ＡＬＰＨＡＳ／アルファズ

「アルファ」とは常人離れしたアビリティをもった人間のことで、主人公は以下の５人のアルファ
　ゲイリー：携帯やWifiなどの空中を飛び交う電磁波をキャッチしてその中の情報を読み取ることができる。
　キャメロン：自分の脳をうまく制御することで、驚異的な運動神経・射撃能力・バランス感覚を発揮できる。
　レイチェル：視覚・聴覚・嗅覚などの自分の五感のうち、どれか一つを驚異的に高めることができる。
　ビル：腕力や脚力を一時的に高めることができる。
　ニーナ：相手の目を見て命令することで一種の催眠状態になり、相手を命令通りに動かすことができる。

そして彼らを指揮するのはローゼンという、長年専門医としてアルファと接し研究してきたドクター。

その彼らが一般の世界で起こる不可解な犯罪から、それを起こしたのがどんなアビリティを持ったアルファかを突き止めていく、一種の捜査もので基本的に一話完結。
話にリアリティを持たせるために、そこまで突飛な能力(サイコキネシスやテレポーテーション)などはでてこない。(一応科学的に説明しようとしてるし・・・)

ドラマのポイントとしては、主人公たちは自身のアビリティの副作用としてそれぞれ精神的・肉体的な問題・弱点を抱えており、
またそれぞれ個性豊かで全く合わなそうな彼らが、彼らを凌ぐ敵アルファの力に対しいかに立ち向かっていくか。
さらに、アルファという存在を危険因子とみなす政府と、そのアルファとのあいだで板挟みとなり苦しむドクターローゼンが出す答えとは。


ただ個人的な感想を言わせてもらうと、ゲイリーやレイチェルのアビリティは捜査に重宝されるのはよくわかり、キャメロンのが戦闘向きであるのはよくわかるが、
正直ビルのは「驚異的」とまでは言えず、実際に役に立つようには思えないんだが・・・

また、ヒーローズのような能力を駆使したバトルはほとんどない。
本ドラマはシーズン２まで放送して打ち切りとなっており、これもエンターティメント性が少ないのが一因かなぁ・・・

特殊能力を持つ【アルファ】が活躍する今作品。
アルファの能力について研究するローゼン博士率いるチームは、政府と依頼を受けて悪事を働くアルファ達を捕獲していきます。
特殊能力を持った人間と言えば、最近では【ＨＥＲＯＥＳ】を思い出しますが、どちらかと言えば【ミュータントＸ】に近いかもしれません。博士を筆頭に統制がとれているので。
とはいえ、【ＨＥＲＯＥＳ】のように大きな流れがあるわけでもなく、刑事物に毛が生えた程度という印象が拭えません。
終盤に入り、アルファによって作られたテロ集団【赤い旗】の存在が明らかになりますが、【人間ｖｓアルファ】という構図は、能力を抜きにすれば良くある形です。
【アルファだからこそ】という状況も少なく、【アルファの能力】以外に魅力を感じにくいのが難点と言えるでしょう。
シーズン２でどれだけ盛り上げてくれるかに勝負がかかっていると言っても過言ではありません。
まぁ、シーズン２で打ちきりという事を考慮すれば先は見えていますが。。。
１話１話のエピソードはそれなりに面白いので、暇つぶし程度なら見ても損はないと思います。

それはそうと、ローゼン博士ってヒゲひとつで印象がガラリと変わる。。。
個人的にはヒゲ面の方が好きです。
おじいさんっぽくて　笑

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【赤い旗】の集会場所を突き止めたローゼン達。
襲撃の準備を整えたものの、アルファ達の言動に疑問を持つローゼン。
これがスタントン・パリッシュの罠だと感じたローゼンは、サリヴァンに襲撃中止を進言する。
しかしサリヴァンはそれを聞き入れず、襲撃続行。
結果、たくさんのアルファの命が失われる事となり、アンナも命を落としてしまうのです。
しかしながら、今回のエピソード。ローゼンが使えなさすぎる。。。
いや、元々かもしれないが、どうもこのお方、精神科医としてどうなの？と思ってしまう。
毎度毎度、説得力がないのだ。
これじゃぁ、誰も説得できないよ。。。
今回の襲撃は、ローゼンの精神科医としての力不足に見えてならなかった。
そして、アルファの存在を世間に公表し、結果的にパリッシュの思惑通りとなってしまったのだ。
これで世界は混沌の世に突入です。
どうなる？！



