ふたりのパラダイス

狭いけれども、夢だったふたりの城。
ウエストビレッジの小さなアパートを買ったとたんに、
失業してしまったジョージとリンダ（ポール・ラッド＆ジェニファー・アニストン）。
ジョージの兄が住むアトランタに向かう途中で、ヒッピーコミューンに迷い込んでしまう。
コミューンの胡散臭いリーダーや住人たちにジョージは戸惑うが、
反対にリンダは彼らにすっかり感化されてしまい、ふたりの間に亀裂が・・・。

コミューンの住人役で、お気に入りのキャスリン・ハーンが出てるのがうれしいですし、
マリン・アッカーマンも綺麗です。
コミューンのリーダー、セス役のジャスティン・セローはかなり気持ち悪かったのですが、
この映画がきっかけでジェニファー・アニストンと婚約してたとは！！

原題の「wanderlust」とは「放浪の欲求」という意味だそうですが、
人生の方向性を失いかけて、一時的に「放浪」したふたりが、
自分たちのあるべき場所を見つけるというところでしょうか。

ちっとも美しくない全裸の中年男女がぞろぞろでてきたり、下品な会話が続いたりはしますが、
私はけっこう楽しめました。

ポール・ラッドも、ジェニファー・アニストンも、嫌いじゃないので、気晴らしに観てみましたラブコメ♪

っていうか・・・

全編に渡って、失笑に近いものが・・・(爆)

あんだけ“モロ”って
もう、モロ、に、モロ
ここまで来たら、お下品を遥かに通り越してるっ！
っと思ってたら、アパトー印だった（＾＾；）
きやがったな！コノヤロー！！ｗｗｗ

本編始まる前の、言語を選ぶ画面
そこで、いきなり、軽く腰が砕けてｗ
「ほぅ、そういう映画なんだな」と、腹をくくったにも関わらず
ドン引き(爆)

っていうか、コレ
マンションを選ぶ云々も、先進的（！？）なコミュニティも
エロを展開するための装置にしか過ぎず
ストーリーの、スの字も無いような展開は
もはや、潔いとしか言いようがございません！

セス役のジャスティン・セローと、Ｊ・アニストンが
この映画がきっかけで婚約したっていう事実だけが、唯一の収穫♪(なにそれｗ)

♪探し物はなんですか
見つけにくいものですか
カバンの中も
机の中も
探したけれど見つからないのに
まだまだ探す・・・・気ねーよ。
もう探さねーよ（笑）
どこにもねーよ。
「楽しさ」なんてよー
どこにもねーよ。
「面白さ」なんてよー
うふふ、じゃねーし（笑）
笑えねーし。
なんだコレは
このつまらなさは・・・・
とりあえず不愉快。
気分が悪い。
なんか色々カチンとくる。
なんかイライラする。
メラメラする。
反吐です。
ヒッピーコミューン。
葬り去ってしまいなさいこんな物は。

製作者の意向を尊重してとかどーでもいいし
尊重してもしなくても面白くならねーよ
八方塞りだよ。

ジェニファーは相変わらず
こういう役をやらせるとイラっとさせてくれます。
上手いですね。

ポール・ラッド
顔と体のバランスが悪いんじゃ
と、ポールに八つ当たりしたところで
おひらきです。

え、どうしよう。私はけっこう笑っちゃったんですけど、それってマズイのかな？（苦笑）
まぁ、いいや。人それぞれってことで許していただきたい。
私はこういうヘンテコリンなコメディが好きなのです。

職を失い買ったばかりのアパートも手放して路頭に迷った夫婦が、山奥のコミューンで
生活することになり、そこでのヒッピーまがいの奇妙な生活とおかしな住人たちとの交流を
際どいジョーク満載で描くエグいコメディ。
これはダメな人は徹底してダメじゃないかなー。

もう全篇、笑かそう笑かそうとしてて小ネタの雨あられなんですね。
ポール・ラッドなんてセリフの一つひとつがいちいち皮肉っぽくて笑えるし、
出てくるキャラもみんなくどい（笑）。個人的には渡辺えり子的バイプレイヤーの
キャスリン・ハーンが出てたのが嬉しかった。

ポールのお兄さんのウザいキャラ、その嫁のビョーキっぷり、パパそっくりの息子、
Ｂ＆Ｂの女主人のこれまた超ウザい応対とか、私はいちいちツボでずーっとクスクス
笑いっぱなしだった。延々とミニコントを続けてる感じなんだけど、これが恐ろしく
くだらない（笑）。そうですね、これは人を選ぶでしょうね。

やたら全裸だのトップレスだの出してくるあたりは私もノレなかったのだけど、
これも「お笑い」の一つの型ではありますな。日本でも脱いで笑いを取る芸人っている。
ジェニファー・アニストンもずいぶんハジけたことやって頑張ってる（笑）。
私は彼女より、彼女の横でいつの間にか脱いでたキャスリン・ハーンの方にビックリしたけど。

まぁ、ぜんぜんハートウォーミングな話じゃないし、どちらかと言えば人間に対する辛辣かつ
侮蔑的な眼差しが感じられるペシミスティックな作品とも思えるので、不快感を覚える人が
いても無理はないと思う。
なので、くだらないアメリカン・コメディが好き、という人にしかお薦めできません（苦笑）。
最後にたたみかける後日談エピソードなんて相当おかしいけど・・・。
特別出演の○○・○○○○は爆笑！

人為的な処理をほどこして若返ったとはいえ、やっぱり老けたジェニファー。もう、ラブコメは無理だろなと思っていたのに、つい、また借りてしまった。やはり、フレンズのときの彼女のイメージに引きずられてしまう。
そんでもって、最初のところは、わりと面白いが、それでも１千万ドルを超える資産を持ってる彼女が貧乏サラリーマンの旦那と一緒にワンルームマンションを買うかどうかで迷う、っていう設定にちょっと無理があった。
話が本題に入ってからはアリエネー度が急激上昇し、ラストのまとめも、んなにうまくいくわけねー、っていうもんだった。