ジャッジ・ドレッド

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

「クライム・ＳＦスリラー」だがアメコミよりもオモロい「サバイバル・ＳＦホラー」と言いたい。

核戦争により荒廃した近未来。
放射能充満により人々は限られた都市でしか生きられなかった。
無政府状態により犯罪が多すぎる都市「メガシティ・ワン」では
「ジャッジ」と呼ばれる警察裁判官みたいな法の番人がその場で即決し刑を執行していた。
ある日ギャングが支配する２００階建て超高層ビルにて殺人事件が起きたため
ヒーローのジャッジ「ドレッド」と資格試験中の女ヒロイン「アンダーソン」が現場へ。
悪党ボスのいる最上階を目指していたら超高層ビルが完全密閉され無数の住人ギャングらが総攻撃・・
多勢に無勢。味方は見習い女子のみ。敵の強襲に絶体絶命の大ピンチ！
逃げ場が無くとにかく撃って撃って撃ちまくるしかないのだが、弾は残り僅か・・
敵は生きたまま皮を剥ぐ残虐集団なので「最悪の場合、生きて敵に捕まるな」の台詞に恐怖が増す。

英国コミックを実写化した「シルベスタ・スタローン主演のジャッジ・ドレッド」をリメイク。
超オモロかった「ザ・レイド」の近未来ＳＦ版とも言える。

２００階建てなのに２０階の高さにしか感じられぬが、Ｒ１５の割には「エグ度」が高い。
銃弾が顔面を貫通する描写は見ごたえ十分！
最上階から人間が落下し頭部が「ひでぶ！」になる描写はチョ〜素晴らしい！
これらの顔面破壊を「スローモーション」で魅せる情け容赦のないバイオレンス。
敵も味方もみ〜んな死ねや〜と言わんばかりの「ドデカ機関銃乱射」の描写にはチョ〜圧巻されるぜぇ？＾＾

冷静沈着かつ瞬時に判断するドレッドはロボコップみたいに銃弾を弾きそうな重装備かと思われたが
単なる防弾装備でありながら防弾の意味もなく銃弾を通すので撃たれたら死ぬ生身。
可愛いくも無表情な見習い美女子はミュータント？かと思われたがサイキック。
相手の考えが読めるので敵か味方かを瞬時に読み取れて便利だ。
２人とも「瞬時」に即決即断するのでアッサリしているが、元がコミックである事を念頭に。

３Ｄで観たのだが、少し立体的に見える程度なので特に３Ｄである必要は全くなかった。
これこそ「シリーズ化」すべきだ！続編作ってくんないかな〜＾＾

スタローン主演だったものよりハードかつ硬派な印象。
なにしろ主演のカール・アーバンが終始ヘルメットを脱がない。これは凄い（笑）

核戦争後の荒廃した地帯にある巨大都市。無秩序が蔓延る街をジャッジ達が取り締まる。
装備類はスタローン時代のロボコップまがいのようなものより若干現実的な物に。

物語はドレッドがジャッジ候補生の新人女性と１日行動を共にする中で事件に遭遇し舞台となる高層タワーに閉じ込められる。
ガンアクションでは今どき珍しくもないスローモーションだが、ここでは効果的に機能しておりバイオレンス描写に貢献。

ドレッドの相棒となる候補生役のオリヴィア・サールビーは、この一つ前に出演したB級作品、「ダーケストアワー　消滅」では
パッとしなかったが、ここでは髪を短くし金髪にはしているがキュートさが増し、冷徹なドレッドとのギャップがよい感じ。

期待値よりかなり上をいった内容だった。

かなり面白かったです。過激なアクション映画ファンなら満足できる映画です。

近未来の人口過密都市メガ・シティが舞台。そこでは「ジャッジ」がすごい権力を持っていて、街中でも死刑執行が許可されている。
（そうしないと犯罪が多すぎてやっていけないのだ）
優秀なジャッジであるドレッドは新人女性とともに、悪の巣窟のビルに悪人逮捕に向かう…というお話。
（↓ちょっとネタバレありかもです）

