君と歩く世界 / マリオン・コティヤール
君と歩く世界
/ジャック・オディアール
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全体の平均評価点: (5点満点)
(24)
解説・ストーリー
「真夜中のピアニスト」「預言者」のジャック・オーディアール監督が、「エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜」のマリオン・コティヤールをヒロインに迎えて贈る愛と再生の感動ストーリー。事故で両脚を失ったシャチの調教師と粗暴なシングルファーザーの男が織り成す、愚直で不器用ながらも飾りのない魂の交流を力強い筆致で描き出す。共演に「闇を生きる男」のマティアス・スーナールツ。観光名所のマリンランドで働くシャチの美人調教師ステファニーはある時、ショーの最中に事故に巻き込まれて両脚を失ってしまう。絶望にうちひしがれ、心を閉ざす彼女はふと、かつてナイトクラブで助けてくれた男アリに連絡を取る。再会したアリの不器用な優しさに触れ、心惹かれていくステファニーだったが…。
「真夜中のピアニスト」「預言者」のジャック・オーディアール監督が、「エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜」のマリオン・コティヤールをヒロインに迎えて贈る愛と再生の感動ストーリー。事故で両脚を失ったシャチの調教師と粗暴なシングルファーザーの男が織り成す、愚直で不器用ながらも飾りのない魂の交流を力強い筆致で描き出す。共演に「闇を生きる男」のマティアス・スーナールツ。観光名所のマリンランドで働くシャチの美人調教師ステファニーはある時、ショーの最中に事故に巻き込まれて両脚を失ってしまう。絶望にうちひしがれ、心を閉ざす彼女はふと、かつてナイトクラブで助けてくれた男アリに連絡を取る。再会したアリの不器用な優しさに触れ、心惹かれていくステファニーだったが…。
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「君と歩く世界」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
「真夜中のピアニスト」「預言者」のジャック・オーディアール監督が、「エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜」のマリオン・コティヤールをヒロインに迎えて贈る愛と再生の感動ストーリー。事故で両脚を失ったシャチの調教師と粗暴なシングルファーザーの男が織り成す、愚直で不器用ながらも飾りのない魂の交流を力強い筆致で描き出す。共演に「闇を生きる男」のマティアス・スーナールツ。観光名所のマリンランドで働くシャチの美人調教師ステファニーはある時、ショーの最中に事故に巻き込まれて両脚を失ってしまう。絶望にうちひしがれ、心を閉ざす彼女はふと、かつてナイトクラブで助けてくれた男アリに連絡を取る。再会したアリの不器用な優しさに触れ、心惹かれていくステファニーだったが…。
「君と歩く世界」 の作品情報
「君と歩く世界」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
君と歩く世界の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
122分 |
日・吹 |
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/フランス語・英語 2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
R-15 |
10DRJ20669 |
2013年11月02日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
14枚
|
1人
|
0人
|
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/フランス語・英語
2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
【Blu-ray】君と歩く世界(ブルーレイ)の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
122分 |
日本語・日本語吹替え用字幕 |
1:DOLBY True HD/5.1chサラウンド/英語・フランス語 2:DOLBY True HD/5.1chサラウンド/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
R-15 |
10XRJ20033 |
2013年11月02日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
12枚
|
0人
|
0人
|
1:DOLBY True HD/5.1chサラウンド/英語・フランス語
2:DOLBY True HD/5.1chサラウンド/日本語
君と歩く世界の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
122分 |
日・吹 |
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/フランス語・英語 2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
R-15 |
10DRJ20669 |
2013年11月02日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
14枚
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1人
