愛と哀しみのボレロ

愛と哀しみのボレロの画像・ジャケット写真
愛と哀しみのボレロ / ロベール・オッセン
全体の平均評価点:
(5点満点)

9

  • DVD
ジャンル:

「愛と哀しみのボレロ」 の解説・あらすじ・ストーリー

フランス-アメリカ-ロシアと場所を変え、第二次大戦前から戦中そして現在に至る複数の家族史の関わりと、個々の愛情と悲劇の系譜をカラフルかつリズミカルに綴ってゆく、C・ルルーシュお得意の少々絵空事めいた人生模様が世界規模で錯綜する、パノラマのような愛の寓話。核となるG・ドンの素晴らしい踊り(ラベル作曲の“ボレロ”に合わせて力強く舞う)は圧巻! JAN:4523215101202

「愛と哀しみのボレロ」 の作品情報

製作年: 1981年
原題: LES UNS ET LES AUTRES/BOLERO

「愛と哀しみのボレロ」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

愛と哀しみのボレロの詳細

  • 旧作
収録時間: 字幕: 音声:
184分
レイティング: 記番: レンタル開始日:
KKDR5 2013年06月07日
在庫枚数 1位登録者: 2位登録者:
39枚 1人 2人

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ユーザーレビュー:9件

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1〜 5件 / 全9件

ジョルジュ・ドンの素晴らしき膝関節 

投稿日:2013/06/17 レビュアー:ぴよさん

 
 群像劇の金字塔。二次大戦をはさんで、アメリカ・ソ連・フランス・ドイツで、懸命に生きた人々の
姿を描く。名のある人もいれば、ただの庶民もいる、そういった互いに何の関係も無い人々を二代に
渡って描いてゆく。
 クロード・ルルーシュは、ただ彼らを見つめ、映し出すことだけに専念した。あえてドラマを掘り下げ
はしない。ただ、こういうことがあったのだと、淡々と映し出すのみだ。

 同時代の稀代のアーティスト、カラヤン、ヌレエフ、グレン・ミラーを登場させてしまったがゆえ、
どうしても彼らのドラマに目が行ってしまうが、かれらにあたるスポットは弱められていると思う。
(本来カラヤンにしろ、ヌレエフにしろ、一人だけで一本の長編映画になるインパクトがあるのだ)
 それよりも、例えば、名もないアルジェリアからの帰還兵たちの人生や、収容所へ送られる途上、
赤ん坊を線路に置いたユダヤの母親、そんな人々へ向ける視線の方に、温かみが感じられる。

 この物語に、映画的演出があるとすれば、それはやはり、最後のパリでのステージだろう。
運命を遡上したかのようにパリに集まった人々の前で、ボレロが鳴り響く。この部分を作りすぎ
と感じるか、これこそが映画だと唸るか、それは人それぞれ。


 当初セルゲイの役はルドルフ・ヌレエフ本人が演じる予定だったという。だが彼が『ボレロ』を
踊ることに難色を示したため、ジョルジュ・ドンにお鉢が回った。これがベジャールの振り付けと、
マッチして、見事に印象的なボレロになった。あの柔らかくバウンドする動きは、他のダンサー
の誰よりも柔らかく、美しい。(これがヌレエフだと、かちっと決まりすぎて、面白くなかったかも
しれない)
 
 カラヤン(劇中ではカール・クレイマー)が50年代に行ったカーネギーでの演奏。彼がナチ党員
であったことで、抗議するユダヤ財閥が券を買い占めたという逸話(実際には観客が入ったと聞く)
いずれにせよクロード・ルルーシュは、そういう人物をもニュートラルに、いや好意的に描いている。

 観直してみると、この映画は、あえて、「敵」や「悪」を描こうとしていないのが分かる。
戦争の悲惨さは語っても、その行為者からはカメラをそらしている。ただ、こういう悲しい事が
行われたと語るだけだ。

