悪いやつら

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ゲスの極み！＾＾

賄賂がバレて税関員をクビになった「チェ・ミンシク」
とあるヤクザの親分が自分と親戚である事がわかり以後、裏社会に足を踏み入れる。
ヤクザでもなく堅気でもない半端者として生きながら
組がヤバそうになると元公務員のチェミンシクがズル賢く色んなコネや巧みな交渉術を駆使して問題を解決する等
活躍ぶりが認められ裏社会でのし上がって行く。だが、親戚であっても相手は所詮冷酷なヤクザ。
２人の関係も悪くなり半殺しにされたチェミンシクは敵対するヤクザと結束する等、生きるためならどんな手も使うように。
やがて１９９０年、大統領の指示で暴力団一斉検挙が始まり事態は悪化。
一切悪に染まらない地方検事にはチェミンシクの得意とする交渉術もコネも通じず・・

ヤクザと判事を上手に操るチェミンシクの演技力健在。親分ハジョンウはシブカッコイイ。
この２人のファンは必見だが、ドラマゆえに暴力描写が少ないのが残念か。

方言を標準語にせず関西弁の字幕にすれば良いのになぁ＾＾

チェ・ミンシクとハ・ジョンウ共演でタイトルが「悪いやつら」とくれば・・・・

そりゃ、相当悪そうですわ・・・・（笑

しかも、ミンシクさん、
事前に知らなければわからないくない
太っててもう、ほんと直視できないような醜い姿に・・・・

ミンシクは税関で働く検査主任
ジョンウは釜山の裏社会を牛耳るボス的な男

要するに汚職公務員とヤクザの世界を描いたような感じ。

正直もっとバイオレンスな内容を期待していたんだけど
これは、腹黒男祭映画ですな。

その嫌悪感さえ出るような腹黒さを堪能する映画。

この中に出てくる俳優さん、男前が１人もいない・・・と思ったんですが
しいて言えばハジョンウがなんとも泥臭さのなかに男臭さがあってカッコいいかもしれません。
まったく共感できないキャラですが。

鑑賞後のトークショーでハジョンウは韓国映画界で一番「映画を撮りたい俳優」であると聞きましたが
なんかそれも納得のたたずまいと演技。
他の出演作観ても納得。
最近見たのは本作とベルリンファイルでしたが、どちらの演技も唸るわ。ホントいい。

本作の登場人物、
もうね、ほんとお金のことしか頭にない
サイテーな下衆野郎ばかりですが、
泥臭くて、どこか人間臭くて、
ちょっと笑える場面もあるのが救いです。

それと、ストーリーにもそこそこ韓国のお国事情というか、
他の作品でも描かれた
「血縁重視」な点。

本作でも血縁が重要な要素になってて
それを利用し、悪用しようとする男達がもう・・・・ホント腹黒い・・・（笑

ギャング映画もアメリカ・日本・イギリスなど名作多々あれど
この泥臭さとねっとり感は韓国映画ならではでしょうね。

スタイリッシュなんてクソ食らえ！！！な映画。

金のため、目的のためには手段を選ばず突き進む、
胃もたれ必至な泥臭腹黒映画をぜひご堪能アレ♪

せこせこチェ・ミンシクとセクシーボイス・ハ・ジョンウから目が離せない。

韓国の家系の特性を生かしたアイデアが抜群におもしろいです。

このポスターがいいんだ。

チェ・ミンシクが未だに脳内でちょろちょろしてます。チェ・ミンシク、脳髄に来ます。

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期待を裏切らない面白い作品でした。

弱者からコネでのぼりつめる苦労人、オヤジのハングリー魂が強く感じられます。
社会では悪者でも、家庭ではいい父親、きっと本人も悪気があって稼業を選んだんではなくたまたまのチャンスがその方向になっただけで、純粋に優秀なビジネスマンだったんでしょうよ。
家系的にも自分は大物になれると信じてたのもあり、今まで活かせなかった能力を発揮したかったんでしょうな。

後半でも親子のいい関係が伺え、ヤクザな話だけでなく、また違った親分（父親）とファミリーの話でもありました。

あとねー、子分の前川清風の昔の髪型が気になり過ぎます。。

と、いうより血縁関係のしょーもない蹴落とし合戦みたいな感じだった。
ハ・ジョンウ追い掛けてレンタルしただけ。
のっぺりとした顔が好きなんだわ、きっと。