白蛇伝説

ジェットのアクションが観たい人には、ワイヤーアクションばかりで、何とか拳とか全く
出てこないので少々物足りないかもしれないが、そこにジェットがそこにいるだけで・・・
と言うくらい存在感があります。
身のこなし、キレ、もうここまで来たかと言うくらい堂々たるものがあります。
これからは、師匠の役が似合いますね。

ジェットの坊主頭に数珠を手に持ってるお坊さんの姿が、まるで彼のチベット仏教徒
としてのプライベートそのままと言った風情で、きっと彼もこの役好きだろうなと
思いながら観ていました。

「仏法の教えを頑なに守り妖怪退治ばかりしてきたけど、自分の考えが固過ぎて固執
し過ぎても駄目だ」と、最後のほうで気が付くのだけど、そういう考えも
きっと仏教徒としてのジェットは、皆に伝えたかったのかなと思いました。
だって、その為に映画界に彼は残っているんですもの。。。

最初から最後まで、とても綺麗な映像美で魅せてくれました。
久しぶりのジェット、ありがとう！

評価６８点（１００点満点）
日本にも古来から伝わるお伽噺で人間の女性に姿を変えた「鶴」「狐」を嫁にもらい幸せに暮らすというのがあるが、本作は中国版の
お伽噺。白蛇と青蛇の姉妹、人間に姿を変えて人間界を観察しているうちに姉の白蛇が薬草採りの青年に恋をしてしまう。
素素と名乗ってこの青年許仙に近づいて、やがて二人は相思相愛の仲に。千年の修行を積んだ素素は自らの１００年の精を使って許仙の作る
薬餌に活力を与えて陰で夫を支えるけなげな女心。
純粋な愛情で結ばれた二人を黙ってみていればそれでいいようなものだが、人間に害をなす妖怪狩の高僧法海はこれを見逃さない、
素素の妹青青も加わって法海と姉妹、法力と妖怪の壮絶なバトルが展開される。
もちろん見せ場はこの大バトル、いかにもＣＧの見本みたいな技法を駆使してのシーン、法海を演じるジェット・リーが存分に存在感を示してくれる。
「頑なに法の教えを守ってきたがこれでよかったのだろうか」と法海和尚の反省の弁も。
果たして素素と許仙の恋はハッピーエンドに終わるのか、所詮かなわぬ恋で終わるのか、、、。
このお話の結末は観てのお楽しみ。

まず、画像がきれい・・・。
CGがきれい・・・。
女優さんがきれい・・・。

始めは漫画だな・・・って
バカにしてたけど。

だんだん見入ってしまった。

妖怪だっていい妖怪もいるのに・・・。
いっしょくたにして退治するのは・・・ネ
チョット可哀そう・・・。

「つるの恩返し」の逆パターンみたい。

愛は永遠なのに・・・。
引き離して可哀そう・・・。

仏様は慈悲がないのかしら？？？
人間のためになる妖怪もいるのに・・・。

ラスト・・・あのまま一緒になれたら
さすが仏様・・・って思ったのにな（涙）

先日公開間もない「ドラゴンゲート　空飛ぶ剣と幻の秘宝」を観に行ってきました。
スクリーン手前から奥に向かったり、逆に奥から手前に飛んでくる立体感が感じられるツイ・ハーク監督初の３Ｄアクション作品の出来は良かったし、面白かった！！

余談はさておき、本作品の展開をざっくり言えば「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」のまんまだけど主人公の悲恋物語だけでなく各キャラクターの魅力もおもしろ可笑しく描いていました。
大胆かつ豪快なＣＧ・ＳＦＸ効果で驚天動地が如く！のようなアクションやキャラクターと絶妙で繊細な色合いの画面とともに胸に染み入るような音楽が「チャイニーズ・・」の時よりも数倍、
白蛇・素素と青年・許仙の決して結ばれぬ恋物語の悲哀感を醸しだしています。（水中のキスシーンなどはグレードアップしている。）
アクション部分よりも男女の互いを想う奥ゆかしさを描いている部分の方が切なさがあって良かったです。

脇役陣も「海洋天堂」では親子だったが今回は師匠の弟子で配役されているのをはじめ多彩な顔ぶれでした。
中国の民間伝説話でありながら、ふと日本の民話ばなしが頭をよぎっていく。お薦めします。

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蛇姉妹がイヤラシイです。
妹の名前がチンチンって聞こえちゃいますｗ

姉の白蛇とキスをし恋に落ちる薬士、現代で言うと風俗嬢に恋した男って所でしょうか。
ジェット師匠は厳格な妖怪ハンター、現代でいうと世間体。
自分が風俗嬢でしたと告白しちゃうから世間体は冷たく問題が起こる。
黙っていればいいものを。
妹はきっちり割り切って、賢く楽しく生きています。

妖怪は女性タイプが多く、精気を吸って悪事をしますが、あんな美女達に吸われるのなら、僕は喜んで、この身をささげるでしょうｗｗｗｗ
他の妖怪達も可愛らしい動物タイプが多く、容赦ないジェット師匠達が悪役に見えちゃいます。

赤い空の水上の最後の対決シーンは力が入ってますね。
ピンチに陥ったジェット師匠の奥儀、『百式千手観音』、すげぇ。
ネテロ会長もビックリｗ

最後に哀しい歌が流れますが、あまりに極端な偏見のぶつかりあいの話で全く感動はしません。

しかし香港映画も技術も凄いものですね。これでストーリーがしっかりしてりれば、凄い作品がでてきそうです。
日本映画界も頑張ってほしいです。
特撮はキャラ押し感が高くオタクという偏見から次のステップにいかないと、おいてけぼりくらいますよ！！！！