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0人
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1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/フランス語・英語
2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
【Blu-ray】君と歩く世界(ブルーレイ)の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
122分 |
日本語・日本語吹替え用字幕 |
1:DOLBY True HD/5.1chサラウンド/英語・フランス語 2:DOLBY True HD/5.1chサラウンド/日本語
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
R-15 |
10XRJ20033 |
2013年11月02日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
12枚
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0人
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0人
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1:DOLBY True HD/5.1chサラウンド/英語・フランス語
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ユーザーレビュー:24件
肉体派再生物語
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
本作は両足を失った女性の感動作ではありません。
人生のどん底でもがく男女の再生を痛々しいほどリアルに描き、邦題から安易に予想される内容と全然違いました。
事故で両足を失った女性がある男性と出会うことにより心を再生していく物語ではあるのですが、肉食系なんです。
なので、イメージと違って、私のツボにはどうも合いませんでした。
5歳の息子を連れ、姉を頼って南仏に来たアリ(マティアス・スーナーツ)。格闘技の経験を活かしてクラブの用心棒になった彼は、店の前で男ともめていたステファニー(マリオン・コティヤール)を助け、家まで送り届けます。数ヶ月後、シャチの調教師だったステファニーがステージ中の事故で両足の膝から下を失って絶望し、アリに電話を入れます。
アリは、彼女を憐れむどころか、海で泳ごうと誘い出します。対等に接するアリはとても自然で、その対応に救われたのかもしれませんね。
格闘技が得意なアリは賭けファイトに出場します。
ファイトの殴り合いの痛み、セックスの歓びといい、肉体を強く感じさせ、本能的(動物的)という感じがしました。
体の土台を失ったステファニーが、本能の塊のような男に出逢うことで再び生命力を取り戻していったのでしょうね。
そこがなければステファニーが心を開かなかったのかもしれません。
そしてアリもまた、ステファニーを誰よりも信頼し、心の支えを得ます。
単純にそこで終わりませんが、純粋な恋愛ものや、お涙頂戴ものにならなかったのは、良かったと思います。
どん底から這い上がる様が、どうも肉欲的な場面が多くて、そればっかり見せられても何だかなと思ってしまうのでした。
このレビューは気に入りましたか?
21人の会員が気に入ったと投稿しています
人生は対応可能
投稿日:2013/09/21
レビュアー:よふかし
食べるものにも困っている流浪の親子が光の明るい南仏にやってきて、父親の姉の所に居候する。父親はクラブの用心棒の職を得て、そこで女と出会う。美しい女は水族館でシャチのショーをやっていた。
女が酔っぱらって騒ぎを起こし、男が車で送る。女の鼻から血がたれ、膝頭が赤く染まっている。もう少しすると、女は両脚の膝から下を失ってしまう大事故に見舞われることを予言しているような血。
男の物語から女の物語へひょいと映画は移っていく。軽快な音楽にのった水族館のショーを眺めながら、「やばい、この映画面白い」と口の奥で呟いていた。
事故後、引きこもっていた女を海へといざなう男のちょっと無頓着な態度がとてもいい。安易な慰めの言葉はなく、脚を失ったということに、ことさらアクセントを置かず、しかしできることはする男。セックスも含めて、女が人生を取り戻すのを助ける、いい男だ。
いい男だが女にはだらしなく、生活者、父親としては落第なのだった。
その肉体を持て余しているような男が、ストリートファイトに身を投じると、生き生きとしてくる。つられて女も、今まで無縁だったアンダーグラウンドな世界に足を――義足を踏み入れる。
人生は単線ではない。失ったものは何かで埋めることができるかもしれない。
ひょんなことで、まったく違った道を歩くかもしれない。でもそれでいいじゃないかと思わせて、感動的だ。
マリオン・コティヤール(好演!)の脚をCGで加工することで、両脚の欠損や義足の装着を表現。脚を失ってからの彼女のエモーショナルなセックスシーンには、様々な感情をかきたてられる。
といって、邦題ほどに映画はセンチメンタルではない。
感傷的になりかねない台詞を極力抑えたハードボイルド指向な演出はあっても、明るくとらえられた南仏の光を背に、まっすぐな人生讃歌になっている。ノワールなイメージの強かったジャック・オディアールがこんな映画を撮ったことが素直に嬉しい。
いくつもの映像的な魅惑に満ちた作品。僕はこの映画が大好きだ。80点。
このレビューは気に入りましたか?
