ジャッジ・ドレッド

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２０１２年制作のリメイク版ジャッジ・ドレッド がＳＦホラーならば
１９９５年制作の本作はＳＦアクションであった。
昔観た時はあまりオモロ味は感じられなかったが、今観たら案外オモロかった。

法の番人ドレッドが殺人の冤罪で追放される途中に宇宙船みたいなのが墜落。
生き残ったドレッドは自分の生い立ちを知り兄がいた事も知り・・
ほんで真犯人を知った所で犯罪を阻止しようと舞い戻って奮闘するアクション。
ダイアン・レインって２０年経っても老けてないような・・？いつまでも美貌が保てるって凄い＾＾

まぁ、半年待てばＴＶで放送しそうだけど。。。

ジャッジ・ドレッド（１９９５年アメリカ、カラー９６分）

脚本がスティーヴン・Ｅ・デ・スーザとウィリアム・ウィッシャーなんですね。そうなるとシュワちゃんの８５年「コマンドー」や、８７年「バトルランナー」、はたまた「ダイ・ハード」シリーズを連想してしまいます。ウィッシャー氏のほうは「ターミネーター」シリーズにも関係してますから、益々そのニオイ・プンプン．．．と思いきや、この「ジャッジ・ドレッド」はチョット趣を異にしています。

核戦争によって荒廃した２１３９年が舞台ですから、冒頭に紹介されるメガシティの美術が素晴らしい。
アラン・シルヴェストリの音楽も効果的ですし、何よりキャストが錚々たる顔ぶれですからね。
個人的には結構楽しめました。

上述のとおり荒廃した都市では日常的に暴力が横行し、それを取り締まるのが「ジャッジ」と呼ばれる法の番人たちなのですが、ジャッジは特殊訓練を受けた超エリートで、悪を取り締まる警察官であり、裁判官であり、陪審員でもあるというワケです。その中でジャッジ・ドレッド（シルヴェスター・スタローン）が伝説的な存在として登場するのですが、「ジャッジ・システム」の隠された秘密を探っていたレポーター（ミッチェル・ライアン）が殺され、ドレッドに嫌疑がかかります。それを同僚のハーシー（ダイアン・レイン）が弁護しますが、動かくぬ証拠を示され、ドレッドは死刑判決を受けます。組織のトップであるファーゴ長官（マックス・フォン・シドー）は自らの引退と引き換えに、ドレッドの減刑を申し渡すのですが．．．。

悪い奴らが次から次へと出てきます。
かつてジャッジ仲間だったリコ（アーマンド・アサンテ）、組織の副長官グリフィン（ユルゲン・プロホノフ）とイルザ博士（ジョアン・チェン）、そして無法者エンジェル一家（スコット・ウィルソン、ユエン・ブレムナー／中でもクリストファー・アダムソンの醜い顔が出色）等など。

スタローンは死なないのは分かってますから、安心して見られるのですが、ラストのダイアン・レインとジョアン・チェンの‘女の戦い’はなかなか見ものでした。
（濃いメンバーの野郎の中で、２人の存在は花・華でした）

巨大ロボットも登場しますが、これこそ、なんかターミネーターの変形のような気がしたのは私だけでしょうか．．．。

２０１３年公開版があんまりだったんで、検証の意味でスタローン版を見てみた。

なんか、全然違うね・・・・

まあ、結果から言うと私はどっちも好みじゃないんですが・・・・

ドレッドさん、おもいっきり顔出してますし（笑

ドレッドさんに殺人の疑いがかかって
終身刑にされちゃうのね・・・・法の番人なのに。

で、刑務所に輸送される途中で墜落
紆余曲折あって・・・・・
ドレッドさんまた町に出てくるわけです。

なんか、あれですよ・・・・

子供の頃に観た「戦隊モノ」のような感じです。

コスチュームもあいまって。

うっすいなりにもストーリーがある本作、
完全にアクション特化型のリメイク、
どっちもどっちですな・・・・・

すみません・・・・

これが公開されたのが1995年、確かかなりのがっかり感のある映画だった記憶だったのだが、いざ観ると、オープニングのコミックを使った演出は今のマーベル作品と一緒。中身は・・・そんなに悪くない。最近の複雑化されたアメコミものではなく、シンプルでわかりやすい。設定もおバカな感じがまた好感がもてます。今の時代は行き過ぎてしまっているのかも知れないなぁ、なんて思いました。

スタローンが格好いいです。身体も変にごつくはなく、顔もキュッとしまっている。だからこそ、ゴテゴテした衣装がアカンかったのかなぁ、なんて思ってしまいますが・・・シュワちゃんのターミーネーターを模したであろう戦闘ロボットも出てきており、盛りだくさんの内容でした。

まぁ、おそらくは、2012年にリブートされた作品を観たあとだから、悪くないな、と思ったのかなとも思います。あちらは、なんか違うのよね・・・これはあくまでもヒーローもので良かったです。