普通の恋愛

新進脚本家の登竜門といえる短編ドラマシリーズ。
アジアを席巻する韓国ドラマ。三大放送局は、新しい感覚の脚本家を見出すための場をちゃんと用意しているんですね。
この脚本家さんも経歴がわからないのできっと新進作家さんなのでしょう。

観光案内所の契約社員ユネ（ユ・ダイン）は、殺人犯（指名手配中）の娘というだけで、普通の人生をあきらめたところがある。
世間の偏見に耐えながら祖母とひっそりと暮らしている。
旅行ライターの青年ジェグァン（ヨン・ウジン）がユネの前に現れる。やがてジェグァンの正体を知るが・・
ユネは、俺は無実だという優しい父親の言葉を信じていたが、状況は不利だった。
そんな時、事件の新しい事実が浮かび上がる・・
ユネとジェグァンは事件の真相を追い、父親の無罪を証明しようとする。

１話、２人の出会いがあり
２話、新たな証拠が出てきて、
３話、意外な真相がわかり、
４話、すべての事実が解明される。

同じ年頃の男女は普通に生活して、普通に恋愛している。
でも、ユネとジェグァンにはそれぞれの背景もあり、普通にはできなかった。
傷を持ち、未来に希望もなかった２人が事件の真相を追ううちに、普通に恋愛をしたいという気持ちになる・・
確かに恋愛ものではあるのですが、切ない想いの胸キュンとかではないです。
ミステリーの二転三転する真相のインパクトが強いですから。

１話の終わりに印象的なシーンがありました。
ユネの寝室はもともと父親の部屋で、仕事が夜勤だったために、昼寝るために窓を光から遮断するために木で塞いでいた。
光が入らない部屋ってことだよね。
ジェグァンがそれを見つけ、窓を開放し光を入れる。
ユネの生活に変化をもたらすってことは感じたけど、でもそれだけではないような・・
終わってみれば、個人的にはこのシーンにドラマの全てが要約されていたんだなぁ〜と思ってしまいました。

若い２人に、最近こそ売れっ子のユ・ダインとヨン・ウジンが配役されています。
新鮮な感じでした。
殺人犯の父親役に、今、絶好調のイ・ソンミン。
出番は少ないのですが、ここでも存在感を発揮していました。
温厚、人が良いってことは、気が小さい、小市民、無智って意味でもあるのかな？
そんな風に感じてしまいました。

どんな話かも知らない短編はいつも★が甘々になっちゃいます。
で、これも輝く五つ星！つけましたぁ〜

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注目株のヨンウジンくんが出ているということで見ましたが・・・・
最後までは本当に本当に良かったんです。
泣けるし、二人の恋愛も優しくてきゅんきゅんするし。
なのに、こんな終わり方！！っていう未だかつてない嘘みたいな終わり方で、
せめてフィクションなんだからハッピーエンドにして貰いたかったと思いました。
それまでの涙を返してと言いたくなりました・・・