悪人に平穏なし

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

本作がスペインのアカデミー賞であるゴヤ賞作品賞を獲ったんですか？！
うーん…まあ一人の人間の生きざまを描いてて、しぶいけど
主人公があんまりな人なので、全く引き込まれなかったですね。

主人公はアル中の刑事。警察手帳（紋章？）をちらつかせ、
閉店後の店に入り込み、酒を出させる。
「まあまあまあ…」と店主に肩をポンポンされたのに腹を立てたのか
いきなり射殺！居合わせた店のスタッフも撃ち殺すなんて
極悪非道すぎるでしょ　＼(◎o◎)／！

犯行の証拠を隠滅しようと防犯ビデオを確認したら、ここは悪の巣窟だった！
そして彼は逃げた目撃者を追い、独自捜査する。
結果的に多くの人命を助けることになるし、壮絶な最期も印象的だけど
こいつに対する嫌悪感は変わりませんよ。

何かの拍子に誤って殺してしまったというならまだわかるけど、ここまで非道だったら
どうしようもないでしょ。
過去に何かあって、優秀だった彼が変わってしまったらしいことはわかるけど
詳しい事情も語られない。もちろんどんな事情があったにせよ、酒を飲んでくだを巻くくらいに
しといてほしい。人殺しをするなんて。

途中、中だるみもあったし、私にとってはイマイチな作品でした…

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

周囲で話題になってたんだけど観にいけなかった映画なので早速。

スペインで起こった爆弾テロをモチーフにした映画で
悪徳刑事がとあることからテロリストを追う姿を
かなーーーり渋めに描いてる。

この無駄描写ほとんどなし、
派手描写はほぼなし。

冒頭から嫌悪感たっぷりの悪徳刑事っぷりがスゴイ。
権力振りかざし、銃乱用、アル中感丸出し。
最悪だ・・・。

この刑事が起こした事件の唯一の生存する目撃者が
実はテロリストだったと。

ってことで、テロリストを追う側もわけアリ。


なので、応援を堂々頼むわけにもいかず、
突っ込まれるとテキトーにうそついてのらりくらり。

あの無表情で１人的のアジトに潜入
ショットガン（？）をもってあの風貌であの表情・・・
とても刑事には見えません。

で、テロリストを追ってるのは
はたして、自身の証拠隠滅のためなのか
それとも正義のためなのか
ほんとにわからないくらいの黙々淡々っぷり。

この悪徳刑事に正義感はあったのか？
ってずっと思いながら鑑賞してました。


どっちだったのかははっきり描かれてないけど
結局のところ、
この悪徳刑事の事件を発端にテロを防いだという
なんとも皮肉な結末。

実際の事件の警察の対応への皮肉も含まれてるとか。




リメイクも検討されてるそうですが、
この悪徳刑事の「圧」を言葉少なめで表現できる俳優さんは誰だろ・・・

2004年3月11日
マドリード列車爆破テロ事件 を基づいている。

サスペンスだったのか〜
英語じゃなかったから結構真剣に観なきゃ分からなかった。
何ともだけど…テロに立ち向かう刑事の行動力と迫力（主役の顔もそれなり）に、そしてラストは何だか渋くてカッコイイ（変な意味ではない）。

特殊作戦部隊在籍の前歴を持つ，しかし現在は失踪人捜索課所属のアル中でろくに仕事もしていなさそうな刑事サントス・トリニダーが主人公。サントスは，ある晩にふらりと入ったコロンビア人が経営する売春クラブで，すでに閉店だったにもかかわらず店のママにしつこく酒をせびる。すると店のオーナーが現れ，彼に酒をくれてやるようママに指示し，その場を取り持とうとするのだが（でもすごくヤな感じ全開で），彼の言動にイラッときたサントスは手を出してしまい，そばにいた用心棒がとっさに仕返しにかかるもサントスの方が一枚上手で撃ち殺される。そのままの勢いでママとオーナーも射殺。と，酔った勢いで冒頭からとんでもない姿を見せつけてくれるが，その後の展開ではむしろ，腕のよい捜査官というもう1つの顔が前面に出て，物語の背景で進む陰謀の核心に迫っていく。物語の流れは軽快で，なかなかに面白く鑑賞できる。