ミヒャエル / ミシェル・フイス
ミヒャエル
/マルクス・シュラインツァー
平均評価点:
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全体の平均評価点: (5点満点)
(6)
解説・ストーリー
マルクス・シュラインツァーの初監督作品。児童誘拐、監禁といったタブーに挑む問題作。ダブリンやフィラデルフィアなど数々の世界映画祭で多数の賞を受賞した。保険会社に勤める35歳のミヒャエルはしがない独身男だが、誰にも言えない隠し事があった。それは、家の中に10歳の少年ウォルフガングを監禁していること。ある日、夜だけ部屋を出ることを許されているミヒャエルが、交通事故に遭い入院することに…。
マルクス・シュラインツァーの初監督作品。児童誘拐、監禁といったタブーに挑む問題作。ダブリンやフィラデルフィアなど数々の世界映画祭で多数の賞を受賞した。保険会社に勤める35歳のミヒャエルはしがない独身男だが、誰にも言えない隠し事があった。それは、家の中に10歳の少年ウォルフガングを監禁していること。ある日、夜だけ部屋を出ることを許されているミヒャエルが、交通事故に遭い入院することに…。
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「ミヒャエル」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
マルクス・シュラインツァーの初監督作品。児童誘拐、監禁といったタブーに挑む問題作。ダブリンやフィラデルフィアなど数々の世界映画祭で多数の賞を受賞した。保険会社に勤める35歳のミヒャエルはしがない独身男だが、誰にも言えない隠し事があった。それは、家の中に10歳の少年ウォルフガングを監禁していること。ある日、夜だけ部屋を出ることを許されているミヒャエルが、交通事故に遭い入院することに…。
「ミヒャエル」 の作品情報
「ミヒャエル」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
ミヒャエルの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
96分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/ステレオ/ドイツ語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
FMDR9493 |
2013年05月02日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
4枚
|
0人
|
0人
|
ミヒャエルの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
96分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/ステレオ/ドイツ語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
FMDR9493 |
2013年05月02日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
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ユーザーレビュー:6件
トラウマ映画
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
近年観た映画の中でも1,2を争うほど恐ろしい映画でした。
観終わってしばらく、呆然自失状態。
ハネケの「ファニーゲーム」を観たときの感覚にも似てるのですが、
「ファニーゲーム」のような暴力シーンが全くないのに、これほど恐ろしいとは。
無機質な天井と蛍光灯の光に照らされた、窓もない地下室に監禁されている少年。
言いくるめられているのでしょうが、せっせと両親への手紙を書き続けますが、
それが両親に届けられることはありません。
タイトルの「ミヒャエル」は、少年の名前ではなく、少年を監禁している男の名前です。
どこからか連れて来た(拉致してきた)少年との暮らし。
ミヒャエルにとっての「日常生活」を綴っているのです。
ミヒャエルは、少年を外に連れ出したりもしているし、
クリスマスには少年とツリーの飾りつけをしたり、プレゼントの交換をしたり。
けれども、少年は逃げ出すことができない。
依存、洗脳、諦め。子供にはどうすることもできません。
ミヒャエルは入院したり、スキー旅行に出かけたり、家を空けることも。
そんなとき、何とかして逃げて!!とそればかり思いながら観ていました。
ミヒャエルは突然事故で死んでしまいます。
少年を苦しめた男の死に、快哉を叫びながらも、
これで少年の存在を知る人がいなくなってしまい、
救出の機会が失われてしまったのかと思うと、泣けてしかたなかったです。
ラストシーン、扉を開けた向こうにどんな光景があるのでしょうか?
このレビューは気に入りましたか?
8人の会員が気に入ったと投稿しています
げげげげ!これは恐ろしい。・・・ソフトハネケ臭がプンプン(汗
これ、後から知ったのですが
マルクス・シュラインツァー 監督って、ハネケ監督作のキャスティング担当で
本作が初の長編監督作。
どおりで、「ソフトハネケ」な香りがするわけですね・・・・・・
ミヒャエルっていうタイトル(と主人公の名前)も狙ったのか偶然なのか・・・(汗
ソフトハネケ臭と書きましたが
けっこうドギツイ映画です。
一見フツーのよき会社員ミヒャエルがとある少年と暮らしているのですが
どうやらその子は実の子ではないらしい。
一体どんな事情があって一緒に暮らしているのかと思うのですが
見ているうちにわかってくる。
「軟禁されている」のです。
殺風景な一軒家の中、
男と2人で暮らしてる。
ですが、少年の寝床は厳重に戸締りされ、頑丈な扉で固く閉ざされ
ミヒャエル以外はあけることが出来ない。
少年は抵抗することもせず、
男と外出するときは黙ってついていき、
ご飯も与えられるものだけ黙って食べる。
少年が病気をしたときは
男は必死に看病するものの、
1人外出して穴を掘り出したのは、もしかして・・・・・!!!???
