戦火の馬 / エミリー・ワトソン
戦火の馬
/スティーブン・スピルバーグ
平均評価点:
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全体の平均評価点: (5点満点)
(69)
解説・ストーリー
スティーブン・スピルバーグ監督が、勇気を与えた奇跡の馬と人々との出会いを描いた戦争ドラマ。第一次大戦前夜のイギリスの農村にある貧しい農家に引き取られた1頭の美しい馬・ジョーイと、この家の息子・アルバートは、次第に絆で結ばれていくが…。
スティーブン・スピルバーグ監督が、勇気を与えた奇跡の馬と人々との出会いを描いた戦争ドラマ。第一次大戦前夜のイギリスの農村にある貧しい農家に引き取られた1頭の美しい馬・ジョーイと、この家の息子・アルバートは、次第に絆で結ばれていくが…。
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「戦火の馬」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
スティーブン・スピルバーグ監督が、勇気を与えた奇跡の馬と人々との出会いを描いた戦争ドラマ。第一次大戦前夜のイギリスの農村にある貧しい農家に引き取られた1頭の美しい馬・ジョーイと、この家の息子・アルバートは、次第に絆で結ばれていくが…。
「戦火の馬」 の作品情報
「戦火の馬」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
戦火の馬の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
147分 |
1.日本語字幕 2.英語字幕 3.日本語吹替用字幕 |
1. 英語:ドルビーデジタル 5.1ch 2. 日本語:ドルビーデジタル 5.1ch |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
VWDR1368 |
2012年07月18日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
43枚
|
1人
|
1人
|
1.日本語字幕 2.英語字幕 3.日本語吹替用字幕
1. 英語:ドルビーデジタル 5.1ch
2. 日本語:ドルビーデジタル 5.1ch
【Blu-ray】戦火の馬(ブルーレイ)の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
147分 |
日本語・英語・日本語吹替え用字幕 |
1:DTS-HD Master Audio/7.1ch/英語/(ロスレス) 2:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/日本語/(ロスレス) |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
VWBR1367 |
2012年07月18日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
18枚
|
0人
|
0人
|
1:DTS-HD Master Audio/7.1ch/英語/(ロスレス)
2:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/日本語/(ロスレス)
戦火の馬の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
147分 |
1.日本語字幕 2.英語字幕 3.日本語吹替用字幕 |
1. 英語:ドルビーデジタル 5.1ch 2. 日本語:ドルビーデジタル 5.1ch |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
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VWDR1368 |
2012年07月18日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
43枚
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1人
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1人
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1.日本語字幕 2.英語字幕 3.日本語吹替用字幕
1. 英語:ドルビーデジタル 5.1ch
2. 日本語:ドルビーデジタル 5.1ch
【Blu-ray】戦火の馬(ブルーレイ)の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
147分 |
日本語・英語・日本語吹替え用字幕 |
1:DTS-HD Master Audio/7.1ch/英語/(ロスレス) 2:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/日本語/(ロスレス) |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
VWBR1367 |
2012年07月18日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
18枚
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0人
|
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|
1:DTS-HD Master Audio/7.1ch/英語/(ロスレス)
2:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/日本語/(ロスレス)
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ユーザーレビュー:69件
ご都合主義
子供向けイギリスの同名小説をスピルバーグが映画化。
軍馬として戦争に駆り出された馬ジョーイと飼い主の少年アルバートとの友情物語です。
小作人の父親が意地で買ってしまった馬は、農耕馬ではなくサラブレッド。
馬のジョーイも意地を出して荒地を主人公アルバートと共に耕す事から始まる数奇の物語。
人間と馬の友情物語だけではなくて、ここでの馬は仲間の馬を助ける為に自らが犠牲になったり、馬目線で人間を見ていたりと、擬人化されて描かれています。
フランスの戦場に連れて行かれたジョーイは馬を愛する英国陸軍大尉や、軍を脱走するドイツ兵兄弟、フランス人の少女エミリーと、ジョーイは戦場で様々な人々との出会うのですが、その全員が善良な人々なのです。
第一次世界大戦の西部戦線を味方に行ったり 敵に行ったりして疾走する姿は痛ましくもあり、 気高くも感じられました。農夫と孫に世話されるシーンは、 ひと時の安らぎを与えてくれます。
戦場を失踪するジョーイの姿はただ観ているだけで感動させられますが、 ラストはやり過ぎのきらいを感じました。
金網にからまり身動きが取れない馬を見て、敵と味方である英国兵とドイツ兵がジョーイを助ける姿は、 いささか不自然です。ここまで来るとファンタジックにさえ思えてしまいました。
面白いというよりは、教科書通りの無難な映画を作った印象が強いです。
子供向けと割り切るなら別ですが、あまりにもご都合主義に思えてしまいました。
このレビューは気に入りましたか?
