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ルナ / ジル・クレイバーグ

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「ルナ」 の解説・あらすじ・ストーリー

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解説・ストーリー

どちらかと言えばコメディエンヌ的印象が強かった米人女優のクレイバーグを主役に、ベルトルッチが官能的な映像で綴る母と子の禁断の愛の世界。弟のジュゼッペが脚本を手伝っている。月のイメージにとりつかれ、非行に走る息子を世界的なオペラ歌手の母が過剰な愛情で包み込むうち、男と女の本能に衝き動かされていく。

「ルナ」 の作品情報

作品情報

製作年:

1979年

製作国:

イタリア/アメリカ

原題:

LA LUNA/LUNA

「ルナ」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

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母と息子の関係を描いた悲劇。

投稿日:2015/02/13 レビュアー:ちゅく

「ルナ」(1979年、ベルナルド・ベルトルッチ監督)

「暗殺の森」(1970年)、「ラストタンゴ・イン・パリ」(1972年)、「1900年(原題:1900)」(1976年)の次がこの作品。

中期の総決算が、「1900年」と考えれば、これは、転換点です。

「ルナ」は、「月」の意味です。月を眺めていると、「引かれる」「抱かれる」というイメージがあります。
母と子の関係を象徴する題名。極端に言い換えれば、「母子相姦」と言ってもよい。

ニューヨーク。ある朝、車が制御を失い、ビルに衝突する。交通事故ではなく、運転していた男が、何かの発作で死んだ。
夫を失った妻と、思春期に入った息子。二人は、イタリアに移住した。

妻(母)は、ソプラノ歌手であり、オペラ公演のために世界中を飛び回っている。息子の誕生日も忘れているほど。
息子は、しだいに麻薬は麻薬に溺れるようになる。禁断症状で錯乱する彼に対し、、母が選択した手段とは……。

○その母を演じるのは、ジル・クレーバーグ(1944〜2010)。
アメリカの舞台出身の女優で、コミカルな役、変化する役を得意とし、「結婚しない女」(1978年、ポール・マザースキー監督)が代表作。
もう一つの代表作、この「ルナ」では、シリアスで悲劇的な役を好演している。
「大陸横断特急」(1976年、アーサー・ヒラー監督)も、思い切り笑える演技をしてくれます。
喜怒哀楽を瞬時に演技できるという点では、この2作に共通して、やはり、名優であったと思う。
「ルナ」でも、このオペラ歌手が、ロックンロールを踊る場面がある。分裂症であることが、それで分かるようにベルトルッチは演出している。

○息子役は、マシュー(マット)・バリー。
「私の中のあなた」(2008年、ニック・カサヴェテス監督)の脇役くらいしか、ネットでヒットしないので、残念ながら、この映画が唯一の代表作となるのだろう。

この映画には、脇役で、有名な名優が出ている。これも魅力だ。

○アリダ・ヴァリ(1921〜2006)。「第三の男」(C・リード)、「さすらい」(アントニオーニ)、「夏の嵐」(ヴィスコンティ)などは、美の最盛期の代表作。

○トーマス・ミリアン(1932〜)。「復讐のガンマン」「情無用のジャンゴ」などのマカロニ・ウェスタンの主演が、懐かしい。「ハバナ」(S・ポラック)、
「JFK」(O・ストーン)、「トラフィック」(ソダーバーグ)などの癖のある脇役。

○レナート・サルヴァトーリ(1934〜1988)。この人も、フレンチ・フィルム・ノワールに欠かせない名優。
「若者のすべて」(ヴィスコンティ)、「高校教師」(V・ズルリーニ)、「燃えつきた納屋」(J・シャボー)、(「フリック・ストーリー」(J・ドレー)、
「ル・ジタン」(J・ジョヴァンニ)と、A・ドロンとの共演が多い。
ベルトルッチ監督の作品で、「ルナ」の次作「ある愚か者の悲劇」(1981)が遺作となった。