とぞっとするのです。
病院に連れて行けば軟禁がばれる
死んでしまってもばれる
・・・ってことは・・・・・
もしや・・・・・
ぞぞぞぞぞ・・・・(怖
それでも、このミヒャエルの暗黙のルールの下暮らす少年。
あの扉の向こうで寝ている少年。
そのときミヒャエルに大変なことが起こってしまう。
町の人や会社の人にはよき人(もしくはフツーの人)としての顔があった彼
ですが、そのとき少年はどうなっているんだろう・・・・?
ラストのあのシーンの後には一体どんな光景があったのかと想像するとゾッとします。
音楽もほとんど流れず、8割くらいが男と少年の図。
そして、唐突すぎるラストと、その後の光景を観客にイヤでも想像させる幕切れ。
いやあ・・・・・・キョーレツ、というか不快というか、怖い映画でした。
一度見ていただければ「ハネケ臭」を存分に感じられると思います。
おススメしていいのかわからないけど、興味のある方ぜひ!!!
このレビューは気に入りましたか?
4人の会員が気に入ったと投稿しています
少年監禁犯
投稿日:2013/03/07
レビュアー:よふかし
これは恐ろしい映画でした。
よくわかりませんが、実話が元になっている気配がします。
少年を拉致し、犯し、監禁している男。彼は一見善良な市民で、とてもそんなことをしそうにない会社員です。
彼が長年、何人もの少年にそういうことをしてきたらしいことは、監禁場所である地下室がシステマティックに作られていることです。
また映画は台詞が少ないものの、少年との間にいくつか厳しいルールを決めている感じがあるからです。
台詞が少ないので、彼が何を考えているか分かりません。また、直接的な暴力シーンはほとんどありません。
映画は静かに淡々と進みます。初期のハネケ風と言ってもいいでしょう。
始末に負えない怖さを感じさせるのは、彼がそれなりに少年を大事にしている気配があることです。
もちろんそれは、彼の目線にたっての話で、被害者の少年には絶望しかありません。
この映画を観ているときは、彼が罰せられるように、犯罪が露見するように、少年が助かるように、とばかり考えています。
不快な犯罪を描いて、人間の暗黒、というものを感じさせるのですが、それだけとも言えます。
「それ以上のもの」ではないところが、この映画をの欠点ではないかと思います。
映画的な興奮はついにやってきませんでした。50点。
このレビューは気に入りましたか?
4人の会員が気に入ったと投稿しています
結婚は人生の墓場
「結婚は人生の墓場だ」と言ったのは、ボードレールだったか。(笑)
男は仕事をし、稼いだ金で妻や子供を養う。ごくごく普通のことだ。円満な家庭は、見ていて微笑ましい。
でも、子供も反抗期になると、親のことを平気で「クソジジイ!」だの「クソババァ!」だのと罵倒する。躾を間違えば、もっとヒドいことになるだろう。親の心労は重なるばかり。そのうち、避妊に失敗して、ヘンな一家と姻戚関係を結ぶことになる。
“家”ってヤツは、ひとつの文化だ。結婚は、強制的に家と家が結びつく。いわゆる“第三種接近遭遇”みたいなもの。相互理解には時間がかかる。ましてや、歳をとると価値観が固定化されるから、おいそれとはいかない。
それでも、仕方ないと覚悟を決めると、狙いすましたように妻は熟年離婚を申し立てる。
おかげで、男が定年を迎えた時、安いアパートで独りラーメンをすする日常が待っている。そして、最後は独居老人の孤独死だ。(笑)
子供が娘だった場合は、どうだろうな。……ま、あまり変わりはないか。(笑)
犬ネコも満足に飼えない人間にとって、結婚は“ホラー”だ。逆立ちしても無理。誰かの面倒をみるよりも、自分が介護サービスを受ける算段した方がよさそうだ。世話をして貰う方だな。(笑)
だから、私には本作品の主人公の行動が、理解出来なかった。(まぁ、そうでなくても理解できないわな)
子供を監禁して世話をすることに何のメリットがある? セックスか愛情か支配欲か……。いずれにせよ、代替のきくものばかりだ。膨大な労力をかける価値があるとは思えない。
少年と家族のように暮らすミヒャエルが、何を求めていたのか、分からなかった。妻のようでもあり、息子のようでもある。時には愛人であり、ペットかも知れない。――どうも判然としない。異常犯罪者の心理だから、分からなくて当然か。
ミヒャエルは、規則正しい日常を送っている。夕食のテーブルをセットする様子に、彼の性格や気質が凝縮されており、それはそれは見事な演出と演技と照明とカメラだった。
保険会社で働き、同僚ともそこそこ付き合う。その一方で、少年を監禁し、慰み物として扱う。けれど、少年に対しては衣食住から全て世話をする。まるで過保護な父親みたいだ。死んだ後の準備も怠りないし、実に用意周到。
