遥かな町へ

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遥かな町へ / パスカル・グレゴリー

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「遥かな町へ」 の解説・あらすじ・ストーリー

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解説・ストーリー

谷口ジローの漫画を『やわらかい手』のサム・ガルバルスキ監督が映画化したヒューマンドラマ。パリ在住の漫画家、トマ・ヴェルニアは48歳の中年男性。ある時彼はふとしたことから郷里である60年代フランスの田舎町にタイムスリップしてしまう。

「遥かな町へ」 の作品情報

作品情報

製作年: 2010年
製作国: ベルギー/フランス/ドイツ
原題: QUARTIER LOINTAIN

「遥かな町へ」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

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ユーザーレビュー:7件

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1〜 5件 / 全7件

やり直しという夢

投稿日:2015/05/06 レビュアー:まみもぉ

タイムスリップの仕方がいい。夢のような現実の中、なんといっても14歳のトマが美!少年。
彼の友達もネリーは特にかわいい。
気持ちは48歳のまま、今ならとりかえしのつくことをしようとするけど、
それも14歳なりのやり方なのでSFな感じがまるでしなくて、とてもよかった。
戻り方もいい。記憶を持ったまま、父が残した言葉を大人になった息子が実現していく。

忘れていただけの14歳の頃の記憶に眠りながらスリップしただけのような、
人生中盤過ぎた頃ならできるかもしれないタイムスリップと思った。
でも、その頃自分自身のために生きたいと思えないとできないんでしょう。
そういう思いは男性の方が持ちやすいんだろうな。
爽やかな目覚め、寝起きのいい作品でした。


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あの頃の自分の悲しみと向き合う勇気

投稿日:2013/03/25 レビュアー:飛べない魔女

48歳のおじさんが、20年ぶりぐらいで偶然なのか必然だったのか
自分の生まれ育った町に途中下車することになりました。
彼にとってそこは嫌な思い出しかない町。
母を苦しめたという嫌な記憶しかない町。
もはや町はかつての活気もなければ、華やかさも失われ、そこは自分にとっては思い出したくもない町であったのに
突然14歳のころにタイムスリップしてしまいます。
肉体は14歳、こころは48歳のままです。

そう書くと、『セブンティーン・アゲイン』のようながちゃがちゃものかと思えますが
決してそのたぐいではなく、哀愁ただよう男の心の再生の物語です。
48歳ときと、14歳の少年時代のビジュアル的な大きなギャップには唖然ではありまが、
子供の時にみたこと、聞いたこと、感じたこと、
苦しかったこと、
悲しかったこと、
悔しかったこと、
そっくりそれは記憶として彼の中に残っているわけですが、
大人になって改めて同じことを体験すると
当然ながらあの頃理解出来なかったことが理解できる自分を発見するわけです。
色々な大人の事情を見つけるわけです。
あの頃の苦しみの呪縛から放たれたとき
男は家族の大切さ、人の優しさなんかを改めて感じとって、
今を生きていく決意をするわけですね。

なかなか哀愁のある作品ではないでしょうか。
ラスト近くに原作者である谷口ジローさんを発見できますよ。

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日本とフランスのコラボ♪

投稿日:2013/03/06 レビュアー:パンケーキレンズ

鳥取県倉吉を舞台にした谷口ジローの漫画を、フランスに舞台を代えて映画化♪

主人公の中年男性が、自分の故郷にタイムスリップし
自分自身も14歳の少年に戻ってしまう・・・

「父親の失踪」という精神的な痛みをミステリアスに展開しながら
家族とは・・・という核心に徐々に迫ってゆく
静かながらも、丁寧でやさしい作品でした

過去に戻って未来を変える
そんな単純なストーリーではなく
未来を変えることはできなくても
“あの頃”できなかった(気付かなかった)周囲への関わりを
“今の自分”が知ること(理解すること)で
変えられない事実が違った側面を見せ、それが本質であったりもする

母親の死と、行方不明の父親
親がたどった軌跡を追うことで
それが自分のルーツにも繋がって
見た目は少年でも、中身は中年w
だからこそ受け入れられる、どうしようもない運命
そして、そこから解き放たれる、過去の呪縛