13人の会員が気に入ったと投稿しています
このストイックで媚びない作風の人間ドラマ、好き。
やや乱暴で、社会の底辺で生きているような男アリーと
シャチの調教師で、ショーの最中の事故で両足を失った女スティファニーが
それぞれ手探り状態で自身の「壁」を打ち破り、
人生を歩いていくさまを描くドラマでした。
そもそも、予告や作品紹介などは
なんとなく恋愛映画的な紹介の仕方でしたが、
これは、そこまでぬるい話ではないし、
甘ーい話でもない。
両足を失った女性、という設定から
お涙頂戴、感動モノという感じにもなりそうですが
そういうテイストも一切無し。
それゆえの、見応えでした。
アリはシングルファザーで、お金にも困り、
姉の元に向うにも、息子とヒッチハイクなんかを繰り返し、
食べるものは拾って調達、
お金が無くなったら裏ボクシングで身銭を稼ぐ。
スティファニーは好きな仕事をしながら何不自由ない生活を送っていたが
あの事故により、家に引きこもるようになる。
そんなところにアリは
なんともないかのように「海にいこう」とスティファニーを誘出だす。
この一見無神経っぽいところが
実はスティファニーにはありがたいものなのかもしれないし、
単に新鮮であったのかもしれないし、
強引さに惹かれたのかもしれない。
無骨で、不器用で、がさつ。
さらに、スティファニーの前で他の女性とイチャイチャしたりもしちゃってる。
このあたりは、一体どういう関係を描きたいんだろう?と
ちょっと戸惑ったけども、
この「動物的」なアリをスティファニーが調教してるようにも見えてくる。
実際物語が進むにつれて
今度はこの不器用さがむしろ魅力的に見えてくる。
スティファニーもおそらくそうであっただろうと思う。
裏ボクシングに興じるアリを見て(といっても生活のためですが)
彼女自身も思うところがあったのが
義足をつけて、
かつての水族館(?)の仲間に会いに行くようになる。
アリが不器用ながらも彼女の心を開放し
あの事故を悲観的にとらえることなく、
自分の中の人生の一部分だと思うことが出来た瞬間じゃないかと思う。
それでも、またゴタゴタを起こしてしまうアリですが
今度こそはと一大決心してボクサーになる夢を目指す。
まあここでハッピーエンドで終わりかなと思ってたところに
もう一山、というかまた事件が。
息子を助けるためにアリのこぶしが血まみれになる。
裏ボクシングで殴りまくったそのこぶしを
今度は息子を助けるために血まみれにする。
ちょっと大げさな感じもしないでもないけど、
ここはちょっとグッときた。
題材的に感動系のハートフルドラマになりがちではあるけども、
この、なんというかストイックな作風というか、
媚びない演出が好感。
それに応えたマリオンとマティアスの演技もすばらしかったです。
どうしても、両足を失った女性を演じるマリオンを絶賛してしまいますが
アリ役のマティアスのあの動物的で無骨な感じがものすごくいいのです。
ジャックオディヤール監督さすがでした。
このレビューは気に入りましたか?
9人の会員が気に入ったと投稿しています
きれいごとの 限界
思い出したのは
「最強の二人」
・・・・・・・・
身体に欠損のある者に
チョイ悪がかかわっていく…
・・・・・・・・・・・・・・・
「最強の二人」と違う点は
媒体を肉体に求めていること
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
足がなくたって 性欲はある
当たり前のことだけれどね
・・・・・・・・・・・・・・・・
追い打ちをかけるように
賭けの ストリート・ファイト
・・・・・・・・・・・
観念や理論で人は生きて行けない
この 肉体があってのことなのだ と
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
まるで
頭でっかちな僕に突き付けられたような
存在感のある作品でした
このレビューは気に入りましたか?