22人の会員が気に入ったと投稿しています
一瞬の無駄もない
投稿日:2012/07/02
レビュアー:よふかし
『タンタン』は何となく魅かれなくて、まだ観ていないのですが、続いてきたスピルバーグ作品『戦火の馬』は見ごたえのある作品でした。劇場で観るのは腑抜けた『クリスタルスタルの王国』以来かもしれませんが、はるかに面白かったです。
緊密度・凝縮度が気合が入っているときのスピルバーグ的というか、ちょっと常軌を逸していると思えるくらい、現代映画の中で突出していると思います。
これは、一匹のサラブレッドがひょんな意地の張り合いから農耕馬として買われ、軍用馬に徴用され、様々な人の手を渡りながら残酷な戦場を駆け抜け、もとの農場に還るまでを描いた児童文学が基になっています。
ディズニー映画らしい素材で、『ウィンチェスター銃'73』みたいに、あるモノが人の手から手にわたっていく様を描いて人間社会を俯瞰するという形式でもありますが、ジョーイと名付けられた馬はモノではなく、途中黒馬トップソーンとの友情物語もあったりして、「馬視点」の波乱万丈な冒険物語としてもみることができます。140分超と長い作品ですが、それでもエピソードが次から次へとぎゅうぎゅうに押し込まれており、物語的に無駄な部分はほとんど感じられません。
序盤の必死で岩だらけの畑を耕すシーンや、地主の息子との恋のさや当てなどもどこか駆け足で、哀しいドイツ兵の兄弟の悲話や、病弱な少女エミリーのエピソード(『預言者』に続いて祖父のニエル・アレストリュプがまたいい)などはもっと観たいなあと思わせました。
物語ばかりではなく映像面でもこのぎゅうぎゅう感は半端ありません。相変わらずヤヌス・カミンスキーのカメラはやや色調が抑制されているとはいえ、題材が題材だけにかなり色彩を意識した画面構成になっていますし、美術や衣装のあれこれも現在の映画としては最高レベルではないでしょうか。圧巻はやはり、第一大戦といえばの最前線の塹壕を疾走するジョーイという、怒涛の大アクションシーンでしょう。もはやどう撮影したのかなどと考える暇もなく、ただ唖然とするばかりです。毒ガス攻撃なども交えた戦場の残酷さはもちろん、ジョーイの疾走が鉄条網に突っ込んでの大転倒となるとあまりに痛々しく、ディスニーらしからぬ流血、スピルバーグのホラーな顔がわずかに顔をのぞかせます。しかしそう思う間もなく、馬を助けるための戦闘停止という、瞬間の善意が残酷を薄め、ディズニーの世界に回帰したように思えました。
反戦という主題は、映画の冒頭からボーア戦争の殊勲メダルという形で明示されています。その背に英雄を乗せて凱旋することなく、ジョーイは常に戦わぬか、戦ってもすぐ傷ついたり、死んでしまう人と一緒にいるのです。そうした点が、ただの娯楽作品を求めるといささか鼻につくかもしれません。
しかしそれ以上に、物語の語り、映像の緊密度がこれほど詰まった作品はそうないので、あまりにも観客に余裕を与えないことがこの作品の美点でもあり欠点でもあるかもしれないと思います。物語ではなく、演出におけるこのスピルバーグの切迫感はなんなのだろう? 一瞬の無駄もないようになんて、いったい何を恐れているのだろうか? と疑問すら浮かびました。75点。
このレビューは気に入りましたか?
