料理長殿、ご用心 / ジョージ・シーガル
料理長殿、ご用心
/テッド・コッチェフ
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全体の平均評価点: (5点満点)
(6)
解説・ストーリー
大の美食家として知られる料理雑誌の出版社を経営するマックスは、自ら選んだベスト4のシェフを集め、晩餐会を開いた。しかしその夜を境に4人のシェフが次々と殺されてゆく……。
大の美食家として知られる料理雑誌の出版社を経営するマックスは、自ら選んだベスト4のシェフを集め、晩餐会を開いた。しかしその夜を境に4人のシェフが次々と殺されてゆく……。
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「料理長殿、ご用心」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
大の美食家として知られる料理雑誌の出版社を経営するマックスは、自ら選んだベスト4のシェフを集め、晩餐会を開いた。しかしその夜を境に4人のシェフが次々と殺されてゆく……。
「料理長殿、ご用心」 の作品情報
「料理長殿、ご用心」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
料理長殿、ご用心 HDニューマスターの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
112分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/モノラル/英語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
KKDR8 |
2013年10月11日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
12枚
|
1人
|
0人
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料理長殿、ご用心 HDニューマスターの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
112分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/モノラル/英語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
KKDR8 |
2013年10月11日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
12枚
|
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ユーザーレビュー:6件
グルメが注目されていない時代に制作されたグルメな映画
投稿日:2013/10/16
レビュアー:カプチーノ
70年代後半の映画ですが、しゃれっ気がたっぷりで、古さを全く感じない、
今作られた映画だと言われても信じてしまう素晴らしい作品。
ヨーロッパの有名なシェフが次々に殺害されていき、犯人は誰だというお話。
サスペンス色は薄くコメディに重点が置かれています。
料理雑誌の発行人のグルメな巨漢オヤジを中心に個性的な料理人たちが登場して、
料理についての薀蓄を楽しみながら笑えます。
原作は読んでいませんが、原作の犯人を知っています。
映画では犯人が変更されていますが、さほどの違いはないように思います。
映画の犯人は動機の点では弱いですが、映画は時間の制約があるので込み入った話にはしたくなかったのでしょう。
犯人探しよりも会話の面白さやゴージャスな映像が楽しめます。
ロンドン、ベネチア、パリの有名レストランで実際に撮影されていて、
特にシェフ達が集まって話し合いをする屋外のレストランの雰囲気がよかったです。
ベネチアにある有名ホテルの中にあるレストランやパリのマキシムも出てきます。
印象に残るシーンが多いのですが、特に主役の二人がアルゼンチンタンゴを踊り、
周囲で踊っているカップルが彼らの会話に影響されてドタバタ口論になるシーンが大好きです。愛すべき佳作。
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5人の会員が気に入ったと投稿しています
珍しい美食がテーマの映画
投稿日:2013/11/07
レビュアー:趣味は洋画
