ライアーゲーム　−再生−

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毎度お馴染みの展開なので「新鮮味」は無い。

今回のゲームは「イス取り」１本に絞ってあの手この手で人を騙す。
相変わらず誰にでも読める「味方の窮地も作戦のうち」みたいなドンデンは今回も健在。

「戸田恵梨香」のアホ役に慣れてしまったせいか「多部末華子」のガチ演技が下手に思えた。
「多部末華子」の魅力「目」がインパクトが有り過ぎるので悪役が似合うのでは？
ホラー映画で幽霊として出演すれば強烈に怖すぎて気絶者続出するんじゃないかなぁ＾＾

「芦田愛菜」ちゃんに大人の台詞は合わない事も発覚。
言葉の意味を理解しないまま喋ってる？台詞を噛んでる？ように思える。
例えば「すいません」を「しゅいましぇん」って言う芸人がいるけど
そのように「芦田愛菜」ちゃんも舌が短いのか？何を喋ってるのか理解できない部分もあった。。。

すっかり板に付いた「松田」の渋い役は文句なしに恰好良いね。
まぁ「信じて助け合う」をテーマにしたエンタメ、普通に観れた。

面白かったです。

このシリーズを最初のＴＶドラマからずっと見てますが、いまだに秋山深一（松田翔太）のようにゲームの本質を見抜けないし
展開も「そーきたか！」と驚くことばかり。
「もしやこの人が…」とかいろいろ予想して見てるけど、ハズレまくりです^^;
結末はいつも同じような感じに落ち着きますが、そこに至る過程がすごく面白いです。

ヒロインが戸田恵理香から多部未華子に代わってしまい、どうだろう…と思ったけど、
これはこれで悪くないですね。
人気キャラの福永（鈴木浩介）は、今回は場外から見物してるだけ。ちょっと騒ぎすぎてうざかったかも…
私が好きな白髪のヨコヤ（鈴木一真）も参加せず。これはちょっと残念！
（映画の公開前に、福永ＶＳヨコヤのスピンオフドラマ１時間ものをＣＳで放送してて、面白かったです。
残念ながら、レンタルＤＶＤには収録されていませんでしたが…）

全体的には、やっぱり映画というよりテレビドラマ的なのですが、秋山深一はひたすらカッコいいし、新キャラも個性的だし
映像も楽しいし、音楽もクールです。
ただ、芦田愛菜ちゃん演じるライアーゲーム事務局員は必要なかったと思いますね
話題作りかなー。こんな役、小さい子には無理です。浮いてました…

家に帰ると
ドアの前に黒い箱が…
開けてみるとそこには　１億円の現金と
黒い不気味な　招待状
あなたなら
ゲームに参加しますか？

―　−　―　−　―　−　―

ゲームが終了して帰るときには
２億円を支払わなければならない
いわば　後払いの　参加費用
プレゼントされた１億円
支払わなければならない２億円
どうでも勝たなければならない
宿命の　ゲーム

唯一の抜け道は
全員が均等に賞金を手に入れること
だが
それでは
儲けは　ゼロ
ゲームに参加した意味も
ゼロ

参加した２０人は
すべて　敵！？

いや
本当の敵は
このゲームを考え出し
そして　運営する者達
それに気が付いているのは
ただ一人
秋山

よほど注意して見なければ　それとは気づかない
細く　頼りなげに見えて
その実　強靭な
蜘蛛の糸に似た
陽光に輝く
甘い毒を持つ
罠

みんな！
気が付くんだ！
あの罠の中心に座って
冷ややかな瞳で戦いを見る
あの者達こそ
俺たちの敵だ

倒すべきは
あの者たち…

評価７４点(１００点満点)
劇場版第二弾で松田翔太以外のプレーヤーの顔ぶれは一新され新たに始まるゲームの幕開け、用意されていたのは「椅子取りゲーム」、たかが椅子取りゲームなのにこれだけで一本の作品に
仕上げている点は脚本の妙と言うべきところなのであろうか。
天才詐欺師秋山は心理学を大学で教えているが、その教え子優が今回のヒロイン、事務局から招待された20人の男女、一人１億を貸し付けられこのゲームに優勝すれば20億独り占め、事務局はテラ銭を徴収するわけでもない
というこのゲームの理解不能の部分はさておき、要するにオールオアナッシングのゲームなのである。そのためには相手を欺いたりするのは当然の手法で、いろんな駆け引きを通じで人間の本質や弱さがあぶりだされる
ことになる。
秋山はこのゲームの本質を団体戦の国盗りゲームだと指摘する。なるほどグループは三つに分かれて団体戦の様相を呈してくる、主導権をとるために買収、調略が行われ、裏切ったり裏切られたりの状況が、各ステージ毎に
変化してゆくところがミソなのだろう。こちらもよく考えないとついて行けない部分もあるので、ボーッと見ているわけには行かない。
このゲームに負けた者は一億の借財を背負って生きてゆかないといけないという罰ゲーム、強烈な格差が生じるゲームだけに勝ために他人を蹴落とし、騙したりのなんでもあり、誰を信用すればよいのかは全くわからない
極限状態、つまり騙される者が悪いのである。
「このゲームに勝ことよりもこのゲームをどう終わらせるかを考えてみろ」と秋山は優に問う。そしてその答えは、、、、。
このゲームの結末は決して主催者の意図したものではあるまいというよりも理論的には可能であっても絶対に人間心理としてそうはならないという読みがあったということなのだろう。
ここに登場するヒロイン「優」といいう名の女子大生、確かに心優しい女の子だというのは見ていて分かるが、もう少し彼女の内面、人間性についての掘り下げをしないと、どこか説得力に欠けているという気がするのだが。

ドラマはほとんど観ていなかったものの
多部ちゃんが新しいキャラをどんな風に演じているのか興味があったのと
俺様松田翔太くんがけっこうお気に入りなので見てみた。

ガヤとか国とか
なんだか大げさで
キャラも個性的で現実離れしているので何となくのめり込めないままに終盤を迎えたものの
ラスト近くでようやく、ほほう、なるほど！そんな仕掛けが！・・ってことでちょっと面白みがわかった。。。かも・・？

結局のところ本当の敵は自分の中に潜む卑しい心なわけで、
それを操って大損させようとするゲームの主催者の意図はさっぱりわからないが・・
その辺りのことは、ドラマや原作漫画を見ていないとダメだったのかな？