15人の会員が気に入ったと投稿しています
光、本当は敵なんていない、演技する馬
この映画のいいところは、光です。
特に、室内においてはフェルメールを彷彿とさせる光の筋の美しさ、室外においては、風景の雄大さはさることながら
逆光でも人物がくっきり見えるような、現実ではありえないような、非現実的な美しい描写があります。
それらは単に美しいだけでなく、後半の暗い戦争のシーンとの好対照を織りなすものでもあり、
ストーリと演出を練り上げた末つくりあげられた映画ならではの美しさです。
さらに、最後の夕日を背にした一連のシーケンスは、セリフがほとんど無いにもかかわらず
情感が溢れだす、素晴らしいシーンです。内容はネタバレになるので多くは言えませんがぜひブルーレイで見てください。
2つ目のいいところは、メッセージ「本当は敵なんていない」をうまく表現しているところです。
この映画の見せ場の一つでは、イギリス軍とドイツ軍が敵対し塹壕に立てこもり、頭も出せないような消耗戦に突入してる最中に
主人公(馬)が、うごけなるくなることで、両軍の兵士が主人公を助けるために協力する様がえがかれています。
それぞれ敵対しているときは、名前のない敵同士ですが、お互い英語を喋り、頭もよく、一人の人間としてみれば、
敵味方なんて無いのだ、そんなメッセージを発していて、感動的です。
3つ目は演技する馬です。
僕は映画で馬が演技するのは初めてみました。メイキング映像によると、馬の演技には、
餌による動機づけもムチなどによる強制もなく、演技指導していたそうです。
スピルバーグは、常に映画で技術的な挑戦を行なっているのですが、今回はまさに馬に演技させることこそ挑戦だったのだと思います。
60過ぎても挑戦し続ける姿勢に感動します。
このレビューは気に入りましたか?
13人の会員が気に入ったと投稿しています
いやあ、泣いちゃいました。
最初は「大草原の小さな家」か??という感じでしたが、もう、馬がかわいい。
馬のジョーイが人間以上に感情豊か。
動物感動ものに戦争が加わり、また役者が見事な演技を見せるわけ。
主演のJeremy Irvine のみずみずしい演技が光るのはもちろんなんだけど、主演は彼だけではなく、ジョーイが出会うすべての人々がメインになって物語が紡がれていくのです。
いろんな国に話がどんどんつながっていく映画はいろいろありますが、これは見せ方が自然です。
しかし、どの国にいってもみんな英語を話しているので、ちょっと、わかりにくいところはあり。
誰が一体、どこの国の人なのか?っていうのが、いまいちはっきりしない。
最初にジョーイが出会うのは、ニコラス大尉。Tom Hiddleston、今までみたなかで一番素敵。
彼のお話から次に移る感じも実に自然。
兄弟愛の話でお兄ちゃんを演じた David Kross 。見たことあると思ったら「愛を読むひと」の彼ですね。
成長したなあ。
ここの話もなかなか切ない。
馬同士の友情もあります。素敵だなあ。
それぞれが素晴らしい演技をさらりと見せてくれていますが、やはり圧巻なのは Emily Watson。
なんでこんなにうまいんですか、この人は。
さすがに老けたけど、すごいね、まったく。力強く優しい母親を抑えていますが、圧倒的な存在感でみせてくれます。
フランスでの農場の Niels Arestrupも、さすがです。
キャスティングも脚本もいいんだろうね。
実際にこんなことはありえない!!と思っちゃいながらも、最後には、もう涙、涙です。
奇跡の馬、と言われるほど、ジョーイは守られていく。それはジョーイ自身の力であるんだけどね。
あ〜、馬に乗りたくなった。
このレビューは気に入りましたか?
