烏鵲橋の兄弟たち

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

チュウォンさんとユイちゃん目当てで見始めたんですが４兄弟の個性溢れるキャラとそれぞれの恋物語に嵌ってしまいました。
その代表ともいえるのがテヒとジャウンの切なくも胸が痛くなる愛です。
このドラマの紅一点であるユイさんは始めてのドラマ主演を勤めあげました。
鰻上りの視聴率に支えられ、彼女が演じるジャウンの素直で可愛らしい人柄は見る人たちの心をつかんだと思います。
でも最初はかなりの暴れん坊ぶりも披露し、怒りにまかせて警察署や農園で大暴れするジャウンは凄かったですね〜

農園の持ち主が父であるという覚書を失くしてしまって途方にくれたり、最愛の父の失踪、不正受験者というレッテルを貼られ、このころのジャウンは不運が一斉に襲ってきました。
たった一人で不安と戦っているジャウンに救いの手を差し伸べたのはテヒでした。
刑事ならではの人並み以上の正義感、頑固で無愛想、だけど刑事としては優秀みたい。
甘ったるくて不正を働く者、怠けてる奴が許せない彼。
たまに活火山のように爆発します（笑）

けれどこの物語でテヒの涙に何度泣かされたことでしょう。
実の父は昔、交通事故により亡くなり、父の兄弟のもとで一緒に育てられたテヒ。
心の奥の深い所で誰にも見せることのない孤独といつも隣り合わせでした。
祖母の深い愛情で育てられはしましたが寂しさを埋める事はできなかった。
兄弟として同じ家で住む彼らとどこか一線を引いてる所も垣間見れ、それを感じるたびに私は彼の心情を察し、ウルウルしてしまうのです。
母への慕情、孤独感そんな寂しさをずっと胸に抱いて苦しかったと泣き叫ぶシーンは凄かった。
テヒは普段我慢してるせいか、何度も見せる爆発シーンは号泣ものばかり！！
こういう寂しさってこたえますよね。
でも彼の心のそういう隙間にジャウンは見事にスポッと入ってしまいます。
テヒはジャウンによって笑顔も増え、癒されて愛し、愛される喜びを知るのです。

心に残る好きなシーンはジャウンがテヒのネクタイを結んであげるシーン。。。
照れ合う二人の鼓動がこちらまで感じられるようでした。
恋愛中はほんとに可愛らしさ全開のジャウン。
最初は苦労知らずで傲慢な女子大生かとも思われましたが彼女の育ってきた環境を知ると少なからず同情もしてしまいます。
３人の継母とともに過ごしてきた人生、母の愛情をどれだけ強く欲していたのかはドラマを観ていくと胸に突き刺さるほどでしたよね〜

キム・ジャオクさん演じるパク・ポクチャとの心のつながりは胸にジンジンきました。
これも涙涙のツボ。。。
そしてーーー最高潮の幸せの二人に訪れる、愛することも許されない現実。
すべての反対を押し切って愛を貫こうとします、最終話までのふたりはずっと辛くて可哀想でたまらなかったです。

でもテヒの刑事の嗅覚と真実を付きとめようとする執着が運命を切り開いていきます。
このドラマがこれほど盛り上がったのはテヒとジャウンカップルがいたからこそ。。。
みんなに愛されたふたりを楽しんでください〜
ドラマが終わってからもその余韻が無くならずしばらくは烏鵲橋の兄弟たちモードでした。

評価見ると今現在で星３つもないんですね。
私とは随分温度差がありますが、個人的甘い甘いレビューなので寛容な目で読んでくださいね。
なので、一度では書ききれないので、カップル毎にレビュー書きます。お許しを♪

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

　今が旬の「チュオン」＆「ユイ」のカップルの恋の行方にヤキモキ。
ほかの兄弟たちの恋愛にもハラハラさせられ、終盤土地の所有に関してはちょっと首をかしげる面もありましたが、面白かったです。
有名なホームドラマ「頑張れクムスン」で一筋縄ではいかない義母役だった「キム・ジャオク」（小柄で色白なキレイなオバサンです）が、やっぱりクセモノだけど心が温かい母親役をやっています。
期待しすぎず「そこそこ面白いかも」と思ってご覧になれば、きっと満足できるでしょう。