少年が見違えるほどの美少年で、それだけで美しかったですが
家族や郷里といったキーワードを入念に拾い上げ
一味違ったタイムスリップものとして、心に染み込んできました♪

親の心子知らず、とは、よく言ったものです・・・

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なかなかよかった!少年の苦しみを大人思考でリプレイ。

投稿日:2013/04/23 レビュアー:MM3

原作者谷川ジローさんはよく知りませんが漫画家さんで
そのマンガがフランスで映画化されたとのこと。

監督は「やわらかい手」のサム・ガルバルスキ監督です。

一言でいうとタイムスリップものです、この映画。

しかし、そこにタイムスリップしてワクワクドキドキとか
いろんなことを検証するような物語ではありません。

48歳の叔父さんがふるさとを訪れたさいに、
めまいを起こし、気づいたら14歳になっていた、と。

自分が14歳になっただけではなく、
周囲も自分が14歳の頃の状況に戻ってる。
要するにタイムスリップ。

自分の意志は48歳のまま、
それ以外は全部14歳の頃に戻ってしまったのだ。

そこで起こる些細なことから、
母親のこと父親のこと
嫌な思い出、
苦しい思い出

それをすべて48歳の思考で再度経験するのです。

当時は理解不能だった、父の行動
子供には見せなかった父の素顔

この主人公は、どれも、大人の目線で見ているわけで、
14歳の自分の気持ちより
父親の気持ちや事情を察することができるのです。

それゆえ、また当時とは違った苦しみに悩まされる。

これは・・・・そうだよね・・・・

苦しいですな。

わかりたくないけど、わかってしまう大人の事情。

それを止められない14歳の自分(なかみは48歳でもね・・・)

これは、ありがちなタイムスリップものとはちがい
静かであり、ほとんど無駄な描写もなく、シンプル。

ですが、このなにもできない無力感、ジレンマ、焦燥感。

その後に何が起こるか知っているだけに余計に。

父と母のあの時の気持ちや考えを大人目線で観た主人公は
区切りをつけて前を向いていくことができるのだろう。

爽やかで切ない、ちょっと苦しい、尺もさほどなく、イイ感じの1本でした。

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ノスタルジックでフランスの片田舎が美しい ネタバレ

投稿日:2015/09/21 レビュアー:土豆

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自分は漫画には疎いですが、バンド・デシネってフランスの漫画の事らしく、
作者の谷口ジロー氏がその影響を大きく受けているとの事で、フランスでの知名度が非常に高い事から、
映画化の運びとなったらしいです。
原作は未見なのですが、非常にノスタルジックでフランスの片田舎にあった物語だと思います。

生物学的に言えば雄は子育てをせずに、新たな繁殖相手を探して家族から離れる傾向があるらしいですが、主人公の父親は幸せそうな家庭を持ちながら、常に孤独を抱えている。
一人の男として、自分の気持ちを押し殺して生活をしていたが、友人の女性の死を機に感情を抑えきれずに、
結局、家族を捨てて家を飛び出してしまう。
それまでの家族に対する疎遠な態度は、いつの日かこうなる事を見越しての思いの故なのか...。
無責任と言えば無責任なのだか、気持ちは分からなくも無い...。

誰しもが人生の中で、もう一度やり直したいや、もう一度良かった頃に戻りたい思いがあると思うが、
彼にとって、人生の中で一番大きな出来事である父の失踪直前の数日間へ、現在の意識のまま14歳に戻って、当時を追体験する。
これがタイムスリップなのか、夢を見ていたのか、何らかの神秘体験なのか分からないが、父親と同じ年齢の今、
改めてもう一度、考え直す事になる。
なので、SF的な描写では無く、彼の思いを夢として体験している様な描き方である。

