ユニバーサル・ソルジャー

現在公開中？の
「ユニバーサルソルジャー：リ・ジェネレーション」
のキャッチで「あのユニソルが・・・」と
言ってたので、「どのユニソル？」ってことで
検索したら・・・・

私の中ではディザスター映画のイメージが強い
ローランドエメリッヒ監督だったんで
違うイメージのものもちょっと観てみようと思って借りました。

観始めたときは正直言って
「あれ？好みの映画じゃないかも」と思いましたが、
観終わってみたら、楽しめました。

ベトナム戦争で暴走する兵士を止めようとして
結果相撃ちになった兵士二人。

軍部の極秘実験により二人は25年の時を経て蘇生。
まるで不死身の特殊部隊みたいな感じで
事件や人質救出などに借り出されたりしていたが、
しばらくして一人の死の直前の記憶が蘇り、どさくさ紛れに逃走。

それを追うのが25年前に相撃ちになった兵士。

極秘実験で蘇生したことを知られたらマズいので、
本気で始末しに追ってくる。

でも、どちらもまるで人間兵器、バトルはなかなかです。
元々マーシャルアーツをやってた俳優さんらしいので
回し蹴りがやたらキレイ（笑

しかし、記憶を呼び戻すうちに、
戦争で人を殺したトラウマとか、
戦いを終えて故郷に帰りたいだとか
こんな、ごりごりムキムキな感じの中に
ところどころ人間らしさも織り込まれ良かったです。

ひょんなことから一緒に逃走するはめになった女性記者も
最初は秘密を暴いて特ダネをモノにするのが目的だったけど
普通の生活に戻れるように協力しようとしたりして
そういうところも描かれていて
ごり押しアクションじゃないところが○でした。

そういえば、「パトリオット」もエメリッヒ監督だった。
すっかり忘れていた。
それを観たときも同じ事を思ったけど改めて・・・・
ディザスター映画のイメージの監督だったけど、
こういうのもイイですね。

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冒頭、テロリストたちが観光客を人質にダムに立て篭もる事件が起きる。そこに現れたのが特殊部隊”ユニバーサル・ソルジャー”です。速やかに鮮やかにテロリストを殺し事件を解決に導きます。
ソルジャーたちは軍部の極秘実験で、ベトナム戦死者を蘇生させてつくった強化兵士です。彼らは感情や記憶を消された改造人間なのです。
ソルジャーに興味を持ったTVレポーターのヴェロニカが研究所兼基地に潜入する。しかし、ヴェロニカは捕らえられてしまう。命の危険に晒されたヴェロニカを見て、突然過去の記憶が蘇ったソルジャーのリュック。彼はヴェロニカを連れて基地を逃げ出します。その後、ソルジャーであるスコットにも過去の記憶が蘇る。彼の場合はベトナム戦場で戦っている記憶が蘇ったため、リュックとヴェロニカを殺すため追いかけます。ソルジャーは傷ついても蘇生能力がある。しかし肉体を維持する為には、低温室で身体を冷却し、血清注射が必要なのです。ヴェロニカの前で全裸になるシーンがありますが、体が熱くなるからなのです。そんな時は大量の氷で冷やすのです。微笑ましいシーンも少ないながらあるので、徐々に２人の間に愛が芽生えてきます。
この映画の見せ場は、何と言ってもリュックとスコットの対決シーンでしょうね。”ユニバーサル・ソルジャー同士、俳優さんたちもマッチョなのでなかなか迫力があります。
この映画はシリーズ物なのですね。『ユニバーサル・ソルジャー・リターン』が出ています。『・・・・リジェネーション』の予定もあるそうです。。。

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　ベトナム戦争で戦死した兵隊をユニバーサルソルジャーとして復活させるけど、なんやかんや記憶が戻って戦う話。

　銃撃戦あり格闘ありカーチェイスありのアクション映画の見所を全部適度に詰め込んであって100分間楽しかったです。
　SF設定がよくわからなくて、そもそもユニバーサルソルジャーが何の目的をもって作られたのかがわからないままユニバーサルソルジャーが動き回ります。

　そして強いんだか弱いんだかわからないユニバーサルソルジャーたち。物凄い大金をかけて作られたのに、案外簡単に燃えて作った博士たち大慌てです。
　記憶がなかったのに、生前の記憶も簡単に戻って生前の宿命に向かって主人公たちが戦い始めます。
　記憶が戻って脅迫された博士たちが何とか形勢を逆転しようとして頑張る姿もオマヌケで笑いそうになります。

　けど、なんやかんやジャン・クロード・ヴァンダムの角度のある回し蹴りが見られるだけで満足な1本でした。

　久しぶりに観ました。本作も２０年前の映画になるのですね。これを観た公開当時は、斬新なストーリーの映画やな、と思ったものですが、今観ると少し古臭い感じがします。出てくる車のデザインが凄く古かったり、携帯がなく、ダイヤル式の電話だったり。でも、アクションは結構なもので、ヴァン・ダム独特のキックを多用した格闘シーンを見せてくれます。

　こういう映画では悪役が大事、と常々書いてきましたが、その点本作ではドルフ・ラングレンが強烈な敵役で出てますからＯＫです。半分狂ったソルジャーの役を好演していたと思います。ヴァン・ダムはそんなに身長が高くないけど、ドルフ・ラングレンと格闘している場面では、巨人と戦ってるようでした。敵のラングレンが強く見えるように、わざとそんな撮り方をしたのでしょうか。

　少々古臭いところを除けば、本作はアクション映画の佳作と呼べるレベルにあると思います。

ヴァンダム主演の映画としては格闘シーンに精彩がなく、全体的にもたついたストーリー展開です。感情移入は出来ないけれど、悪役のラングレンが主人公に見えてしまう、ダーティーヒーロー映画のような印象でしょうか。可もなく不可もない映画ですが、ヴァンダム主演なら「サイボーグ」をお勧めします。