殺人の告白

見ている側に考える暇を与えないスピーディな展開
ハードボイルドなバイオレンスアクションタッチでありながら
コメディ要素も組み込んで
とにかくスピーディ。
現実にはどんな超人でも絶対にありえないアクションシーンも多いに楽しませてくれます。
そして、あっと言わせるまさかのどんでん返し。
面白かったです。
これはハリウッドがリメイクをしたがる題材ではないでしょうか？

頭フル回転させてご覧ください。

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

私の贔屓の「チョン・ジェヨン」が「パク・シフ」と並んで、じつはもう一人の主役。
強力係班長のチェ・ヒョング「チョン・ジェヨン」は、まだ若い頃世間を騒がす殺人鬼と対決。
格闘の末取り逃がしてしまう。
１５年の時効が過ぎてしまった後、その殺人鬼を名乗る「パク・シフ」が告白本を出版しチェ班長を挑発してくる、という驚きの設定。
ＤＩＳＣＡＳの作品紹介↑の説明がよくわかるので、映画を見終わっても時系列でピンと来ない人は、これを参考にするとよいと思います。
設定もビックリですが、アクションシーンが非常に緻密で凄い。お話の展開も、二転三転。緊張感がノンストップで続きます。
キャスティングも演技もよい。という訳で、見て損はありません。（もちろん、「パク・シフ」目当てでも満足できるでしょう。）
ラストは賛否両論あるところでしょうが、、、。

「チョン・ジェヨン」の映画は沢山これまで見ていますが、これだけアクションがきついのは「シルミド」以来でしょうか、、。
★ちなみに、あまり「チョン・ジェヨン」に詳しくない方のために。
・シリアス系なら、「シルミド」
・カッコいい系なら、「ガン＆トークス」
・ほのぼの系なら、「小さな恋のステップ」、「ウェディングキャンペーン」
・異色作なら、「彼とわたしの漂流日記」
・名作なら、「トンマッコルへようこそ」
ほかにも勿論いい作品はありますが、上にあげたものはどれも私が大好きな映画なんです。
カッコいい男にも、カッコ悪い男にも、兵隊にも浮浪者にもなれる俳優です。（野球選手にも２度ばかり、老人役もやったりして、、、）
よかったらレビューも書いた覚えがありますし、参考になさって見てみてくださいね！！

まさに韓国映画そのものでした。

シリアスとコメディが共存。

私が韓国映画を見て不思議な感覚に陥るのは、そこ。

連続殺人犯とそれを追う刑事と被害者家族。
どこを切ってもシリアスでしかない話のはずなのに、
そこかしこに笑わずににいられないシーンを織り交ぜてくる。

もちろんこれはそういう映画なので、見るに耐えない酷いシーンもあるのだが、
目を覆ったり、笑いをこらえたり、それはそれは忙しい。
パク・シフのサービスショットもあり、
「このアクションシーンいる？」というくらい激しいアクションシーンもあります。

身体能力半端ないです。

そして、スキありすぎでしょというラストもあり
最後の最後まで韓国映画でした。

同じ連続殺人鬼の映画でも「殺人の追憶」や「チェイサー」ほどの救いのなさはありませんので
見てみてもいいのではないでしょうか。

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

女性だけを狙った連続殺人犯が、時効成立後に告白本を出版する。
犯人イ・ドゥソク（パク・シフ）はルックスも良く世間の注目を浴び一躍人気者となる。
犯人だと名乗るドゥソクにチェ刑事（チョン・ジェヨン）は犯人を取り逃がし顔に傷を負ったことであの時の悔しさが蘇る。
チェ刑事の恋人も未だに行方不明で殺されたのか生きているのか・・・。
連続殺人犯の犠牲者の家族たちはドゥソクを許せないとある計画を練り実行するが・・・。
テンポが良く飽きさせないストーリーの展開とスリリングなアクションが繰り広げられる。
ラスト近くのどんでん返しに「やっぱりそうか!(^^)!」とパク・シフファンの私としては嬉しかったです。
エンターテインメントに優れている秀作です。皆様におススメ致したい作品です。

『殺人の追憶』と同じ事件が元ネタだと聞き、ちょっと身構えて観ました。
でも、これは韓流らしいというのか、シリアスとコメディとアクションが一緒くたになった不思議なテーストの映画でした。
まず度胆を抜かれるのが、連続殺人犯は自分だと名乗る男イ・ドゥソクが、殺人の告白本を出したことです。
その本のタイトルもズバリ『私が殺人犯だ』
その彼が美しい容貌だったため、殺人犯でありながら一躍時の人として世間に持て囃され、出した本もベストセラーになります。
ジャケット写真でも分かるように、端正な顔立ちと不敵な笑みがミステリアスです。
日本の俳優さんなら及川光博みたいな印象かな？
しかし、冒頭で、顔をマスクで隠した真犯人とヒョング刑事が対峙したシーンがあったけど、その時の印象とは背格好も顔の輪郭も違う気がします。
時効を迎えてしまった今、法的に彼を裁くことは出来ませんが、彼に家族や愛する人を殺された人達にしてみれば、目の前にいる犯人を自分の手で殺したいと思うのは当然だと思います。
被害者の会では、復讐の計画を練り始め、未解決になっている事件の真相を暴くためチェ・ヒョングはテレビ討論会でイ・ドゥソクを追求します。
まあ、ご覧になってみてください。
ポン・ジュノ監督の『殺人の追憶』のような恐怖はありません。
シリアスとコメディとアクションがいい塩梅に溶け合って、テンポよく進んでいくので、二時間があっという間に過ぎてしまいます。
多少、アクション過多の印象は否めませんが、そこが韓流のすごいところ。
鑑賞中に余計なことを考えさせる隙を作りません。
ラストのどんでん返しと回想のシーンで、ヒョング刑事が何故イ・ドゥソクを助けたのか、もう一人、真犯人と名乗るＪを挑発する理由が分かります。
かなりの逸品だと思います。