ヨンガシ　変種増殖

相当、気味悪かった。

序盤は、ジェヒョクとその家族のエピソード紹介。
後に、この家族が物語の中心となるので、ジェヒョクの妻と子供たちの食欲、水の飲みっぷりに注目しておくこと。

そのパニックの始まりは、漢江で発見された変死体だった。
前日までは元気に飲み食いしていた人が、翌日には骨と皮だけになって川に浮いているという不可解な事件。
全国の川や水辺に次々と浮かぶ原因不明の変死体は、瞬く間に国中をパニックに陥れていく。
研究者たちによって明らかにされた原因は、突然変異したヨンガシが人間の体内に寄生して、人々を水辺に誘い出し、その水中に卵を産んで増殖していくという恐ろしいものだった。
川などに入ることで、人の口から卵が体内に入り、そして孵化し、寄生していくのだ。
なお、ヨンガシとは、本来なら昆虫に寄生する“ハリガネムシ”のことだそうだ。
元々はジョア製薬が、人間の治療に利用するために研究していたのだが、ある陰謀によって会社が買収され、研究員たちも解雇されてしまったのだった。
感染者は異常な食欲を見せ、次には喉の渇きを訴え、水をがぶ飲みする。
いよいよ成虫となったハリガネムシが人間の体内から出てくるために、人間の脳を支配し水辺へ行くように仕向け、川に飛び込ませるのだ。

パニックの最中、ある感染者が「ウィンダゾール」という薬を飲んだおかげで症状が改善したことが分かる。
ジェヒョクの家族も感染し、何とかウィンダゾールを手に入れようとするが、今は販売中止。
どこの薬局にも在庫はなく、さらなるパニックに。
さて、ジェヒョクは家族のために特効薬であるウィンダゾールを手に入れることができるのか？
家族の命は、それまでもつのか？

伝染病ではないのが救いだったが、その分、緊迫感、危機感に欠けていた。
ハリガネムシが感染者から出てくるシーンは、ハッキリ映さないが想像しただけでも気持ち悪い。
薬を求めて奔走するジェヒョクの数回に亘る失敗など、彼の優しさや詰めの甘さが露呈してしまった。
100万人を超える感染者を救うために決断を迫られる大統領、欲に目がくらんだ製薬会社との取引のシーンも迫力不足で失速したラストになってしまった。
私には、「感染列島」より面白く感じられたけど。

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寄生虫のアウトブレイクもの。
かなりリアルに描かれていました。
ただその分グロいので、苦手な方は観ない方が良いかも知れません。
ハリガネムシが怖くなります・・・
ホントにキモかったです。

本作は過剰に演出され過ぎていて、主人公や政府の行動にイラっとくる点が多々あります。
また政府や組織上層部のクズっぷりもなかなかに来るものがありました。
この辺りもう少し現実味を持たせるともっと良かったと思います。

クライマックスに至り、大パニックになりますが、都合が良すぎる展開となります。

総じて、もう少しストーリーや設定を整理すればもっと良い作品になったと思います。

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主人公のジェヒョク（キム・ミョンミン）は、製薬会社の営業社員で多忙な日々を送っているため、なかなか妻子と食事をしたり遊園地に連れて行く暇などない。
先立つお金もない始末。なぜなら刑事である弟ジェピル（キム・ドンワン）の誘いで株に手をだし大損をしているのだ。
ある日、漢江で死体が発見されたのをきっかけに次々と川で死体が発見される。おおぜいの死体が川にぷかぷか浮いている。
感染した人々は大量の水を欲しがり、川に飛び込んで死に至るのです。原因はハリガネムシであることがわかる。感染者は針金のように長く細い虫を吐き出すのです。
そんな中、ジェヒョクの妻子も感染しおおぜいの感染者と一緒に隔離される。ジェヒョクは仕事一筋で妻子のことを顧みない悪い夫であり父だったが、ここで愛する家族を救うため奮闘します。
その後、ハリガネムシに効き感染者が回復する薬があることがわかるが、品切れ状態になる。製薬会社の陰謀が発覚、国家を巻き込み混乱状態に・・・。
果たしてジェヒョクは、家族を救うことは出来るのでしょうか・・・。

私はこの作品を見る前、勝手にゾンビ物だと思い込んでいました。なので、寄生虫感染が原因だったことを知りちょっと失敗だったかなと思いましたが、まぁまぁ楽しめました。
ドラマとは違い映画なのでパニック状態時のおおぜいの感染者登場に驚きました。スケールは大きかったように思います。でも、ストーリーにイマイチ面白さを感じませんでした。
寄生虫のグロさももう少しあったら良かったのにと思いました。。。

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「グエムル」のような怪物ものを期待してましたが、パニックものでした。寄生虫が人々を襲うのかと思ったら、そうではなく、CGもほどんどありませんでした。グロいシーンは、ほとんどありません。物語の進行は前半は良かったのですが、製薬会社の陰謀なども含め、解決法が見つかってからも、もどかしく、最後は強引に終わってしまいました。あの寄生虫がどの様に処理されたのかが気になります。口の悪い父親が、家族のために奮闘する感じは良かったです。主人公が、ジャッキー・チェンに似ていて気になりました。矛盾点も沢山ありますが、面白かったです。

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後半だれるけど・・・・、もともとハリガネムシってのが興味深い生物でして・・・・。