ゲーム・オブ・スローンズ　第一章：七王国戦記

アメリカで大人気の小説「A Song of Ice and Fire」をHBOが総力を上げて映像化した作品。
とにかく金がかかっているのがわかり、迫力が半端ない。
また、小説をプロットにしてるため、ストーリーがしっかりしており、引き伸ばしのための無駄な回もなく、話にブレがない。
実際にこのドラマ自体も、アメリカでは「ブレイキングバッド」などと並び最高傑作の一つに挙げられている。

舞台は中世の王国で、覇権争いがテーマとなっているが、そこに人知を超えたモノも入り込んできて・・・
世界観があまりにも壮大で多彩な人物が登場するため、第一章は大半がプロローグ的なところに割かれ、
途中で物足りなくなるかもしれないが、後半から一気に話が加速して第二章に突入する。
現在第三章まで放送されているが、面白さは全く色あせていない。

また、キャラクターの負の感情や醜い感情の描写がリアルなため、それらと「誇り」との葛藤が臨場感を生む。

最後に、殺戮シーンや性的表現がかなり過激なため、子供には見せない方が良いかと。
(「15歳未満がうんたらかんたら」とかの断り文がないから日本版ではカットされてるのかも)

特に海外ドラマファンではありません。でも、これにはハマってしまいました。「海外ドラマ、何がおススメ？」と聞かれたら、「ゲーム・オブ・スローンズとブレイキング・バッド」と答えます。

原作はシリーズ５巻（上下）まで出ていますが、そのあともまだ続いていて、いまだ執筆中だそうです。テレビシリーズもそこまで続くのでしょうか？

とにかくお金かけてます。ロケーション、衣装、キャストも実力派揃い。映画の様な豪華なＴＶドラマです。

シーズン1は、簡単に説明するとこんな感じです。三頭の龍が紋章のターガリエン一族が、長く長〜く統治してきた王国は、クーデターにより現在の王ロバート・バラセオンの手により治められています。物語は彼の一番の側近の急死を皮切りに、彼の統治に歪みがあらわれ、タイトルの通り��Game of thrones"王座を巡る��イス取りゲーム"が始ります。

とにかくこの原作も登場人物の多さで有名なんですが、誰と誰がどう繋がってるの？と相関図が必要になるほど複雑に入り組んでいる人間関係です。でも、１冊１０００頁以上ある大作をテレビでは極力解りやすくしてあります。だからといって、適当な総括ではなく、キャラクター構築もしっかりしています。このシーズンではいくつかの一族、伝説の狼ディアウルフの紋章の北の領主スターク、現王一族のバラセオンとライオンの紋章ラニスター、王国を追われた龍の紋章を持つターガリエンの末裔プリンセス・ダエナリーズを軸に、それぞれの全く違った状況と視点から多角的に展開される物語にドンドン引き込まれてしまいます。

素晴らしいロケーションに、手の込んだ衣装、それぞれの紋章も架空の動物や植物などデザインも凝ってます。ドラマのオープニングは日本の大河ドラマ並みに凝っていて、それぞれの国が何処にあるか大陸を横断する形で見せてくれます。１〜２回見てわかれば、あとは飛ばしたくなるくらい長いです。でももっと凝ってるのはDothraki（ドソラキって読むのかな？）族の言葉を作っちゃった事。彼らを演じてる俳優さんはこの言葉でセリフをしゃべらされてる・・・。（ネットではマニアの方がこの言葉の使い方や簡単な辞書も展開してます）どうでもいい情報かな・・・。

現在、アメリカではシーズン３が終わったところですが、まだまだ続くので、続きがすっごく気になります。２０１１年の放送以来３シーズンを通して、有料チャンネルでありながら高い視聴率を記録し続けています。タイリオン・ラニスターを演じたピーター・ディンクレイジはエミー賞とゴールデングローブ賞助演男優賞を獲得。２０１１年のベスト・オブ・ＴＶショーとして数々の新聞雑誌に取り上げられています。

この面白さをずっと繋げるのは至難の業だと思いますが、なかなか予想しにくい展開に期待が持てる気がします。海外ドラマ好き方でも、そうでもない方でも、ちょっと見てみませんか？ハマっちゃうかも！

＊たくさん登場人物がいるので、好きなキャラクターが多ければもっと楽しく見れますね。私が個人的に好きなキャラクターと演じてる俳優さんも好きな２人。スターク一族の庶子ジョン・スノー。彼を演じるキット・ハリントンはもうすぐ公開の「サイレント・ヒル/リべレーション3Ｄ」に出てますよ（現代劇だとちょっと下手な感じ・・・。カッコいいんだけどなぁ）。もう一人ジェイミー・ラニスターを演じるのはニコライ・コスター・ワルダー。この方はデンマークの俳優さんですが、超素敵。最近アメリカの映画にも出てきてます。俗物っぽくてすみません・・・。でも、いろんな理由でこのドラマ大好きなんです。

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広告にだまされた？
ファンタジー好きなので、期待していたのですが・・・・
中途半端なエログロ中世ファンタジーになっています。
ストーリーも荒く、展開がわかりにくい。
原作を読んだ人向けかな？
最近のアメリカのファンタジーで、RPG的な単調な作品だったと思いますが・・・
かなりきついSE○描写が多いし、18禁です。
映像とかCGはまずまずです。

もう少し見れば面白くなるのかな？
でもシリーズ登録解除しちゃいました。

私的には、今三な作品です。

このシーズン1の原作は、氷と炎の歌シリーズの七王国の玉座で、1600ページを超える（上下巻合わせて）作品ですが、作品の世界観にハマってしまうと一気に読める作品です。

その原作を、驚く程忠実に映像化していて、原作ファンにも納得の仕上がり・・・それ以上の仕上がりかもしれません。
映画並みの映像で、ロケーションも凄いです。ストーリーはあくまで架空ですが、中世ヨーロッパの史劇を見ている感じです。

本国では既にシーズン3まで放送が終わっていますが、シーズンを追うごとに更に面白くなっていくので、本当に続きが楽しみです。

他のレビューにもある通り、あくまで大人のファンタジーなので、子供さんが見るものではないです。

ハリーポッターよりも、ロード・オブ・ザ・リングの方が好きという方にお勧めしたいです。
お気に入りキャラは、エミリア・クラーク演じるデナーリス・ターガリエン。本当に綺麗。ピープル誌の、もっとも美しい人1位にも選出された美貌の持ち主。
　シーズン1では、まだ存在感は薄いですが、この先どんどん見所満載に成長します。
早く続きをリリースしてぇ〜。

みなさんの評価はいいみたいだけど、僕にはダメでした。
２話（１巻）でギブアップしました。
まず、登場人物が多すぎて混乱する。
現時点（第２話まで）で、特に戦闘があるわけでなく退屈。
お気に入りレビュアーさんも書いてあるが、展開が分かりにくい。
ヨメからも「２巻以降は観たくない」と言われ、断念する事にした。

あとで面白くなってくるんだろうけど残念です。


３０点