映画けいおん！

　えー、劇場版公開ということで観に行こうかどうしようかと迷いに迷った末、五十面下げたおっさんが最終日の最終回に行ってまいりました。良かった〜。本当の娘よりは年下ながら、まるで自分の娘が突然、異国に旅立つような気持ちでドキドキしながら鑑賞してまいりました。
　とにかく、このアニメは５人の少女の可愛さを愛でることに尽きる作品ですが、今回、卒業旅行ということで（何故か）梓ちゃんも一緒にロンドンへ旅立ったのであります。しかも、普通であればツアーに同行するのが当たり前なのに、なんと添乗員も通訳もいない少女５人の珍道中と相成った次第であります。分かるでしょう。ドキドキするのも。
　なんせ、英語がなんとか見当つくのが澪ちゃんとムギちゃん、梓ちゃんくらいで、あとの二人はとにかく笑ってごまかすのが得意技ですから、ドキドキがハラハラに変わる場面も多いのでした。でも、彼女たちの醸す雰囲気でしょうか。色々と行き違いもありながらなんとか珍道中を大した事故もなく進めていきます。まぁ、これが『けいおん』の真骨頂ですから、逆に大変な事態が起こっては観客がパニックに陥ってしまいますが。
　で、最後はなんと英国でライブをやってしまうのですから話は大きい。そこに現れるのは彼女たちの大先輩であります。アンプにギターのジャックを差したものかどうかためらっている唯の手からジャックを奪いとって迷いなく差してしまいます。んで、結局、無事に日本に帰ってくるのです。劇中で演奏される曲も贅沢なら、英国を丁寧に描き出した作画にも拍手であります。今回、思い入れを最大限に発揮して書いておりますので、キョーミねぇという方はご遠慮なくスルーしちゃってください。完璧に最初から観ていた訳ではないのですが、彼女たちの学園生活を見守っていた身としては、今回の映画化は歓喜の極みであります。

　なにが怖いって、思いつきの卒業旅行で、小娘達だけでロンドンに行っちまうという。
しかもツアーじゃなく、フリープランで。ああ、こわいこわい。そんな大荷物抱えて。
ふわふわのひよこがネギしょってさ。だめです、お父さんは許しませんからね。
（せめて、ういか、のどかについてってもらいなさい。）
　で、そんなにあっさり旅費も出してもらえるもんなのか。金持ちのムギは分かると
しても。お金までさっさと出してもらって、そんなにあっさりとOKしてもらって。
　お父さんだって、ロンドンなんか行ったことないのに。（キャバレーの方さえ）　


　映画版だけど、特別クォリティを高くしているわけでもない。まあ、この作品の場合、
あんまり作画レベルを上げる意味も無い。いくらバックを描きこんだとしても、人物が
浮いちゃうだけだから。でもせっかくなら、もう少しUKっぽさを、醸し出して欲しかった。
これじゃあ　『がんばれ！ベアーズ大旋風〜日本遠征』の域にも達してないよ。
なんとか映画クォリティだったのは、帰りのタクシーのシーンと、屋上シーンくらいか。

　やはり残念なのは、ライブシーンのクォリティがイマイチだったこと。なんやかんやいって
『けいおん！』は、ガールズバンドの憧れアニメなんだから。ライブシーンだけでもきっちり
描いて欲しかった。澪のベース、ピック弾きにしても雑だし、シンクロしてない。
ちょい残念。

　まあ、あの『翼をください』から、UKライブが出来るまでになったということで、
いいとしよう。　ラストエピソードはテレビ版の２４話と重なるわけだが、短い分、
テレビ版より感動は劣る。ロンドンシーンを削ってでも、ここをちゃんと見せるべき
だったのでは。
　先輩から後輩・梓へ送る送別曲『天使にふれたよ』は、素直にイイ曲。　
このくだりはぜひテレビ版で、観ておきたい。


　　

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　大人気作品『けいおん！』の劇場版。


　これはもう、最高にゆるいです。あのまったりとしたゆるさが、そのまま劇場へ。
　まったりとしながら、そして最後には感動ですよ。


　これが不思議なんだけど、納得できるんです。


　一部のエピソードは、ＴＶ版でもあったりますが。




　卒業が近付き、卒業する自分たちが梓になにかを贈ろうと、曲を作る事に。

　そんな中、他の部活が卒業旅行を計画していて、自分たちも行こうというその場のノリ。それで卒業旅行へ行く事になっても、行き先は未定。
　それを決めるのが、トンちゃんというのがゆるい。
　そして、決める際にズルをした唯の��ヨーロッパ�≠ｪ面白い。