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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美食をテーマに、ロンドン・パリ・ベニスの有名レストランで次々に起こる料理長殺人事件をコメディ・タッチで描くミステリーです。 永年の映画史のなかで、これほどまでに料理をテーマにした映画は記憶にありません。 世界一流のシェフに扮して登場するのは、ロイヤル・グリルのシェフ、ルイ(ジャン・ピエール・カッセル/適役です)、ロブスター・カルチオフィ風のゾッピ(ステファノ・サッタ・フローレス)、プレスド・ダックのムリノー(フィリップ・ノワレ)、そしてニューヨークからやって来た世界一のデザート・シェフ、ナターシャ(ジャクリーン・ビセット)等です。 出てくる料理も半端じゃありません。 オードブルにハトの包み焼き、70ポンドもあるボンブ・グラッセ(爆弾という意味のアイスクリームのデザートのようです)等々。
これに美食家として権威をもつマックス(ロバート・モーレイ)が登場しますが、彼は、主治医から‘減食しなければ、あと半年の生命’と言われ、ショックを受けているのです。王室晩餐の主催者でもあるマックスにとって、一流のシェフたちが芸術ともいえる料理を生み出す限り、彼の生命は縮まるというものです。 ここまではユーモラスな展開で進むのですが、ルイがオーブンの中で焼かれて死んだり、ゾッピの死体がレストランの水槽で発見されたり、さらには、ムリノーが彼のダック・プレス機で頭を砕かれて...。次はナターシャか?と思いきや、実は彼女の元夫であるロビー(ジョージ・シーガル)に救われるのです。 ラストに犯人が判るのですが、意外な人物でもなく、従ってサスペンス性も薄く、ハラハラドキドキもあまり感じません。 しかし、それに余りある‘映画の楽しさ’が全編を覆い、マキシムやトゥール・ダルジャンといった実在の一流レストランが次々と登場するのも見どころのひとつです。 監督が82年「ランボー」のテッド・コッチェフというのは笑えます(失礼)が、ヘンリー・マンシーニのスコア、ジョン・オルコットのカメラ、ドンフェルドの衣装デザインと、そうそうたるスタッフの結集による作品は、70年代後半を飾る名作と呼ぶにふさわしいものです。
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4人の会員が気に入ったと投稿しています
待ってました
かつて、テレビのゴールデンタイムで、数回にわたり放送されたサスペンスコメディ映画。
なぜかなかなかDVD化されず、今ではテレビ放送もされることがなくなり、さびしいかぎりでした。
やっと見ることができました=。
内容は、グルメで超デブなお金持ち評論家によって、女王陛下の晩餐会に選ばれた四人のシェフが次々と殺され・・・最後のデザートを作る予定だった美人女性シェフと元夫が犯人探しに走り回るというもの。
サスペンスなのに、とてもユニークで、おもしろおかしい。 ファンファーレのような音楽も楽しい。
犯人は、やっぱりおまえかー!! まあ、わかっていたけれども。
何度見ても楽しめる映画です。
こういう昔の映画がもっとどんどんDVD化されていくことを、真に願っています。
私が他にみたいのは「世界殺人公社」ですねー。
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4人の会員が気に入ったと投稿しています
一口で四度美味しいミステリー
投稿日:2019/07/28
レビュアー:さっちゃん
この映画はテレビの洋画劇場で家族で観た作品なんです。真犯人の当てっこをして私だけが当てたと記憶しております(記憶を改竄してなければ。)。
テッド・コッチェフ監督って確か『ランボー』の1作目を撮った人じゃなかったっけと思ってたら特典映像で確認できたので、ふーん職人監督なんだなぁと感心。その他にも料理人の経験があるとか、色々、周辺情報を知ることができて2度、得をした気分です。
お得といえば本作自体、ミステリー、コメディ、グルメ、恋愛といろんな要素を詰め込んだ三度も四度もお得な映画だと言えるかもしれません。
主演の二人、ジャクリーン・ビセット(役名ナターシャ、以下同じ)にジョージ・シーガル(ロビー)の元夫婦の凸凹コンビの名(迷?)探偵ぶりも可笑しいですが、物語の中心にいるロバート・モーレイ(マックス)の巨体と怪演に喰われちゃってる気もします。その他にもジャン・ピエール・カッセル(ルイ)だのフィリップ・ノワレ(!)(ムルノー)だの強烈な個性をもったシェフたちの競演(饗宴)も楽しい。さらに殺人事件なもんでイギリス、イタリア、フランスの各警察の刑事が登場しますが、いずれも個性豊かで何となく以前の映画会でお題になった『四匹の蠅』を連想しました。
クライマックスのナターシャの危機に駆けつけるロビーの姿に緊迫感とコミカルな要素がうまく両立しているのに脚本と演出の巧みさを見ました。イギリスとアメリカで2階を示す言葉が違うのをギャグに使っておいて次の瞬間には駆け出しているあたりとか。