12人の会員が気に入ったと投稿しています
ど直球のストーリー。馬のジョーイの演技に感心する。
これ、元が児童文学だったんですねえ。
どおりで、無難、というか、王道的なストーリーなわけです。
農家に引き取られた馬が
そこの息子に育てられ、やがては戦地に赴くと。
予想するなら
戦地で離れ離れで・・・最後に感動的なシーンが待っている
なんてもんだろうと思うんですが、
なんと!そのとおり!!!!(笑
ここまで予想通りだろは、ある意味ビックリ。
ですが、さすがスピルバーグ。
盛り方がうまいというか、
見せ方熟知してるというか。
抑揚のつけ方から
試練を与えてからの
感動場面への上り具合とか
いちいち、うまいんですよねえ。
それとやはり特筆すべきは
馬のジョーイの演技ですよね。
CGだろと思ってたのに
この馬、ちゃんと演技指導されて、
演技してるって!!!!????
すごいタレント馬だな・・・・
戦地を疾走するジョーイ
鉄格子に絡まるジョーイ
覚えていた主人の「音」に反応するジョーイ
あれ、演技だもんなあ・・・・
ベッタベタなストーリーながら
見せ方を熟知した巨匠と
熱演する馬の
渾身の1本って感じでしょうか・・・。
不覚にもウルウルきてしまいましたよ。
このレビューは気に入りましたか?
10人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
ご都合主義
投稿日
2012/07/25
レビュアー
ミルクチョコ
子供向けイギリスの同名小説をスピルバーグが映画化。
軍馬として戦争に駆り出された馬ジョーイと飼い主の少年アルバートとの友情物語です。
小作人の父親が意地で買ってしまった馬は、農耕馬ではなくサラブレッド。
馬のジョーイも意地を出して荒地を主人公アルバートと共に耕す事から始まる数奇の物語。
人間と馬の友情物語だけではなくて、ここでの馬は仲間の馬を助ける為に自らが犠牲になったり、馬目線で人間を見ていたりと、擬人化されて描かれています。
フランスの戦場に連れて行かれたジョーイは馬を愛する英国陸軍大尉や、軍を脱走するドイツ兵兄弟、フランス人の少女エミリーと、ジョーイは戦場で様々な人々との出会うのですが、その全員が善良な人々なのです。
第一次世界大戦の西部戦線を味方に行ったり 敵に行ったりして疾走する姿は痛ましくもあり、 気高くも感じられました。農夫と孫に世話されるシーンは、 ひと時の安らぎを与えてくれます。
戦場を失踪するジョーイの姿はただ観ているだけで感動させられますが、 ラストはやり過ぎのきらいを感じました。
金網にからまり身動きが取れない馬を見て、敵と味方である英国兵とドイツ兵がジョーイを助ける姿は、 いささか不自然です。ここまで来るとファンタジックにさえ思えてしまいました。
面白いというよりは、教科書通りの無難な映画を作った印象が強いです。
子供向けと割り切るなら別ですが、あまりにもご都合主義に思えてしまいました。
一瞬の無駄もない
投稿日
2012/07/02
レビュアー
よふかし
『タンタン』は何となく魅かれなくて、まだ観ていないのですが、続いてきたスピルバーグ作品『戦火の馬』は見ごたえのある作品でした。劇場で観るのは腑抜けた『クリスタルスタルの王国』以来かもしれませんが、はるかに面白かったです。
緊密度・凝縮度が気合が入っているときのスピルバーグ的というか、ちょっと常軌を逸していると思えるくらい、現代映画の中で突出していると思います。
これは、一匹のサラブレッドがひょんな意地の張り合いから農耕馬として買われ、軍用馬に徴用され、様々な人の手を渡りながら残酷な戦場を駆け抜け、もとの農場に還るまでを描いた児童文学が基になっています。