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

次男テボム、兄弟の中で一番優秀。
IBC放送局記者としてエリートぶりを発揮しています。
特ダネを獲得するためには手段を選ばない強引さがたまにキズ。
プライドもかなり高く、上司のチャ・スヨンとはどうも相性が悪いようで。。。

でもややこしいのが、スヨンが彼のことを好きだということ。一緒に飲んだ酒の席で盛り上がり、一夜を共にしてしまいます。
そしてスヨンは妊娠してしまうのです。
その責任をとってとスヨンは結婚を強要しますが、テボムは絶対的に結婚なんて考えられない。
会うたびに衝突し、ヒステリックにわめき叫ぶスヨンにはかなりドン引きでした。
けれど、スヨンが子供のできにくい体であり、妊娠したのが奇跡であるのだと知ると感情も揺れます。
女性として子供ができない体であるということの精神的な重圧は半端じゃないと思うから。。。
できないのと作らないのでは雲泥の差です。
そんな彼女が妊娠した・・・

スヨンは申し訳ないと心で思ってても、産みたい！と思わずにいられない。
だけど、スヨンは過剰な溺愛をするあの母親に育てられ、勉強や仕事はできるけど、ひととしては幼稚で思慮も浅く、おとなになりきれていません。
苦労して自分の夢を諦めて家族を支え、辛い恋を経験したテボムの足元にも及ばない。
このころのスヨンはすべて自分自分、自分の事を考えるのが精一杯でしたからね。
けれどやはりテボムにも落ち度があり、責任をとって結婚するのは、テボムの父チャンシク世代では世間一般の常識でしょう
愛してはいない女性との結婚は墓場どころではないはず。
ふたりは親に内緒で一年一緒に暮らしてダメだったら別れるという条件のもと、結婚に同意、一緒に暮らし始めますがまた、これがテボムにとっては針のむしろです。
価値観の相違は義母との距離をどんどん遠ざけていくのです。

そんな二人の前にテボムの忘れられない元恋人が現れ、揺れるテボムにスヨンの胸の痛みは極限にまで達してしまいます。
この時の身重のスヨンはとっても可哀想で可哀想で（涙）
別れの時のスヨンのことばはテボムの心を突き刺したことでしょうね。
今までよく耐えてきたよスヨン。

しかし、ここで情勢が逆転、テボムとスヨンがラブラブモードに突入します。
あ〜やっと本来の可愛いスヨンに元通り。
働く女性として、家事に合理的な考えのスヨンには笑わせられますね。
あの料理の苦手ぶりも可愛く感じられてきます。

今だから笑える、強靭なスヨンの母は強烈でした。
でもある事がきっかけで、鉄のよろいがはがれた時のお母さん、可愛かったわ〜
テボムにあてる手紙に泣かされます。
正直に胸の内をさらけ出すのは難しいけど心の壁を取り除いた時、スヨン家族も本当の家族になれたようです。

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

長男っていうのはいつも不器用です。
親の多大な期待を小さい時からかけられて長男だから。。。といつも言われる。
できる弟と比較されたりもして、未だに独身、肩身も狭い。
そんなテシク（チョン・ウンイン）に美しくて若い恋人ができます。
天にも昇る気持ちにホントに飛んで行っちゃいそう・・・

しかし、天国から真っ逆さまに落とされる事件が彼の身に振りかかります。
あれは若かりし頃の恋人、アンジェリカ・・・フィリピンでの元恋人からの突然の連絡。
私たちふたりの子供を預かってほしいとの耳を疑うような言葉にうろたえるのは、子供がいることさえも知らなかったテシクです。
アンジェリカは彼に黙って出産していたのでした。
その子、グクスがテシクを尋ねてやってくると言う・・・
すぐそこまで、幸せな人生が来ているというのに、という自分だけの思いだけで彼はグクスを認められなかった。