脚本といえば登場人物の気の利いた台詞は前回、観たときはまだ若かったせいか、よく分かりませんでしたが、今回、改めて感心しました。特にマックスが放つ辛辣な台詞は思わずゲラゲラ笑ってしまいました。ロビーとの掛け合い漫才めいた「お話があります。」「医者から余命5分と言われとるんだ。」「結構、5分あれば十分です。」なんてところは序の口で、医者との会話やら料理中のシェフたちに投げかける言葉やら実にコミカルで辛辣。
真犯人は特典映像で監督が語っているように原作とは変えているそうですが、私も心理的に考えると映画の方が自然に感じました。もちろん、ミステリーにネタバレは禁物ですから、これ以上は筆を置くとしましょう。でも、ここまででネタバレになりそうなこと書いてないよね。
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美食とコンビニ弁当
ジャクリーヌ・ビセットがネグリジェ姿でベッドに横になってくれたら、私は殺されてもいいです。(笑)
むしろ、コロシテ♪
――バッキンガム宮殿の晩餐会で、スペシャリテの“ラ・ボンブ・リシュリュー”を作るために米国から英国に遣って来たナターシャ・オブライエン。呼んだのは、美食家のマックスで、雑誌“ルクルス”を発行する実力者だった。今回、女王陛下のために晩餐会のメニューを組み立て、世界各国から著名な料理長を呼び寄せていた。
しかし、過剰なまでの美食へのこだわりが彼の健康を蝕み、医者からはダイエットを命じられていた。おかげで秘書のビーチャムにカロリー計算をされる始末。
それでも、晩餐会の料理には絶対的な自信があり、今年こそは女王陛下からナイトの称号をいただけるのではないかと期待を膨らませていた。実際、晩餐会は成功し、シェフのルイ・コナーとナターシャは、陛下から直々にお言葉を賜った。
しかし、翌日、こんがりとオーヴンで焼かれたルイの死体が見つかり、第一発見者のナターシャは容疑者となってしまう。
……というお話し。
雑誌で各スペシャリテのナンバーワンに選ばれたシェフが、順番に殺されて行き、何故かナターシャが発見者になる展開は、ミステリーとしてもコメディとしても興味をそそられる。それに、スクリーンに映し出される豪華な料理の数々は、美しい。目の保養になる。(食器も素晴らしくて、見ているだけで幸せになる)
ナターシャを演じるのは、ジャクリーヌ・ビセット。『ブリット』や『大空港』が思い出されるが、お人形さんのような整った顔立ちに悪戯気な笑みが浮かぶ。本作品では、特に輝いていて観客を魅力する。
キツネが何匹もぶら下がったコートを着て空港に姿を現した時にはゾクゾクした。今じゃ、こんなコートを着たひには、動物愛護団体や迎合するエセ活動家たちにボコボコにされてしまうだろうが、当時は、さほどウルサくなかった。(笑)
元夫のロビーを演じるのは、ジョージ・シーガル。当時、『おかしな泥棒ディック&ジェーン』、『ジェット・ローラー・コースター』と主演が続いていた。第2の“モテ期”だった。
本作品では、卵料理のチェーン店を出そうと企画する実業家役。当初はナターシャのコネで有名なシェフを顧問に迎えようと動き回っていたが、殺人事件が起きてからは彼女を守ろうとする。美食よりも、安くて美味しい庶民の味にこだわる。その対比が面白かった。
毒舌の美食家マックスを演じるのは、ロバート・モーレイ。『アフリカの女王』や『トプカピ』等に出演した名優で、嬉々として傲慢不遜な男を演じていた。原作のイメージとも合っており、ぴったりとハマっていた。美食に対する価値観に圧倒されるセリフの数々は、まるでシェークスピアだ。(笑)
ろうそくの灯りなど、印象的な映像を見せてくれたのは、ジョン・オルコット。70年代のスタンリー・キューブリック監督作品を支えた方だ。『バリー・リンドン』でオスカーを受賞したが、個人的には『ミラクルマスター/7つの冒険』や『恐竜伝説/ベイビー』を評価したい。(誰も知らないだろうなぁ)
編集にあたったトム・ノーブルも『刑事ジョン・ブック/目撃者』でアカデミー編集賞を受賞した大御所。フラソワ・トリフォーの『華氏451』でキャリアをスタートさせ、『モスキート・コースト』や『テルマ&ルイーズ』等、80〜90年代が質も量も全盛期だった。
そんなスタッフに支えられた監督は、テッド・コッチェフ。本作品当時、日本ではさほど名前は売れていなかったが、『ランボー』で再び私たちの前に現れた時は、すっかりアクション映画の監督となっていた。『地獄の7人』等とスマッシュヒットを飛ばし、当時を知る者には忘れられない名前だろう。でも、それ以降の作品は奮わない。
そして、何よりも音楽! ヘンリー・マンシーニのスコアが、抜群に素敵だ。タイトルロールもそうだが、劇判にも表情があって、さすがマエストロと絶賛したくなる。サントラが欲しいが、いまだお目にかかっていない。
美食が過ぎて「ダイエットしないと死にます」と医者に宣告されるなら外聞もいいが、コンビニ弁当ばかりの偏食で「動脈硬化寸前です」と診断されたらカッコ悪い。(笑) ここはやはり、自他共に認められる美食家を目指して、ハトとかデンデンムシとかウミガメとか食べなければ!(ちょっと違うような気もするが……)
オススメ!