ディズニー映画らしい素材で、『ウィンチェスター銃'73』みたいに、あるモノが人の手から手にわたっていく様を描いて人間社会を俯瞰するという形式でもありますが、ジョーイと名付けられた馬はモノではなく、途中黒馬トップソーンとの友情物語もあったりして、「馬視点」の波乱万丈な冒険物語としてもみることができます。140分超と長い作品ですが、それでもエピソードが次から次へとぎゅうぎゅうに押し込まれており、物語的に無駄な部分はほとんど感じられません。
序盤の必死で岩だらけの畑を耕すシーンや、地主の息子との恋のさや当てなどもどこか駆け足で、哀しいドイツ兵の兄弟の悲話や、病弱な少女エミリーのエピソード(『預言者』に続いて祖父のニエル・アレストリュプがまたいい)などはもっと観たいなあと思わせました。
物語ばかりではなく映像面でもこのぎゅうぎゅう感は半端ありません。相変わらずヤヌス・カミンスキーのカメラはやや色調が抑制されているとはいえ、題材が題材だけにかなり色彩を意識した画面構成になっていますし、美術や衣装のあれこれも現在の映画としては最高レベルではないでしょうか。圧巻はやはり、第一大戦といえばの最前線の塹壕を疾走するジョーイという、怒涛の大アクションシーンでしょう。もはやどう撮影したのかなどと考える暇もなく、ただ唖然とするばかりです。毒ガス攻撃なども交えた戦場の残酷さはもちろん、ジョーイの疾走が鉄条網に突っ込んでの大転倒となるとあまりに痛々しく、ディスニーらしからぬ流血、スピルバーグのホラーな顔がわずかに顔をのぞかせます。しかしそう思う間もなく、馬を助けるための戦闘停止という、瞬間の善意が残酷を薄め、ディズニーの世界に回帰したように思えました。
反戦という主題は、映画の冒頭からボーア戦争の殊勲メダルという形で明示されています。その背に英雄を乗せて凱旋することなく、ジョーイは常に戦わぬか、戦ってもすぐ傷ついたり、死んでしまう人と一緒にいるのです。そうした点が、ただの娯楽作品を求めるといささか鼻につくかもしれません。
しかしそれ以上に、物語の語り、映像の緊密度がこれほど詰まった作品はそうないので、あまりにも観客に余裕を与えないことがこの作品の美点でもあり欠点でもあるかもしれないと思います。物語ではなく、演出におけるこのスピルバーグの切迫感はなんなのだろう? 一瞬の無駄もないようになんて、いったい何を恐れているのだろうか? と疑問すら浮かびました。75点。
光、本当は敵なんていない、演技する馬
投稿日
2012/07/28
レビュアー
masato
この映画のいいところは、光です。
特に、室内においてはフェルメールを彷彿とさせる光の筋の美しさ、室外においては、風景の雄大さはさることながら
逆光でも人物がくっきり見えるような、現実ではありえないような、非現実的な美しい描写があります。
それらは単に美しいだけでなく、後半の暗い戦争のシーンとの好対照を織りなすものでもあり、
ストーリと演出を練り上げた末つくりあげられた映画ならではの美しさです。
さらに、最後の夕日を背にした一連のシーケンスは、セリフがほとんど無いにもかかわらず
情感が溢れだす、素晴らしいシーンです。内容はネタバレになるので多くは言えませんがぜひブルーレイで見てください。
2つ目のいいところは、メッセージ「本当は敵なんていない」をうまく表現しているところです。
この映画の見せ場の一つでは、イギリス軍とドイツ軍が敵対し塹壕に立てこもり、頭も出せないような消耗戦に突入してる最中に
主人公(馬)が、うごけなるくなることで、両軍の兵士が主人公を助けるために協力する様がえがかれています。
それぞれ敵対しているときは、名前のない敵同士ですが、お互い英語を喋り、頭もよく、一人の人間としてみれば、