主人公ドレッドは、冷静沈着で判断を誤らず、そして強い！安心して見てられるのがいい。
法に基づいて警告後、悪人を容赦なく殺しまくる。派手な人体破壊描写は、そのビルで密造されているドラッグ、
「スローモー」の効き目に合わせて、スローモーションが多用されていて、じっくり見せてくれる。
３Ｄを意識したシーンが多く、３Ｄで見れなかったのが残念。

撃たれたらどうなるの？？と思いきや、救急セットでホチキスを使って簡単に回復♪
ほぼ無敵。まるでロボットのようでしたが^^;

あと銃がよかったですね。一つで何種類もの銃として使えて、超便利♪

世間で言われているように、確かに「ザ・レイド」と似てる設定、シーンはありましたが
単純明快、スカッと楽しめる娯楽作品でした。続編作ってほしいです！

ジャッジ・ドレッドと新米ジャッジのアンダーソン君は、殺人事件の通報を受けてピーチツリービルへと乗り込むが
そのビルは麻薬組織のボス“ママ”が支配するビルだった。
二人が逮捕した手下に余計な事をしゃべられるとマズいな・・てことで
ママはビルを完全封鎖、手下たちに二人の抹殺を命令する。

！？これって「ザ・レイド」とほとんど同じストーリーじゃ・・
さらに、単調でつまんないところもソックリ。カンフーか銃かの違いくらいしかない感じ。
相棒のアンダーソン君が、そこそこキレイな女優さんなので、その分だけ勝ってるかもしれないが・・

まず、映像がショボい。
ビルの外観と吹き抜け部分はＣＧで２００階建ての巨大ビル感を出しているけど
実際に戦うのは通路なのでこじんまりしているし、アジアのスラム街みたいで近未来感は全くない。
さらに、ロケーションが変わらないので、途中から完全に絵的に飽きてくる。

アクションもつまんない。
てくてく歩きながら、たまにパンパン銃を撃つだけで、スピード感・スリル・アクロバット、どれも無い。
途中で、思い出したように貫通弾・焼夷弾・爆裂弾など、銃の弾の切り替えをしていたけど
「あ〜、これスタローン版でもあったよね」と思っただけでした。

キャラクターに魅力が無い。
ドレッド君は常にロボットみたいなしゃべり。演技的には楽そうだけど、見ていてつまんない。
さらに、とある事情で敵と見分けがつかなくなってしまう・・主役としてダメでしょ。
アンダーソン君は「心を読む」超能力を持っているけど、戦闘にはあまり役に立たないです。残念。
ママは「サラ・コナー・クロニクルズ」のレナ・ヘディが演じているけど、ショボイです。
強くもないし頭も悪いし。ただのサディスティックなオバサンで、何で手下が従っているのか不思議です。
手下も大バカです。「出会ったらすぐに撃つ！！」と宣言していたのに
なぜか二人に出会うとおしゃべりします。当然先に撃たれて死にます。バカです。

と、いうわけで、判決・・・星二つ

原宏司のデザインは採用されないで　態度がでかそうな丹下健三先生設計のツインタワー都庁は　ボクも仕事で昔よく出向いていたところで　
ずうたいばかりでかくて　中はせせこましくて　随分使い勝手の悪い建物でしたが　そんな按配がそっくりなCGでできた未来のビルジングがこの映画の舞台です

垂直方向と水平方向の空間処理があまり冴えないね　工夫だらけの香港アクション映画に大幅に負けています　いかにもなB級のルックとくすんだ色彩　
まあ面白くは見れるのですが　ばかばかしさあるいは　あほくさ〜な方にちっとも転がってくれないで４５分が経ちます

たった二人でギャングに立ち向かうのは　イーストウッド「ルーキー」なんかを彷彿とさせますね　スローモーとゆうドラッグを使用するとスローモーションに
なるとゆう　駄洒落のような演出はいただけないし　ミュータントルーキーが心を読めるとゆうのもなんだか安易

それでも後半はうまくまとまってまして　演出は「バンデージポイント」の人なので　スピディーなアクションが下手なわけはないので　このおっとりと鈍い感じ
の演出はわざとスタイルを変えたものなのでしょう　不思議と後味がいいのです

さてルーキーはジャッジとママの心は読めたのでしょうか　いや　どちらも＜法＞の体現者なので　当然リミットがかかっているのです