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ユーザーレビュー
グルメが注目されていない時代に制作されたグルメな映画
投稿日
2013/10/16
レビュアー
カプチーノ
70年代後半の映画ですが、しゃれっ気がたっぷりで、古さを全く感じない、
今作られた映画だと言われても信じてしまう素晴らしい作品。
ヨーロッパの有名なシェフが次々に殺害されていき、犯人は誰だというお話。
サスペンス色は薄くコメディに重点が置かれています。
料理雑誌の発行人のグルメな巨漢オヤジを中心に個性的な料理人たちが登場して、
料理についての薀蓄を楽しみながら笑えます。
原作は読んでいませんが、原作の犯人を知っています。
映画では犯人が変更されていますが、さほどの違いはないように思います。
映画の犯人は動機の点では弱いですが、映画は時間の制約があるので込み入った話にはしたくなかったのでしょう。
犯人探しよりも会話の面白さやゴージャスな映像が楽しめます。
ロンドン、ベネチア、パリの有名レストランで実際に撮影されていて、
特にシェフ達が集まって話し合いをする屋外のレストランの雰囲気がよかったです。
ベネチアにある有名ホテルの中にあるレストランやパリのマキシムも出てきます。
印象に残るシーンが多いのですが、特に主役の二人がアルゼンチンタンゴを踊り、
周囲で踊っているカップルが彼らの会話に影響されてドタバタ口論になるシーンが大好きです。愛すべき佳作。
珍しい美食がテーマの映画
投稿日
2013/11/07
レビュアー
趣味は洋画
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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美食をテーマに、ロンドン・パリ・ベニスの有名レストランで次々に起こる料理長殺人事件をコメディ・タッチで描くミステリーです。 永年の映画史のなかで、これほどまでに料理をテーマにした映画は記憶にありません。 世界一流のシェフに扮して登場するのは、ロイヤル・グリルのシェフ、ルイ(ジャン・ピエール・カッセル/適役です)、ロブスター・カルチオフィ風のゾッピ(ステファノ・サッタ・フローレス)、プレスド・ダックのムリノー(フィリップ・ノワレ)、そしてニューヨークからやって来た世界一のデザート・シェフ、ナターシャ(ジャクリーン・ビセット)等です。 出てくる料理も半端じゃありません。 オードブルにハトの包み焼き、70ポンドもあるボンブ・グラッセ(爆弾という意味のアイスクリームのデザートのようです)等々。
これに美食家として権威をもつマックス(ロバート・モーレイ)が登場しますが、彼は、主治医から‘減食しなければ、あと半年の生命’と言われ、ショックを受けているのです。王室晩餐の主催者でもあるマックスにとって、一流のシェフたちが芸術ともいえる料理を生み出す限り、彼の生命は縮まるというものです。 ここまではユーモラスな展開で進むのですが、ルイがオーブンの中で焼かれて死んだり、ゾッピの死体がレストランの水槽で発見されたり、さらには、ムリノーが彼のダック・プレス機で頭を砕かれて...。次はナターシャか?と思いきや、実は彼女の元夫であるロビー(ジョージ・シーガル)に救われるのです。 ラストに犯人が判るのですが、意外な人物でもなく、従ってサスペンス性も薄く、ハラハラドキドキもあまり感じません。 しかし、それに余りある‘映画の楽しさ’が全編を覆い、マキシムやトゥール・ダルジャンといった実在の一流レストランが次々と登場するのも見どころのひとつです。 監督が82年「ランボー」のテッド・コッチェフというのは笑えます(失礼)が、ヘンリー・マンシーニのスコア、ジョン・オルコットのカメラ、ドンフェルドの衣装デザインと、そうそうたるスタッフの結集による作品は、70年代後半を飾る名作と呼ぶにふさわしいものです。
