アウェイクニング

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ホラーではなく「ミステリー」だった。。。

今更もはや「有りがち」な手法なので驚きは無い。
ってか、主人公がゴシックな学校に着いた瞬間にオチが読めてしまった。
ま、この手法だから確かめてみたくなるもので、早送りしながらも再観賞してみた。
やはり、美し過ぎる「レベッカ・ホール」が主演だから観れたって感じ。

この世に幽霊は存在せぬと確信している女は数々の超自然現象のウソを理論的に暴いて来た。
ある学校で子供の幽霊が出没し騒ぎになっているとの事でトリックを暴きに出向く。
早速イタズラだった事を暴きついでに過去の事件まで少々解決。
だが・・主人公の目にも幽霊が見え始めトリックを暴こうとするのだが驚愕の事実が・・

「ネタバレ一発退場映画」なので「核心」に触れるような事前情報は絶対に読んではならぬ。
なので、これ以上余計な事は書けないや・・＾＾

　インチキ霊媒師を暴くレベッカ・ホール。面長ですごい美人というわけではないけれど、２０世紀初めらしいクラシカルな装いも似合います。
　冒頭の展開と暗く沈んだ感じの映像から、やはりイギリス映画の『雨の午後の降霊祭』をつい思い出しましたが、映画は寄宿学校への調査へと変わって、むしろ『永遠のこどもたち』に印象がよく似ています（寄宿舎の仕掛けなんかも）。
　寄宿舎の描写、幽霊の描き方などはそれほど悪くはありません（いろいろな先行作品を研究した感じがあります）。湖や草原のロケもいい感じです。
　主人公が幽霊騒動のインチキを暴くためにいろいろと設置する機械というか仕掛けも面白いです。幽霊の正体を調査する映画ではよく出てくる類のものですが、しかし残念ながらひとつひとつがどういう意味のある機械なのか説明がなく、それ自体が有効なのかどうかもよく分かりません。
　また、なぜ彼女がこんなにインチキ暴きに熱心なのかというのは、この映画の終盤の大ネタにかかわってくるのですが、そこにあまり関心を寄せていなかった僕は、「ああまたか」と思った程度でした。
　幽霊の表現に目新しさはないし、あまり怖くはないものの、それなりに観てしまいます。とはいえ、あまり印象に残らない作品でもあります。先に名前を挙げた作品のほうがはるかに胸に残ります。
　レベッカ・ホールのファンか、お暇ならどうぞ、というくらいでしょうか。４５点。

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舞台は1921年の英国です。第一次世界大戦で多くの人々が亡くなり幽霊としてでもいいから会いたいと家族などが降霊術に参加するのが流行っていた頃のお話です。
ヒロインであるフローレンスは幽霊など存在しないと科学的に証明する仕事をしています。本の売れ行きも好調です。
フローレンスは、降霊術があり信者がやって来ることを知ると密かに警察を呼び張り込む。そしてここぞとばかり踏み込み、悪事を科学的に暴きまた悪質な仕掛けを見抜くのです。
ある日、寄宿学校から幽霊が出るので調査をして欲しいと依頼される。優しそうな寮母のモードや教師のロバートそして校長が迎えてくれた。にこやかに話しかけてきたのは生徒のトムです。
度々現われる少年の幽霊に悩まされていると言うのだが、フローレンスは色々な機器を使い少年の悪戯であると証明した。
その後、生徒はＸ’mas休暇で両親のお迎えがありそれぞれ帰省した。一件落着と思われホッとしたフローレンスだったが、ここからこの物語は本筋に入って行くのです。
寄宿舎に残ったのは、実家が遠いということもあり帰省しない少年トム、寮母のモード、教師のロバート、そしてフローレンスです。あっそうそうあと1人いましたが、犠牲者なので・・。
ここからフローレンスにとって衝撃的な事実と忘れていた過去が語られて行きます。そしてラストで待っていたのは、な・なんと！！　ふふ　まぁ　いんじゃない(^_-)-☆

最初は、科学で幽霊の存在を見破るヒロインの活躍物かと思いましたが全然違いましたね。
幽霊は本当にいたのです。だって・・・・・・・　あぁ　ネタバレになっちゃう。ここまでにして置きます。
意外と面白かったと言うのが私の感想です。

イギリスのホラー映画らしく全編を通して暗く陰鬱な画面が続きます。
’７０年代のアナログ的なホラー映画のテイストがあって、幽霊騒ぎを暴くための仕掛けをする場面では、あの『ヘルハウス』（1973）を思い出しましたね。
そうした仕掛けや歪んだ少年の顔、あれが特定の人だけに見えることなど、過去の著名なホラー映画（『リング』、『シックス・センス』、『シャイニング』等）のエッセンスがいろいろと取り込まれており、監督（脚本も）自身相当なホラー映画ファンなのではないでしょうか。
事件なのか、それとも本当に幽霊なのか...というスリル感が続くところが醍醐味なのですが、結末（ネタ）を見れば、ああ過去にも似たようなストーリーがあったなと、それなり感に落ち着きます。
結局全体として特段の目新しさはないのですが、かつての名作ホラーの雰囲気を味わいたい向きにはお勧めです。

この女性ちょっとイラっとする。
絶対幽霊なんているもんか！！みたいなケンカ腰で
降霊会のトリックを見破ったクセに参加者に文句言われたくらいで
シュンとなって…
ちょいとイケメンの先生から学校の幽霊退治を頼まれて
見事に成功するものも、
あとからヤバくなって来て、あの勢いは何処？って感じで
オロオロしちゃってるし…

実際恐くて恐くてたまらないんだって本人も言っちゃってるしね。
じゃそんなことやらなきゃいいじゃん！

最後のオチも私には無理矢理かな？
それにハッピーエンドみたいな最後が一番イヤかもね（笑）
あまのじゃくですみません。