▽「ライフ・イズ・ビューティフル」のロベルト・ベニーニも出ているようですが、どの人だか分からなかった……。


さて、この映画を見て、結局どうだったかを決断すると、自分は、秀作と思う。

@ 長時間(146分)の鑑賞に耐える根気。その集中度からして成長である。

A 「ラスト・エンペラー」のようなスペクタクルを求めない勇気。

B この監督(ベルトルッチ)への飽くなき興味。

C 親子関係(母と息子)への、それを解消できた者の懐旧。今、その最中にある母子は見ないほうがよい。

D 名女優(クレイバーグ)の一世一代の演技とはどういうものか。それを知る探究。

この5点の中で、一つでも○があれば、見て損はない。


「結婚しない女」が、ツタヤディスカスでレンタルできれば最高ですが……。

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ルナ

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母と息子の関係を描いた悲劇。

投稿日

2015/02/13

レビュアー

ちゅく

「ルナ」(1979年、ベルナルド・ベルトルッチ監督)

「暗殺の森」(1970年)、「ラストタンゴ・イン・パリ」(1972年)、「1900年(原題:1900)」(1976年)の次がこの作品。

中期の総決算が、「1900年」と考えれば、これは、転換点です。

「ルナ」は、「月」の意味です。月を眺めていると、「引かれる」「抱かれる」というイメージがあります。
母と子の関係を象徴する題名。極端に言い換えれば、「母子相姦」と言ってもよい。

ニューヨーク。ある朝、車が制御を失い、ビルに衝突する。交通事故ではなく、運転していた男が、何かの発作で死んだ。
夫を失った妻と、思春期に入った息子。二人は、イタリアに移住した。

妻(母)は、ソプラノ歌手であり、オペラ公演のために世界中を飛び回っている。息子の誕生日も忘れているほど。
息子は、しだいに麻薬は麻薬に溺れるようになる。禁断症状で錯乱する彼に対し、、母が選択した手段とは……。

○その母を演じるのは、ジル・クレーバーグ(1944〜2010)。
アメリカの舞台出身の女優で、コミカルな役、変化する役を得意とし、「結婚しない女」(1978年、ポール・マザースキー監督)が代表作。
もう一つの代表作、この「ルナ」では、シリアスで悲劇的な役を好演している。
「大陸横断特急」(1976年、アーサー・ヒラー監督)も、思い切り笑える演技をしてくれます。
喜怒哀楽を瞬時に演技できるという点では、この2作に共通して、やはり、名優であったと思う。
「ルナ」でも、このオペラ歌手が、ロックンロールを踊る場面がある。分裂症であることが、それで分かるようにベルトルッチは演出している。

○息子役は、マシュー(マット)・バリー。
「私の中のあなた」(2008年、ニック・カサヴェテス監督)の脇役くらいしか、ネットでヒットしないので、残念ながら、この映画が唯一の代表作となるのだろう。

この映画には、脇役で、有名な名優が出ている。これも魅力だ。

○アリダ・ヴァリ(1921〜2006)。「第三の男」(C・リード)、「さすらい」(アントニオーニ)、「夏の嵐」(ヴィスコンティ)などは、美の最盛期の代表作。

○トーマス・ミリアン(1932〜)。「復讐のガンマン」「情無用のジャンゴ」などのマカロニ・ウェスタンの主演が、懐かしい。「ハバナ」(S・ポラック)、
「JFK」(O・ストーン)、「トラフィック」(ソダーバーグ)などの癖のある脇役。

○レナート・サルヴァトーリ(1934〜1988)。この人も、フレンチ・フィルム・ノワールに欠かせない名優。
「若者のすべて」(ヴィスコンティ)、「高校教師」(V・ズルリーニ)、「燃えつきた納屋」(J・シャボー)、(「フリック・ストーリー」(J・ドレー)、
「ル・ジタン」(J・ジョヴァンニ)と、A・ドロンとの共演が多い。
ベルトルッチ監督の作品で、「ルナ」の次作「ある愚か者の悲劇」(1981)が遺作となった。

▽「ライフ・イズ・ビューティフル」のロベルト・ベニーニも出ているようですが、どの人だか分からなかった……。


さて、この映画を見て、結局どうだったかを決断すると、自分は、秀作と思う。

@ 長時間(146分)の鑑賞に耐える根気。その集中度からして成長である。

A 「ラスト・エンペラー」のようなスペクタクルを求めない勇気。

B この監督(ベルトルッチ)への飽くなき興味。

C 親子関係(母と息子)への、それを解消できた者の懐旧。今、その最中にある母子は見ないほうがよい。

D 名女優(クレイバーグ)の一世一代の演技とはどういうものか。それを知る探究。

この5点の中で、一つでも○があれば、見て損はない。


「結婚しない女」が、ツタヤディスカスでレンタルできれば最高ですが……。

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