アダルトボーイズ遊遊白書

見どころはなんと言っても80年代がテーマのパーティです。
当時の有名人のコスプレで集まってるので、バブル世代には懐かしい顔ぶれがいっぱい。
個人的にウケたのは、「卒業白書」（1983）のトム・クルーズの格好かな（笑）。

イイ年こいてティーンエイジャーのようにつるんで遊んでる主人公たち。
彼らに対立する大学生たちが学歴をひけらかしたり、
主人公の友人たちの職業（自営業やら修理工やら）をバカにするのが
実にアメリカらしい。
そんな中、アダム・サンドラーはハリウッドで成功したエージェントで、
故郷に帰ってきて豪邸を構えている勝ち組。
パーティを荒らしに乗り込んできた大学生たちに向って、
サンドラーの友人の一人が「コイツは成功者なんだ」って啖呵切るのが
必殺パンチなんですね（笑）。
しょーもないなぁって感じだけど、白々しく「本当の幸福はプライスレス」とか
言うより正直でいいかなとも思う（苦笑）。
ま、そんなアメリカらしいコメディでした。

アメリカ特有の下ネタやゲロネタがそれなりに入っている作品でして「なんであちらはこんなに程度の低い笑いが好きなんだろうなぁ。」と思ってしまうのですが、前作と同じく、なんかしみじみとしていていい。おそらくそれは主人公たちの設定されている歳に自分が近いからだろうなぁ、と思って観てました。

幼馴染の家族たちと起こす他愛もない日常っていう話でして、前作で敵対していた者たちとも微妙な距離感がありつつも全体的には一体感の中で騒動が起きていく。個々でみたらくだらないエピソードの連続なんだけど、でもまぁ、なんか許せるんだな。現実にはこんなのはないから、若干の憧れなのかなぁ、と思ったり。

最後は８０〜９０年代風に人々がコスプレするんだけど、それぞれが面白くて良かったです。今の子らには分からんだろうな、あの感性。

あと２０年もすれば、今デ・ニーロたち大御所がやっている老人コメディ系の映画も自分たちに近くなってそういう目で見て楽しく感じるようになるんだろうか、と時代と一緒に映画を楽しむというのも面白いな、と思った作品でした。でもまぁ、この作品、ドンピシャその世代じゃないと楽しくないだろうな、きっと。

アダム・サンドラー、クリス・ロック、サルマ・ハエックら豪華キャストが集結したコメディ映画「アダルトボーイズ青春白書」の続編。（映画.comより抜粋）だそうです。
いい大人になり家庭も子供もいる幼馴染達の元に帰ってきたレニー（アダムス・サンドラー）は高校時代のような派手なパーティーを開こうと計画する。
でも、このパーティーは最後の方で、それまでのハチャメチャぶりは半端でない。放送禁止画面もあったりと実に面白いシーンが一杯。
メッチャ面白いって訳ではないが、レニーを取り巻く幼馴染やご近所さんのフレンドリィさがいいなと思う。１時間半と言う短い作品なので、気分転換にお薦めです。

前作もだダラダラでしたが　更に輪をかけて本作はダラダラです
あまり笑えるところもないし　出演者だけが楽しんでる感じです
このダラダラ感が好きな人にだけオススメです

星2つ
うんこ小便ゲロネタ盛沢山。