待ってました
投稿日
2013/10/12
レビュアー
tainao7
かつて、テレビのゴールデンタイムで、数回にわたり放送されたサスペンスコメディ映画。
なぜかなかなかDVD化されず、今ではテレビ放送もされることがなくなり、さびしいかぎりでした。
やっと見ることができました=。
内容は、グルメで超デブなお金持ち評論家によって、女王陛下の晩餐会に選ばれた四人のシェフが次々と殺され・・・最後のデザートを作る予定だった美人女性シェフと元夫が犯人探しに走り回るというもの。
サスペンスなのに、とてもユニークで、おもしろおかしい。 ファンファーレのような音楽も楽しい。
犯人は、やっぱりおまえかー!! まあ、わかっていたけれども。
何度見ても楽しめる映画です。
こういう昔の映画がもっとどんどんDVD化されていくことを、真に願っています。
私が他にみたいのは「世界殺人公社」ですねー。
一口で四度美味しいミステリー
投稿日
2019/07/28
レビュアー
さっちゃん
この映画はテレビの洋画劇場で家族で観た作品なんです。真犯人の当てっこをして私だけが当てたと記憶しております(記憶を改竄してなければ。)。
テッド・コッチェフ監督って確か『ランボー』の1作目を撮った人じゃなかったっけと思ってたら特典映像で確認できたので、ふーん職人監督なんだなぁと感心。その他にも料理人の経験があるとか、色々、周辺情報を知ることができて2度、得をした気分です。
お得といえば本作自体、ミステリー、コメディ、グルメ、恋愛といろんな要素を詰め込んだ三度も四度もお得な映画だと言えるかもしれません。
主演の二人、ジャクリーン・ビセット(役名ナターシャ、以下同じ)にジョージ・シーガル(ロビー)の元夫婦の凸凹コンビの名(迷?)探偵ぶりも可笑しいですが、物語の中心にいるロバート・モーレイ(マックス)の巨体と怪演に喰われちゃってる気もします。その他にもジャン・ピエール・カッセル(ルイ)だのフィリップ・ノワレ(!)(ムルノー)だの強烈な個性をもったシェフたちの競演(饗宴)も楽しい。さらに殺人事件なもんでイギリス、イタリア、フランスの各警察の刑事が登場しますが、いずれも個性豊かで何となく以前の映画会でお題になった『四匹の蠅』を連想しました。
クライマックスのナターシャの危機に駆けつけるロビーの姿に緊迫感とコミカルな要素がうまく両立しているのに脚本と演出の巧みさを見ました。イギリスとアメリカで2階を示す言葉が違うのをギャグに使っておいて次の瞬間には駆け出しているあたりとか。
脚本といえば登場人物の気の利いた台詞は前回、観たときはまだ若かったせいか、よく分かりませんでしたが、今回、改めて感心しました。特にマックスが放つ辛辣な台詞は思わずゲラゲラ笑ってしまいました。ロビーとの掛け合い漫才めいた「お話があります。」「医者から余命5分と言われとるんだ。」「結構、5分あれば十分です。」なんてところは序の口で、医者との会話やら料理中のシェフたちに投げかける言葉やら実にコミカルで辛辣。
真犯人は特典映像で監督が語っているように原作とは変えているそうですが、私も心理的に考えると映画の方が自然に感じました。もちろん、ミステリーにネタバレは禁物ですから、これ以上は筆を置くとしましょう。でも、ここまででネタバレになりそうなこと書いてないよね。
美食とコンビニ弁当
投稿日
2018/04/29
レビュアー
みなさん(退会)
ジャクリーヌ・ビセットがネグリジェ姿でベッドに横になってくれたら、私は殺されてもいいです。(笑)
むしろ、コロシテ♪
――バッキンガム宮殿の晩餐会で、スペシャリテの“ラ・ボンブ・リシュリュー”を作るために米国から英国に遣って来たナターシャ・オブライエン。呼んだのは、美食家のマックスで、雑誌“ルクルス”を発行する実力者だった。今回、女王陛下のために晩餐会のメニューを組み立て、世界各国から著名な料理長を呼び寄せていた。