当時は高嶺の花だった彼女とも、上手く付き合ったりして、人生として最高に楽しい時期をやり直せる事になるのだが、
彼自身が非常にストイックなのと、目前に控えている父親失踪の日が刻々と近づいて来るに従って、恋も暗礁に...。
「もっと、父親と話しておけばよかった」とかの自責の思いを、やり直す様に、家族に接する主人公。
結局、未来を変える事は出来なかったが、この経験を経て、彼は父親を少し理解したのかも知れない。
ちょっぴりしんみりして、温かみが残る作品でした。

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やり直しという夢

投稿日

2015/05/06

レビュアー

まみもぉ

タイムスリップの仕方がいい。夢のような現実の中、なんといっても14歳のトマが美!少年。
彼の友達もネリーは特にかわいい。
気持ちは48歳のまま、今ならとりかえしのつくことをしようとするけど、
それも14歳なりのやり方なのでSFな感じがまるでしなくて、とてもよかった。
戻り方もいい。記憶を持ったまま、父が残した言葉を大人になった息子が実現していく。

忘れていただけの14歳の頃の記憶に眠りながらスリップしただけのような、
人生中盤過ぎた頃ならできるかもしれないタイムスリップと思った。
でも、その頃自分自身のために生きたいと思えないとできないんでしょう。
そういう思いは男性の方が持ちやすいんだろうな。
爽やかな目覚め、寝起きのいい作品でした。


あの頃の自分の悲しみと向き合う勇気

投稿日

2013/03/25

レビュアー

飛べない魔女

48歳のおじさんが、20年ぶりぐらいで偶然なのか必然だったのか
自分の生まれ育った町に途中下車することになりました。
彼にとってそこは嫌な思い出しかない町。
母を苦しめたという嫌な記憶しかない町。
もはや町はかつての活気もなければ、華やかさも失われ、そこは自分にとっては思い出したくもない町であったのに
突然14歳のころにタイムスリップしてしまいます。
肉体は14歳、こころは48歳のままです。

そう書くと、『セブンティーン・アゲイン』のようながちゃがちゃものかと思えますが
決してそのたぐいではなく、哀愁ただよう男の心の再生の物語です。
48歳ときと、14歳の少年時代のビジュアル的な大きなギャップには唖然ではありまが、
子供の時にみたこと、聞いたこと、感じたこと、
苦しかったこと、
悲しかったこと、
悔しかったこと、
そっくりそれは記憶として彼の中に残っているわけですが、
大人になって改めて同じことを体験すると
当然ながらあの頃理解出来なかったことが理解できる自分を発見するわけです。
色々な大人の事情を見つけるわけです。
あの頃の苦しみの呪縛から放たれたとき
男は家族の大切さ、人の優しさなんかを改めて感じとって、
今を生きていく決意をするわけですね。

なかなか哀愁のある作品ではないでしょうか。
ラスト近くに原作者である谷口ジローさんを発見できますよ。

日本とフランスのコラボ♪

投稿日

2013/03/06

レビュアー

パンケーキレンズ

鳥取県倉吉を舞台にした谷口ジローの漫画を、フランスに舞台を代えて映画化♪

主人公の中年男性が、自分の故郷にタイムスリップし
自分自身も14歳の少年に戻ってしまう・・・

「父親の失踪」という精神的な痛みをミステリアスに展開しながら
家族とは・・・という核心に徐々に迫ってゆく
静かながらも、丁寧でやさしい作品でした

過去に戻って未来を変える
そんな単純なストーリーではなく
未来を変えることはできなくても
“あの頃”できなかった(気付かなかった)周囲への関わりを
“今の自分”が知ること(理解すること)で
変えられない事実が違った側面を見せ、それが本質であったりもする

母親の死と、行方不明の父親
親がたどった軌跡を追うことで
それが自分のルーツにも繋がって
見た目は少年でも、中身は中年w
だからこそ受け入れられる、どうしようもない運命
そして、そこから解き放たれる、過去の呪縛


少年が見違えるほどの美少年で、それだけで美しかったですが
家族や郷里といったキーワードを入念に拾い上げ
一味違ったタイムスリップものとして、心に染み込んできました♪

