フリーランサー　ＮＹ捜査線

悪の世界から足を洗い、心を入れ替えて警官になった若者。
しかし警察も腐りきっていた…
…という、もう何回見たかしらん(ーー゛)というようなストーリーにお決まりの展開。

脇役にロバート・デ・ニーロ、フォレスト・ウィテカーというオスカー俳優を配し、
あくまで主役はカーティス・“50Cent”・ジャクソン。彼だけが光ってて、彼のファンのための映画。
ラップの世界では人気者なんですよね。こんな大物を使って、映画が作れるんだもの。
知らない私にとっては特に魅力も無いし、顔も忘れてしまいましたが…^^;

作品としては一応見れるレベルではありますが
見ても見なくてもいいような平凡な作品でした。

それにしてもアメリカの警察ってこんな描写ばっかり…汚い世界ですね。

劇場では観ようか迷った末スルーした映画。

忘れてた今頃DVDで鑑賞。

なぜかメルギブソン主役と勘違いしてたんだけど
あれは「復讐捜査線」だった（笑

こちらカーティス５０セントジャクソンとかいう歌手が主役。
この人つい最近も「セットアップ」かなんかで主役だったな。

殉職した刑事を父に持つジョナスは
前科もあるのに、更生したってことで刑事になる・・・
もう、この時点でなんだかな・・・って思っちゃって
入り込めず。

麻薬組織の捜査を命じられ
そこで警察ぐるみの悪事を知る。

ワル上がりの刑事が
悪徳警察を目の当たりにしちゃうやつ。

父の後を追って警察に入ったのに・・・なんで・・・って
悩んだ末そーするかっていう感じ。

まあ、全体的にヒリヒリ感なし、迫力なし。

ロバートデニーロの超絶無駄遣い映画という印象。

５０セントが主役って時点で気づくべきだったかもね。

５０セントで考えるべきか・・・
それともデ・ニーロで考えるべきか・・・
分かれ道。
決断のとき・・・
う〜ん、やっぱりデ・ニーロ。
そして失敗・・・・
兎に角５０セント。
ヘタクソか！
ヘタクソだ！
演技もダメならアクションもしょぼい。
動作が鈍重。
そんな５０セントが、ほぼ画面に居座るもんだから・・
結果は見えていますね・・
下からゴリラ。
デ・ニーロの演技も
作品の質も
全てをゴリラが下から引っ張って下げます。
グイグイ下げます。
作品の質なんてもともと高くないのに
それをさらに下げやがります。
ハンパない握力で
掴んだら離さないぞ、と。
でもって演じる役がまたしょうもなさすぎるヤツで。
なんかふわぁ〜っとグラグラしてて。
なんやねんコイツ・・です。
そんなヤツをしょうもない５０セントが演じて
そんなヤツの策がキマっちゃう。
ということは
全てのキャラクターのレベルを下げるということになる。
ということで、
しょうもない集団のしょうもない話という結末に落ち着きます。

５０セント演じる男が好きな女性もなぁ・・・
助けたらいいのかよ！と・・・
色々グダグダ・・・
常に出ている５０セントの白き歯だけが印象に残る・・

デニーロやウィティカーが脇役で出てるのは、ヒップホップ・スター、50 Centへの
友情の証なんだろうか。

出てる俳優の有名度だけで、ストーリーとしてはたいしたことなかった。
面白かったけど、50 centやラップファンの人にはたまらないんでしょうけど。

YouTubeで50 Centの曲いくつかチェックしてみた。
確かにカッコいい。曲もいい。

俳優より本業の方だけでいいのにと思った。

「おっ、デ・ニーロと、ウィテカーが出ているやん。これやったらマトモな作品やろう。」と思って観ていたのですが・・・酷評されたわけがわかりました。別に二人が悪い訳でもなく、脚本そのものが無茶苦茶なんですね。ですんで、二人とも、なんていうか「らしく」演じているんだけど、軽いんです。

まぁなぁ、これ主役の５０セントのための映画っていうんですかね、なんか腑に落ちない展開を次々としていって終わるんですよ。

３人の悪たれ警官に３人の世話役警官がついて、それぞれの示唆する道というのを描くのかなと序盤思わせときながらのまさかの５０セントのひとりよがりの正義だと思っている行動。一応の正義は彼の中にあるらしいんですが、それが強烈なわけでもなく、やっていることはひとりよがり、クズの行為ですね、はい。誰も共感できない。そらねぇ、映画は酷評されるわなぁ。

結局、兄ちゃん、何がやりたいんや、どうなりたいんや、と思わせて終わる、そういう作品でした。観る必要なし・・・