新・三バカ大将　ザ・ムービー

アメリカで昔、短編映画をテレビ向けに編集した「三ばか大将」が大人気で、それをリメイクしたのが本作。
「この手のコメディ、温度差があって笑えないのでは？」と思っていたけれど、意外に面白かったです。

テンポが速くて、最初、間違って倍速再生してるのかと思いました^^;
コミカルな動きだけではなく、言葉遊びもあり、けっこう笑えます。
３バカ大将の３人もユニークで息がぴったりで楽しいのですが、どう見ても男に見えるシスターや、
ボン♪キュッ♪ボンのすばらしいプロポーションの悪女など、脇キャラも魅力的。

トンカチで頭を叩くと独特の効果音が出ますが、それはオリジナルの時の音と同じだとか。
ラスト、「良い子はマネしないでね」の注意も、文字だけでなく実演して見せているのも楽しい♪

オリジナルを知らなくたって大丈夫だし、老若男女問わず、かるーく楽しめるコメディだったと思います。

最初から超ハイテンションでぶっ飛ばすのであっという間に時間が過ぎました

とにかくバカバカしいｗｗｗｗｗ
余計な事を考えずに、見るのが良いでしょう。
笑ってストレスを発散しましょう。

最後の最後までキャラクターが崩れず、ノンストップで笑いを提供しています。

実はモデルのケイト・アプトン目当てで借りたのですが、最初と最後にチョロって出てきただけでした。
そこは私的に残念でしたが、作品はとっても面白かったです。

アメリカンコメディが好きな人には超おすすめです。

邦題に騙されるな！
ジャケ写に惑わされるな！
と、自分に言い聞かせて早速観ましたｗファレリー兄弟の新作♪

はい！
最後の最後まで、教科書の１ページ目（だけ）を完全網羅(爆)
走る、落ちる、濡れるのオンパレード
リメイク（復刻？）だから仕方ないか
っていうか・・・
え゛ーーー！ファレリー兄弟、終わっちゃったの！？（しょんぼり・・・）

良く言えば王道
悪く言えば古臭いｗ
でも、ちゃんとコメディとしての構図はきっちりしてるんですよ
落下物の扱いとか♪
何がダメって、初期のマリオのような安っぽい効果音が
ぜんぜんノれませんでした・・・

４０年代にくらいにアメリカで一世風靡したコメディってことで
効果音や、ボケの数々や、演出なんかは
当時のものを踏襲しているのだと思うのですが
如何せん、「三バカ大将」の存在すら知らなかった私としては
しんどいコメディでしたｗ

次作に期待！ファレリー兄弟！！

これ大好き！
計算し尽くされた身体芸で笑わせてくれるスラップスティック・コメディ。
とにかく何もかもがバカバカしいったらありゃしない。
個人的にはおかっぱ頭のモーが驚いた時に発する「ぬぅあぁあぁぁ」って声がツボで
あれを聞く度にウププっと笑ってしまった。
感性が５歳児だよな、自分（苦笑）。

くっだらないけどストーリーが意外なほどしっかりしているのは、
さすがファレリー兄弟と思う。
３人が孤児院にやってきて大人になるまでの一幕目で
それぞれのキャラとその後の伏線がきっちり描き込まれて、
スタートダッシュは快調。これがかなりのスピード感なんだけど
２幕目以後も全くダレることなく、テンポが持続・・・いや加速。
孤児院閉鎖の危機を救うために大金を稼ごうと奮闘する３人が
とある殺人謀議に巻き込まれ、予期せぬ事態にハマりこんでいく。
あちこちで騒動を起こす様子がホントに可笑しいのだけど、
特にモーがテレビ出演を果たす下りは、その「きっかけ」からして出色。
こういう「ひょうたんから駒」的エピソード、好きだなぁ。

なにしろ、３人のノー天気ぶりは見ていて癒される（笑）。
大いなる勘違いと根拠のない自信でもってズンズン突き進む
その勇姿には励まされます。ウジウジ悩んでばっかりのＡ型の自分は。
そうね、これって動物を見る楽しさと一緒かも（笑）。
おかしな生き物「３バカ大将」は、その生態が異様すぎて、
もう、見てるだけで笑えるのでした。


＜追記＞
エンドクレジットで流れるソウルフルな楽曲がめちゃくちゃカッコイイ！
歌っているのは主役の３人と、なんと「ドリームガールズ」（2006）の
ジェニファー・ハドソン！

三馬鹿大将と聞いても６０代か５０代のテレビ好きにしかわからないでしょう。昔はアメリカのテレビ番組がゴールデンタイムを席捲していたものです。
私は再放送での思い出ですが（笑）じゃじゃ馬億万長者のボケネタのほうが好きでしたね。
エンドマークに至るところなど懐かしい編集でした。

懐かしいといえば全体のスプラスティックコメディは８時だよ、のドリフのコントを思い出させてくれます。
まぁ、もともとはドリフが手本にしていた笑いの基調ですからね。

でも懐かしさだけでなく、さすがファレリー兄弟。ギャグのテンポと間が間違いない。うまいです。

孤児院を救う為に悪戦苦闘するなんて「天使のラブソング」のようなストーリーですが、歌い出してミュージカル風になろうとすると必ず邪魔する男のシスターなどツボをおさえています。エンドマーク後のファレリー兄弟もお見逃しなくニヤリとしてやってください。