夜明けのゾンビ

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＄３０万で製作された「ホラー・ドラマ」

南北戦争中にゾンビが発生。（ゾンビは結構キモい）
家族が死んで独り身になった男が旅の道中に出会った仲間と共に残酷な集団に立ち向かう話。
って、ゾンビとは闘わないぃ・・＾＾のろのろゾンビは簡単に殺せるので脅威ではない。

ゾンビは客寄せの道具で実は人間同士の争いを「ナレーション」で紹介するみたいなドラマ。
テンポが遅い。家族の死をいつまでも受け入れない演技がウツみたい。

何んとなくカンフー・ドラマに良くあるパターンに思えた。
例えば、哀しき男が仲間と出会い敵にヤラれて重傷を負うが山で仙人みたいな人に助けられ
そこで暫く療養し元気が出た所で悲劇が起きて怒りに任せて仲間を救いに敵陣に乗り込む・・を
ナレーション付きで大自然の中でゆ〜ったり描くみたいなパターン＾＾

そんな東洋風味に外人が仕立てたので趣のある「人間ドラマ」ではあった。けどオモロ味には欠ける。。。

南北戦争期のアメリカにゾンビ大量発生。
当時の銃とオールドスタイルのノロノロゾンビの相性が良いですが、
見通しの良い広大な遠距離射撃が可能な地の利にノロノロゾンビでは緊迫感に欠けます。
また、ゾンビの為の初歩的なトラップとその使われ方にも、”おいおい”と空いた口が塞がらない気分にもなります。
（面白いとも感じてしまいましたが。。。）

ゾンビの発生原因に『死霊のはらわた』の香り。
（この設定で免疫云々、設定大丈夫か？）

南軍の残党が地下に基地を築き、ゾンビを使った軍事実験を行う設定に『死霊のえじき』の香り。
（ビル・モーズリイを配しているのに迫力不足なのが残念）

そこで研究を進めるマッドサイエンティストに『死霊のしたたり』の香り。　←とはならず。
狂気が足りないのです！
常識人なのです！

いくら”ゾンビ”ではなく”主人公の苦悩、人間の狂気”が作品の主軸だとしても、悪役が弱すぎます。
3作品まで継承された『死霊のしたたり』のジェフリー・コムズを連れてこ〜い！

家族を失った主人公の苦悩も、結末見るとちょっとねぇ。。。(・・。)ゞ
まぁ、ジョーダン・ヘイズの美貌に免じて評価はこのぐらいに★★☆。

メイキングの中で低予算で製作されたと言ってます。観れば一目でソレは理解できます。言われなくても・・・。。。（トホッ）
そこで気になったのが低予算の言葉。一体、低予算とはいくらまで（金額）を低予算というのか？・・・疑問です。
できることなら、製作年・製作国に付け加え、製作費なるものを記して欲しいですねぇ。そうすることで、レンタルする際の検討に重宝するだろうし、又、製作費で作品を比較するのも楽しいと思うのですけどね。

さて、本作は低予算ながら収録時間が１１３分と長いです。
正直、ゾンビの恐怖は感じられません。ただひたすらに、淡々と、粛々と、都合よくストーリーが進行します。
低予算ですから“登場人物”にも制限があるようです。多ければいいとは限りませんが、少ないのもどうかと思います。
低予算ですから“撮影”にも制限があるようです。派手さがいいとは限りませんが、地味なのもどうかと思います。
低予算ですから“セット”にも制限があるようです。金をかければいいとは限りませんが、チープなのもどうかと思います。
低予算ですから“滝”にも制限があるようです。壮大な滝がいいとは限りませんが、マイナスイオンが感じられない滝もどうかと思います。

低予算ながら、アニメを入れたり、ダイアリーをチャプターに使用するなどのパクリ・・・いや、いや、アイデアは良いよ。
良いものはどんどん他の作品から盗まなきゃね。。。（冷汗）