然も、少年を拉致しようとする時の冷静さや自制心には、驚嘆に値するものがあった。もし、戦争中だったら、彼は機械のように任務をこなす兵士になっていたかも知れない。
そう、時代や世界が違っていたら、彼の性格や気質は歓迎されていたかも知れない。そんな不気味さが、本作品の独特なテイストとなっている。個人主義がトレンドの現代ならばこそのキャラクタだと言える。
固定されたカメラは、ミヒャエルと少年の日常を切り取る。まるで、監視映像を覗き見ているかのような感じだ。
役者の演技か、映像の力か、はたまた観客の猥雑な心を見透かした演出のせいか、静かなくせに目が離せなくなる。
観客は何を見たいのだろうか? アブノーマルなポルノまがいの映像に欲情するか、社会病質者が破滅する姿に自分自身の倫理観を再確認するか……。
私は、何が見たかったのだろう?
御稚児さんではないが、キレイな子供や少年を手許におきたい、はべらせたいという嗜好は、昔からある。禅林を例に持ち出すまでもなく、衆道は、日本ではむしろ高貴な趣味ですらあった。
物語は、あっけなく終焉する。けれど、少年はどうなった? ミヒャエルの母はどう対応する? あの迷いネコが少年の未来を暗示していたならば、結末は見えている。何せ、ミヒャエルの母親なのだから……。
本来の意味とは違うようだが、やっぱり、「結婚は人生の墓場」だな。(笑)
観客を選ぶ作品なのでオススメは致しませんが、演出は見事なので、勉強になります。
このレビューは気に入りましたか?
2人の会員が気に入ったと投稿しています
ミヒャエル役のハゲ男が素晴らしい!
ミヒャエル
この題名は一見普通な本当全て普通な薄ハゲのオッサンの名前です。
しかしこのオッサン家の地下に誘拐した男の子を監禁しています。
この映画のすごい点。
ミヒャエルは子供を監禁しているが食事、テレビ、たまに外出したりしてハタから見たら、普通の親子に見える。この映画の気持ち悪さと怖さがほぼ全編淡々と進む。
何もできない従うしかない子供に感情移入しミヒャエルに憎悪を感じた。
怖かった点。ネタバレ少しあり。
・子供が病気して、看病したりするが、山で穴を掘る所はヤバイ!
・二人の食事中ミヒャエルがいちもつを!
・ラストのミヒャエルの母がドアを!
・新雪スキーであまり感情出さないミヒャエルが!やばい
関心した所。
主人公ミヒャエル役の人がややハゲで、愛想笑いや、社内の立ち振る舞いの微妙さが素晴らしい!子役のこの少しなついてる感じと従わないとやばい恐怖の距離がこれもやっぱり素晴らしい。
伝えたい事が何かは見た人に委ねられる落とし所は映画好きには◯
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1人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
トラウマ映画
投稿日
2013/05/04
レビュアー
パープルローズ
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
近年観た映画の中でも1,2を争うほど恐ろしい映画でした。
観終わってしばらく、呆然自失状態。
ハネケの「ファニーゲーム」を観たときの感覚にも似てるのですが、
「ファニーゲーム」のような暴力シーンが全くないのに、これほど恐ろしいとは。
無機質な天井と蛍光灯の光に照らされた、窓もない地下室に監禁されている少年。
言いくるめられているのでしょうが、せっせと両親への手紙を書き続けますが、
それが両親に届けられることはありません。
タイトルの「ミヒャエル」は、少年の名前ではなく、少年を監禁している男の名前です。
どこからか連れて来た(拉致してきた)少年との暮らし。
ミヒャエルにとっての「日常生活」を綴っているのです。
ミヒャエルは、少年を外に連れ出したりもしているし、
クリスマスには少年とツリーの飾りつけをしたり、プレゼントの交換をしたり。
けれども、少年は逃げ出すことができない。
依存、洗脳、諦め。子供にはどうすることもできません。
ミヒャエルは入院したり、スキー旅行に出かけたり、家を空けることも。
そんなとき、何とかして逃げて!!とそればかり思いながら観ていました。
ミヒャエルは突然事故で死んでしまいます。
少年を苦しめた男の死に、快哉を叫びながらも、
これで少年の存在を知る人がいなくなってしまい、
救出の機会が失われてしまったのかと思うと、泣けてしかたなかったです。
ラストシーン、扉を開けた向こうにどんな光景があるのでしょうか?
