイドだとか、クランシー・ブラウンだとか、なつかしい顔ぶれがけっこう出演してるのでそこは楽しめたけど、それだけだった。

ウォルター・ヒルは西部劇大好き

投稿日

2016/02/07

レビュアー

さっちゃん

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 ウォルター・ヒルって本当に西部劇が好きなんだなと思う映画です。なんせ主人公がテキサス・レンジャーというところから、もう、その匂いがプンプンしていますよね。それは他の作品でも窺えて、例えば『ザ・ドライバー』では主役のライアン・オニールがラストの対決で使う拳銃をコルト・ピースメーカーにしてみたり、『48時間』なんて、まるでサドル・パルもののノリで撮ってましたもんね。だから『ロング・ライダース』を撮れたときは狂喜乱舞したんじゃないかと思います。あれは西部劇としても良くできた作品でした。
 で、本作では舞台がテキサス、主人公がテキサス・レンジャー、彼と対決する麻薬王は、かつての親友という西部劇の設定を、そのまま現代に持ち込んだ格好になっております。「西部劇だよ。悪いか?」と開き直った感さえあります。ただ、そこに絡んでくるのが政府の特殊部隊。作戦中あるいは訓練中の事故により死亡した筈の軍人で固めた、政府にとって都合の悪い案件を闇に葬るための汚れ仕事専門の部隊です。彼らが狙うのは麻薬王キャッシュの持つ極秘情報。この設定は、ひょっとしたら『地獄の黙示録』からのインスパイア(パクリという感じもありますが)かなと思いました。
 脚本にジョン・ミリアスが噛んでいることも無関係ではないでしょうが、舞台がテキサスであり、バンバン差別的な表現が出てきます。そういった描写が嫌いな方は避けた方がよろしいかと思います。主人公のテキサス・レンジャー隊員ジャックには渋くなったニック・ノルティ、いつも持っているのがウィンチェスターM92のカービン・モデルです。これも西部劇の要素と思わずニンマリしてしまいます。昔の親友で麻薬王のキャッシュにパワーズ・ブース、相変わらず凶悪な目付きですが、今回は少しのユーモラスと哀愁を漂わせて男の対決を盛り上げてくれます。彼らの確執に絡む特殊部隊の隊長ハケット少佐にはマイケル・アイアンサイド。冒頭から、あの悪そうな顔が出てきて期待を盛り上げます。この人、悪党ばっかり演っている訳ではないのに、何だか嫌な奴という役が多いんですよね。案の定、終盤になって悪党の本性を暴露します。
 ジャックとキャッシュの対決を不可避なものにする、もう一人がメキシコ人のサリータ。演じるのはマリア・コンチータ・アロンゾ。ポール・バーホーヴェン版の『トータル・リコール』ではヒロインでした。野生的な美人です。彼女は昔、キャッシュの恋人だったのですが、キャッシュがメキシコで麻薬王になるときに捨てられ、今ではジャックとつき合っているという関係です。その他にもジャックの後見人的な保安官にリップ・トーンと全体に渋い俳優が揃っております。
 さて、クライマックスはキャッシュが国境線のメキシコ側に打ち立てた王国が舞台となります。独立記念日というのはメキシコのそれなのか王国のそれなのかがイマイチ判然としませんが、とにかく町中が大騒ぎで、その喧騒に紛れて少佐たちは王国の襲撃にかかります。この特殊部隊の強襲の場面は、ちょっとサム・ペキンパーの『ワイルド・バンチ』のクライマックスを連想させる大殺戮シーンとなっております。
 その戦いが収束した後、ジャックとキャッシュとの最後の対決があります。やはり西部劇ならラストは1対1の決闘でなければしまりませんからね。直前の大人数での殺し合いが動とすれば、この対決は静と言えましょう。睨み合った二人が一瞬で決着をつける。この緊迫感はたまりません。
 この手の作品ですから最後は”趣味の時間”とまいりましょう。まず、ジャックが日常的に携帯しているのが45口径のコルト・コマンダーです。最後の対決のときもシャープな銃撃を見せてくれます。撃鉄を上げてサム・セフティをかけたコック・アンド・ロックという携帯方法をとっているのもリアリティがあります。長物は先にも書きましたがウィンチェスターM92で、銃身長は16インチくらいの短めのものを使っております。一方、キャッシュは最後の対決の際は、S&WM29”44マグナム”の3インチくらいの短銃身モデルを使っております。銃口近くのフロントサイト両側にガスを上に逃がして銃身の跳ね上がりを抑制するスリットが入っています。あと、特殊部隊はイングラムM10とMP5サブマシンガン、M16などを使います。一人、AUGアサルトライフルを使っていたのは意外でした。麻薬王国の私兵は雑多で、M16系が多いのですがAKを持っている兵士もおり、要所にはブローニングM1919マシンガンの2連装タイプが配置してあり、特殊部隊は作戦当初にそれらを奪取もしくは破壊するようにしていました。まぁ、その方面が好きな方にはお奨めです。