敵味方なんて無いのだ、そんなメッセージを発していて、感動的です。
3つ目は演技する馬です。
僕は映画で馬が演技するのは初めてみました。メイキング映像によると、馬の演技には、
餌による動機づけもムチなどによる強制もなく、演技指導していたそうです。
スピルバーグは、常に映画で技術的な挑戦を行なっているのですが、今回はまさに馬に演技させることこそ挑戦だったのだと思います。
60過ぎても挑戦し続ける姿勢に感動します。
いやあ、泣いちゃいました。
投稿日
2012/06/06
レビュアー
KEE
最初は「大草原の小さな家」か??という感じでしたが、もう、馬がかわいい。
馬のジョーイが人間以上に感情豊か。
動物感動ものに戦争が加わり、また役者が見事な演技を見せるわけ。
主演のJeremy Irvine のみずみずしい演技が光るのはもちろんなんだけど、主演は彼だけではなく、ジョーイが出会うすべての人々がメインになって物語が紡がれていくのです。
いろんな国に話がどんどんつながっていく映画はいろいろありますが、これは見せ方が自然です。
しかし、どの国にいってもみんな英語を話しているので、ちょっと、わかりにくいところはあり。
誰が一体、どこの国の人なのか?っていうのが、いまいちはっきりしない。
最初にジョーイが出会うのは、ニコラス大尉。Tom Hiddleston、今までみたなかで一番素敵。
彼のお話から次に移る感じも実に自然。
兄弟愛の話でお兄ちゃんを演じた David Kross 。見たことあると思ったら「愛を読むひと」の彼ですね。
成長したなあ。
ここの話もなかなか切ない。
馬同士の友情もあります。素敵だなあ。
それぞれが素晴らしい演技をさらりと見せてくれていますが、やはり圧巻なのは Emily Watson。
なんでこんなにうまいんですか、この人は。
さすがに老けたけど、すごいね、まったく。力強く優しい母親を抑えていますが、圧倒的な存在感でみせてくれます。
フランスでの農場の Niels Arestrupも、さすがです。
キャスティングも脚本もいいんだろうね。
実際にこんなことはありえない!!と思っちゃいながらも、最後には、もう涙、涙です。
奇跡の馬、と言われるほど、ジョーイは守られていく。それはジョーイ自身の力であるんだけどね。
あ〜、馬に乗りたくなった。
ど直球のストーリー。馬のジョーイの演技に感心する。
投稿日
2012/08/15
レビュアー
MM3
これ、元が児童文学だったんですねえ。
どおりで、無難、というか、王道的なストーリーなわけです。
農家に引き取られた馬が
そこの息子に育てられ、やがては戦地に赴くと。
予想するなら
戦地で離れ離れで・・・最後に感動的なシーンが待っている
なんてもんだろうと思うんですが、
なんと!そのとおり!!!!(笑
ここまで予想通りだろは、ある意味ビックリ。
ですが、さすがスピルバーグ。
盛り方がうまいというか、
見せ方熟知してるというか。
抑揚のつけ方から
試練を与えてからの
感動場面への上り具合とか
いちいち、うまいんですよねえ。
それとやはり特筆すべきは
馬のジョーイの演技ですよね。
CGだろと思ってたのに
この馬、ちゃんと演技指導されて、
演技してるって!!!!????
すごいタレント馬だな・・・・
戦地を疾走するジョーイ
鉄格子に絡まるジョーイ
覚えていた主人の「音」に反応するジョーイ
あれ、演技だもんなあ・・・・
ベッタベタなストーリーながら
見せ方を熟知した巨匠と
熱演する馬の
渾身の1本って感じでしょうか・・・。
不覚にもウルウルきてしまいましたよ。
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