7人の会員が気に入ったと投稿しています
生き続けるエネルギー
20世紀は、文明の成熟による破壊と創造と再生とそして享楽の時代のような気がします。
文明の成熟は、かつてない戦争と殺戮を引き起こし人智の及ばぬ破壊を生み出し、それをまた再生する力も有し、これまでとは比べ物にならない飽和した豊かさをもたらしました。
しかし豊かさはうなぎ上りに向上していくのではなく、その上昇のスピードが増せば増すほど、一瞬のうちに弾けてしまうことをわたしたちは知ってしまいました。
そして21世紀のわたしたちは、成熟から崩壊へと向かいつつある文明と向き合うことになっているような気がします。
20世紀の負の遺産、貧富、格差、紛争ばかりを引き継いだかに見える21世紀。
限りない豊かさを求め続けることは不可能であり、「豊かさを享受し続けることが生きること」ではないと気づき始めたのです。
この映画の主人公のふたりは、まさにこの混沌とした21世紀の人であり、今のわたしたちが向き合う問題のただ中にいます。
ショーの最中に足を失った元シャチ調教師のステファニー(マリアン・コティヤール)と元ナイトクラブの用心棒でシングルファーザーで賭けボクシングで糊口をしのぐアリ(マティナス・スーナルツ)。
決して気楽とは言い得ない彼らの生き方は豊かさとか生きる目的とかはなんのその、ただただこの混沌の世界をどんな状況であっても生き抜く強さことが必要だと見せてくれます。
映画の中で描かれる性と暴力が、生命のエネルギーの凝縮を感じさせます。
生きる目的やイデオロギーが大切なのではなく、何が起こっても、どんな状況でも生き続けるということが、「生きる」ということだと見せてくれている気がします。
それにしても、ジャック・オーディアール監督は、一筋縄ではいかない人間を描かれるイメージがありますが、今回も衝撃でした。
マリアン・コティアールは、汚い恰好をしていても、やはり美女と再認識です。
そして、この映画でマティナス・スーナルツという俳優さんを知ったのですが、
この映画では野蛮なイメージの荒くれ男に見えたのに、鑑賞後他の画像ではもっと痩せておりシュッとしていて、今風のハンサムであったのにびっくり。
ラブストーリーだと思うのですが、生き抜くパワーをもらえた不思議な映画でした。
このレビューは気に入りましたか?
6人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
肉体派再生物語
投稿日
2013/10/15
レビュアー
ミルクチョコ
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
本作は両足を失った女性の感動作ではありません。
人生のどん底でもがく男女の再生を痛々しいほどリアルに描き、邦題から安易に予想される内容と全然違いました。
事故で両足を失った女性がある男性と出会うことにより心を再生していく物語ではあるのですが、肉食系なんです。
なので、イメージと違って、私のツボにはどうも合いませんでした。
5歳の息子を連れ、姉を頼って南仏に来たアリ(マティアス・スーナーツ)。格闘技の経験を活かしてクラブの用心棒になった彼は、店の前で男ともめていたステファニー(マリオン・コティヤール)を助け、家まで送り届けます。数ヶ月後、シャチの調教師だったステファニーがステージ中の事故で両足の膝から下を失って絶望し、アリに電話を入れます。
アリは、彼女を憐れむどころか、海で泳ごうと誘い出します。対等に接するアリはとても自然で、その対応に救われたのかもしれませんね。
格闘技が得意なアリは賭けファイトに出場します。
ファイトの殴り合いの痛み、セックスの歓びといい、肉体を強く感じさせ、本能的(動物的)という感じがしました。
体の土台を失ったステファニーが、本能の塊のような男に出逢うことで再び生命力を取り戻していったのでしょうね。
そこがなければステファニーが心を開かなかったのかもしれません。
そしてアリもまた、ステファニーを誰よりも信頼し、心の支えを得ます。
単純にそこで終わりませんが、純粋な恋愛ものや、お涙頂戴ものにならなかったのは、良かったと思います。
どん底から這い上がる様が、どうも肉欲的な場面が多くて、そればっかり見せられても何だかなと思ってしまうのでした。
