はじまりのみち

はじまりのみちの画像・ジャケット写真
はじまりのみち / 加瀬亮
全体の平均評価点:
(5点満点)

14

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「はじまりのみち」 の解説・あらすじ・ストーリー

大ヒット・アニメ「映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」の原恵一監督が、「二十四の瞳」の名匠・木下惠介監督の若き日の感動秘話を基に、自身初の実写作品に挑戦したヒューマン・ドラマ。戦時中、病に倒れた母を疎開させようとリヤカーに乗せて山越えに挑む過酷な道行きを、母と子の絆を軸に感動的に描き出す。主演は「アウトレイジ」の加瀬亮。太平洋戦争下の日本。映画界では、政府から戦意高揚の国策映画の製作が求められていた。そんな中、若き映画監督・木下惠介が1944年に監督した「陸軍」は、当局の不興を買い、次回作の製作が中止されてしまう。やむなく松竹に辞表を提出した惠介は、病に倒れて療養を続ける母の待つ郷里の浜松へと戻るが…。

「はじまりのみち」 の作品情報

製作年: 2013年
製作国: 日本

「はじまりのみち」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

はじまりのみちの詳細

  • 旧作
収録時間: 字幕: 音声:
96分 日本語 1:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
レイティング: 記番: レンタル開始日:
DB9742 2013年12月05日
在庫枚数 1位登録者: 2位登録者:
10枚 1人 2人

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ユーザーレビュー:14件

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1〜 5件 / 全14件

監督の運命を変えた実話ネタバレ

投稿日:2013/11/29 レビュアー:ミルクチョコ

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『二十四の瞳』など数々の名作を手がけた木下恵介監督の生誕100周年記念映画。
戦時下で思うような映画を作れなくなった木下監督(加瀬亮)が、撮影所に辞表を出し、故郷に帰ります。しかしそこも空襲の危険が迫り、病気の母をリヤカーに乗せて兄(ユースケ・サンタマリア)と便利屋と共に、山奥の疎開先へと向かう2日間の出来事を丹念に描いた作品です。

孝行息子だった木下監督。暑さにも雨にも負けず、母親を乗せたリヤカーを引き続け、母親の顔を手ぬぐいで拭ってあげ、女性として扱うシーンや、宿が決まって、リヤカーから下ろす時に思いました。息子にとって母親は特別なんですね。
柔な木下兄弟と違って、お調子者の便利屋(濱田岳)は、逞しく、芸達者ぶりが目に付き目立ちます。
けれど、木下が辞表を出したきっかけになった映画「陸軍」の狙いを誰よりも理解しているんですよね。悶々とした悩みが、汗水流してリヤカーを引き、便利屋と本音で話し合った事で木下の背中を押したのだと思います。

何気ないシーンが心に残ります。旅先の出来事や、宿屋のシーンは多幸感に溢れていて泣けます。
脳溢血で話す事ができないので、表情で見せる田中裕子も素晴らしいです。

病気の母をリヤカーに乗せ山を越えて疎開先へと向かう。ただそれだけのストーリーなのに、常に母を気遣う息子たち、息子の背中を力強く押す母、とても素敵な家族の物語にほっこりとさせられます。
戦争によって踏みにじられる価値観、そんな中での映画を創作することの虚しさ、それでも「息子の映画が見たい」という母の言葉が背中を押します。
実写映画初ながら見劣りしない演出力には脱帽です。「陸軍」のラストシーンなど大胆に挿入し、実写でも型に嵌らない原監督の作風は健在でした。

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木下恵介監督作品、観たくなりました。

投稿日:2014/01/13 レビュアー:まみもぉ

田中裕子と加瀬亮、目元が似てる。おふたりともほんとニッポン人らしいお顔立ちだ。
そんなおふたりの、母子のシーンは感動を強いられているようで、
名演技なおふたりだけに観ているのが辛かった。
ですから、濱田岳がいい味だしでその辛さを緩和してくれて助かりました。
でも、河原での加瀬亮とのシーンはそのいい味過多で胸ヤケが…。
それを治してくれたのが『陸軍』の長い流れ。未見の作品ですが、
戦争の悲劇と共に失ったものへの懐かしさが迫ってきました。
 
映画の事を思う時、凹凸の少ない加瀬亮の顔が映画監督の顔になる、はっきりと分かる微妙な表情演技は流石。
カメラレンズを手指で作って覗き込む。その先を子供達を引率する女先生。
彼女がそのレンズ目線になった時、あっと思った。
あっ、宮崎あおい!加瀬亮とは違う「あっ」 が妙な同調感でくすぐったかった。

木下恵介監督作品、たくさんそしてかなり長めに紹介されていて
そのされ方がとてもよかったです。
母を疎開させその後映画界へ戻ってきた経緯も、
流される作品の中から想像できました。
そして、そのまま木下恵介作品紹介の流れのまま終わらず田中裕子の視線を通して、
”はじまりのみち”へ、木下作品へ続く道へいざなわれているようで、
原恵一監督の木下恵介監督への敬愛の念が感じられました。