親の心子知らず、とは、よく言ったものです・・・

なかなかよかった!少年の苦しみを大人思考でリプレイ。

投稿日

2013/04/23

レビュアー

MM3

原作者谷川ジローさんはよく知りませんが漫画家さんで
そのマンガがフランスで映画化されたとのこと。

監督は「やわらかい手」のサム・ガルバルスキ監督です。

一言でいうとタイムスリップものです、この映画。

しかし、そこにタイムスリップしてワクワクドキドキとか
いろんなことを検証するような物語ではありません。

48歳の叔父さんがふるさとを訪れたさいに、
めまいを起こし、気づいたら14歳になっていた、と。

自分が14歳になっただけではなく、
周囲も自分が14歳の頃の状況に戻ってる。
要するにタイムスリップ。

自分の意志は48歳のまま、
それ以外は全部14歳の頃に戻ってしまったのだ。

そこで起こる些細なことから、
母親のこと父親のこと
嫌な思い出、
苦しい思い出

それをすべて48歳の思考で再度経験するのです。

当時は理解不能だった、父の行動
子供には見せなかった父の素顔

この主人公は、どれも、大人の目線で見ているわけで、
14歳の自分の気持ちより
父親の気持ちや事情を察することができるのです。

それゆえ、また当時とは違った苦しみに悩まされる。

これは・・・・そうだよね・・・・

苦しいですな。

わかりたくないけど、わかってしまう大人の事情。

それを止められない14歳の自分(なかみは48歳でもね・・・)

これは、ありがちなタイムスリップものとはちがい
静かであり、ほとんど無駄な描写もなく、シンプル。

ですが、このなにもできない無力感、ジレンマ、焦燥感。

その後に何が起こるか知っているだけに余計に。

父と母のあの時の気持ちや考えを大人目線で観た主人公は
区切りをつけて前を向いていくことができるのだろう。

爽やかで切ない、ちょっと苦しい、尺もさほどなく、イイ感じの1本でした。

ノスタルジックでフランスの片田舎が美しい

投稿日

2015/09/21

レビュアー

土豆

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自分は漫画には疎いですが、バンド・デシネってフランスの漫画の事らしく、
作者の谷口ジロー氏がその影響を大きく受けているとの事で、フランスでの知名度が非常に高い事から、
映画化の運びとなったらしいです。
原作は未見なのですが、非常にノスタルジックでフランスの片田舎にあった物語だと思います。

生物学的に言えば雄は子育てをせずに、新たな繁殖相手を探して家族から離れる傾向があるらしいですが、主人公の父親は幸せそうな家庭を持ちながら、常に孤独を抱えている。
一人の男として、自分の気持ちを押し殺して生活をしていたが、友人の女性の死を機に感情を抑えきれずに、
結局、家族を捨てて家を飛び出してしまう。
それまでの家族に対する疎遠な態度は、いつの日かこうなる事を見越しての思いの故なのか...。
無責任と言えば無責任なのだか、気持ちは分からなくも無い...。

誰しもが人生の中で、もう一度やり直したいや、もう一度良かった頃に戻りたい思いがあると思うが、
彼にとって、人生の中で一番大きな出来事である父の失踪直前の数日間へ、現在の意識のまま14歳に戻って、当時を追体験する。
これがタイムスリップなのか、夢を見ていたのか、何らかの神秘体験なのか分からないが、父親と同じ年齢の今、
改めてもう一度、考え直す事になる。
なので、SF的な描写では無く、彼の思いを夢として体験している様な描き方である。

当時は高嶺の花だった彼女とも、上手く付き合ったりして、人生として最高に楽しい時期をやり直せる事になるのだが、
彼自身が非常にストイックなのと、目前に控えている父親失踪の日が刻々と近づいて来るに従って、恋も暗礁に...。
「もっと、父親と話しておけばよかった」とかの自責の思いを、やり直す様に、家族に接する主人公。
結局、未来を変える事は出来なかったが、この経験を経て、彼は父親を少し理解したのかも知れない。
ちょっぴりしんみりして、温かみが残る作品でした。

1〜 5件 / 全7件