　結局、澪が希望したロンドンへ。


　準備の際には、憂が大活躍でしたね。後に憂の機転で助かります。

　いざ出発という時には、みんな自分の楽器を持っていくんですね。律はスティックだけで、紬はその発想がなかったという……。後で取り寄せていましたが。


　飛行機の中でも、唯は梓への曲を考えたり……。

　ロンドンへ到着してからは��あずきゃっとくね�≠ｪ流行したり……。
　小さなトラブルがありつつも、楽しい旅行です。


　回転寿司店では、ラブ・クライシスに間違えられて演奏したり、現地でのライブ依頼もあり、ライブイベントに参加して野外で演奏したり……音楽面でも充実しています。


　帰国してからは、教室で最後の演奏。
　さわちゃんが大活躍ですよ。以前に、自分たちもやらかしているだけにね。

　梓への曲が完成して、屋上で梓へ向けての演奏。


　この辺は、感動ものです。涙なしでは見れません。
　こんなゆるいのに、感動させられるんです。


　誰もが楽しめるエンターテインメント作品。
　家族で楽しめる良作です。


　是非ともご覧あれ。

　ちなみに、劇場へは３回観に行きました。何度でも楽しめる素晴らしい作品。

相変わらず、ほのぼの和めるアニメ…
でも、それだけじゃない
この映画版では、ホロリとさせられたりして…（笑）

今回は、卒業がテーマっぽい。
卒業旅行はロンドンという、ワクワク感♪
そして、卒業という、キラキラ感♪♪
ワクワクとキラキラが一杯つまってて……♪♪

中心となるのは、女子高生。
こんな女子高生、おらんやろーっちゅうぐらい、
ピュアで、可愛くて、お茶目で…
好感度抜群のガールズ♪

そんな彼女達が歌う曲が、また良くて…♪♪
お茶目な歌詞に、明るく楽しい曲…
ほんと、彼女達にピッタリな音楽♪♪

見て良し、聞いて良し
楽しめて、ウルッときて…

卒業旅行、
そして、卒業……
キラキラした、爽やかな映画版でした (*^ ^*)

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テレビアニメ1期2期とテレビ未放送分までを補完してから観ることをオススメ。

CMで観たときや旅行前〜ロンドンは相変わらず面白くて笑わせる5人だなと思っていたのに、
卒業と梓への歌がメインになってくると泣けてくる不思議。
号泣ではなく、ほろりと泣ける。
しかも、そんなシーンが何ヵ所も来るので目は潤みっぱなし。
アニメ2期では泣いたけど映画でも泣くとは思わなかった。

ところどころギャグで笑わせようとするシーンがあるが、いかんせんギャグが弱かった(笑)
面白いんだが、クスっと笑うくらい。
でも、けいおん！でガッツリ笑わせるのも作品の雰囲気には合わないか。と思い直してみる。

主題歌も、唯らしさ澪らしさ全開で『のほほん』『盛り上げ』『感動の余韻』。
エンディングは、しんみりしたところに日笠陽子の歌声が心に染み入ってきて最後のほろり。
自分は、どうやら日笠陽子の歌声が余程好きらしい(笑)
自分だけじゃなく他の人も好きなんだろうけど。
あの歌声には、自分の心を掴んで離さない何かがあるらしい。何かは知らない(笑)

けいおんのアニメは、テーマソング・OP・EDどれも上手いなあ。
歌も作品を構成する大きな要素の一つだから、ポニーキャニオンと作詞者・作曲者・編曲者の本気を見た。

けいおん！！！(テレビアニメ3期)か映画第二弾の発表早く。
やってくれないと生きていく希望が湧いてこない(笑)
TBSも本業で唯一稼げるんだから、やらないという選択肢は無い・・・はず。

うわっ！このレビュー長すぎ！？
長々と書いたけど長々と書きたくなるくらい良い。
映画 けいおん！は、そんな作品。