げげげげ!これは恐ろしい。・・・ソフトハネケ臭がプンプン(汗
投稿日
2013/05/07
レビュアー
MM3
これ、後から知ったのですが
マルクス・シュラインツァー 監督って、ハネケ監督作のキャスティング担当で
本作が初の長編監督作。
どおりで、「ソフトハネケ」な香りがするわけですね・・・・・・
ミヒャエルっていうタイトル(と主人公の名前)も狙ったのか偶然なのか・・・(汗
ソフトハネケ臭と書きましたが
けっこうドギツイ映画です。
一見フツーのよき会社員ミヒャエルがとある少年と暮らしているのですが
どうやらその子は実の子ではないらしい。
一体どんな事情があって一緒に暮らしているのかと思うのですが
見ているうちにわかってくる。
「軟禁されている」のです。
殺風景な一軒家の中、
男と2人で暮らしてる。
ですが、少年の寝床は厳重に戸締りされ、頑丈な扉で固く閉ざされ
ミヒャエル以外はあけることが出来ない。
少年は抵抗することもせず、
男と外出するときは黙ってついていき、
ご飯も与えられるものだけ黙って食べる。
少年が病気をしたときは
男は必死に看病するものの、
1人外出して穴を掘り出したのは、もしかして・・・・・!!!???
とぞっとするのです。
病院に連れて行けば軟禁がばれる
死んでしまってもばれる
・・・ってことは・・・・・
もしや・・・・・
ぞぞぞぞぞ・・・・(怖
それでも、このミヒャエルの暗黙のルールの下暮らす少年。
あの扉の向こうで寝ている少年。
そのときミヒャエルに大変なことが起こってしまう。
町の人や会社の人にはよき人(もしくはフツーの人)としての顔があった彼
ですが、そのとき少年はどうなっているんだろう・・・・?
ラストのあのシーンの後には一体どんな光景があったのかと想像するとゾッとします。
音楽もほとんど流れず、8割くらいが男と少年の図。
そして、唐突すぎるラストと、その後の光景を観客にイヤでも想像させる幕切れ。
いやあ・・・・・・キョーレツ、というか不快というか、怖い映画でした。
一度見ていただければ「ハネケ臭」を存分に感じられると思います。
おススメしていいのかわからないけど、興味のある方ぜひ!!!
少年監禁犯
投稿日
2013/03/07
レビュアー
よふかし
これは恐ろしい映画でした。
よくわかりませんが、実話が元になっている気配がします。
少年を拉致し、犯し、監禁している男。彼は一見善良な市民で、とてもそんなことをしそうにない会社員です。
彼が長年、何人もの少年にそういうことをしてきたらしいことは、監禁場所である地下室がシステマティックに作られていることです。
また映画は台詞が少ないものの、少年との間にいくつか厳しいルールを決めている感じがあるからです。
台詞が少ないので、彼が何を考えているか分かりません。また、直接的な暴力シーンはほとんどありません。
映画は静かに淡々と進みます。初期のハネケ風と言ってもいいでしょう。
始末に負えない怖さを感じさせるのは、彼がそれなりに少年を大事にしている気配があることです。
もちろんそれは、彼の目線にたっての話で、被害者の少年には絶望しかありません。
この映画を観ているときは、彼が罰せられるように、犯罪が露見するように、少年が助かるように、とばかり考えています。
不快な犯罪を描いて、人間の暗黒、というものを感じさせるのですが、それだけとも言えます。
「それ以上のもの」ではないところが、この映画をの欠点ではないかと思います。
映画的な興奮はついにやってきませんでした。50点。
結婚は人生の墓場
投稿日
2014/09/10
レビュアー
みなさん(退会)
「結婚は人生の墓場だ」と言ったのは、ボードレールだったか。(笑)
男は仕事をし、稼いだ金で妻や子供を養う。ごくごく普通のことだ。円満な家庭は、見ていて微笑ましい。
でも、子供も反抗期になると、親のことを平気で「クソジジイ!」だの「クソババァ!」だのと罵倒する。躾を間違えば、もっとヒドいことになるだろう。親の心労は重なるばかり。そのうち、避妊に失敗して、ヘンな一家と姻戚関係を結ぶことになる。
“家”ってヤツは、ひとつの文化だ。結婚は、強制的に家と家が結びつく。いわゆる“第三種接近遭遇”みたいなもの。相互理解には時間がかかる。ましてや、歳をとると価値観が固定化されるから、おいそれとはいかない。