でも結局は、低予算のゾンビ作品だったなぁ〜。。。（ペコリ）

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ゾンビ・ホラー。ストーリーは、ゆっくりと進みますが、絶え間なく2人・3人・4人・・と、ノロノロゾンビが現れます。

南北戦争の終期ゾンビが大発生した。主人公エドワードはゾンビ化した妻をやむなく撃ち殺す。息子は行方がわからない。そんな中、ゾンビと化した隣人などが襲って来る。
ゾンビを撃ち殺す毎日が続き、思いついたのが日記を書くことでした。この物語は、エドワードが家族を失った第1章から7章そして終章までの日記をもとに描かれて行きます。

序章「南北戦争」
南北戦争終期ゾンビが大発生した。
第1章「人間性の喪失」
エドワードは妻を失い。11歳の息子の行方がわからないまま、ゾンビが大量発生したことで日記を書き始める。まずゾンビを殺すノウハウを実践から学び書きとめる。
その後、息子を探そうと愛馬と家を出る。引っ切り無しに現われるゾンビを撃ち殺しながら・・・。途中でゾンビ化した息子と出会い、苦渋の決断をします。
いっそ自殺しようと銃口を自分に向けるエドワードだが・・・。気を取り直し愛馬と一緒に歩き出すが、愛馬も・・・。
第2章「アイザック」
妹を探しているアイザックに出会う。気が合い行動を共にする。
第3章「南軍の残党」
将軍とその一味が潜んでいることを聞く。人間を誘拐しているらしい。アイザックの居ぬ間にエドワードが捕まってしまう。
第4章「イヴ」
誘拐された者の中にアイザックの妹がいた。エドワードを助けに来たアイザックと妹が涙の再会を果たす。
そして、魔女と呼ばれるイヴの家にお世話になる3人。
第5章「免疫」　第6章「選ばれし者」　第7章「報復」　終章「ゾンビの日記」と続きます。

ゆっくりと静かに進んで行くので森の中の風景やゾンビたちはよく見ることが出来ますが、イライラする方も多いのではないかと思います。
でも、映像も良かったし、俳優さんもまあまあ素敵だったので、それを踏まえてご覧になれば、きっと面白いと感動なさるかも知れません。
因みに、私はもう少し時間を短縮して欲しかったと思いました。でも、普通に面白かったです。

アメリカでゾンビが発生し、人類に危機が迫る。
そんな中、ヤング家に伝わる南北戦争当時に書かれた日記が発見された。
綴られていたのは、エドワード・ヤングの手によるゾンビの記録…

1865年テネシー州、兵士・エドワードは、銃弾を浴びても死なない南軍兵に遭遇する。
6年後、エドワードはゾンビ化した妻子をやむなく殺害した。
エドワードは「滝を見に連れて行く」という息子との約束を果たすため、
彼の遺灰を胸に旅立った。
エドワードは、南軍の残党に妹・エマを拉致されたと訴える男・アイザックと出会い、
彼に手を貸すことにする。

昔ながらのゾンビさんなので戦闘能力は低く、ハラハラすることはありません。
意外だったのは、ゾンビの発生原因が「古代の巻物」によるオカルト由来だったこと。
鎮める方法も書いとけよｗ

現代のゾンビ禍についての描写はなく、エドワードの回想で構成されている。
日記の中にゾンビ殲滅の有効な方法が描かれているのかと思ったが違う。
エドワードが抱く家族への鎮魂の思い、彼の再生の旅という趣。
何かこう、生き方の指針というか、人生訓を拝聴して終わりました…
「勇敢であれ」「自然に還れ」など、ためになるお言葉が胸に沁みます…
現代人へのメッセージでしょうか。涙…

低予算なのか、ゾンビとの戦闘をアニメで描くシーンが見られますが、悪くなかったです。
森や滝、水辺の風景も美しいです。
終盤、エマを拉致した南軍の残党に戦いを挑むエドワード。
彼の対抗策を見て「進撃の巨人」を思い出しました。