それをいろいろ面倒見てくれるのはテシクの幼馴染ミスク。
ミスクはテシクに好意を持っていて、あれやこれやと手助けしてくれるしっかり者。
実の娘のように死んだ姉の子ハナを育ててる情の深い女性でもあります。
グクス役のパク・ヒゴン君。。。
ちょっとFTのホンギ君にそっくりです（笑）
いつもながらチョン・ウンインさんには吹き出してしまいましたが今回はミスク役のチョン・ミソンさんが可愛らしかった。
娘ハナへのプレゼントなのに自分のだと思い込み、素直に喜んで無理やりカチューシャをつける彼女には爆笑です。
テシクのどこがそんなにいいのか、と思いますが母性本能が強くて、こんな頼りない人、ほおっちゃおけないんでしょうか。
テシクのギターの弾き語りでのあのプロポーズに感動しちゃうのはきっとミスクだけでしょう。。。
私は笑いをこらえるのに必死でした。

そういえば、ヨン・ウジンさんもピアノの弾き語りで愛を告白してたけど、あんまり上手くなかったのがちょっと残念でした。
身の丈にあった幸せに気づいたテシク、これでやっと幸せになれそうですね・・・

事があるとみんな集まって酒を酌み交わすのも仲の良い彼らならでは。。。
いろんな話し合いがされましたよねーそんなシーンも好きでした。
そして、このドラマで素敵なおっかさんぶりを演じられた４兄弟の母ボクチャ、キム・ジャオクさん。
最終的にこの物語は母親賛歌の物語だったと思います。
この宝石のような息子達を育て上げた母。
他人ではあったけど、切っても切れない縁をもつジャウンにも母の愛情を分け与えた深い愛情の持ち主です。
何とかなるさの父さん、チャンシクにずっと苦労させられてきたけど自分をかえりみず、日々の食事の支度、農園の作業まで毎日毎日あくせく走り続けてきました。
苦労のかいあってか、４兄弟は素晴らしい息子たちです。
何気ない毎日の食卓のなかに込められた愛情の深さ。
それだけみても母の愛をとっても感じました。
子供が健康でりっぱに育ったのは母が毎日作ってくれた食事のおかげだというセリフがありましたが私もそのとおりだと思います。

料理は手をかける事も手を抜く事もできますが私もそれに母の愛を感じるのです。
いいドラマでした〜
いろんなシーンが思い出されます。お薦めの長編ホームドラマです♪

今回、書き忘れのテヒの兄役のソグォンさんのエピソードもとっても良かったですよ！！

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

さてマンネらしいマンネ、テピル。
末っ子らしい人懐っこさと明るさをあわせもち、おまけに甘え上手！
最後まで母の味方をするところは、可愛がられて育てられたのだと思わせられます。
けれど、昔はなかなかの行動力で家を飛び出し、母を心配ばかりさせてきました。
家を離れて生活したことで、彼なりの苦労も経験していち早く人生の厳しさも知ってるし、考えが甘い長男テシクよりずっとずっとしっかりしてると思います。

チュウォンさん目当ての視聴もだんだんヨジンさんのテピルキャラが可愛く思え、それに男気もあって頼もしかった。
トークでも弁舌爽やか、話上手ですよね。
兄たちが頑固ぶりを発揮しても、マンネは常に柔軟な考え方をもつ。
豊富な恋愛経験から長男テシクの恋愛指南をしたり、テピルとジャウンの恋をいち早く気づいたのも彼。
自分の容姿も申し分ない、女性が自分に落ちないわけないと思ってる彼が
本気の恋に落ちたのがまさか、バツイチおばさんナム・ヨウルとは。。。

両家の反対を受けても、自分の意思を貫き通す所もカッコ良かったよね。
父の言葉で意を決してヨウルから離れる決意をするのもなかなかのものでした。
もっと大人になって帰ってきたら、４兄弟一のいい男になって戻ってくるんじゃないかと期待させられるテピルでした。