それでも、仕方ないと覚悟を決めると、狙いすましたように妻は熟年離婚を申し立てる。
おかげで、男が定年を迎えた時、安いアパートで独りラーメンをすする日常が待っている。そして、最後は独居老人の孤独死だ。(笑)
子供が娘だった場合は、どうだろうな。……ま、あまり変わりはないか。(笑)
犬ネコも満足に飼えない人間にとって、結婚は“ホラー”だ。逆立ちしても無理。誰かの面倒をみるよりも、自分が介護サービスを受ける算段した方がよさそうだ。世話をして貰う方だな。(笑)
だから、私には本作品の主人公の行動が、理解出来なかった。(まぁ、そうでなくても理解できないわな)
子供を監禁して世話をすることに何のメリットがある? セックスか愛情か支配欲か……。いずれにせよ、代替のきくものばかりだ。膨大な労力をかける価値があるとは思えない。
少年と家族のように暮らすミヒャエルが、何を求めていたのか、分からなかった。妻のようでもあり、息子のようでもある。時には愛人であり、ペットかも知れない。――どうも判然としない。異常犯罪者の心理だから、分からなくて当然か。
ミヒャエルは、規則正しい日常を送っている。夕食のテーブルをセットする様子に、彼の性格や気質が凝縮されており、それはそれは見事な演出と演技と照明とカメラだった。
保険会社で働き、同僚ともそこそこ付き合う。その一方で、少年を監禁し、慰み物として扱う。けれど、少年に対しては衣食住から全て世話をする。まるで過保護な父親みたいだ。死んだ後の準備も怠りないし、実に用意周到。
然も、少年を拉致しようとする時の冷静さや自制心には、驚嘆に値するものがあった。もし、戦争中だったら、彼は機械のように任務をこなす兵士になっていたかも知れない。
そう、時代や世界が違っていたら、彼の性格や気質は歓迎されていたかも知れない。そんな不気味さが、本作品の独特なテイストとなっている。個人主義がトレンドの現代ならばこそのキャラクタだと言える。
固定されたカメラは、ミヒャエルと少年の日常を切り取る。まるで、監視映像を覗き見ているかのような感じだ。
役者の演技か、映像の力か、はたまた観客の猥雑な心を見透かした演出のせいか、静かなくせに目が離せなくなる。
観客は何を見たいのだろうか? アブノーマルなポルノまがいの映像に欲情するか、社会病質者が破滅する姿に自分自身の倫理観を再確認するか……。
私は、何が見たかったのだろう?
御稚児さんではないが、キレイな子供や少年を手許におきたい、はべらせたいという嗜好は、昔からある。禅林を例に持ち出すまでもなく、衆道は、日本ではむしろ高貴な趣味ですらあった。
物語は、あっけなく終焉する。けれど、少年はどうなった? ミヒャエルの母はどう対応する? あの迷いネコが少年の未来を暗示していたならば、結末は見えている。何せ、ミヒャエルの母親なのだから……。
本来の意味とは違うようだが、やっぱり、「結婚は人生の墓場」だな。(笑)
観客を選ぶ作品なのでオススメは致しませんが、演出は見事なので、勉強になります。
ミヒャエル役のハゲ男が素晴らしい!
投稿日
2015/06/06
レビュアー
ムービードリンク
ミヒャエル
この題名は一見普通な本当全て普通な薄ハゲのオッサンの名前です。
しかしこのオッサン家の地下に誘拐した男の子を監禁しています。
この映画のすごい点。
ミヒャエルは子供を監禁しているが食事、テレビ、たまに外出したりしてハタから見たら、普通の親子に見える。この映画の気持ち悪さと怖さがほぼ全編淡々と進む。
何もできない従うしかない子供に感情移入しミヒャエルに憎悪を感じた。
怖かった点。ネタバレ少しあり。
・子供が病気して、看病したりするが、山で穴を掘る所はヤバイ!
・二人の食事中ミヒャエルがいちもつを!
・ラストのミヒャエルの母がドアを!
・新雪スキーであまり感情出さないミヒャエルが!やばい
関心した所。
主人公ミヒャエル役の人がややハゲで、愛想笑いや、社内の立ち振る舞いの微妙さが素晴らしい!子役のこの少しなついてる感じと従わないとやばい恐怖の距離がこれもやっぱり素晴らしい。
伝えたい事が何かは見た人に委ねられる落とし所は映画好きには◯
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