人生は対応可能
投稿日
2013/09/21
レビュアー
よふかし
食べるものにも困っている流浪の親子が光の明るい南仏にやってきて、父親の姉の所に居候する。父親はクラブの用心棒の職を得て、そこで女と出会う。美しい女は水族館でシャチのショーをやっていた。
女が酔っぱらって騒ぎを起こし、男が車で送る。女の鼻から血がたれ、膝頭が赤く染まっている。もう少しすると、女は両脚の膝から下を失ってしまう大事故に見舞われることを予言しているような血。
男の物語から女の物語へひょいと映画は移っていく。軽快な音楽にのった水族館のショーを眺めながら、「やばい、この映画面白い」と口の奥で呟いていた。
事故後、引きこもっていた女を海へといざなう男のちょっと無頓着な態度がとてもいい。安易な慰めの言葉はなく、脚を失ったということに、ことさらアクセントを置かず、しかしできることはする男。セックスも含めて、女が人生を取り戻すのを助ける、いい男だ。
いい男だが女にはだらしなく、生活者、父親としては落第なのだった。
その肉体を持て余しているような男が、ストリートファイトに身を投じると、生き生きとしてくる。つられて女も、今まで無縁だったアンダーグラウンドな世界に足を――義足を踏み入れる。
人生は単線ではない。失ったものは何かで埋めることができるかもしれない。
ひょんなことで、まったく違った道を歩くかもしれない。でもそれでいいじゃないかと思わせて、感動的だ。
マリオン・コティヤール(好演!)の脚をCGで加工することで、両脚の欠損や義足の装着を表現。脚を失ってからの彼女のエモーショナルなセックスシーンには、様々な感情をかきたてられる。
といって、邦題ほどに映画はセンチメンタルではない。
感傷的になりかねない台詞を極力抑えたハードボイルド指向な演出はあっても、明るくとらえられた南仏の光を背に、まっすぐな人生讃歌になっている。ノワールなイメージの強かったジャック・オディアールがこんな映画を撮ったことが素直に嬉しい。
いくつもの映像的な魅惑に満ちた作品。僕はこの映画が大好きだ。80点。
このストイックで媚びない作風の人間ドラマ、好き。
投稿日
2013/10/13
レビュアー
MM3
やや乱暴で、社会の底辺で生きているような男アリーと
シャチの調教師で、ショーの最中の事故で両足を失った女スティファニーが
それぞれ手探り状態で自身の「壁」を打ち破り、
人生を歩いていくさまを描くドラマでした。
そもそも、予告や作品紹介などは
なんとなく恋愛映画的な紹介の仕方でしたが、
これは、そこまでぬるい話ではないし、
甘ーい話でもない。
両足を失った女性、という設定から
お涙頂戴、感動モノという感じにもなりそうですが
そういうテイストも一切無し。
それゆえの、見応えでした。
アリはシングルファザーで、お金にも困り、
姉の元に向うにも、息子とヒッチハイクなんかを繰り返し、
食べるものは拾って調達、
お金が無くなったら裏ボクシングで身銭を稼ぐ。
スティファニーは好きな仕事をしながら何不自由ない生活を送っていたが
あの事故により、家に引きこもるようになる。
そんなところにアリは
なんともないかのように「海にいこう」とスティファニーを誘出だす。
この一見無神経っぽいところが
実はスティファニーにはありがたいものなのかもしれないし、
単に新鮮であったのかもしれないし、
強引さに惹かれたのかもしれない。
無骨で、不器用で、がさつ。
さらに、スティファニーの前で他の女性とイチャイチャしたりもしちゃってる。
このあたりは、一体どういう関係を描きたいんだろう?と
ちょっと戸惑ったけども、
この「動物的」なアリをスティファニーが調教してるようにも見えてくる。
実際物語が進むにつれて
今度はこの不器用さがむしろ魅力的に見えてくる。
スティファニーもおそらくそうであっただろうと思う。
裏ボクシングに興じるアリを見て(といっても生活のためですが)
彼女自身も思うところがあったのが
義足をつけて、
かつての水族館(?)の仲間に会いに行くようになる。
アリが不器用ながらも彼女の心を開放し
あの事故を悲観的にとらえることなく、
自分の中の人生の一部分だと思うことが出来た瞬間じゃないかと思う。