今回のゲスト。
第１１話【ローゼンの決断】
パリッシュは【バーン・ノーティス　シーズン７】のジェームズ・ケンドリック。
ダニエルは【ＣＳＩ：ＮＹ】のサマンサ・フラック。


今回のアルファ。
第１１話：ダニエル・ソフィア・ローゼン（共感伝染能力）
　　　　　スタントン・パリッシュ（不老不死）

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今回は透明人間のアルファが登場。
ここまで色々なアルファが登場しているが、その中でも異質な能力を持つグリフィン。
そして、そろそろつじつまが合わなくなってもきた^^;
レイチェルの能力は五感を高める事。
以前の任務でも、離れたところから建物内の人間の鼓動を読み取り、人数と居場所を的確に見分けられたレイチェル。
なのに今回は、気配は感じてもグリフィンの存在には気が付かなかったのだ。
これってつじつまが合わないでしょ。
気配を感じるだけなら素人にだって出来る。
現にビルだって気配を感じていたのだから。
色んな能力を持った【アルファ】が増えれば増えるほどこういったつじつまの合わない事例が出てくるだろう。
どれだけ真実味を増す事が出来るかに今作品の命運がかかっていると言える。





今回のゲスト。
第９話【見えない敵】
グリフィンは【ＬＯＳＴ】のシャーロット・ルイス。
Ｄｒ．カーンは【ウェアハウス１３　シーズン４】のエイドリアン。
第１０話【裏切り者】
エリックは【フラッシュ・ポイント】のブレア・コワルスキー。
アイザックは【コバート・アフェア】のマイケル・ブルックス。


今回のアルファ。
第９話：ドクター・カーン（音波コントロール）
　　　　グリフィン（盲点拡張能力）
第１０話：アイザック（壊死ウィルス能力）
　　　　　エリック（人間ウソ発見能力）
　　　　　不明（形態コピー能力）

ウィルソンよりもサリヴァンよりも曲者なのがクレイ。
この男は、片っ端からアルファを捕まえて施設に送ろうとしている。
サリヴァンよりも【アルファ＝悪】の意識が強い。
まぁ、悪人のアルファしか見ていなかったら仕方がない気もするけどね。。。

今まで自閉症のゲイリーは人に教えられる事が多かった。
特に他人との付き合い方や、人に対しての態度など。
ところが今回は、レイチェルに対してゲイリーがアドバイスをした。
それがまたとても当を得ているのだ。
娘の能力を理解できないレイチェルの両親。この親子の確執に心を痛めるレイチェルに対して、【思った事を言わなきゃいけない。相手が耳を貸すまで言い続けなきゃいけない】と言ったゲイリー。
彼らしいまっすぐな言葉はレイチェルの心を動かします。
ただでさえ、アルファの能力は理解されづらいのに、保守的な国の人達は大変でしょうね。
今回の事がレイチェルの自信につながれば良いのですが。。。





今回のゲスト。
第７話【発明の天才】
スカイラーは【ターミネーター：サラ・コナー　クロニクルズ】のキャメロン。
第８話【つかの間の楽園】
ジョナスは【バーン・ノーティス】のサイモン・エッシャー。
ギルは【リ・ジェネシス】のボブ・メルニコフ。


今回のアルファ。
第７話：スカイラー・アダムス（超発明能力）
第８話：ジョナス・イングリン（聖人的洗脳能力）