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木下恵介監督の伝記的映画ネタバレ

投稿日:2013/10/10 レビュアー:パープルローズ

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なかなかよかったです。

昭和19年。
戦意高揚映画を作ることが求められる中、木下(加瀬亮)が撮った「陸軍」は、戦地に赴く息子を追いかける母親の姿が女々しいと言われてしまう。
自分が撮りたい映画が撮れないことに絶望した木下は、映画会社を辞めて故郷浜松に戻るが、
浜松でも空襲が激しくなり、親戚を頼って山間部に疎開することに。
脳卒中で倒れて以来体が不自由な母親(田中裕子)の移動の負担を減らすため、
木下は兄(ユースケ・サンタマリア)、お調子ものの便利屋(濱田岳)と共に、母をリヤカーに乗せて運ぶことにする。

山道をゆっくりゆっくりと、母を乗せたリアカーをひっぱり、トロッコのある町まで17時間。
食料事情の悪い中、空腹を抱えて倒れそうになりながらも、ひたすら進む。
やっと見つけた旅館に着くやいなや、母親の顔の泥汚れを一生懸命ぬぐう木下の姿には涙を誘われました。

田中裕子は卒中で言葉が不自由になった役なので、回想シーンを除いてせりふはなし。
「今いちばん食べたいもの」の話をする便利屋濱田岳。ビールを飲むまねをするところなんか、ほんとうに上手いです。

木下を「映画館に勤めていた」と思い込んでいる便利屋は、よもや監督本人だとは思いもせず、映画「陸軍」の話を始める。
息子を追いかける田中絹代の姿に、「きっと自分の母親もあんなふうにしてくれるに違いない。いい映画だった。」と語る便利屋。その言葉に木下は救われたのだ。
そして、終盤言葉の不自由な母が書いた手紙。
たとえ今は撮りたいものが撮れなくても、いつかきっと撮れるようになるはず。
映画に戻ることを木下は決意するのだった。

最後にかなりの時間を割いて、木下が戦後に撮った作品の数々が流されます。
「わが恋せし乙女」(46)、「お嬢さん乾杯!」(49)[破れ鼓子」(49)「カルメン故郷に帰る」(52)
「日本の悲劇」(53)「二十四の瞳」(54)「野菊の如き君なりき」(55)「喜びも悲しみも幾年月」(57)「楢山節考」(58)など。
私が観たことのあるのは「二十四の瞳」と「喜びも悲しみも幾年月」(57)だけなので、他の作品も観てみたいなと思いました。
最後が「新喜びも悲しみも幾年月」の大原麗子の言葉。
「戦争に行く船じゃなくてよかった。」
これこそが木下監督の映画にこめた思いを最も端的に表わした言葉なのでしょう。

ひとつだけ残念だったのが、始めと終わりに流れるナレーションが宮崎あおいだったこと。
映画の中盤に「二十四の瞳」のようなシーンがあって、大石先生役が宮崎あおいなんですが、これはいらなかったような。
しかし後日、試写会の席に「二十四の瞳」の子役たちが招待されていたと知り、その方たちにとっては感涙ものだったのだろうなと思いました。

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真実を捻じ曲げた「木下恵介」を冒涜する作品

投稿日:2014/09/10 レビュアー:綾部まりな

田中裕子が可愛そうですね。こんな演技をさせられて。とにかく田中裕子を扮する木下恵介の母親を荷車に乗せて歩くだけのつまらない映画。

まず木下恵介がなぜ「陸軍」で「戦争批判」をしたのか、それがなぜ「当局」によって映画界からパージされることになったのか説明がないので

話の脈略がつかめない。つまり木下恵介の母親観こそ「陸軍」の主題になっており、それが同性愛者の彼の映画の目線となっていること、

さらに木下恵介の母親観、女性観は、「優しい母親」という短絡的なものではなく、母親の汚い部分まで晒すことなのです。

この映画では、木下恵介がなぜ再度映画をとるきっかけになったのかを描いていないです。同性愛者として、それを公言しており、

その「少数者」の立場から見つめる彼の視点こそ、きちんと自伝映画では描くべきではないかしら。

例えば田中裕子の木下恵介に語りかえるシーンとか最悪です。醜い障碍者の物まねをさせるような演技は、木下恵介は絶対にしなかったですね。

映画「24の瞳」ですら原作の盲人となった教え子の間違って指をさすシーンをわざとカットしたのですからね。

そういうことは描かなくてもわかるだろうというのが、木下恵介の価値観なんですよ。

でもこの作品では、田中裕子がしゃべれない言葉でもう一度映画をとるように語りかけるのですよね。こんなこと必要ないのです。

さらに最後の木下恵介の映画の切り貼りも必要ないです。とにかく名監督を冒涜するだけの作品ですね。

まったく同性愛者の木下恵介を描けていない!

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原恵一監督作品ご存知ですか?

投稿日:2013/12/16 レビュアー:トーイ

この映画は予告編を見て借りる事にしました。

でも、こんなにいい作品だとは思っていませんでした。

濱田岳さんいいですね。いつもと同じような役なのに、・・・・良かったなぁー

それから、この映画が気に入ったら、

原恵一監督作品を見て下さい。

オススメは

「河童のクーと夏休み」

「カラフル」

この2本は見て欲しいな…

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