それでも、またゴタゴタを起こしてしまうアリですが
今度こそはと一大決心してボクサーになる夢を目指す。
まあここでハッピーエンドで終わりかなと思ってたところに
もう一山、というかまた事件が。
息子を助けるためにアリのこぶしが血まみれになる。
裏ボクシングで殴りまくったそのこぶしを
今度は息子を助けるために血まみれにする。
ちょっと大げさな感じもしないでもないけど、
ここはちょっとグッときた。
題材的に感動系のハートフルドラマになりがちではあるけども、
この、なんというかストイックな作風というか、
媚びない演出が好感。
それに応えたマリオンとマティアスの演技もすばらしかったです。
どうしても、両足を失った女性を演じるマリオンを絶賛してしまいますが
アリ役のマティアスのあの動物的で無骨な感じがものすごくいいのです。
ジャックオディヤール監督さすがでした。
きれいごとの 限界
投稿日
2014/03/11
レビュアー
ちびた
思い出したのは
「最強の二人」
・・・・・・・・
身体に欠損のある者に
チョイ悪がかかわっていく…
・・・・・・・・・・・・・・・
「最強の二人」と違う点は
媒体を肉体に求めていること
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
足がなくたって 性欲はある
当たり前のことだけれどね
・・・・・・・・・・・・・・・・
追い打ちをかけるように
賭けの ストリート・ファイト
・・・・・・・・・・・
観念や理論で人は生きて行けない
この 肉体があってのことなのだ と
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
まるで
頭でっかちな僕に突き付けられたような
存在感のある作品でした
生き続けるエネルギー
投稿日
2014/02/28
レビュアー
ykk1976
20世紀は、文明の成熟による破壊と創造と再生とそして享楽の時代のような気がします。
文明の成熟は、かつてない戦争と殺戮を引き起こし人智の及ばぬ破壊を生み出し、それをまた再生する力も有し、これまでとは比べ物にならない飽和した豊かさをもたらしました。
しかし豊かさはうなぎ上りに向上していくのではなく、その上昇のスピードが増せば増すほど、一瞬のうちに弾けてしまうことをわたしたちは知ってしまいました。
そして21世紀のわたしたちは、成熟から崩壊へと向かいつつある文明と向き合うことになっているような気がします。
20世紀の負の遺産、貧富、格差、紛争ばかりを引き継いだかに見える21世紀。
限りない豊かさを求め続けることは不可能であり、「豊かさを享受し続けることが生きること」ではないと気づき始めたのです。
この映画の主人公のふたりは、まさにこの混沌とした21世紀の人であり、今のわたしたちが向き合う問題のただ中にいます。
ショーの最中に足を失った元シャチ調教師のステファニー(マリアン・コティヤール)と元ナイトクラブの用心棒でシングルファーザーで賭けボクシングで糊口をしのぐアリ(マティナス・スーナルツ)。
決して気楽とは言い得ない彼らの生き方は豊かさとか生きる目的とかはなんのその、ただただこの混沌の世界をどんな状況であっても生き抜く強さことが必要だと見せてくれます。
映画の中で描かれる性と暴力が、生命のエネルギーの凝縮を感じさせます。
生きる目的やイデオロギーが大切なのではなく、何が起こっても、どんな状況でも生き続けるということが、「生きる」ということだと見せてくれている気がします。
それにしても、ジャック・オーディアール監督は、一筋縄ではいかない人間を描かれるイメージがありますが、今回も衝撃でした。
マリアン・コティアールは、汚い恰好をしていても、やはり美女と再認識です。
そして、この映画でマティナス・スーナルツという俳優さんを知ったのですが、
この映画では野蛮なイメージの荒くれ男に見えたのに、鑑賞後他の画像ではもっと痩せておりシュッとしていて、今風のハンサムであったのにびっくり。
ラブストーリーだと思うのですが、生き抜くパワーをもらえた不思議な映画でした。
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