 それゆえ、この物語は一面的過ぎやしないかとも感じられる。だが、そうでなければ、ラストの
ある意味「絵空事」の場面と、乖離してしまう。(絵空事といえば、子供たちとその親たちを、
同じ俳優に演じさせているのも、そうだ)
 これはやはり、あのボレロから、逆算して作られた映画であり「ちゃんとした絵空事」なのだ。


 最初に語られる言葉「人生には二つか三つの物語しかない。しかしそれは幾度も繰り返される。
その度ごとに初めてのような残酷さで」というセリフ。大局的で、達観した視点だが、この映画を
端的に表している言葉だ。それでも人生は変化に富んでいて、「残酷さ」の前後には、限りない
喜びがあるという可能性も、同時に示唆している。


 ボレロの旋律のように、人生は時を重ね、厚みを増し、喜びと悲しみを歌う。








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端的にお願いします

投稿日:2013/04/27 レビュアー:灰狐

ブルーレイディスクのほうも、レンタル開始することを検討してください。

5時間を超える完全版のほうは、権利会社に催促してください。

思い出が詰まった作品ですから。

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「ボレロ」に集結していくそれぞれの運命。壮大な群像劇。

投稿日:2013/07/22 レビュアー:みむさん

これも、タイトルだけは聞いたことあったけど
DVDがレンタル化されてなかったことと、
3時間の長尺でなかなか見れなかった映画でした。

いざ観てみたら、壮大な群像劇というか・・・
第2次大戦、ナチス占領下、
そんな時代を駆け抜けた
フランス、ドイツ、ソ連、アメリカで
生き抜いてきた人々のドラマだった。

場所も生い立ちもまったく関係の無い
それぞれの人物が
ラストに繋がるという定番スタイル。

しかし、これ、
盛り上がりには欠けるものの
1つ1つのエピソードがいちいち濃い。

時代背景もあいまって
どれもドラマチックで
引き裂かれた男女、親子のエピソード多し。

さらに親世代とその子供世代の
2部構成とも見える構成がこれまた面白い。

親と子を同じ俳優が1人2役で演じてたりもするので
ちゃんと観てないと「???」になるかもしれないけれど、
そこさえOKなら
かなりドラマチックな群像劇として
見ごたえあると思う。

とにかく、別れや死別のエピソードが多く
暗く悲しい物語でもありますが、
生き延びた人々のエピソードは
そんなくらい中でも一筋の光が見える。

そんな人たちが
運命にたぐり寄せられるように
「ボレロ」に集結していく様がイイ。

戦争中、ナチス占領下と
なにかと悪者を悪者らしく描きたくなるネタではありますが
本作は俯瞰的視点で
この悲劇にのまれた人々を描いている。
ゆえに、被害者的登場人物にもそこまで感情移入できないけども。

それでも見ごたえがあったのは
やはり1つ1つのエピソードが濃いことだろう。

長尺ですが、1度観てみるのもいいかも。



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ラスト15分のボレロは圧巻です!

投稿日:2019/12/17 レビュアー:かつ

1981年 フランス映画
企画・製作・監督:クロード・ルルーシュ

もしもラヴェルで好きな曲は?と聞かれたら間違いなく「ボレロ」と答える程とても好きで、私はこの曲を聴いて去りゆく年をカウントダウンしたい程ですが、なかなかその願いは叶いません。この映画はいつか必ず観たいと思ってリストに入れていましたが、たまたまこの12月に送られて来てそれを観る事が出来て良かったです。
私を含めて初鑑賞の人にはある程度のあらすじと役名が分かっていないと途中で混乱するかもしれません。
私は丸2日掛けて鑑賞しました。1936年から実在した4人の芸術家と4か所の都市が交錯しながら話が現代にまで進みます。その都市と人物とは・・・以下カッコ内は映画での役名で()の後ろがキャスト名。