しかし、過剰なまでの美食へのこだわりが彼の健康を蝕み、医者からはダイエットを命じられていた。おかげで秘書のビーチャムにカロリー計算をされる始末。
それでも、晩餐会の料理には絶対的な自信があり、今年こそは女王陛下からナイトの称号をいただけるのではないかと期待を膨らませていた。実際、晩餐会は成功し、シェフのルイ・コナーとナターシャは、陛下から直々にお言葉を賜った。
しかし、翌日、こんがりとオーヴンで焼かれたルイの死体が見つかり、第一発見者のナターシャは容疑者となってしまう。
……というお話し。
雑誌で各スペシャリテのナンバーワンに選ばれたシェフが、順番に殺されて行き、何故かナターシャが発見者になる展開は、ミステリーとしてもコメディとしても興味をそそられる。それに、スクリーンに映し出される豪華な料理の数々は、美しい。目の保養になる。(食器も素晴らしくて、見ているだけで幸せになる)
ナターシャを演じるのは、ジャクリーヌ・ビセット。『ブリット』や『大空港』が思い出されるが、お人形さんのような整った顔立ちに悪戯気な笑みが浮かぶ。本作品では、特に輝いていて観客を魅力する。
キツネが何匹もぶら下がったコートを着て空港に姿を現した時にはゾクゾクした。今じゃ、こんなコートを着たひには、動物愛護団体や迎合するエセ活動家たちにボコボコにされてしまうだろうが、当時は、さほどウルサくなかった。(笑)
元夫のロビーを演じるのは、ジョージ・シーガル。当時、『おかしな泥棒ディック&ジェーン』、『ジェット・ローラー・コースター』と主演が続いていた。第2の“モテ期”だった。
本作品では、卵料理のチェーン店を出そうと企画する実業家役。当初はナターシャのコネで有名なシェフを顧問に迎えようと動き回っていたが、殺人事件が起きてからは彼女を守ろうとする。美食よりも、安くて美味しい庶民の味にこだわる。その対比が面白かった。
毒舌の美食家マックスを演じるのは、ロバート・モーレイ。『アフリカの女王』や『トプカピ』等に出演した名優で、嬉々として傲慢不遜な男を演じていた。原作のイメージとも合っており、ぴったりとハマっていた。美食に対する価値観に圧倒されるセリフの数々は、まるでシェークスピアだ。(笑)
ろうそくの灯りなど、印象的な映像を見せてくれたのは、ジョン・オルコット。70年代のスタンリー・キューブリック監督作品を支えた方だ。『バリー・リンドン』でオスカーを受賞したが、個人的には『ミラクルマスター/7つの冒険』や『恐竜伝説/ベイビー』を評価したい。(誰も知らないだろうなぁ)
編集にあたったトム・ノーブルも『刑事ジョン・ブック/目撃者』でアカデミー編集賞を受賞した大御所。フラソワ・トリフォーの『華氏451』でキャリアをスタートさせ、『モスキート・コースト』や『テルマ&ルイーズ』等、80〜90年代が質も量も全盛期だった。
そんなスタッフに支えられた監督は、テッド・コッチェフ。本作品当時、日本ではさほど名前は売れていなかったが、『ランボー』で再び私たちの前に現れた時は、すっかりアクション映画の監督となっていた。『地獄の7人』等とスマッシュヒットを飛ばし、当時を知る者には忘れられない名前だろう。でも、それ以降の作品は奮わない。
そして、何よりも音楽! ヘンリー・マンシーニのスコアが、抜群に素敵だ。タイトルロールもそうだが、劇判にも表情があって、さすがマエストロと絶賛したくなる。サントラが欲しいが、いまだお目にかかっていない。
美食が過ぎて「ダイエットしないと死にます」と医者に宣告されるなら外聞もいいが、コンビニ弁当ばかりの偏食で「動脈硬化寸前です」と診断されたらカッコ悪い。(笑) ここはやはり、自他共に認められる美食家を目指して、ハトとかデンデンムシとかウミガメとか食べなければ!(ちょっと違うような気もするが……)
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