ダブルボーダー

投稿日

2014/10/14

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片山刑事

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 冒頭、死んだはずの軍人たちが集合し始めるところから物語は始まります。幽霊部隊がある密命を帯びて、アメリカとメキシコ国境で麻薬王国を築く男を狙います。
 主人公のテキサスレンジャーは無骨な男でこの麻薬組織のボスとは子どもの時からの知り合いで、主人公の恋人はそのボスの愛人でもあり、1人の女をとりあった仲。

 主人公と麻薬組織のボスとの友情がありつつの激突という葛藤なんかもなく、密命を帯びた軍人たちのミッションとしての面白さもあんまり感じることがなかったです。6人いましたが、メインの役以外の人は見わけつかなかったです。
 主人公は主人公で捜査をし始めたときに相棒が殺されて復讐に燃えるのかと思いきや、話はヒロインを巡っての戦いになっていくという。その間に軍人たちがちょこちょこと描かれていくので、かなり冗長に感じてしまいました。
 密命を帯びた軍人たちの上官が真の目的がクライマックスになってわかりますが、これまたショボい……。そのためにこれだけ引っ張ったの?  
 ヒロインを巡る男たちとその間に動く軍人たち。という構図が目的や行動の動機はわかりやすく描かれているのに、イマイチ盛り上がれない構図になってしまいました。麻薬王国のボスを殺しに来た軍人たちとそれに協力するテキサスレンジャーと麻薬組織の戦いという描き方をしたほうが盛り上がるのではないかと思いながら見てました

 銃撃戦で撃たれても撃たれてもなかなか死なないキャラクターたちは面白かったです。
 この映画の原案であるジョン・ミリアスが書いた【地獄の黙示録】と同じくジョゼフ・コンラッドの小説【闇の奥】の影響を濃く受けてるのがわかって流れが同じでそういう視点で見て面白いですし、クライマックスはウォルター・ヒルの師匠のサム・ペキンパーの【ワイルドバンチ】みたいで面白かったです。だいぶ縮小版ですが。
 そしてクライマックスに敵地へと向かう主人公と6人の軍人たち。これはジョン・ミリアスが好きな映画【七人の……】?

岩かナイフみたいなニック・ノルティ

投稿日

2014/08/16

レビュアー

山ノ下馳夫

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【原題】 EXTREME PREJUDICE 意味 極端な偏見をもって暴力的に情け容赦なく、暗殺するという意味の俗語
【物語】 テキサスとメキシコの国境の近くにある街。数年前から急激に街が麻薬に汚染されている。テキサス・レンジャーのジャックは汚染と戦っていた。街を汚染している組織のボスはジャックの幼馴染みのキャッシュだった。キャッシュはジャックの買収を持ちかけるがジャックは拒否する。 キャッシュはジャックを罠にかけ殺そうとするが、ジャックを殺す事は出来なかった。しかしジャックの父親代わりであった保安官が死に二人は仇敵となる。 その頃、街に政府の秘密工作員達が潜入し、組織の資金や帳簿がある銀行の貸し金庫を襲撃する。 襲撃犯を逮捕したジャックはキャッシュが政府と関わりがあったことを知る。 キャッシュは元恋人で現在はジャックの恋人を連れメキシコの本拠地へ戻る。ジャックは秘密工作の部隊と一時的に協力し、キャッシュとかたをつける為、メキシコに乗り込む。 ジャックと部隊はキャッシュの本拠地に襲撃を計画する、しかし隊員たちは今回の作戦が強引で、いつもと違い何か隠された意図があると感じていた。そしてジャックはキャッシュの本拠地に乗り込む。

面白い。主人公のニック・ノルティが良い。最初から最後まで一回も表情が変わらない。岩か金属で出来たテキサス・レンジャー。48時間とはうってかわり痩せている。ナイフみたいだ。 銃も良い、ニック・ノルティが使うのは、ウィンチェスターライフルとM1911。 二回ほど銃撃戦があるが両方等もカミソリみたいに切れ味がいい。 ラストは組織とジャックと秘密工作部隊の銃撃戦。秘密工作員たちは仲間割れになり、何巴かもわからない状況になる。 銃と男たちの馴れ合わない友情。女も出てくるがおまけだ。

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