◆モスクワのバレエダンサーのルドルフ・ヌレエフ (セルゲイ) /ジョルジュ・ドン
◆ベルリンの指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤン(カール)/ダニエル・オルブリフスキ
◆パリのシャンソン歌手エディット・ピアフ(エブリーヌ)/エブリーヌ・ブイックス
◆ニューヨークのジャズミュージシャンのグレン・ミラー(ジャック)/ジェームス・カーン

最低でもこのピアフ、カラヤン、グレンミラー、ルドルフが何という役名なのかを知って観た方が分かり易いと思います。
私はあらすじを知らずに初鑑賞したので誰が誰で誰と絡んでいるのか?話についていけない所もありましたが頑張ってラストまで観て良かったです。
3時間という長丁場の中に色々詰め込んだ感があり、それに加えて同じ俳優が親子を一人二役で演じていたりするので、初鑑賞の方は混乱するかもしれません。それでもジョルジュ・ドンが踊るラスト15分のボレロは圧巻で、ちょっと飽きていた気持ちや混乱していた部分も帳消しにさせてくれるほどです。

この映画は日本で言うところの大河ドラマ的なスケールの大きさで、第二次世界大戦が色濃くなる中でこの人々はどう生き抜いて行くのか?ラストはこの4人の家族それぞれがチャリティーコンサートのジョルジュ・ドンが踊るボレロに集約されて行く・・・。
カール(カラヤン)が指揮する演奏会のチケットが完売で満席のはずなのに席はガラガラで、座っている人は僅か2人という理由がユダヤ人の買い占めによるものだったというくだりは衝撃でした。
かなりの屈辱であったと察します。
この映画は敢えて主役がいないというのがミソかもしれません。

また、ラストにノンクレジットで若き日のシャロン・ストーンがジャックに寄り添っている所がほんの一瞬ですが、出演しているのでシャロンを探すのもまた楽しみの一つです。
1981年、第34回カンヌ国際映画祭 コンペティション部門で高技術委員会賞を受賞し、
1982年、第5回 日本アカデミー賞 外国作品賞を受賞しています。

初鑑賞の方は大変でも最後のボレロまで頑張って鑑賞して欲しいです。

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ジョルジュ・ドンが跳んだ。そこから、ボレロは終わっていない。

投稿日:2017/05/27 レビュアー:ちゅく

ジョルジュ・ドン(1947〜1992)というバレリーナの舞踏から始まる。

1900年代の音楽を俯瞰する映画。
作品の趣は、軽薄と思う。
なぜか。
八方美人だからです。

舞踏によって、歴史を描くことができるのか?
答えは、「イエス」。
できるはずです。

185分、カラー、フランス、1981年、クロード・ルルーシュ監督、音楽はフランシス・ルグランとフランシス・レイ。

2016年12月31日18時41分。今から見始めます。去年末、この映画を見たいを思っていたが、できなかった。
この作品は、大風呂敷の駄作を思っていましたが、書いておかねばならん、と思ってきました。
今年、いいチャンスだ。

世間では、ベートーヴェンの「第9」が年越しの行事として、始まるだろうが、今年、この長い映画を見て、年を越そう。

ジョルジュ・ドンが飛んだのは、モーリス・ラヴェルの「ボ・レロ」の、パリの中空。
ドンはそのまま浮かんでいる。着地できない。

デューク・エリントンは、ジョセフィン・ベイカーとともに堕落する。
エディット・ピアスは、「夏の雨」を歌うが、彼女は雷雨に撃たれていまい。

なぜか。
戦争に負けているから、サイレンが鳴る

ドイツ青年が、ピアフの胸の前で、ピアノを弾く。

老人は、兵役に従い、占領軍に従うようにと、街のスピーカーが付ける。告げるなのだろうが、継げる。
夫人、老人は、従いなさい、と告げる。注げる。


舞台は、ベルリンに移る。
カラヤンのユーゲント・シュテールの格好よさ。(彼を僕は嫌う。)

世の中は回転し、善悪、正義も、変わっていく。

ジョルジュ・ドンが飛んでいる。今も。

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