博多っ子純情

博多っ子純情の画像・ジャケット写真
博多っ子純情 / 光石研
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(5点満点)

2

  • DVD
ジャンル:

「博多っ子純情」 の解説・あらすじ・ストーリー

長谷川法世の人気マンガを曾根中生監督が映画化。思春期を迎えた男子中学生の性の目覚めとケンカに明け暮れる日常をコミカルに描く。九州博多。15歳の夏を迎えた中学生の六平。級友と集まって話すことは未だ神秘のベールに包まれた女性の体について。そんな六平だったが、番長でさえ一目置く博多っ子らしい男らしさも持っている。ある日、五中の生徒の万引きを咎めたことから報復を受けた六平は仲間とともに五中との決闘に挑むのだった……。

「博多っ子純情」 の作品情報

製作年: 1978年
製作国: 日本

「博多っ子純情」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

博多っ子純情の詳細

  • 旧作
収録時間: 字幕: 音声:
94分 1:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
レイティング: 記番: レンタル開始日:
RFR1135 2013年06月07日
在庫枚数 1位登録者: 2位登録者:
17枚 0人 0人

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ばってん連発

投稿日:2013/07/20 レビュアー:ぴよさん


 全編、強力な博多弁の羅列。それも今となっては、ほとんどの博多人も使わないであろう、
ドの付くような博多弁だ。華丸大吉が使っている、あの聞きやすい“標準博多弁”ではない。
言葉とともに、泥臭い人々の営み、それに風景…櫛田神社、祇園山笠、今は無き市内線、
そして平和台球場など、涙ものの懐かしい風景がフィルムの中に写し取られている。

 なぜか最近までDVD化されなかったのは、曽根中生の失踪のせいなのか。彼の仕事としては、
同じ漫画原作の『嗚呼、花の応援団』と同系の手法で、手堅い作りと言える。

 物語は博多の少年たちの、性の目覚め、祭り、そして喧嘩と、泥臭いがどこかライトな青春群像
が描かれる。長谷川法世の原作漫画が、ほのぼのとした味わいがあるものなので、関西系の
『岸和田少年愚連隊』や、場所は同じ福岡だが時代の違う『ビー・バップ・ハイスクール』と比べ、
どこか可愛らしい青春不良ものになっている。

 ここでは喧嘩にも理由があって、正義や、男らしさが重んじられる。勝つためなら何をやっても
いいのではなく、一定のルールがあるのだ。
 最後の大喧嘩を収めるのが「祝い目出度(めでた)」というのが、異次元的だ。これは博多の
ハレの舞台では、必ず歌われる歌で、山笠や結婚式や宴会で、皆が声を揃えて歌い、そのあと
一本締めで終わる。子供の喧嘩といえども、この絶対的ルールには従わなければならない…と
いうことが分からない人が観たら、「きょとん」のラストだろう。しかし牧歌的で、いい。

 光石研が子役(と言っても16歳だけど)としてデビューした作品だ。六平のビジュアルにぴったり。
松本ちえ子の類子は垢抜けて見える。懐かしの春川ますみの裸はともかく、例の銭湯のあれを
そのままDVD化していたのには驚いた(大丈夫か?) 曽根中生らしく、宮下順子や岡本麗、
伊佐山ひろ子などの色っぽいおねえさん陣が、六平を惑わせる。


 今の観客が観ると、なんともこっ恥ずかしく見える作品だろう。だが、当時少年だった人、
特に九州の人にとっては、郷愁にひたれること間違いなし。




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名優・光石研デビュー作の青春映画

投稿日:2016/04/30 レビュアー:ロキュータス

都道府県ご当地映画レビュー   福岡県

( ネタばれあり)

今や映画やテレビドラマに欠かせない名優・光石研のデビュー作( オーディションに合格して主役デビュー)  初々しい新人の熱気がほほえましい。
2011年8月24日、湯布院映画祭でその光石研と原作者・長谷川法世とともに、ゲストとして監督・曽根中生が登場したときは、忽然と姿を消してから20年以上消息不明だったために話題となりました。

原作漫画はモンキー・パンチ、小池一夫、はるき悦巳、どおくまん、いしいひさいち、そして大友克洋らの作品とともに70年代の黄金期の雑誌・漫画アクションに掲載されていて、ほとんど毎号読んでいた当時がなつかしい。

本作公開は1978年。 翌年には西鉄福岡市内線は廃止され、平和台球場をフランチャイズにしていたライオンズも西武がオーナー企業となって埼玉に移転するから、福岡のある時代の最後の姿を映し出していることになります。

そこに生きる少年たちの少年期の青臭さ、未熟な愚かしさと、まっすぐな純情さが入り混じった様は「まぼろしの青春映画」と呼ばれるように、みずみずしい。
当時はエロは遠かったんだな。 AV以前のロマンポルノ、ピンク映画の時代であり、コンビニやネットで即物的なエロが消費される今と違って、当時の少年たちはエロに妄想とロマンを抱いていたと思います。
これもデビューとなる立花美英というより中村れい子の、色っぽいおねえさんが懐かしい。

ステレオタイプの九州人気質を言えば、酒を酌み交わし、祭りに入れ込んで、けんかする、地縁血縁の濃厚な絆。 そして「ばってん」にしろ「じゃっどん」にしろ、反骨の意志の通し方というのが、わずらわしくも見え、なつかしくも思えます。
これもステレオタイプの男らしさ論を言えば、男は女に立てられて、あるいは女に見栄を張って成り立つものだし、男同士の間で見得を切る、やせがまんをして成り立つものだと思います。

ボーポワールのフェミ二ズムの言を男論に流用すれば、「 男は男に生まれるのではない。 男になるのだ 」と言えそうで、けんかにもスケベにも人間性が出るものだが、本作の主人公・六平のまっすぐさが懐かしくほほえましくて、昭和は遠くなったと思いました。

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