フライペーパー！史上最低の銀行強盗

我らがパトリック・デンプシーが主役とあれば、観ないわけにはいかないぞ！！と勇んで借りてみたけど、あまりおもしろくありませんでした。
一応最後に小さなどんでん返しが用意されていますが、始めからだいたい想像つきました。
肝心のパトリックのキャラクター設定がはっきりしていないのが難点。目的はなんだったの？
画面が全体的に汚らしいのもいやでした。

笑わせようとしてるみたいだが、ひとつも可笑しくない。謎解きみたいな流れもつくろうとしていたが、おふざけシーンが多いので真剣になれない。
アシュレイ・ジャッドもすっかりオバサンになっていて、胸のあいたブラウスを着てみせてくれても魅力がない。「コレクター」のときのびっくりするような美貌はすっかり消え失せていた。
「ハングオーバー」の脚本家が書いた作品、っていうことだが、「ハングオーバー」が笑えたのは脚本のせいではなく、ブラッドリー・クーパーのおかげである。

「ハングオーバー」の脚本家が贈るコメディ
っていったら、つられて観てしまうよね。

序盤にいきなり銀行強盗の鉢合わせ
片やハイテクでヤリテ風の銀行強盗、
片や超ラフな格好の銀行強盗
こんな2組が同じ日、同じ時刻に、同じ銀行に強盗に入った！！！

これ、たぶんよーく観ると面白いのかもしれない。

でも、私、これ観終わるのに3日かかったんだよね、88分しかないのに（爆

途中で寝堕ちすること数回。

とこどどころに
ゆるい笑があるのはよかったんだけども、
コメディなのに、人はけっこう死んじゃうし、
ちょっとひいてしまった部分もありまして。

で、この結末やいかに・・・？
と思いながら観てしまっているので
当然途中から「めぼし」がつくわけです。

一応どんでん返しになるであろう部分も
なんか、空ぶった感じになってしまってたなあ・・・・。

「ハングオーバー」が面白かったのは
やっぱり「酔っ払いが記憶を無くした時間の検証」ってのが
すごく身近だったのと、
それがまるで「謎解き」のような展開になってるから面白かったのかな。

同じ脚本家でも、やっぱり同等のクオリティを保つのは難しいのか・・・
それとも、脚本以外の何かのせいなのか・・・・

キャッチコピーにのせられ、ちょっと期待しちゃったばっかりに
なんとも残念な印象しか残りませんでした。

閉店間際の銀行で、ハイテク武装した銀行強盗チームとＴシャツ短パン姿のおバカな銀行強盗コンビが鉢合わせすると言う、あり得ない場面から始まる。
しかも、Ｔシャツ短パンの二人のアダナが面白い。”ピーナツ・バター”に”ジャム”だったかな。お尋ね者になったら、一目でわかってしまう特徴ばかり。
　その件に関してハイテクの一人から指摘される。強盗する奴は目立たないようにするもんだ！強盗同士のやり取りも実に面白い。
そしてパニックを起こし考え出すと周りが全く見えなくなる客の一人は、そんな強盗達に協力するのか、仲を取り持ったりとドタバタも甚だしい。
しかも、最後になってわかるが強盗は二組だけではなかった。ＦＢＩには犯罪リストの番付があるようで、彼らはそれを気にしている。その中の一人が加わっていた。推理しながら観ると、直面白いです。３番目の強盗は誰かな…（＾ー＾）b　
　最初は、つまらない映画だと思いますが、ちゃんと見ていると徐々に面白くなるので辛抱して見続けて下さい。

『ハングオーバー！』シリーズの脚本家の新作、が売りの銀行強盗コメディ。ちっとも面白くありませんでした。
　同じ日同じ時刻に２組の銀行強盗が鉢合わせ、一方は金庫、一方はＡＴＭをと分担することにしたが……てなお話。
『ハングオーバー！』同様、おバカな人たちが大量に登場して繰り広げるドタバタ劇。あちらが曲がりなりにも笑いに結びついていたのは、記憶喪失から過去のことを思い出すという構成があったのも一因。いくら暴力やエログロなどあったり、うんざりするようなおふざけが続いても、ラリった過去のこととして語られると、観る側にも余裕が出てきます。
　しかし現在進行形でおバカなドタバタ＆どんどん人が死ぬのを見せられる本作、そのままうんざりしてしまいます。英国式シニカルな笑いが根底にあると、その達観した視線がブラックな展開も笑いに変えてくれるのですが、アメリカンな大騒ぎに死が絡むとどうも陰惨になってしまう。もちろん演出がぐずぐすのせいもあり、少しも笑えませんでした。
　ハイテク三人組の内部対立とか余計な感じですし、ＡＴＭ強盗はただただうるさいだけ。
　加えてキャストも魅力が薄い。主人公のパトリック・デンプシーがまったく主人公らしさがないのは役柄のせいでもあるでしょう。またヒロイン役は意外にもアシュレイ・ジャッドですが、この役には少しばかりトウが立ちすぎ。したがって最後のどんでん返しも楽しいものにはなりませんでした。10点。